真核生物は二分裂で増殖する。

真核生物は核膜をもつ。

原核生物は細胞壁をもつ。

ウイルスは有性生殖・無性生殖で増殖する。

ウイルスはDNAとRNA両方をもつ。

細菌には、一般細菌、マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアが含まれる。

マイコプラズマは細胞壁をもつ。

細菌が血管に入り持続的に検出される状態を菌血症という。

プリオンは微生物の一種である。

抗生物質とは微生物が産生した化学物質のことである。

インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型がある　いずれも世界的に流行的な広がりをみせている。

インフルエンザウイルスはエンべロープをもたない。

A型インフルエンザウイルスは赤血球凝集素（HA）とノイラミニダーゼ（NA）の亜型の組合わせで表現する。

エンべロープをもつウイルスは、アルコール消毒が有効である。

現在、世界で流行しているインフルエンザウイルスは、A型1種類とB型1種類である。

インフルエンザウイルスの感染経路は空気感染である。

インフルエンザウイルス感染症の診断には主に培養検査が用いられる。

肺炎球菌はグラム陰性双球菌である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

インフルエンザウイルスの治療薬の作用機序は、ノイラミニダーゼやCapエンドヌクレアーゼ阻害である。

肺炎球菌の重要な病原因子に莢膜がある。

肺炎球菌は院内肺炎の主要な原因菌である。

侵襲性肺炎球菌感染症は、感染症法の三類感染症に指定されている。

侵襲性肺炎球菌感染症とは、血液や髄液などの無菌材料から肺炎球菌が分離される感染症である。

脾臓がないあるいは機能不全者と肺炎球菌感染症の重症化には関連性がある。

結核菌の世代時間は約15分である。

結核菌の細胞壁周囲には、ミコール酸という厚い脂質で覆われている。

結核の感染経路は、飛沫感染である。

結核の発症を診断する検査には、IGRA検査がある。

結核患者を対応する医療従事者はサージカルマスクを着用する。

外国人技能実習生の出生国は結核罹患率の高い国が多い。

ヒトに下痢などの病原性を示す大腸菌のことを病原性大腸菌（下痢原生大腸菌）という。

O157は腸管組織侵入性府大腸菌である。

腸管出血性大腸菌の感染成立に必要な菌数は、10⁸〜10¹º個である。

コレラ菌、赤痢菌、チフス菌、パラチフス菌は日本国内で流行している。

コレラ菌、赤痢菌、チフス菌、パラチフス菌は、感染症法の三類感染症に指定されている。

赤痢アメーバ、ランブル鞭毛虫、クリプトスポリジウムは感染症法の四類感染症に指定されている。

ロタウイルスによる下痢便の性状は、白色水様便であるが多い。

腸管出血性大腸菌による下痢便の性状は、緑色水様便であるが多い。

食品内で食中毒菌が増殖して毒素を産生し、その毒素を摂取して起こるものを感染型食中毒という。

感染型食中毒と毒素型食中毒では、毒素型食中毒のほうが潜伏期が短い。

我が国の食中毒の原因微生物の中で、最も患者数が多いのは、ノロウイルスである。

カンピロバクターによる食中毒の原因食品は、魚介類が多い。

偏性嫌気性菌であるボツリヌス菌は、強力な神経毒を産生し致死率の高いボツリヌス食中毒の原因になる。

黄色ブドウ球菌による食中毒は、毒素型食中毒である。

黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンは、75〜85℃ 1分間の加熱で不活化できる。

クロストリディオイデス・ディフィルシルは、院内感染症の原因菌であり、重症例では偽膜性大腸炎を引き起こすことがある。

腸管出血性大腸菌O157の原因毒素は、エンテロトキシンである。

O157は酸に比較的強いため、少量の菌数でも発症する。

腸管出血性大腸菌O157のベロ毒素が血中に移行すると溶血性尿毒症症候群や脳症を併発し重症化することがある。

コレラ菌感染に伴う下痢便は、通常血便を伴うことが多い。

赤痢菌感染に伴う下痢便は、膿を含んだ粘血便が特徴である。

チフス菌感染は、脾臓や肝臓の細胞内で増殖できる細胞内寄生性細菌である。

チフス菌感染の検査に使用する検体は、便のみである。

チフス菌感染は、抗菌薬治療後、胆のう内に保菌することがあり感染源として問題となることがある。

ヘリコバクター・ピロリ菌は、大腸がんの発症に関与する。

ヘリコバクター・ピロリの診断には、尿素呼気試験が利用される。

ヘリコバクター・ピロリの感染に対し、抗菌薬を使用することはない。

カンピロバクター・ジェジュニによる食中毒は、毒素型食中毒である。

カンピロバクター・ジェジュニによる食中毒は、治癒後まれにギランバレー症候群を発症することがある。

急性肝炎とは、肝細胞の広範な壊死により、肝性昏睡をはじめとした肝不全の状態である。

慢性肝炎とは、肝機能異常は6ヶ月以上持続し、ウイルス感染が持続している状態である。

劇症型肝炎では、プロトロンビン時間は短縮する。

慢性肝炎は肝硬変へ進展する前段階である。

慢性肝炎では、AST、ALT値ともに高度上昇する。

ALTは肝臓、心臓、骨、筋肉などの組織に含まれている。

劇症肝炎の定義において、肝性昏睡はⅢ度以上である。

肝硬変による門脈亢進症では、食道静脈瘤を合併することがある。

A型肝炎ウイルスはRNAウイルスである。

A型肝炎ウイルスの感染経路は、主に血液感染である。

B型肝炎ウイルスはDNAウイルスである。

B型肝炎ウイルスの主な感染経路は血液感染である。

B型肝炎ウイルスの感染初期には、HBc抗体（IgG）が上昇する。

B型肝炎ウイルスによる針刺し事故において、受傷者がHBs抗体保有の場合、処置は不要である。

C型肝炎ウイルスに治療には、近年経口抗ウイルス薬が使用され、初回治療の場合95%以上の割合でウイルス排除が可能になっている。

C型肝炎ウイルスはRNAウイルスである。

C型肝炎ウイルスに感染後、約70%のヒトは慢性化する。

基礎疾患のない尿路感染症を単純性尿路感染症という。

女性より男性のほうが尿路感染症を起こしやすい。

単純性尿路感染症では、緑膿菌が原因になることが多い。

尿路感染症の診断において、尿培養の検体採取の場合、初尿がいい。

HIV感染してから1年以内にAIDS発症する。

HIVに感染するとCD4陽性細胞が破壊され、免疫機能を低下させる。

HIV感染者をAIDSという。

ウインドウ期とは、ウイルス感染後、抗原や抗体などの検査によって検出できない時期のことである。

クラミジアによる尿道炎は、淋菌性よりも症状が重たい。

クラミジアの診断検査には、主に培養検査が用いられる。

淋菌はグラム陽性球菌である。

男性の淋菌感染症では、尿道炎を起こしやすい。

淋菌は、近年耐性菌の出現が問題となっている。

腸炎ビブリオは、好塩菌であるため、魚介類を介した感染が多い。

A群レンサ球菌は、グラム陰性桿菌である。

A群レンサ球菌は、ランスフィールド分類においてA群抗原を持つ。

A群レンサ球菌は、血液寒天培地上で、α溶血を示す。

A群レンサ球菌による咽頭炎の診断には、迅速検査キットが用いられる。

蜂窩織炎とは、皮膚表面が赤く腫れる症状である。

壊死性筋膜炎の外科的治療にはデベリドマンが用いられる。

猩紅熱の原因毒素はエンテロキシンである。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、感染症法の四類感染症に指定されている。

リウマチ熱は、A群レンサ球菌感染後に起こる続発症である。

急性糸球体腎炎は、腎臓にA群レンサ球菌が感染することで起こる。