問題一覧
1
以下の文章の( )内に入る最も適切な語句を選びなさい。 ・大脳において中心溝は特徴的な逆Ω型の形状をとっている部分があり、この逆Ω構造の内 側に( )の運動野が存在する
手指
2
70歳の男性。脳血管障害による左片麻痺。車椅子からベッドへの移乗は介助バーを使用して1人で何とか可能である。 初回評価時の車椅子からベッドへの移乗場面において、ベッド、車椅子、介助バー及び作業療法士の相対的な位置関係で適切なのはどれか。
4
3
片麻痺者の車いす駆動に関して、以下の文章の中から、最も適切なものを選びなさい。
体幹を前傾し、下肢は後方へ蹴り込む ように駆動する方法が良い。
4
脳卒中患者の移動について、次の文章で最も不適切なものはどれか。
片麻痺者の3動作杖歩行の手順としては、杖→非麻痺側下肢→麻痺側下肢である。
5
写真の装具の名称は何というか。
金属支柱つき短下肢装具
6
脳卒中患者の歩行における下肢装具に関して、最も適切なものを選びなさい。
金属支柱つき短下肢装具、プラスティック短下肢装具、ゲイトソリューションデザイン、ファイナーのうち、最も足関節の固定力が強いのは、金属支柱付き短下肢装具である。
7
片麻痺者の食事動作に対するアプローチで最も不適切なものはどれか、選びなさい。
嚥下の直接訓練において、横向き嚥下では非麻痺側へ向くと誤嚥予防となる。
8
質問脳卒中の一次障害、二次障害について最も不適切なものを選びなさい。
関節拘縮は一次障害である
9
脳卒中片麻痺患者の寝返りへの介入に関して、最も不適切なものを選びなさい。
麻痺側への寝返りは禁忌であるので、行わない方がよい。
10
左片麻痺者の床上動作の手順で最も適切なものを選びなさい
右手を床につく→左下肢の位置を広げて支持基底面を広くとる→右下肢の膝を床につく→右の臀部から床に座る
11
車椅子の介助方法に関して、不適切なもの2つを選びなさい
段差を下がる時も、前方からアプローチして、前輪を段差の下におろし、次に後輪を降ろす手順で行う。, スロープを上がるときは、スロープに対して後ろ向きで引き上げるように上がる方が介助者が楽であるため、そのように行うのが良い。
12
片麻痺患者の上衣の更衣動作について、最も不適切なものを選びなさい。
左片麻痺の場合、かぶりシャツの脱衣では、左手を抜き、次に右手を抜き、最後に首の部分を抜く手順が有効である。
13
片麻痺患者の排泄動作について、最も不適切なものを選びなさい。
左片麻痺患者の場合、トイレからみて左側の壁(トイレに座った場合、左側の壁)に手すりがついているトイレの方が移乗がしやすいことが多い
14
左片麻痺患者の下衣更衣(ズボンや下肢装具)動作について、最も不適切なものを選びなさい。
短下肢装具は脛(膝下)部分のベルトが最も重要で、最初に締めて、しっかりと固定できるように指導を行う必要がある。足関節部分のベルトはしっかり締めすぎてしまうと動きを妨げるため少しゆとりをもって締める必要がある
15
脳卒中片麻痺患者の階段昇降動作について、正しいものを2つ選びなさい。
昇段の際は、杖(もしくは手すり)→非麻痺側下肢→麻痺側下肢の手順で行うとよい。, 降段の際、杖(もしくは手すり)→麻痺側下肢→非麻痺側下肢の手順で行うと良い。
16
脳卒中片麻痺患者のエスカレーター動作について、正しいものを2つ選びなさい。
上がりエスカレーターに乗る際、杖(もしくは手をベルト)→非麻痺側下肢→麻痺側下肢の手順で行うと良い。, 下りエスカレーターに乗る場合、杖(もしくは手をベルト)→非麻痺側下肢→麻痺側下肢の手順で行うと良い。
17
高次脳機能障害に対するADL介入に関して、最も不適切なものを選びなさい
物的・人的環境に対しては、人的環境のみ調整をしていく。
18
半側空間無視のADL支援に関して不適切なものを2つ選びなさい。
ADLにおける無視症状の評価表として、BIT(Behavioural inattention test)があり、起居、移動、整容、食事などに関連する項目がある。, 半側空間無視は慣れた環境や作業でその影響が漸減し、疲労や周囲環境の影響によって症状の程度が変動しにくいのが特徴である。
19
視覚失認患者のADL支援に関して、最も不適切なものを選びなさい
視覚失認では背側視覚路が障害されるが腹側視覚路は保たれているため、腹側視覚路で処理される視覚情報(位置、奥行き、動き)、温存されている感覚(触覚、聴覚、嗅覚、味覚など)、言語情報などを活用した援助を行うことが有効である。
20
失行症の患者に対するADL支援に関して、最も不適切なものを選びなさい
失行を呈する患者への介入の原則は、トライアンドエラー学習である。道具使用のエラーを本人へ意識させ、学習を図っていく関わりが有効である。
21
高次脳機能障害のADL支援に関して、不適切なものを全て選びなさい
ゲルストマン症候群は、①手指失認、②左右認識障害、➂失行、④失算の四徴候をもち、本症候群の本質については、「心的イメージの回転の障害(Mental rotation)」であるとの見方が知られている × 失書, 失語症患者は、障害による落胆や不安などから、人前に出る機会を避ける者も少なくないため、言語的交流を求められる場を提供して、意識して話すことを強制する場面が発話のきっかけとして有効である。
22
ASIAの機能障害尺度で間違っているものを1つ選びなさい。
Dは神経学的レベルより下位に運動機能は残存しているが、主要筋群の半分以上が筋力4以上である
23
Zancolli分類にてC5の基本となる機能筋、また作用筋は何か、正しいものを2つ選びなさい。
上腕二頭筋, 上腕筋
24
Zancolli分類にてC6BⅢの基本となる機能筋、また作用筋は何か、間違っているものを一つ選びなさい。
深指屈筋
25
脊髄損傷患者の移乗動作について間違っているものを一つ選びなさい。
脊髄損傷不全のフランケルCの患者では、立位での移乗が有効である
26
機能残存筋と日常生活活動の獲得の目安で最も不適切な組み合わせを一つ答えなさい。
C5 装具、自助具を使用し食事、整容、更衣動作が可能
27
脊髄損傷の患者の排泄について、最も不適切なものを1つ選びなさい
獲得のための残存上肢機能としては、Zancolli分類では、C5Aからほとんどの患者は自立が可能である。
28
図のような更衣動作を獲得できる最も低いZancolliのレベルは何か。最も適切なものを選びなさい。
C6BⅢ
29
第5頚髄節まで機能残存した脊髄損傷。車いすに乗車した状態で、左右へ体幹を倒し、床方向へのリーチ訓練を行っている。この訓練は、以下の日常生活訓練動作のうち、どの動作に直結する訓練となりえるか。最も適切なものを選びなさい。
除圧動作
30
人工股関節全置換術(THA)の後方アプローチの禁忌肢位について、適切なものを選びなさい。
屈曲、内転、内旋
31
人工股関節全置換術(THA)の前方アプローチの禁忌肢位について、適切なものを選びなさい。
伸展、内転、外旋
32
後方アプローチによる人工股関節全置換術(THA)の禁忌肢位について、以下のうち危険でない動作を選びなさい。
高い物を取る際に伸び上がる
33
認知症に関して、以下の組み合わせや内容で間違っているものを2つ答えなさい。
アルツハイマー病:人柄の変化や言語の障害が特徴。常同行動や思考柔軟性の低下等の行動症状と、常同的な発語や反響言語などの言語症状が主体的。, 前頭側頭型認知症:記憶・見当識・注意・言語・行為などの認知機能が全般的かつ進行性に出現。初期でエピソード記憶・注意機能・遂行機能が出現する。
34
ユマニチュードにおいての4つの柱について、最も不適切なものを選びなさい。
食べる
35
パーキンソン病患者の、「日内変動として、内服のタイミングに関係なく、突然スイッチを 切ったごとく予測できない症状悪化」を何というか。
ON-OFF現象
36
パーキンソン病患者の ADL 指導の基本的な考え方について、最も不適切なものを選びなさい。
ADL指導としては、症状が少ない状態であるOnの状況を当事者および主介護者から正確に聴取して、Onの時のADL能力に合わせた環境設定をしていく必要がある。
37
パーキンソン病の患者に対する具体的なADL指導のポイントで最も不適切なものを選びな さい。
トイレへの移乗時、床に足の位置をマーキングをすると、すくみ足に繋がってしまうため、行わない方がよい。
38
リウマチ患者に対するリハビリについて、最も不適切なものを選びなさい
筋力増強訓練では、炎症期では等張性収縮を用いた訓練方法で行うことが基本である。