マナーの根本にあるものは、相手へを思いやり、尊重する心である。

プロトコールは外交上のルールなので、外交官など海外の賓客（ひんきゃく）対応をする人だけが知っていればよい。

有職」とはもともと宮廷の儀礼などに精通していた知識人のことを指していた。

江戸時代になると社会が安定し、儀礼、葬儀、年中行事など生活全般にわたる礼儀作法が庶民にも広がった。

イスラム教では飲酒を禁じている

タイなどの上座部仏教では僧侶を敬うが、外国人観光客は気にしなくてもよい。

日本における公式席次のガイドラインでは、皇族が最上位で次に内閣総理大臣が続く。

下の和室で、最上位はAの席である

⑩下のタクシーの座席で、最上位は①である。

人の印象が決まる要素として最も比重が高いのは「外見」である

ビジネスシーンにおける身だしなみのポイントは「清潔感」「個性」「上品」である。

人の評価は内面で決まるので、第一印象が悪くても気にする必要はない。

会釈は、接客の際にお客様をお迎えする挨拶としてふさわしい。

日本で挨拶の際にお辞儀をする習慣は、武家社会になてから始まった。

印象形成に視覚情報が与える影響は大きく、出会った瞬時に印象が決まるといわれている。

目上の人い挨拶するときは、相手に失礼にならないようにアイコンタクトを取るのは控えた方がよい。 *

廊下ですれ違う際は、頭を下げず目礼で挨拶すればよい。 *

お辞儀である急所を差し出すことで、相手に対する服従を示す行為である。

タイなどの上座部仏教国では、男女を問わず僧侶に触れたり、握手を求めてはいけない。

日本国旗の正式名称は「日の丸」である。

冠婚葬祭の際にお金を包んで贈るのは、どこの国でも一般的な習慣である。

握手にマナーとしては、握手の際に相手と目を合わせないと、敵意を持っていると受け取られることがある。

ユダヤ教徒は豚肉や馬肉を食べることを禁じられている。

ランチョンパーティとは、ビュッフェスタイルで昼食をいただくパーティのことである。

冷めないうちにお食事をいただいてくださいというのは正しい。

他校を訪問し、教授を紹介する際は、肩書が分かるように「私共の〇〇教授です」と紹介する。

相手の意に沿えない回答をしなくてはならない場合は、「申し訳ございませんが」などのクッション言葉を挟むと、婉曲な印象になり、相手に受け入れてもらいやすくなる。

職場でのねぎらいの言葉としては、上司、部下に関係なく「ご苦労様」が一般的である

見る」の尊敬語は「ご覧になる」謙譲語は「拝見する」である。

患者さんに対して、「山田先生はただ今外出から戻られていないので、もう少しお待ちいただけますでしょうか。」

了解しました」は院外（社外）の方への返事として適切である。

「恐れ入りますが、受付でお伺いください」と患者さんに伝えた

他の病院への連絡で「山田事務長様はご在席ですか」という敬語表現は正しい。

他病院の医事課職員に、「院長の鈴木様のことは以前から存じ上げております」と伝えた。

相手に伝わりやすい話し方の基本は、要点をまとめて結論から話すことである。

「お菓子」や「お茶」は美化語と呼ばれる敬語である。

医事課長に「患者さんが参られたので、館内をご案内しました」と報告をした。

恩師に「ご自宅まで私のお車でお迎えに伺います」と伝えた。

患者さんに「おつりは２０００円になります」と言って渡した。

パーティの招待状のドレスコードは女性を基準にしているので、男性はそれと同じものを着用する。

テールコートとは燕尾服のことである。

タキシードは、独身の男性のみが着用できる正礼装である。

パーティでは、主催者や主賓より華やかに装うのが女性招待客の配慮である。

宝石を選ぶ時の基準の1つは「時間」であり、昼間は半透明のもの、夜は輝きの強いものにするとよい。

和服の「単衣」は10月1日～5月31日までの間に着る裏地のついた着物である。

日本の服装が和装から洋装に大きく変化したのは、明治維新の政策による。

立秋を過ぎたら、季節の贈答の表書きは「お中元」ではなく「残暑見舞い」とする。

お中元とお歳暮のどちらか一方だけを贈ることは相手に失礼とされる。

贈答の品物は、相手が自分のことを思い出すような個性的な品物が望ましい。

病気見舞いに現金を包む場合は、白黒の水引がかかった不祝儀袋を使用する。

祖父の長寿のお祝いを、水引がの「もろわな結び」の祝儀袋で贈った。

祝儀袋に現金を入れるときは、紙幣の表が正面にくるように中袋に入れる。

友人三人でお祝いの品物を贈る場合は、表書きに書く氏名は右から五十音順にするとよい。

祝儀袋には、お祝いの種類に応じて紅白や金銀、双銀などの水引を掛ける。

いただいた手紙に対して返信する場合は、頭語を「拝復」としてもよい。

手紙の結語に「かしこ」を使うのは女性に限られる。

礼状は心を込めて丁寧に書くことが重要なので、手紙や品物をいただいてから一か月以内に相手に送ればいい。

お見舞いの手紙では、追伸として励ましの言葉などを加えると喜ばれる。

頭語を「前略」とした手紙を「草々」で結んだ。

格上の人出すあらたまった内容の手紙には、縦書きより横書き用の便せんを使用する方がよい。

弔事やお見舞いの手紙以外の手紙は、便せん2枚以上にし、文面が1枚で終わる場合は白紙の便せんを1枚付ける。

正式な縦書きの手紙では、宛名から書き始め、最後に自分の名前を書く。

お悔やみの手紙は、頭語や時候の挨拶は省略し、本文から書き始める。

電子メールでカタカナを使うときは全角にする。

手紙では、「私」「私共」など自分や身内を指す言葉が行頭に来ないようにする。

恩師から贈答品が届いたので、その日のうちにお礼のハガキを出した。

電子メールは、社外へ発信する場合でも頭語や結語は省略する。

手紙を書く場合の筆記道具としては、万年筆が最上である。

電子メールでは形式は重要視されないので、株式会社を(株)のように略して書いてもよい。

企業人の持つべきプロ意識のうち、「顧客意識」はお客様と接することのない生産部門では不要なものである。

PDCAサイクルの「C」はCheck（検証・評価）、「A」はAdjustment（調整）のことである。

「PDCAサイクル」とは、社員同士の円滑なコミュニケーションを促すために行われる活動のことである。

頼まれた仕事の状況について、上司から求められる前に報告した。

規模の大きい企業においては、個々の社員の発言や行動は、会社のイメージには影響しない。

ビジネスの場で説明や報告をするときには、「起承転結」の流れで進めることが望ましい。

複数の上司から指示を受けた場合は、上位職者の仕事（指示）を優先する。

クレームなどの悪い情報を知らせると、職場の士気が下がるのでなるべく伝えない方がよい。

企業訪問した際には、相手が応接室に入室したらすぐに立ち上がって挨拶をし、初対面時には、こちらから先に名刺を出す。

役職が上がると、人としての見識や品格が問われるようになるので、ビジネスマナーに重要性が増す。

名刺交換の際、相手の名前の読み方が分からなかったので、その場で確認して忘れないように、名刺にフリガナを振った。

名刺はいつでも取り出せるように、定期入れや財布に入れて携帯する。

訪問先では、複数の方と名刺交換をする場合は、自分の近くにいる人から順番に行う。

相手から名刺を差し出されたら、両手で名刺を受け取るのが基本である。

商談の席で、いただいた名刺に当日の日付を書き込むのは失礼ではない。

職場にかかってきた電話には3コール以内で出るのがマナーである。

人込みで電話を使うとばあ場合は、相手によく聞こえるように大きな声で話すとよい。

取引先から電話を受けた際、名指し人が休みだった場合は、病気や帰省など休みの理由を伝えると丁寧である。

個人の電話から取引先の人に電話をかける場合、「非通知」設定にするのが基本である。

電話応対の際、聞き取りにくいアルファベットは「AはアップルのA、DはデンマークのD」など、よく知られている名刺を使って確認するとよい。

代表的な日本料理には、本膳料理、会席料理、懐石料理の3種類があり、もっとも格式が高いのは本膳料理である。

和食で吸い物をいただくときは、先に椀を両手で取ってから、次に箸を取る。

右側にある器を左手で取ったり、左側のものを右手で取ることを「袖越し」といい、和食の作法に反する。

箸から箸へと食べ物を渡すことを「移り箸」と言う。

刺身をいただくときは、醤油がたれないように、醤油小皿を手に持ち受けて食べてもよい。

中骨のある焼き魚は、上身を食べ終わったらひっくり返して下見を食べる。

ふた付の吸い物椀が出されたら、右手でふたを取り、取ったふたは裏返して右側に置く

大皿から料理を取り分けるときは、「返し箸」といって自分の箸を返し、元の方で取るのがよい。

会席料理のコースで締めくくりに出される味噌汁などを「止め椀」と呼ぶ。

和食、洋食にかかわらず、食事中は手を膝の上に置いておくのがマナーである。

和食の「焼き物」とは、鶏などの肉を炭火で焼いたものが一般的である。