適応反応には、萎縮・肥大・過形成がある。

マラソン選手にみられる心大は病的肥大に分類される

高血圧による心肥大は病的肥大である。

肝細胞に脂肪が入り込んだ変性を脂肪変性（脂肪沈着）という。

心筋組織の虚血による壊死は、融解壊死という。

プログラミングされた細胞死をアボトーシスという。

女性にみられる月経は、アポトーシスの一つである。

テロメアは細胞分裂の度に、長くなる。

21番染色体のトリソミーをエドワード症候群という。

ターナー症候群は「47、XXY」という染色体異常を示す例が多い。

クラインフェルター症候群は「45,X」という染色体異常を示す。

常染色体性優性遺伝病は、1つの優性遺伝子が片親から子供に伝えられて発症する。

終動脈に血栓ができるとその動脈が支配する末梢領域は血流が遮断され 虚血が生じる。

肝硬変によって肝内血流が阻害されると食道静脈瘤、腫、門脈圧亢進が生じる。

止血のメカニズムには血小板と白血球の2つの因子が関与する。

血液凝固因子である第13因子と第3因子を除く凝固因子は脾臓でつくられる。

血栓を起こさせる要因には、凝固能の異常、血管内皮細胞の異常、血流の異常の 3つが関与する。

虚血とは静脈内腔が狭くなり、組織への動脈血の供給が不足した状態をいう。

梗塞とは終動脈に血栓ができると、その動脈が支配する末梢領域の血流が遮断され壊死に至ることをいう。

感染症に罹りやすい状態を感染性という

生体の防御能が十分に機能しないため、抵抗性が低下して発症する感染を日和見感染症という。

腫脹による組織圧の上昇とブラジキニンなどの化学物質によって疼痛が生じる。

サイトカインによってプロスタグランジンが産生されると、中枢神経系の発熱中枢が刺激され発熱する。

炎症部位には、血管内にいる好中球を始めとした炎症細胞ともいわれる赤血球が移動して集積してくる。

炎症はその経過によって急性炎症と慢性炎症に分けられる。

急性炎症は、好中球やマクロファージなどの非特異的防御機構（自然免疫）が活性化により生じる。

腫細胞では、遺伝子に異常が起こることによって自律的に増殖するようになる。

非上皮性悪性腫瘍を癌腫という。

正常細胞には、癌遺伝子になり得る原癌遺伝子がもともと存在している。

慢性骨髄性白血病患者では、フィラデルフィア染色体がみられる。

種細胞が血管内に入り、血流に乗って他臓器に移動することをリンパ行性転移という。

腫瘍マーカーの役割は、癌の存在診断、治療効果のモニタリング、再発の監視である。

腫瘍マーカーのPSAは、前立腺癌に特異的なマーカーであるが、前立腺炎や前立腺肥大でも上昇する。