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産業カウンセラー①

問題数428


No.1

カウンセリングの主な目的はクライエントの人間的成長、援助すること、豊かな社会生活の実現に向けて援助すること、及び生涯において遭遇する諸問題を発見し、解決するための援助を行うことである

No.2

カウンセリングの効果について実証的研究をレビューしたクーパーは、カウンセラーの個人的、実際的あるいは専門的特性よりもカウンセリング関係の方が効果に与える影響が大きいと述べている。

No.3

クライエントは傾聴されることで混乱した状態が収まり、落ち着きを取り戻した時、すっきりしたとか胸の使いが取れたと言う表現をすることがあるが、これをラポールと言う

No.4

傾聴のための基本的態度にロジャーズが公式化した①自己一致、あるいは純粋性②無条件の肯定的配慮、③共感的理解があり、これらはカウンセラーの態度の中核3条件と呼ばれている。

No.5

伝え返し(内容の繰り返し)はクライエントの語っている内容を理解し、重要なキーワードや独特の言い回しを含めて伝え返すことである

No.6

1896年から1897年頃、催眠浄化法に限界があると考えたフロイトは、催眠を用いることを断念し、通常の意識状態で過去の記憶を想起させる再帰製法を用いることとした。

No.7

ロジャーズは、当初非指示的アプローチを提案したが、カウンセラーの指導助言や働きかけがクライエントの問題解決を阻害すると考えて、来談者中心療法に名称を修正させた

No.8

精神分析学は、フロイトによって、阻止された理論と、治療技法を指し、局所論、構造論、曝露法的発達論などがある

No.9

フロイト以後の分派を含めた発展的な理論体系全般のことを、精神力動的セラピーと呼ぶ

No.10

精神分析及び精神力動的セラピーは、解釈的な方法を中心として、クライエントの不適応な思考や感情行動につながってしまった誤った学習過程の修正を目指す治療法である。

No.11

精神分析及び精神力動的セラピーでは、心理的問題や苦悩の原因として、無意識的な力や動機よりも、個人の意識の動きを重視する

No.12

フロイトは、人間の心は、前意識、意識、無意識の3つの領域から構成されると言う構造論を提唱した

No.13

精神分析の構造論によれば、夢は無意識に閉じ込めてある禁断の欲求や願望が、当人には気づかれず、願望を充足するために現れるものだとされる。

No.14

超自我とは、内的な欲求と禁止の力関係を調整して、現実世界への適応を図る部分である

No.15

防衛機能とは、自分の現実感覚を正確に保つ働きや、自分の内面を安定させるために働く機能であり、超自我の働きである

No.16

自我にとって危険な耐えられない衝動、それに結びついた記憶イメージを意識から追放すること、あるいは無意識に押し留めることによって忘れてしまったり、思い出すまいとしたり気づくまいとする防衛機制を隔離と言う

No.17

本当は自分が相手のことを嫌っているのに、そう言うと、自分が悪者になってしまうため、相手が自分を嫌っているとする防衛機能を合理化と言う

No.18

自分が欲求不満を感じているなど、自分にとってマイナスの事態に対して何かと理屈をつけてその不満を感じなくしようとする防衛機制は、知性化と言う

No.19

フロイトは、精神発達の過程は、口唇期、肛門期、男根期、発情期、性器期の段階における部分的な満足から、最終的には成人としての異性に統合されるとした

No.20

カウンセラーがクライエントに対して、恋愛感情を持つことを転移と言う

No.21

フロイトによる自我の防衛機制や、その発達についての考えを発展させて、自我心理学の基礎を築いたのはエリクソンである

No.22

クラインは、フロイトのタナトス(死の本能)の概念を、受け継ぎ、誕生間もない乳児にも、エロス(生の本能)とともに、タナトスが内在すると考えた

No.23

クラインの考え方を土台にしてフェアバーンやガントリップらは、過度に本能論的なクラインの考えに修正を加え、対象希求的な人間の傾向性を重視し、より、対人関係論的な理論を発展させた

No.24

アイゼンクは、言語連想実験等を通じて、深層心理の探求を行い、フロイトの精神分析に共鳴し、共同研究者となった

No.25

ユングは、フロイトの言う無意識の層と、前意識との中間に、人類の極めて長い経験の蓄積によって、構成された原型(アーキタイプ)が存在する集合的無意識の層があると考えた

No.26

ユングは、無意識を、個人的無意識と、文化的無意識に分けて考えた

No.27

行動療法は、実験的に明らかにされた行動の原理に基づき、不適応的な行動を減らしたり、適応的な行動を増やしたりする技法の総称である。行動療法が基づく行動の原理の1つにパブロフによるオペラント条件付けがある。

No.28

犬におすわりと言って、犬がおすわりをしたときに餌をあげるなどの強化をすると、おすわりの指示でお座りをする確率が高くなっていく。このような条件付けをレスポンデント条件付けと言う。

No.29

1960年代後半からスキナーが認知に着目した社会的学習理論を提唱した

No.30

1970年代からエリスの認知療法やベックの論理療法が注目されるようになった

No.31

論理共同行動療法を提唱したエリスが、心の問題は出来事ではなく、その出来事に関する信念、つまり認知によって生じると主張した

No.32

エリスのABC理論におけるBの信念には、理性的な信念と、非合理性的な信念の2つのタイプがあり、心の問題となる結果Cを引き起こす起こすのは、不合理な信念であるとされる

No.33

ベックの認知理論では、より表層に現れる「自動思考」、より深層にある「スキーマ」、スキーマから自動思考を生じさせる。「推論の誤り」の3つの認知レベルを想定している。

No.34

認知行動療法の代表的な技法として、セルフモニタリング、行動活性化療法、エクスポージャー法等がある

No.35

エクスポージャー法とは、不安反応を誘発する刺激に一定時間曝露する技法である。エクスポージャー法を実施する際に、自律訓練法などのリラクゼーション技法を併用する場合もある。

No.36

行動活性化療法は抑うつ状態に見られる活動抑制や嫌悪体験からの回避行動を減少させ、ポジティブな体験が得られるような、自分にとっての価値に沿った行動を増やすことを目指した技法である。

No.37

ソーシャルスキルトレーニングでは、具体的で実現可能な訓練目標を立ててロールプレイによって練習し、望ましい行動は即座に強化する。そして練習したスキルを日常生活においても実際に用いてもらい、社会的スキルの不足による不適応を減らしていく。

No.38

問題解決療法はストレス体験となっている日常生活における問題の解決に至るプロセスを5段階に分け、順に取り込むことを繰り返し問題解決に向けた1連のスキルを高めることを目的としている。

No.39

アサーショントレーニングでは、相手がどう受け止めるかに関係なく、自分の意見や感情をなるべく率直に表現する方法を訓練する

No.40

認知再構成法とは、非機能的な認知に焦点を当て、より機能的な認知と置き換えていくことを目指す技法である

No.41

1990年代前後から弁証法的行動療法、マインドフルネス認知療法、アクセプタンス&コミットメントセラピー等の新たな心理療法が提唱され、これらが第3世代の認知行動療法と称されるようになった

No.42

第3世代の認知行動療法に位置づけされるマインドフルネスとは、「今、ここの自らの体験に判断をしないで、意図的に気づきを向けること」である

No.43

ネフによると、セルフコンパッションの主要な要素は、自分に優しくすること、無意識の欲求を意識化すること、ありのままの世界に対してマインドフルでいることである

No.44

人間心理学とは、人間の統合性や創造性、自己実現といった高次の機能を重視しつつ、否定的な性格を修正することを目指す心理学の潮流を指す

No.45

来談者中心療法は、マズローによって創始されたカウンセリングの理論と方法である

No.46

ロジャーズは、生命体は自らをより良く、実現していこうとする潜在的な力を持ち、適切な環境下では生命体はこの傾向に従って成長していくと言う人間観を示した

No.47

ロジャーズが1951年に発表した自己理論と呼ばれる人格理論は、自己構造(自己概念)と体験の一致、不一致から自己のあり方を説明する理論である

No.48

ロジャーズの自己理論によれば、生命体が感覚的知覚的かつ、内臓的直感的な体験に気づくことを否認すると、体験が象徴化されず、心理的不適応が生じるとされる。

No.49

体験過程の概念を作り出したのはウィニコットである

No.50

ロジャーズは、相手と共にいることへの誠実な態度のことをストレートと呼んだ

No.51

ロジャーズに影響を受けた人々に、ヘルピング技法の提案者、カーカスやフォーカシングを創案したジェンドリンらがいる

No.52

ロジャーズは、晩年、個人カウンセリングだけでなく、社会的活動にも携わるようになり、こうした活動を体験的セラピーと呼ぶようになった

No.53

交流分析の理論の哲学的前提は、人は誰でも自分で考える能力を持ち、人は誰でも自分の運命を決めることができるが、その決定に縛られてしまうと言うものである

No.54

交流分析では、自我状態の概念を用いて人のパーソナリティーを分析する。この自我状態は、親、他者、子供の3つに分類される。

No.55

デュセイは、描写された自我状態を図として、表示する直感的な方法を考案し、それをエゴグラムと呼んだ

No.56

交流分析における「交差するやりとり」とは交流の相手が期待した自我状態で反応し、自分の当初の自我状態に返ってくるやりとりである。

No.57

交流分析におけるストロークは受け取った人が心地よい体験をするポジティブなものと心の痛みを体験するネガティブなものがある。

No.58

交流分析における基本的な人生のポジションは①私はオーケー。あなたもオーケー。②私はオーケーであるが、あなたはオーケーではない。③私はオーケーではないが、あなたはオーケー。④私はオーケーではなく、あなたもオーケーではないの4つに分類される。

No.59

交流分析の治療では、具体的で達成可能な目標を設定する。そのゴールは自律性と脚本からの解放である。

No.60

ゲシュタルト療法では、断片的で不完全な生き方をより統合的で全体的な生き方へと併用させるために、「今ここ」での体験の覚醒を通して自分自身を取り戻すことを目指す

No.61

ゲシュタルト療法では、クライエントの今の関心や欲求が向かっている対象を図と呼ぶ。その関心や欲求が満たされると、頭は背景(地)となるが、不適応状態の時は失敗の経験などがずっとしてこちし、別の見方ができなくなってしまうと捉える。

No.62

ゲシュタルト療法では、不適応は「今ここ」にあると捉えるので、不適応を乗り越えるためにクライエントの注意を現在ではなく、過去や未来へと向けていく

No.63

ゲシュタルト療法は、知性化よりも体験を重視し、クライエントの自己への気づきを促進するために、ほっとシート、エンプティーチェア、夢のワークなどの方法が用いられる

No.64

家族療法では、家族システムの維持のために必要とされる人のことをIPと言う

No.65

家族療法では、家族の問題を直線的因果論ではなく、ある現象は何らかの原因であると同時に、結果となり問題を維持させていると言う円環的因果論によって考える。

No.66

家族療法における重要な理論に、ベイトソンのダブルバインド(二重拘束)理論がある。ダブルバインドとはある二者関係において、一方からもう一方に言語的なメッセージと、それに相反するような非言語的なメッセージを同時に送ることなどである。

No.67

家族療法の主な立場には、MRIを拠点としたコミュニケーション派、戦略派のほかに、ミニューチンらの構造派、ボーエンらの多世代派などがある

No.68

家族療法の方法には、家族メンバー全員による面接を行う合同家族面接や、セラピストが、家族の文化の中に、溶け込み、家族パターンやコミュニケーションなどを観察し、模倣するリフレーミングなどがある。

No.69

ブリーフセラピー(短期療法) 解決焦点型アプローチ(SFA)におけるコンプリメントとは、主に相手の話に同意や同情することである

No.70

解決焦点型アプローチ(SFA)においては、クライエントの生活の中にある例外(問題が生じていない時)やリソース(クライエントの努力や資質能力)を探して解決の構築を支援していく

No.71

ブリーフセラピーの問題、焦点型アプローチは、クライエントが用いている解決行動それ自体が問題を維持し、再生産する偽解決になっていると捉え、そのようなコミュニケーションのパターンを変化させることで問題解決を図るものである。

No.72

ブリーフセラピーで用いられるスケーリングクエスチョンとは、クライエントにとって最悪な状態を0望ましい状態を重としてどうすれば10の状態になれるかを考えさせる方法である

No.73

ブリーフセラピーでは、もしも奇跡が起きたらどうなるかを問うことで、解決後の状況イメージさせるコーピングを用いることがある

No.74

表現芸術療法(クリエイティブセラピー)は、表現的あるいは芸術的な媒体を活用するカウンセリング方法の総称で、通常のカウンセリングでは表せされにくい非言語的で感性的、身体的な様々な側面の表現が可能となり、より多面的な心理支援が可能となる。

No.75

アートセラピーは、視覚的な芸術作品の制作や、鑑賞などを活用するカウンセリングの技法であり、表現や鑑賞の素材として、絵画、スケッチ、工作、彫刻などが用いられる

No.76

風景構成法は、砂箱と多数のミニチュアで世界を表現させる技法であり、クライエントに特別な技術がなくてもできる簡便性、砂を触ることで、適度な退行を促す触覚性、クライエントの世界を直接的に体験できる視覚性などが特徴である。

No.77

サイコドラマは、モレノによって開発された個人の葛藤場面をテーマにした劇を演じる集団療法である。1人が主人公となり、セラピストは監督グループの他のメンバーは脇役等となり、作成されたシナリオに沿った劇が演じられる。

No.78

レヴィンらが開発したTグループはメンバー10人前後とトレーナーが数日間を共に過ごす中で生じる人間関係を題材にしながら、他者への関わり方に気づき、新たな関わり方をその場で試すことによって進められていく。

No.79

感受性訓練は、各種のエクササイズを活用しながら、コミュニケーションの改善や自己理解を促進しようとする構成的な方法によるグループアプローチである

No.80

ベーシックエンカウンターグループは、来談者中心療法の理論と方法を集団におけるメンバーの心理的成長やコミュニケーションに適応するもので、メンバー間の自発的な自己表現やコミュニケーションによってセッションが進められる

No.81

ソーシャルスキルトレーニングやアサーショントレーニングは個人カウンセリングだけでなく、集団で実施されることも多く、保健医療教育、福祉産業等の分野で広く活用されている

No.82

セルフヘルプグループは、問題を抱える当事者や家族が医師を始めとした専門家の指導や支援のもとに問題解決を図るために行われている活動である。

No.83

動機付け面接は、当初、アルコール依存の問題を抱えた人への面接手法として開発されたが、現在は健康行動、不安や抑うつといった心理的問題に対しても幅広く適用されている

No.84

動機付け面接の原理は、正確な理解を示すこと、矛盾を広げること、抵抗を手玉に取ること、クライエントの自己効力感をサポートすることである

No.85

対人関係療法は重要な他者との関係性に焦点を当てたカウンセリングアプローチである。元はうつ病状態、うつ状態の成人の治療法として開発されたが、その後、若年成人や高齢者を含むクライエントの鬱状態、双極性障害、過食症、夫婦カウンセリングなどにも適用範囲を広げている。

No.86

森田療法は、森田正馬によって創始された森田神経質と呼ばれる神経症の治療目的とした日本的な方法である。森田は、森田神経質を病(神経質) =素質(ヒポコンデリー性基調) ×機会×病因(精神交互作用)と表現した。

No.87

神経質(森田神経質)の症状を強める。心理的メカニズムである精神交互作用とはある感覚に注意を集中すれば、その感覚に対して敏感になり、ますますその方向に感情移動させてしまう現象のことである。

No.88

内観療法は、浄土真宗の一般の見調べと言う修養法もとに、吉本維新が開発した内観法から発展した心理療法であり、両親兄弟姉妹、身近な人に対してしてもらったことをして返したこと、迷惑をかけられたことについて、入念に思い出し、自己見つめ直すことによって進められる

No.89

アサーショントレーニングは、自分の意見や感情を社会的に認められる形で表出するために、必要な主張行動を訓練する方法で、非主張的な自己表現や攻撃的な自己表現ではない。アサーティブな自己表現を重視する。

No.90

統合的アプローチにおける統合の様式には、理論的統合、同化的統合、共通要因アプローチ、技法的折衷がある

No.91

折衷的アプローチの代表的な方法である。アイビーが提唱したマイクロカウンセリングは、様々なカウンセリングの方法を行動レベルで定義し、マイクロ技法の回想票と言う形で構造化している。

No.92

マイクロカウンセリングでは、様々なカウンセリングの方法が、関わり行動、基本的傾聴技法の連鎖、積極技法と呼ばれる3技法とこれらを統合する技法の統合の4階層に整理されている

No.93

パソコンやスマートフォン等を返した新しい媒体を活用するアプローチを総称して、遠隔心理学と言う名称が使用されるようになってきている

No.94

他者の心を理解することが苦手なクライエントに対してその理解を促進し、メンタルヘルスの向上を提供する方法として、第3世代認知行動療法の立場からメタライゼーションベーストトリートメントが開発されている

No.95

ナラティブアプローチは、世界はすべての人に共通の現実からなっているのではなく、各自の語り(ナラティブ)によって織りなされている多様性から構成されていると言う実存主義の考え方を背景としている

No.96

コミュニティー心理学は、アメリカ合衆国の地域精神保健活動の流れとは別に、心理学の独特の発展の中で誕生した

No.97

コミュニティー心理学という言葉が初めて正式に使用されたのは、1965年に開催された地域精神保健に携わる心理学者の教育に関するボストン会議である

No.98

コミュニティー心理学の誕生時の背景として、精神医療における診察室相談室での医療サービスから地域社会における生活者支援の流れがあった

No.99

ベネットらによると、コミュニティー心理学とは、個人の行動に社会システムが複雑に相互作用する形で関連している心理過程全般について研究を行うものであると定義される

No.100

コミュニティー心理学では、問題を個人と環境の相互作用の結果として不適合を起こしている状態であると捉える

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