問題一覧
1
Aちゃん(10歳、女児)は、両親と3人で暮らしている。発熱と色不良とを主訴に受診 し入院した。血液検査データは、Hb7.5g/dL、白血球75.000/µL、血小板4万/µLであっ た。昔遊検査の結果、急性リンパ性白血病と診断された。医師が両親とAちゃんに対し、 病名と今後の抗癌治療および入院間間について説明した。両親はショックを受けていた が現実を受け止め、今後の治療や入院生活について質問し、経済的な不安を訴えた。 【1】 両親に情報提供する社会資源として最も適切なのはどれか。
小児慢性特定疾病の医療助成費
2
[2] Aちゃんは中心静脈カテーテルが挿入され、寛解導入療法が開始された。抗癌痛が 投与された後、維持液が100mL/時間で持続点滴されている。Aちゃんは「点滴が始まっ てから何回もおしっこが出ている。点滴を止めてほしい」と話している。 Aちゃんの訴えを受け止めた後のAちゃんに対する看護師の説明で適切なのはどれか。
やっつけた白血病細胞のせいで腎臓を悪くしないために必要だよ
3
[3] 入能後4か月。Aちゃんは治療が順調に進み、退院して外来で維持療法を行うことになった。 今後、学校に進学する際のAちゃんと母親に対する説明で適切なのはどれか
給食はみんなと同じものを食べて良いです
4
A君(5歳)は父親(40歳)、母親(38歳)と兄(10歳)の4人家族である。A君は生後6か 月のときに白血病と診断され化学療法で寛解し、退院後は幼稚闘に登園していた。4歳に なって再発し、兄を骨髄ドナーとした造血幹細胞移植を受けた。 1.Aくんが利用できる制度はどれか
小児慢性特定疾病医療費助成
5
Aくんの造血幹細胞移植は無事に終了したが、終了後6か月で2度目の再発をし、化 学療法が行われたが寛解しなかった。医師から両親にA君が終末期にあること、余命2 か月程度であることが伝えられた。両親は「2度目の再発と聞いて覚悟をしていた。延命 するための治療はしなくてよいと考えています。在宅療養に切り替えてAと家で過ごし たいが、できることと、できないことを教えてほしいです」と話した。 両親への看護師の返答で適切なのはどれか。2つ選べ。
幼稚園に登校できます 食べ物の制限はありません
6
3.数日後、両親から「Aが亡くなることをAの兄にどのように説明したらよいでしょうか。私たちでは、うまく説明できません」 と相談があった。
看護師も同席してお兄ちゃんに説明する機会をもうけることができます
7
Aくん(9歳、男児)。だるさと発熱が続いたため心配した母親とともに受診し 白血球84,000/μL、血小板3.8万/µL た。受診時の血液データは、Hb6.5g/dL、白血球84,000/ であり、詳しい検査が必要となった。骨髄検査の結果、急性リンパ性白血病と診 断され、主治医からAくんと両親に病気と今後の治療についての説明がされた。 翌日から入院し治療が開始されることになった。 入院一日目Aくんに出現している可能性が高い症状はどれか
紫斑
8
Aくんは、治療や副作用の説明を受け納得し、「つらいと思うけれ ど頑張る」と言っている。その後、寛解導入療法として多剤併用抗がん薬 の投与が開始された。 今後の治療継続のため看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
苦しい、辛い時には頑張りすぎないで知らせてね 最初は沢山おしっこが出ると思うけど薬が始まった影響だよ
9
入院から2週間が過ぎた。Aくんはつらそうな様子もあるが、「学校 に行けるようになりたい」と前向きである。毎日来ている母親が、Aくん がうたた寝している間に看護師に相談に来た。母親は「白血病は、治療費が ものすごくかかると知人から聞きました。うちは、裕福な家庭ではないた め、長く続く治療の治療費を払い続けることができるのか不安です・・・・・・」 と言う。看護師は、医療費助成があることについて母親に説明を行った。 Aくんに適用できると考えられる医療費助成はどれか。
小児慢性特定疾病医療助成費
10
Aちゃん(5歳、女児)は、インフルエンザ脳症の終末期である、Aちゃんに意識はなく、 付き添っている母頭は「私がもっと早く病院に遅れて来ればこんなことにならなかったの に」と病室で泣いている。 Aちゃんの母親への対応で適切なのはどれか
母親がAちゃんに対してできるケアを提案する
11
A君(小学6年生)は病院に併設された院内学級に通いながら骨肉屋の治療を続けていた。 現在、肺転移があり終末期にある。呼吸障害のため鼻腔カニューレで酸音(2L/分)を吸入 中である。A君の食事摂取量は減っているが意識は清明である。1週後に院内で卒業式が 予定されている。A君は「卒業式に出席したい」と話している。 香師のA君への対応として適切なのはどれか。
出席できるように準備しようと話す
12
Aちゃん(8歳、女児)は、白血病の終末期で入院しているが、病状は安定している。両 と姉のBちゃん(10歳)の4人家族である。 Aちゃんの家族へ皆言師が伝える内容として適切なのはどれか。
Aちゃんが食べたいものを食べていいです
13
Aちゃん(6歳、女児)は、左上腕骨頭上骨折と診断され、乗引治療のために入院した。 師からAちゃんと家族に対し、牽引と安臥床の必要性を説明した後、弾性包帯を用いて 左上肢の介達牽引を開始した。 Aちゃんに対する看護で適切なのはどれか。
1日1回は弾性包帯を巻き直す
14
次の文を読み [1]~[3]の問いに答えよ。 A君(7歳、男児)は、サッカークラブに所属している。本日、練習中に転倒して右腕を 地面についた後、射周囲に腫れと強い痛みが生じたため、父親と救急外来を受診した。 エックス線撮影の結果、右側の上腕骨上骨折と診断され、非限血的整復とギプス固定が 行われることになった。A君は不安な表情で父親と処置室の前で待っている。 ギブス固定にあたりAくんへの看護師の説明で適切なのはどれか
ギブスに使うものを見せながら説明する
15
Aくんは整復術後の経過観察のために1泊入院することになった 整復術後の合併症の観察方法で適切なのはどれか
感覚鈍麻の有無は患肢の手指を触れて観察する
16
退院時、A君は「明日から学校に行けるかな」と看護師に質問した。 看護師は学校には行けることを伝えた後、学校生活における注意点を説明することにした A君への説明で適切なのはどれか。
ギブスをぶつけないようにしてね
17
Aちゃん(11歳、女児)は、5日前から両側の浮間と急な体温増加があり、設量が少な いため来した。高度の蛋白度もみられたため入院し、ネフローゼ症債額と診断されステ ロイド治療の方針となった。 現時点でAちゃんへの看護で適切なのはどれか
一時的に満月様顔貌になることを説明する
18
Aちゃん(11歳、女児)。眼瞼浮腫がみられたため、眼科を受診し治設を受けたが改善し なかった。その後、Aちゃんと母が下腿の浮融に気付き眼科の医師に相談したところ、 特発性ネフローゼ症談群を疑われたため、小児科のある病院を紹介され受診した。 看護師が収集すべきAちゃんの情報で優先度が高いのはどれか
食欲
19
【2】 Aちゃんは排尿回数が減少し、全身に浮腫が認められた。血圧は110/68mmHgで あった。尿検査を行い、尿蛋白4+であった。血液検査は、アルブミン1.3g/dL、総コレ ステロール 350mg/dL、クレアチニン 0.4mg/dL、Na130mEq/L、K4.5mEq/Lであった。 特発性ネフローゼ症候群と診断され入院した。 Aちゃんが摂取を制限する必要があるのはどれか。
ナトリウム
20
【3】 Aちゃんは、ステロイド治療の開始後10日で尿蛋白が陰性となり、浮等の症状が改善した。入院後3週、ステロイド薬の副作用(有害事象)として、満月様顔説が出現している。他に明らかな副作用(有害事象)は出現していない。ステロイド薬の内服を続けながら退院することになった。 A ちゃんの退院後の生活について指導する内容で適切なのはどれか。
満月様顔貌が気になる場合もステロイド薬の内服を続ける
21
A君(2か月、男児)は、1か月児健康診査で尿道下裂の疑いを指摘され、小児科を受診し た。検査の結果、遠位型尿道下裂と診断された。主治医から母親に対し、体重の増加を待 も1度前後で尿道形成術を行う必要性について説明があった。母膜から看波師に対し「手 術を受けるまでの間、どう過ごしたらよいですか」と質問があった。 看護師の説明で適切なのはどれか
予防接種の時期は主治医と相談してください
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【2】 A君は1歳3か月になり、尿道形成術を行うために入院した。手術当日、点滴静脈 内注射による持続点滴と尿道カテーテルが挿入された状態で帰室した。創部の陰茎全体は ガーゼとフィルムドレッシング材で保護されていた。手術翌日、ガーゼに茶褐色の血液が 付着していた。創部が排便で汚染されており、ガーゼを外すと創部に軽度腫脹がみられて いるが膿の付着はない。尿道カテーテルの周囲から尿が漏れていた。A君は「ママ」と言 い不機嫌に泣いている。体温37.0℃、呼吸数28/分、脈拍120/分、血圧100/58mmHgで あった。 この時点のA君の状態として最も可能性が高いのはどれか。
尿道カテーテルが閉塞している
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【3】 A君は、手術を受けて1週が経過した 。全身状態が安定したため、尿道カテーテルが抜去された。医師から母親に「3日間、経過を観察し、問題がなければ退院できます。退院1か月後に外来を受診してください」と説明があった。退院から外来受診までの日常生 活の留意点に関して看護師が母親へ指導することになった。 指導で適切なのはどれか。
腹ばいの姿勢は避けましょう