問題一覧
1
鋼などの金属を加熱、又は冷却することによって、必要な性質の材料に変化させることを熱処理というが、次に表において、その熱処理の内容(説明)、及び目的として、(A)から(E)のうち正しいものはどれか。 処理名ー内容ー目的 (A)焼入れー高温に加熱後、徐々に冷却する。ー硬度を増す。組織がマルテンサイトからオーステナイトに変わる。 (B)焼戻しー焼入れした鋼を、それより高温で再加熱後、急冷する。ー焼入れにより低下した粘り強さを回復する。 (C)焼きなましー一定時間加熱後、炉内や空気中で徐々に冷却する。ー組織を安定させ、また、軟化させて加工しやすくする。 (D)焼きならしー加熱後、大気中で徐々に冷却する。ー歪みを取り除いて組織を均一にする。 (E)浸炭ー金属の表層から炭素を固溶させる。ー表面のみを軟化させる。
CとD
2
金属材料に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
黄銅は、鉄鋼材料である。
3
材料の安全率を表す式として、次のうち正しいものはどれか。
安全率=引張強さ/許容応力
4
図は、鋼材に荷重を加えた場合の荷重と伸びの関係を表したものである。次の説明のうち、誤っているものはどれか。
Y2点より更に荷重を加えると、荷重に比べて歪みが大きくなり、材料が耐えうる極限の強さB点に達し、Z点で破断する。この点Zを引張強さという。
5
気体の性質について、次のうち正しいものはどれか。なお、圧力は一定とする。
温度が1℃上昇するごとに、0℃の時の体積の 1/273 膨張する。
6
運動の法則に関する次の文中の()に当てはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。 2つの物体 A、B があり、AがBに対して力を及ぼすとき、Bはそれと大きさが等しく(ア)の力をAに対して及ぼす。これを(イ)という。
(ア)逆向き (イ)運動の第3法則
7
断面積A(m㎡)のボルトに、剪断荷重W(N)が加わった時の剪断応力τ(MPa)を表す式として、正しいものはどれか。
τ = W / A
8
金属材料におけるクリープの説明として、誤っているものはどれか。
加えられる荷重が弾性限度内であれば発生しない。
9
蓄圧式の消火器の本体容器に加わる主な荷重は次のうちどれか。
引張り荷重
10
炭素含有量が1%以下の炭素鋼の常温における性質について、正しいものはどれか。
炭素含有量が多くなると、引張り強さと硬さは増加するが、伸びは減少する。
11
ステンレス鋼に関する次の記述の()内に入る語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。 18-8ステンレス鋼は、(ア)を18%、(イ)を8%含む合金鋼である。
(ア)クロム (イ)ニッケル
12
「M10」と表記されたねじの種類として、正しいものはどれか。
メートル並目ねじ
13
図で示すはりの名前として、誤っているものはどれか。
張出しはり
14
図の水圧機において、ピストンaの断面積Aは、ピストンbの断面積Bの2倍の大きさである。ピストンaとピストンbにそれぞれ力PA、PBを加えたところ、両者は同じ高さHで釣り合った。この時の力PA、PBの関係として、正しいものはどれか。
PAの大きさはPBの2倍に等しい
15
アイボルトがW[N]の荷重を受けるとき、ボルトのネジの谷の径として正しいものは次のうちどれか。なお、ボルトの引っ張り強さはX[MPa]とし、安全率はYとする。
2√(WY/Xπ) [mm]
16
金属材料の基準強さと許容応力との比として、正しいものは次のうちどれか。
安全率
17
鉄鋼材料の安全率に関する次の記述のうち、文中の()に当てはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。 安全率は、その材料の(ア)と(イ)との比であり、一般に(ウ)の場合は(エ)の場合より大きな数値で設定しなければならない。
(ア)基準強さ (イ)許容応力 (ウ)動荷重 (エ)静荷重
18
金属材料のクリープに関する次の記述のうち、文中の()に当てはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。 ある一定の温度において、ある一定時間後に一定の(ア)に収束させる応力の(イ)をその温度における(ウ)という。
(ア)クリープひずみ (イ)最大値 (ウ)クリープ限度
19
炭素含有量が1.0%以下の鋼の常温における性質について、次のうち誤っているものはどれか。
硬さは、炭素含有量が少ないほど大である。
20
炭素鋼の熱処理のうち、焼入れについて、誤っているのは次のうちどれか。
焼入れとは、マルテンサイトがオーステナイトという組織に変わることである。
21
銅の合金について、最も不適当なものは次のうちどれか。
青銅は、銅とマンガンとの合金で、耐食性は良くないが鋳造性、被削性に優れている。
22
アルミニウムの一般的な特徴として、最も不適当なものは次のうちどれか。
密度は鉄とほぼ同等である。
23
金属材料の耐食性について、最も不適当なものは次のうちどれか。
鉄鋼は、水中で錆を生じない。
24
金属材料の防食の方法として、誤っているものは次のうちどれか。
脱脂洗浄
25
ネジが機械の振動などによって緩むことを防ぐ方法として、誤っているものは次のうちどれか。
リード角が異なるネジを用いる方法
26
ねじに関する次の記述のうち、文中の()に当てはまる語句として、正しいものはどれか。 ネジの大きさは、雄ねじの( )で表し、これをねじの呼び径という。
外径
27
ボルトの太さを定める際、ボルトに働く力について機械設計上、考慮しない力として、正しいものは次のうちどれか。
圧縮荷重を受ける力
28
滑り軸受と転がり軸受を比較したとき、滑り軸受の性質として、正しいものは次のうちどれか。
始動摩擦が大きい
29
転がり軸受でないものは次のうちどれか。正しい組み合わせを答えよ。 1)深溝玉軸受 2)自動調心玉軸受 3)うす軸受 4)円錐ころ軸受 5)つば軸受 6)針状ころ軸受 7)アンギュラ玉軸受 8)ピボット軸受
3、5、8
30
合金について、誤っているものは次のうちどれか。
ニッケルとマンガンの合金をステンレス鋼という。
31
1気圧に該当しないものは、次のうちどれか。
約40cmHg