問題一覧
1
受注生産・個別生産での留意点を5つ述べよ。
①基準日程の設定方法を確立し、納期設定を適正化する ②生産計画と生産実績の差異を減らすことにより納期を確保する ③生産期間や段取替えの時間の短縮により短納期化する ④受注変動を小さくし、変動に対応できるフレキシブルな生産体制を確立する ⑤工程の余力を常に把握し、手待ちや遅れをなくす
2
ロット生産での留意点を5つ述べよ。
①経済的なロットサイズを設定する ②段取替えの回数と時間を低減させる ③仕事の投入順序を設定する ④能力と負荷の的確な把握により余力を最小化する ⑤ロットサイズの乱れを防ぐために数量統制を強化する
3
連続生産での留意点を6つ述べよ。
①工程設計や生産計画に重点を置く ②販売活動を強化する ③販売部門と製造部門の連携を強化する ④長期の生産能力計画を立てることで、需要量にあったラインを設計する ⑤綿密な生産計画を立てることで、同一製品を継続して生産する ⑥材料遅れ、作業ミス、品質不良、日程計画変更をなくし、ラインをストップさせない
4
製品開発の手順を述べよ。
①顧客のニーズを把握する ②ニーズに対応する製品企画をする ③企画に基づいて製品の技術的な構造を決める ④製品を設計する ⑤経済的で容易に作れることを考慮して生産を立ち上げる
5
セル生産方式のメリットを7つ述べよ。
①分業をなくすため、ラインバランス効率の考慮が必要ない ②生産量の変動や多品種少量生産に対して柔軟に対応できる ③最小単位の仕掛在庫で生産が可能となり、仕掛在庫が少なくなる ④ネック工程がなく、工程待ちがなくなり、製造リードタイムが短縮する ⑤ものづくりの達成感を享受でき、作業者のモラルが高まる ⑥作業者間で競争意識が醸成される ⑦レイアウト変更時に設備投資額が少なくなる
6
生産計画の緩衝機能について説明せよ。
①物による緩衝 ・資材在庫:納品変動対策 ・製品在庫:需要変動(増大)対策 ・仕掛在庫:不良品、遅れ対策 ②能力による緩衝 ・追加工 ・余分の能力 ・余分のスペース ・残業 ・作業域の余裕 ③時間による緩衝 ・納期余裕 ・リードタイムや計画期間の長さの変化 ・計画余裕
7
作業統制における3つの管理を説明せよ。
①進度管理:仕事の進行状況を把握し、日々の仕事の進み具合を調整する ②現品管理:資材、仕掛品、製品などについて、数量、所在を把握する ③余力管理:各工程や作業者の能力と負荷との差を把握し、余力または不足に対処する
8
資材管理の重要性を述べよ。
①材料費削減による収益性向上への貢献度が高い ②現場作業に対する補完的機能を持っている ③最終製品の品質、原価、納期に直接影響する
9
資材所要量計算の手順を述べよ。
①部品表を作る ②部品の種類と製品1単位あたりの所要量を把握する ③部品別所要量を算定する ④共通部品を総合して総所要量を集計する ⑤発注が必要な所要量を決定する ⑥経済的なロットを考慮し、今回発注する発注量を決定する
10
資材在庫を必要とする理由を述べよ。
①短納期に対処する ②購買費用を節減する ③市場価格の変動が激しい場合の緩衝となる ④材料切れによる納期遅延を防ぐ ⑤操業度の安定や生産の平準化を図る ⑥補修や修繕のために使う
11
過剰在庫のデメリットを述べよ。
①運転資金の固定化と金利負担を増大させる ②在庫維持費用を発生させる ③倉庫面積を増加させる ④市場変化による死蔵品を増加させる ⑤工程の問題点が顕在化しない
12
外注の目的を7つ述べよ。
①自社にない専門技術を活用する ②過剰投資を回避する ③需要変動に対する緩衝となる ④生産能力を調整する ⑤コストを引き下げる ⑥協力企業を育成する ⑦廃止部門の代替となる
13
品質管理の目的を述べよ。
①製品の不良を防止し、顧客への品質保証と品質不具合に伴うコストを引き下げる ②製品や作業のばらつきを減らす ③作業の不具合をなくし、効率の向上を図る ④製品クレーム情報に基づき有効に改良する
14
親和図法、連関図法、系統図法についてそれぞれ説明せよ。
親和図法: 情報を整理・集約し、着眼点を絞り込むもの 連関図法: 問題点と要因を挙げ、それらの因果関係を明らかにするもの 系統図法: どのように、を繰り返し目的と手段の関係を視覚化するもの
15
TQMの8原則は何か?
顧客重視 従業員の全員参加 プロセスアプローチ 統合的なシステム 戦略的かつ体系的なアプローチ 継続的改善 事実に基づく意思決定 コミュニケーション
16
IEの体系を説明せよ。
方法研究 工程分析 作業分析 動作分析 作業測定 時間研究 稼働分析
17
設備管理の目的を3つ述べよ。
①作業中の設備故障を最小限にし、生産量の安定を図る ②設備の能力を常に把握し、機能を維持させる ③所要の時期に、確実に設備を使用できる状態を保つ
18
設備保全を分類せよ。
維持活動 予防保全 事後保全 改善活動 改良保全 保全予防
19
ERCSとは何か?
Eliminate なくす Combine 一緒にする Rearrange 順序を変える Simplify 単純化する
20
グループテクノロジーとは何か?
多種類の部品をその形状、素材、工程などの類似性に基づいて分類するもの。多種少量生産に大量生産的効果を与える。
21
動作の改善において考慮すべき要素は何か?
①身体の使用 ②作業上の配置 ③設備・工具の設計
22
内段取りを外段取り化するための方策を5つ挙げよ。
①作業の簡素化・標準化 ②治工具の改造 ③調整作業の削減 ④並行作業の実施 ⑤作業訓練の充実
23
7つのムダとは何か?
加工のムダ 在庫のムダ 作りすぎのムダ 手待ちのムダ 動作のムダ 運搬のムダ 不良のムダ
24
OEMを適用する場合の発注企業、供給企業のそれぞれのメリットを述べよ。
発注企業 ①生産設備への投資が陳腐化するリスクを回避できる ②製品供給から解放される ③当該製品の技術標準や自社ブランド力維持に重点を置ける 供給企業 ①ブランドの維持育成や販路開拓から解放される ②技術開発、製品開発、生産に専念できる ③複数の取引先を確保することで量を確保でき、規模の経済性を実現できる
25
サードパーティ・ロジティクス(3PL)とは何か?
輸送配送の代行だけでなく、保管などを含めた物流を一括で請け負うもの。利用者はコスト削減だけでなく、高度な物流サービスを享受できる。
26
外注先に対する納期管理で考慮すべき内容を6つ挙げよ。
①余裕日数を見たリードタイムを設定する ②生産計画、発注、納入、検収などのシステムを確立する ③外注先の進度管理を充実させ、納期管理体制を整備する ④外注先の能力や特徴を勘案したうえで、適切な外注先を選定する ⑤外注先の能力把握と指導育成の強化を図る ⑥ITなどで事務作業を合理化・迅速化させる