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日本救急医学会専門医試験対策
  • 遠藤香織

  • 問題数 47 • 8/3/2024

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    問題一覧

  • 1

    病院前医療におけるメディカルコントロールの「コア業務」に該当しないのはどれか。1つ選べ。

    危機管理

  • 2

    救急救命士が行う救急救命処置のうち、医師の具体的指示が必須であるのはどれか。2つ選べ。

    気管挿管, 食道閉鎖式エアウェイによる気道確保

  • 3

    経皮的心肺補助回路を構成する機器の脱血カニューレから送血カニューレへの 間の並び順で正しいのはどれか。1つ選べ。

    充填液ライン → 送血ポンプ → 人工肺 → 流量センサー

  • 4

    せん妄のモニタリングに使われるのはどれか。2つ選べ。

    Intensive Care Delirium Screening Checklist〈ICDSC〉, Confusion Assessment Method for the ICU〈CAM-ICU〉

  • 5

    76歳の男性 既往歴:高血圧症 現病歴:自宅で頭痛を訴え倒れた. 来院時現症:意識レベルGCS8(E2V2M4),脈拍100/分, 血圧 200/100mmHg,呼吸数24/分,SpO2 98%(room air). 瞳孔径 右3.5mm,左3.5mm, 対光反射両側緩徐であった. 頭部単純エックス線CT画像を示す. WFNS分類ではGradeはいくつになるか. 1つ選べ。

  • 6

    動脈血ガス分析(room air):pH 7.45、PaO 2 65 Torr、PaCO 2 31 Torr。 肺胞気動脈血酸素分圧較差<A-aDO 2 >値は?

    46

  • 7

    71歳の男性。呼吸困難を主訴に搬入された。 現病歴:1週前に感冒症状を自覚し、市販の総合感冒薬を内服していた。4日前から⻩色痰と歩行時の呼吸困難を自覚していた。昨晩から39度の発熱を認め、呼吸困難が増悪したため救急要請した。既往歴:高血圧症 現症:意識清明、体温38.6度、脈拍104/分、血圧122/78mmHg、呼吸数30/分、SpO 2 91%(room air)。右下肺野でラ音を聴取する。 血 液所見:赤血球412万/μL、Hb 13.2g/dL、Ht 38%、白血球12,300/μL、血小板15.2万/μL。 血 液生化学所見:BUN 22mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL、総ビリルビン0.5mg/dL、AST 32U/L、ALT 28U/L、LD 385U/L 免疫血清学所見:CRP 7.8mg/dL 動脈血ガス分析(room air):pH 7.45、PaO 2 65 Torr、PaCO 2 31 Torr。qSOFAは?

    1

  • 8

    鼠径ヘルニアの特徴は?

    女性に多い, 腸閉塞の原因となる

  • 9

    58歳の男性。意識障害のため搬入された。 現病歴:1週前から出現した全身倦怠感を主訴に、昨日、内科有床診療所を受診した。貧血を認め、精査目的で同医院に入院したが、その翌日、意識レベルが低下していたため転院目的で搬入された。 既往歴:特記すべきことなし。 現症:意識レベルGCS 11(E2V4M5)、体温38.2度、呼吸数28/分、脈拍120/分、血圧108/56mmHg。 検査所見:血液所見;末梢血塗抹を示す(クリックで拡大します)。 血 液検査所見:赤血球304万/μL、Hb 8.6g/dL、白血球9,300/μL、血小板1.8万/μL、PT-INR 1.15、APTT 45.0 秒、血漿フィブリノゲン356mg/dL、血清FDP 10μg/mL。 血 液生化学所見;BUN 37.4mg/dL、クレアチニン2.2mg/dL、総ビリルビン4.3mg/dL、間接ビリルビン3.1mg/dL、LDH 1,972U/L。この患者の検査値異常は?

    von Willebrand因子切断酵素<ADAMTS-13>活性低下

  • 10

    TTP患者に投与する薬剤は

    FFP

  • 11

    65歳の女性。「口があかない」「水が飲めない」こと を主訴に、救急外来を受診した。 現病歴:8日前、花壇で転倒して左下腿を擦りむいた。直ちに水 道水で洗い流して経過観察していた。受傷6日後、舌がもつれる ような症状が出現し、心配した家族が脳神経外科を受診させ、脳 血 管障害は否定され紹介受診となった。 来院時現症:意識清明、体温36.8度、脈拍70/分、血圧 160/70mmHg、呼吸数23/分、SpO 2 98%(room air)、左下腿の 創は発赤、腫脹なし。開口障害を認めたが、顎関節の痛みはな い。血液検査所見に特記すべき異常はない。この疾患について、正しいのはどれか。2つ選べ。

    音や光の刺激を避けて管理する。, 診断後7日以内に届け出なければならない

  • 12

    当日の喀痰Ziehl-Neelsen染色検鏡で午前11時にガフキー2号との結果が出た。午後3時にPCR法でMycobacterium tuberculosis陽性と報告があり、肺結核と診断した。感染症法に基づく保健所への届け出の時期について正しいのはどれか。1つ選べ。

    診断後直ちに

  • 13

    42歳の男性。朝7時、トラックの荷台から落ちて受傷。救急隊接触時、意識清明で後頭部からの出血あり、近医に搬送された。近医で頭部挫創の縫合中に呼名に応じなくなり、8時30分に紹介搬送となった。救急搬送時脈拍は触れていたが、自発呼吸は弱く補助換気されている。 来院時現症:意識レベルGCS 5(E1V1M3)、体温35.6度、脈拍58/分・整、血圧192/68mmHg、呼吸数6/分、SpO 2 100%(F I O 2 1.0補助呼吸)、瞳孔左4.5mm、右2.5mmで対光反射は迅速。救急外来で気管挿管後、頭部単純エックス線CT検査を行った。硬膜下出血でmid line shiftを起こしている。この患者の、頭部のAbbreviated Injury Scale (AIS)2005 update 2008は何点か。

    5

  • 14

    胸部刺創について正しいのはどれか。

    心・大血管の損傷危険域の左縁は左鎖骨中線である

  • 15

    58歳の男性。火災による熱傷のため救急搬送された。 現病歴:住宅火災現場から救助された。現場から高濃度酸素投与を開始され、受傷2時間後に病院に収容された。 既往歴・家族歴:特記すべきことはない。 来院時現症:意識レベルGCS 7(E1V2M4)、体温36.2度、脈拍 124/分・整、血圧98/72mmHg、呼吸数32/分、SpO 2 100%(リザーバー付きマスク酸素 10L/分)。顔面、前胸部、腹部、両大腿部にかけてII度の熱傷を認める。口腔内に煤を認め、鼻毛は焦げ、喘鳴がみられる。 胸郭運動制限なく、四肢の循環障害は認めない。COHb28%。予想される所見として誤っているのはどれか。1つ選べ。

    頭部単純エックス線CT画像で淡蒼球の高吸収域化

  • 16

    小 児の緊急度・重症度判断の際に第一印象として評価 すべき所見はどれか。2つ選べ。

    筋緊張, 皮膚の色調

  • 17

    1歳0か月の女児。痙攣を主訴に救急搬送された。来院時体温は38.6度で、痙攣は持続している。 既往歴:特記すべき既往なし。 出生歴:満期産2900g体重:10kg 身⻑:75cm 痙攣を停止させることが出来ず、気管挿管の上、深鎮静を行うこととした。この児の気管挿管について,適切でないのはどれか。1つ選べ。

    チューブはカフあり5.0mmを選択する。

  • 18

    症例: (1)3歳5ヶ月男児 主訴:痙攣 現病歴:来院45分前に30秒続く全身間代性痙攣があったが、短時間で治ったため様子を見ていた。しばらくして (2)嘔吐した 後、同様の発作が (3)20分後に再発 し、5分以上続くため救急要請した。救急隊現場到着時に痙攣は持続していたが、搬送中に再び自然に治まり、(4)持続時間は12分だった。 39週4日で出生。出生時体重2,956g。発育に問題なし。特記すべ既往なし。アレルギー歴なし。同胞兄弟なし。 (5)母に熱性痙攣の既往あり 。 接種済みワクチン:四種混合(4回)、B型肝炎(3回)、BCG(1回)、MR(1回)、1週間前に日本脳炎ワクチン接種。 現症:涕泣あり。視線はあう。 身⻑100cm、体重15kg。体温36.8度。脈拍120/分、血圧106/72mmHg。呼吸数24/分、SpO 2 99%(room air)。瞳孔両側2.5mm。対光反射良好。項部硬直なし。四肢運動左右差なし。皮疹なし。 簡易血糖測定:90mg/dL来院15分後に全身間代性痙攣が再発した。追加の病歴と来院時の静脈血ガス分析所見を示す。他の検査結果はまだ出ていない。 現病歴(追加):夕方から地域のお祭りに行き、父親が銀杏を家族へのお土産として購入し、帰宅してから患児も20粒食べていた。 静脈血ガス分析:pH 7.34、PvCO 2 49 Torr、PvO 2 70 Torr、HCO 3 – 21mEq/L、BE-1.0mEq/L、Na 138mEq/L、K 4.2mEq/L、Hb 12.0g/dL、血糖92mg/dL。 治療は?

    ピリドキシン(ビタミンB6)

  • 19

    精神保健福祉法による精神障害者の措置入院について 正しいのはどれか。2つ選べ。

    都道府県知事または政令指定都市の⻑の命令, 非自発的入院

  • 20

    羊水塞栓症で誤っているのはどれか。1つ選べ。

    フィブリノゲンが増加する。

  • 21

    精巣捻転の特徴はどれか。1つ選べ。

    左側に多い

  • 22

    アニオンギャップを答えよ。 動脈血ガス分析:pH 7.09、PaO 2 120 Torr、PaCO 2 9 Torr、 HCO 3 − 3.0mEq/L。Na 113mEq/L、Cl 78mEq/L。

    32

  • 23

    動脈血ガス分析:pH 7.09,PaO 2 120 Torr,PaCO 2 9 Torr,HCO 3 − 3.0mEq/L。Na 113mEq/L,Cl 78mEq/L。 この患者で考えられる病態はどれか

    尿毒症, メタノール中毒, エチレングリコール中毒

  • 24

    64歳の男性。下痢と悪心、全身倦怠感を訴え救急外来を受診した。 既往歴:腹部外傷にて脾臓摘出。 来院時現症:意識レベルJCS 3、体温35.4度、呼吸数30/分、脈拍110/分、血圧70/50mmHg。 外表所見:顔貌、体幹、四肢の皮膚に網状皮斑(リベドー)を認める。腹部正中に手術痕を認める。 腹部超音波検査所見:下大静脈は虚脱している。腹腔内に液体貯留を認めない。グラム陽性双球菌が検出された。本症例の起因菌はどれか。

    Streptococcus pneumoniae

  • 25

    脾臓摘出後の患者で低下している機能は何か。1つ選べ。

    液性免疫

  • 26

    60歳の女性。特記すべき既往・入院歴はない。数日前から頭痛を認めていた。昨日より症状が増悪し嘔気も伴うようになったため救急外来を受診した。 来院時バイタルサイン:JCS 1、体温38.8度、呼吸数22/分、脈拍104/分、血圧120/70mmHg。 患者を仰臥位にし、股関節を屈曲、次いで膝関節を屈曲させた位置から徐々に他動的に伸展させたが、膝関節が屈曲位で伸展できなかった(Kernig徴候陽性)。 診断のために腰椎穿刺をおこなった。(1)L1/2の高位より穿刺し、(2)15度尾側に向かってルンバール針を進めた。初圧測定は20cmH2Oであり(3)高髄液圧と判断した。髄液採取後、穿刺後頭痛の予防のため、(4)内針を再挿入して穿刺針を抜去して(5)頭部挙上禁止を指示した。 正しいものを(1)〜(5)より2つ選べ。

    (4), (3)

  • 27

    60歳の女性。特記すべき既往・入院歴はない。数日前から頭痛を認めていた。昨日より症状が増悪し嘔気も伴うようになったため救急外来を受診した。 来院時バイタルサイン:JCS 1、体温38.8度、呼吸数22/分、脈拍104/分、血圧120/70mmHg。 患者を仰臥位にし、股関節を屈曲、次いで膝関節を屈曲させた位置から徐々に他動的に伸展させたが、膝関節が屈曲位で伸展できなかった。髄液検査の結果、細胞数840/mm3であった。正しいものを2つ選べ。

    ウイルス性であった場合、病原ウイルスはエンテロウイルスの可能性が最も高い。, Empiric therapyとしてセフトリアキソン+バンコマイシンに加えアンピシリンを投与する。

  • 28

    S-Bチューブ(Sengstaken–Blakemoreチューブ)について正しいのはどれか。1つ選べ。

    チューブ留置により誤嚥を招きやすい。

  • 29

    以下のうち、バンコマイシンに自然耐性を示す菌はどれか。2つ選べ。

    Enterococcus gallinarum, Enterococcus casseliflavus

  • 30

    20歳の男子留学生。10日前に入国し、1週間前から咳嗽、熱発があり近医受診。感冒薬を処方され自宅で経過を見ていた。一旦解熱したが、再発熱とともに発疹が出現したとのことで来院した。患者帰宅後、研修医と指導医との会話を示す。 (研修医)「ホストファミリーにはうつらないでしょうか。」 (医師)「ホストファミリーは( 1)過去にこの病気にかかったことがあるといっていたから大丈夫 。」 (研修医)「バスと地下鉄を使って来院したといっていましたね。」 (医師)「 (2)マスクをしていたけど、同じ乗り物に乗っている人に感染させる可能性がある から、帰りはホストファミリーに迎えに来てもらったんだよ。」 (研修医)「彼はいつになったら登校できるのですか。」 (医師)「 (3)解熱して3日とされているよ 。」 (研修医)「保健所への届け出はどうしますか。」 (医師)「この病気は何類感染症でしょう。」 (研修医)「確か (4)5類感染症です 。」 (医師)「そうだね。今日は金曜の夜だから (5)来週の月曜日でいいよ 。」

    5

  • 31

    20歳の男子留学生。10日前に入国し、1週間前から咳嗽、熱発があり近医受診。感冒薬を処方され自宅で経過を見ていた。一旦解熱したが、再発熱とともに発疹が出現したとのことで来院した。患者の写真を示す(図2、クリックで拡大します)。想定される疾患について、正しいのはどれか。1つ選べ。

    回復後も、免疫が低下した状態が遷延する

  • 32

    ワルファリンの拮抗をするための薬剤として正しいのはどれか。2つ選べ。

    ビタミンK, ヒトプロトロンビン複合体製剤

  • 33

    25歳の男性。出勤せず連絡が取れなくなったとのことで同僚が心配して訪問したところ、自宅で意識障害を呈して倒れていたとのことで救急搬送されてきた。JCS 200、呼吸数6/分、脈拍60/分、血圧100/50mmHg、酸素飽和度96%、体温35.0度、瞳孔径両側1.0mm。明らかな発汗・流涎なし。患者上肢に注射痕を認めた。頭部エックス線CT画像では意識障害を説明できる有意所見を認めない。この患者の意識障害の原因として薬物中毒が疑われた。最も疑わしいのは。

    フェンタニル

  • 34

    急性中毒診療で解毒薬として用いられるナロキソンの作用機序は?

    競合拮抗

  • 35

    急性中毒診療で解毒薬として用いられるフルマゼニルの標的薬、作用機序は?

    ベンゾジアゼピン系、競合拮抗

  • 36

    N-アセチルシステインの作用は?

    グルタチオンの前駆物質として補充する

  • 37

    強直間代性けいれん発作が持続している。何分以上持続すると脳に長期的な影響を残すと考えられているか。

    30分

  • 38

    Welnicke症候群に特徴的なMRI T2強調画像所見は?

    T2強調画像において第3脳室周囲、中脳水道周囲、乳頭体などに対称性の【高信号】を認める

  • 39

    AKAおよびWelnicke症候群で入院後の管理として適切なのはどれか。2つ選べ。

    血清リンのモニタリングを行う。, 栄養投与は10kcal/kg/dayで開始する。

  • 40

    40歳の女性。呼吸困難のため救急車で搬送された。   来院の数時間前に口や唇の違和感に気づき、徐々に顔全体に腫れが広がってきた。呼吸が苦しくなったため、救急要請した。   救急隊到着時、SpO 2 90%で酸素投与が開始された。搬入時には、意識レベルGCS15(E4V5M6)、呼吸数32/分。脈拍125/分、整。血圧131/83mmHg、体温37.4度。SpO 2 93%(リザーバー付きマスク酸素10L/分)。呼吸は努力様で、吸気時に喘鳴を聴取した。顔面全体が腫脹しており、特に眼瞼と口唇の腫脹が顕著である。浮腫は圧痕を伴わない。口腔内は舌が腫脹していた。アドレナリンを0.3mg筋注したが無効であった。これまでに手指がむくむことが何度かあった。母親も以前に同様の症状を訴えていたことがあるという。初期治療について誤っているのはどれか。1つ選べ。

    ダナゾール投与

  • 41

    遺伝性血管性浮腫の病態で正しいものはどれか。

    喉頭浮腫を認める, 消化器症状を半数で認める

  • 42

    リドカイン中毒の心電図波形の特徴は?

    PR 延長、QRS幅の増大

  • 43

    小児の救命処置で正しいのはどれか。2つ選べ。

    CPR は胸骨圧迫から開始する, 電気ショックの初回エネルギー量は4J/kgである

  • 44

    血行動態の不安定な小児の上室性頻拍で優先される治療として正しいのはどれか。2つ選べ。

    同期電気ショック1J/kg, ATP(アデノシン三リン酸)急速静注

  • 45

    AKAについて正しいのはどれか?

    嫌気性代謝が亢進する, 末梢血管抵抗の低下がある

  • 46

    67歳の男性。喋りにくさを自覚したため近医を受診した。一過性脳虚血発作を疑われ入院となったが,翌日より開口障害が出現し,頸部から肩,背部の緊張も伴ってきたため精査加療目的に紹介となった。 来院時現症:意識 JCS 0,呼吸数24 /分,脈拍 110 /分,血圧176/92 mmHg,体温 37.2 ℃。 瞳孔に異常は認めない。顔貌に左右差はなく,開口は1.5横指程度で構音障害は認めない。四肢に明らかな麻痺は認めない。左脛骨前面に,5日前に農作業中に鍬でぶつけてできた1×1.5 cmの挫創を認め,周囲に発赤と少量の排膿を認める。 ICU入室時,ベッドへの移動の際に,頸部から背部の筋が硬直し強い痛みを訴えたが, 一過性ですぐに消失した。患者の病態と治療について正しいのはどれか。

    創部のデブリードマンが必要, 免疫グロブリン療法を行う, メトロニダゾールを投与する, 毒素は逆行性に神経軸索を輸送される

  • 47

    67歳の男性。喋りにくさを自覚したため近医を受診した。一過性脳虚血発作を疑われ入院となったが,翌日より開口障害が出現し,頸部から肩,背部の緊張も伴ってきたため精査加療目的に紹介となった。 来院時現症:意識 JCS 0,呼吸数24 /分,脈拍 110 /分,血圧176/92 mmHg,体温 37.2 ℃。 瞳孔に異常は認めない。顔貌に左右差はなく,開口は1.5横指程度(図14)で構音障害は認めない。四肢に明らかな麻痺は認めない。左脛骨前面に,5日前に農作業中に鍬でぶつけてできた1×1.5 cmの挫創を認め,周囲に発赤と少量の排膿を認める。 ICU入室時,ベッドへの移動の際に,頸部から背部の筋が硬直し強い痛みを訴えたが, 一過性ですぐに消失した。入院翌日には,頸部から背部の筋緊張が頻回に出現し,持続時間も長くなった。意識は清明であったが,本人の呼吸困難感が強いため,気管挿管を行い人工呼吸管理が開始された。この時点での判断または予測として正しいのはどれか。2つ選べ。

    呼吸障害は呼吸筋の緊張性痙攣による, 自律神経過剰反応を高頻度に合併する