問題一覧
1
食道の粘膜上皮細胞は(①)細胞で、胃は(②)細胞である。
重層扁平上皮, 単層円柱上皮
2
食道の筋肉は上1/3は(①)筋で構成される。
横紋
3
反回神経は、右は(①)、左は(②)を反回する。
右鎖骨下動脈, 大動脈弓
4
胸管は上腹部の乳糜槽から縦隔を通り、(①)に合流する。
左静脈角
5
食道壁は胃・大腸と異なり、(①)をもたない。
漿膜
6
腹腔動脈より分枝する3本の血管の名前を述べよ。
総肝動脈, 脾動脈, 左胃動脈
7
胃の小彎側と大彎側を栄養する血管の名称を述べよ。
右胃動脈, 左胃動脈, 右胃大網動脈, 左胃大網動脈
8
嚥下の3相とは(①)期、(②)期と(③) 期である。
口腔, 咽頭, 食道
9
誤嚥の重要な要素は、嚥下反射と(①)である。
喉頭挙上
10
口腔ケアは肺炎発症率の低下に(①有効or無効)である。
有効
11
食べ物の消化は、口腔での咀嚼と(①)および(②)によるデンプンの部分的分解、胃における(③)と(④)による蛋白質の加水分解、十二指腸における(⑤)と(⑥)による脂肪の(⑦)の形成と(⑧)による3大栄養素の加水分解が主たる流れである。
唾液, アミラーゼ, 胃酸, ペプシン, 胆汁酸, リン脂質, ミセル, 膵酵素
12
各種栄養素の中で最も吸収が傷害されやすいのは(①)である。
脂質
13
炭水化物や蛋白質は分解されて、脂質の中の一部のもの (中鎖脂肪酸程の大きさまで分解されたもの)と共に小腸 で吸収されて(①)へ運ばれるが、長鎖脂肪酸やコレ ステロールは(②)となって(③)に 運ばれる。
門脈, カイロミクロン, 胸管
14
胃腺の壁細胞は(① )と(②)を分泌し、主細 胞は(③)を分泌する。
胃酸, 内因子, ペプシノーゲン
15
迷走神経が刺激されると胃酸分泌は(促進 or 抑制)され る。
促進
16
肥満細胞から分泌される(①)はH2受容体を介 して胃酸分泌を促進する。
ヒスタミン
17
胃内pHが上昇すると( ① )から( ②)が 分泌され、胃酸分泌は(③促進 or 抑制)される。
G細胞, ガストリン, 促進
18
胃のpHが下がると鉄の吸収は(①高く or 低く)なり、主に(②)から吸収される。
高く, 十二指腸・上部小腸
19
壁細胞の分泌する( ① )はビタミンB12と結合して 主に( ②)から吸収される。
内因子, 回腸
20
正常の食道内圧検査では、嚥下と共に(①)は弛緩する。
下部食道括約帯
21
酸逆流をみる24時間pHモニタリング検査では、pH(①) 未満になる時間が5%以上の時に病的逆流ありと判定する。
4
22
スクリーニングで内視鏡を行う際には(①直視型 or 側視 型)内視鏡を使用する。
直視型
23
以下の内視鏡画像の内、インジゴカルミンを用いた色素 内視鏡はどれか?
d
24
食道アカラシアとは嚥下時における下部食道括約筋の (①)不全である。
弛緩
25
食道アカラシアの診断に有用な検査は(①)検 査と( ②)検査である。
食道造影, 食道内圧
26
食道アカラシアの食道内圧検査の特徴は、(①)、(②)と(③)である。
蠕動の伝播がない, 静止圧の上昇, 下部食道括約帯の弛緩不全
27
下の食道アカラシアの患者の食道造影 像は( ① )型である 。
シグモイド
28
食道アカラシアに対する保存的治療は( ① )である。ただ、近年内視鏡的に(②)が先進医療として行われている。
バルーン拡張術, 経口内視鏡的筋層切開術
29
逆流性食道炎の最大の要因は(①)の逆流である。
胃酸
30
逆流性食道炎の診断に有用な検査は(①)である。ただ、補助診断として(②)の結果も参考にする。
上部消化管内視鏡検査, 24時間pHモニタリング
31
逆流性食道炎で脱落した粘膜は( ① )で再生されるが、それを(②)食道という。
円柱上皮細胞, Barrett
32
逆流性食道炎の治療に用いられる薬は(①)である。
プロトン・ポンプ・インビビター:PPI
33
以下の術式は何の疾患に対する何という術式か。
食道アカラシア, Heller-Dor法, 逆流性食道炎, Nissen法
34
特発性食道破裂は、(①上部 or 中部 or 下部)食道の (②左 or 右)側に多い。
下部, 左
35
特発性食道破裂の主な症状は、( ① )、(②)、(③)、(④)である。
膿胸, 気胸, 縦隔気腫, 頸部皮下気腫
36
特発性食道破裂において出血を伴う頻度は(①高い or 低い)。
低い
37
難治性胃潰瘍の原因でもある(①)菌は尿素を(②)に分解する(③)活性を有する。
ヘリコバクター・ピロリ, アンモニア, ウレアーゼ
38
胃酸分泌の多い若年では(① )潰瘍が発生し やすい。
十二指腸
39
胃・十二指腸潰瘍に対する薬物治療は(①)である。
プロトン・ポンプ・インヒビター:PPI
40
H.P.菌陽性の患者に対して推奨される治療は(①)である。
ヘリコバクター・ピロリの除菌
41
胃・十二指腸潰瘍に対する手術適応は、(① )、 (②)、(③)である。
穿孔, 止血困難な出血, 狭窄
42
胃・十二指腸潰瘍の穿孔性腹膜炎の時の術式は、腹腔 鏡下腹腔内洗浄およびドレナージと( ① )術で、 胃切除を行なう頻度は(②多い or 少ない)。
大網充填, 少ない
43
画像における異常所見はどれで、それは何という所見 か。
Free air
44
マロリー・ワイスは胃食道接合部に近い噴門部の裂創 で、(①)を伴うのが特徴である。
出血
45
左下の内視鏡像が示す食道粘膜下腫瘍にて外科的に切 除した。右下の切除標本は病理組織像を示す。診断は ( ① )である。
平滑筋肉腫
46
前記診断の腫瘍の最も多い転移形式は( ① )である。
肝転移
47
右の内視鏡写真から最も考えられる診断は( ① )である。
食道悪性黒色腫
48
食道悪性黒色腫の予後は食道癌と比較して(①良好 or 不良 or 極めて不良)である。
極めて不良
49
食道癌のリスク因子は、(①)、( ② )、 ( ③ )である。
喫煙, 飲酒, 男性
50
食道癌は( ① )腫瘍と合併することが多い。
頭頸部
51
食道早期癌発見には( ① )による色素内視鏡検査が有用である。
ルゴール染色
52
食道早期癌とは腫瘍が( ① )にとどまるものをいう。
粘膜内
53
粘膜下層深く浸潤した食道表在癌のリンパ節転移率は( ① )%である。
40〜50
54
反回神経周囲のリンパ節に転移すると臨床症状として ( ① )を伴うことがある。
嗄声
55
全周性でない(①)層までの深達度の食道癌は内 視鏡的粘膜剥離術の適応である。
粘膜
56
食道癌で最も多い転移形式は( ① )転移であ る。
リンパ節
57
近年、進行食道癌は集学的に治療されるのが標準であ る。切除可能進行食道癌に対し、手術との組み合わせと してガイドラインで推奨されている治療は( ① )である。
術前化学療法
58
食道切除後の再建臓器として最も用いられる臓器は (①胃 or 小腸 or 大腸)である。
胃
59
食道癌手術において最も縫合不全を起こしやすい再建 経路は(①)経路である。
胸壁前
60
食道癌術後に一旦縫合不全を起こすと難治性である再 建経路は( ① )経路である。
胸壁前
61
右の内視鏡写真で認められる 粘膜下腫瘍の特徴的所見は( ① )である。
Bridging fold
62
胃粘膜下腫瘍の中で最も頻度の多い疾患は(①)である。
GIST
63
GISTは( ① )遺伝子の異常が原因である。
c-kit
64
GISTの最も多い転移形式は( ① )転移である。
肝
65
GISTに対する薬物治療は( ① )である。
分子標的薬:イマチニブ
66
平滑筋肉腫やGISTに対する基本的な治療法は( ① )である。
外科的切除
67
迷入膵の好発部位は( ① )で、ほとんどが (良性 or 悪性)である。
胃幽門前庭部, 良性
68
胃カルチノイドは( ①)を分泌し、カルチノ イド症候群を呈することがある。
セロトニン
69
胃カルチノイドに対する治療は原則胃切除であるが、リ ンパ節郭清は(①必要 or 不要)である。
必要
70
胃原発悪性リンパ腫で最もよく認めるタイプは、( ① )の( ②)細胞性である。
non-Hodgkin, B
71
胃原発悪性リンパ腫の肉眼的特徴は不整な( ① )である。
多発潰瘍
72
胃悪性リンパ腫の予後は胃癌より(①良い or 悪い)。
良い
73
胃MALTリンパ腫の原因は(①)による抗原刺激である。
ヘリコバクター・ピロリ菌感染
74
胃MALTリンパ腫でリンパ節転移がなければ第一選択の治 療は(①)である。
ヘリコバクター・ピロリの除菌
75
胃癌は慢性萎縮性胃炎を背景に発症するが、その最大の 原因は(①)である。
ヘリコバクター・ピロリ菌感染
76
上部消化管造影写真が示す早期 胃癌の病型は(①)型で、 深達度は(②)であ る。
0-Ⅱc, 粘膜下層:SM
77
進行胃癌では腹腔内に癌細胞が転移する(①) を伴いやすい。
腹膜播種
78
進行胃癌におけるダグラス窩転移を(1)転 移という。
Schnitzler
79
進行胃癌における卵巣転移を( 1 )腫瘍とい う。
Kurkenberg
80
進行胃癌における左鎖骨上窩への転移は( 1 )転 移というが、これは腹部の癌細胞が(2)を経由して 転移したと考えられている。
Virchow, 胸管
81
胃癌における腹膜播種のリスク因子を列挙せよ。
漿膜浸潤胃癌, 未分化型腫瘍(低分化型腺癌や印環細胞癌), 4型胃癌, スキルス胃癌
82
胃癌の一般的な腫瘍マーカーは( 1 )と( 2 ) である。
CEA, CA19-9
83
早期胃癌に対する内視鏡的粘膜剥離術の絶対的適応の条件を説明せよ
粘膜内癌, 分化型であれば大きさは問わない, 未分化型であっても2cm以下なら適応, 潰瘍・陥凹があっても3cm以下なら適応
84
消化管造影写真を示す。生検で印環細胞癌を認めた。病型は(①)型で、最も考えられる転移形式は(②)である。
4, 腹膜播種
85
胃幽門側切除術における再建法で、残胃と十二指腸を直接吻合する再建法は(①)である
ビルロートⅠ法
86
下図の胃全摘出後の再建法は(①)である。
ルーY法
87
ガイドラインが推奨する進行胃癌に対する治療は、手術と(①)の組み合わせである。
術前化学療法
88
腹腔鏡手術において気腹に用いられるガスは(①)である
二酸化炭素
89
食道癌の術後管理で最も注意すべきは(肺or肝臓or 腎臓)の合併症である。
肺
90
上縦隔リンパ節郭清を伴う食道癌手術後には(①)に注意が必要である。
反回神経麻痺
91
誤嚥性肺炎の好発部位は(右下or左下)肺である
右下
92
重症肺炎(敗血症)の治療中、血小板の減少と点状出血斑を認めた。最も考えられる病態は(①)である
DIC
93
食道癌は過大侵襲の手術であり、術後1週間はベッド上安静が必要である ⚪︎か×か
×
94
下肢深部静脈血栓症は(①)のリスク因子である
肺梗塞
95
肺梗塞のハイリスク群に対する予防策を列挙せよ
早期離床, フットポンプ, 男性ストッキング, ヘパリンによる抗凝固療法
96
膵液瘻の場合、術後のドレーン排液は(①)色を呈す
ポートワイン
97
全摘出後、経過良好にて退院するも突然の嘔吐で救急外来を受診した。その時の腹部立位単純X線画像を示す。 診断は(①)である
腸閉塞
98
胃切除後には(1)の減少に伴って(2)の吸収が低下し、小球性低色素性貧血を呈してくる
胃酸, 鉄
99
胃全摘出後が(1)の欠乏により大球性貧血を呈し、(2)の(3)を行う
内因子, ビタミンB12, 筋注または静注
100
早期ダンピング症状では循環血漿量は(増加or減少)する
減少