問題一覧
1
ユニバーサルデザインの原則に含まれないのはどれか。
使い方が限定的である。
2
50歳の男性。職場の定期健康診断を受けた結果、高血圧を指摘された。 その結果を踏まえたトータルヘルスプロモーションプラン〈THP〉に含まれないのはどれか。
降圧薬の処方
3
下線部のうち、三次予防はどれか。
④
4
60歳の男性。50本/日の喫煙をしている。現在。糖尿病で自宅近くの診療所に通院し、内服薬による治療を受けている。また、脳梗塞の既往があり、抗血小板薬も内服している。年に1回の自治体のがん検診を受け、診療所では定期的な血液検査を受けている。 この患者における一次予防となるのはどれか。
禁煙
5
地域住民の健康増進を目的とした活動はどれか。
禁煙教室の開催
6
地域におけるヘルスプロモーションの例として最も適切なのはどれか。
安全にウォーキングが行える歩道の整備
7
健康日本 21(第二次)の目標項目はどれか。1つ選べ。
60歳代における咀嚼良好者の割合
8
ヘルスプロモーション活動はどれか。1つ選べ。
ウォーキングイベントの開催
9
肥満のある高血圧症の患者が行動変容の準備期に入ったと考えられるのはどれか。
明日から食後のジョギングを始めるつもりでい る。
10
行動変容について正しいのはどれか。
モデリングが有効である。
11
地方衛生研究所の業務でないのはどれか。
人口動態統計に係る統計
12
地域包括ケアについて誤っているのはどれか。
二次医療圏単位で構築される。
13
災害医療について正しいのはどれか。
トリアージは医師以外の医療職も行うことができる。
14
日本のへき地保健医療対策について誤っているのはどれか。
へき地医療拠点病院は一次医療圏単位で整備される。
15
地域医療構想について誤っているのはどれか。
構想区域は都道府県単位である。
16
地域連携クリニカルパスについて誤っているのはどれか。
施設間の治療成績の比較に用いる。
17
医療計画に含まれないのはどれか。
監察医の確保
18
医療計画の内容として最も適切なのはどれか。
地域連携クリニカルパスの普及
19
救急医療について正しいのはどれか。
休日夜間急患センターの多くは地域医師会が協力している。
20
かかりつけ歯科医が積極的にかかわるべきなのはどれか。1つ選べ。
地域包括ケアシステムへの参画
21
地域包括支援センターに配置が義務付けられているのはどれか。1つ選べ。
保健師
22
国家試験でないのはどれか。
医療ソーシャルワーカー
23
在宅人工呼吸器管理中の筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉患者の在宅支援チームによる活動のなかで、医師の指示が必要なのはどれか。
言語聴覚士による嚥下訓練
24
令和2年就業者数が最も少ないのはどれか。
保健師
25
栄養サポートチーム〈NST〉について正しいのはどれか。
中心静脈栄養の患者にも関与する。
26
WHOの活動にあてはまらないのはどれか。
識字率の向上
27
開発途上国において我が国より低いと考えられるのはどれか。
がん死亡率
28
国際機関と事業内容の組合せで正しいのはどれか。
JICA-専門家派遣による技術協力
29
我が国の政府開発援助〈ODA〉による保健医療協力については謝っているのはどれか。
金銭的な利益を得る。
30
健康的食習慣を形づくる上で重要でないのはどれか。
ソーシャルワーカーと相談する。
31
日本人の食事摂取基準について正しいのはどれか。
エネルギーと栄養素の摂取量の基準を示すものである。
32
2020年の日本人の食事摂取基準に定められている成人の1日のナトリウム目標量(食塩相当量)はどれか。
男性7.5g未満 女性6.5g未満
33
55歳の健康な日本人男性の1日当たり摂取目標量として適切なのはどれか。 ただし、身長165cm、体重65kg、生活活動強度Ⅲとする。
食塩 7.5g未満
34
45歳の女性。健康診断で尿糖を指摘され来院した。身長 155cm、体重70kg。血液生化学所見:空腹時血糖 156 mg/dl,HbAlc 8.0%(基準 4.6〜6.2)。 1日当たりの摂取エネルギー量で適切なのはどれ か。
1,400kcal
35
健康増進法で規定しているのはどれか。1つ選べ。
食事摂取基準
36
健康日本21(第二次)の最終目標と位置付けられているのはどれか。
健康寿命の延伸と健康格差の縮小
37
健康日本 21(第二次)の基本方針に含まれないのはどれか。
メタボリックシンドロームの認知
38
健康日本21(第二次)で摂取量の目標値が設定されているのはどれか。
野菜
39
健康日本 21(第二次)に含まれないのはどれか。
食中毒予防
40
国民健康・栄養調査で平成13年と比べて平成23年で摂取量が増加している食品群はどれか。
肉類
41
国民健康・栄養調査について正しいのはどれか。
毎年実施される。
42
45歳の女性。日中のだるさを主訴に来院した。第1子の出産後から体重が増え、10年で10kg増加した。健診を受けたことはない。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。就労はしておらず、運動習慣はない。身長152cm、体重65kg。 血圧144/92mmHg。尿所見: 蛋白(-),糖3+、ケトン体(-),潜血(→)。血液生化学所見:総蛋白7.4g/dL、アルブミン4.0g/dl. 尿素窒素 14mg/dL、クレアチニン0.7mg/dl. 床7.2mg/dl.血糖188mg/dL, HbAIc 82%(基準 4.6~6.2).総コレステロール 252mg/dL、トリグリセリド 220mg/dl、HDLコレステロール 36mg dL, Na 135 mEq/L, K 4.6 mEq/L, Cl 101 mEq/Lo 12誘導心竜図で異常を認めない。 食事療法の内容で正しいのはどれか。
総エネルギー摂取量の40~60%を炭水化物由来とする。
43
栄養素とその欠乏によって起こる病態との組合せで正しいのはどれか。
ビタミンC-出血傾向
44
三大栄養素の過剰摂取が関係するのはどれか。
高脂血症
45
健康食品について正しいのはどれか。
栄養補助食品やサプリメントが含まれる。
46
50歳の女性。健康診断で初めて血圧高値を指摘され来院した。健康診断時の血圧は138/88mmHgであった。体重は20歳ごろから変わっていない。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴はない。飲酒はビール 350ml/日を週2回。仕事は忙しく、運動する機会はほとんどない。身長 162cm、体重58kg。BMI 22.0。脈拍 68/分、整。血圧134/82mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦。軟で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。尿検査:蛋白(=)。血液生化学所見:クレアチニン0.6mg/dL. 尿酸 6.0mg/dl,空腹時血糖 68mg/dL, HbAlc 5.8% (基準 4.6~6.2),総コレステロール196mg/dl.トリグリセリド 100mg/dl、HDLコレステロール 68mg/dl。食事内容の評価で、食塩摂取量5.5g/日、野菜摂取量 350g/日。 この患者の生活習慣に対する指導として適切なのはどれか。
進動の推奨
47
52歳の男性。健康診断で肥満を指摘され来院した。 3か月前の健康診断で異常をはじめて指摘された。20歳時の体重は65kgであった。既往歴と家族歴に特記すべき事項はない。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 健康診断以降、早朝1時間の散歩をしている。身長170cm、体重74kg。BMI 25.6。脈拍 64/分、整。血生128/82mmHg。心音と呼吸音に異常を認めない。 腹部は平坦、で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。 この患者の行動変容のステージに基づく指導として適切なのはどれか。
「早朝1時間の散歩を始めたのは良いことです ね」
48
会社の健康診断で軽度の肥満を指摘された男性会社員に対する運動指導として適切なのはどれか。
「十分なウォームアップをしましょう」
49
60歳の男性。眼のかすみと下肢のむくみとを主訴に来院した。健康診断で数年前から尿糖陽性を指摘されていたが放置していた。身長 170cm、体重90kg、腹囲 95cm。血圧158/92 mmHg。両眼底に硝子体出 血を認める。尿所見:タンパク3+、糖3+,ケトン体(-)。血液生化学所見:血糖280mg/dL, HbAlc 99%(基準4.6~6.2),尿素素22mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL, 尿酸 7.4mg/dL、総コレステロール 245mg/dL、トリグリセリド 205mg/dlo 適切でないのはどれか。
運動療法
50
老年期の運動支援で正しいのはどれか。
日常生活動作〈ADL〉が改善する。
51
こころの健康について正しいのはどれか。
健康日本21にその対策が位置づけられている。
52
喫煙について誤っているのはどれか。
喫煙歴のある者には肺癌検診で略療細胞診を行う。
53
たばこについて正しいのはどれか。
健康日本21(第二次)における妊婦の喫煙率の目標値は0%である。
54
我が国における喫煙について正しいのはどれか。
禁煙の薬物治療に医療保険が適用される。
55
喫煙によって発症のリスクが増大しない疾患はどれか。
潰瘍性大腸炎
56
飲酒について正しいのはどれか。
女性は男性と比較してアルコールによる臓器障害を起こしやすい。
57
52歳の男性。大量飲酒を主訴に妻に伴われて来院した。23歳から飲酒を始め、10年前からは日本酒1を毎日飲酒していた。この半年間は朝から飲酒し、食事量が減少し、仕事も休みがちになった。健康診断で肝機能障害を指摘されている。意識は清明で、静穏である。このままではいけないと説明したが、本人は「酒を飲まないと眠れない。酒はやめようと思えばやめられる」と述べている。 対応として適切なのはどれか。
自助グループへの参加を勧める。
58
過度の飲酒習慣が発症リスクとなる可能性が低いのはどれか。
慢性閉塞性肺疾患
59
生命の危険はないが、虐待が疑われる児童が来院した際に、まず通報すべき機関はどれか。
児童相談所
60
85歳の女性。軽度の認知症(自立度I)と問題行動(夜間せん安)について要介護1の認定を受けている。訪問した介護福祉士が、処方薬(降圧薬)が不足していることに気付き、付き添って受診した。身長153cm、体重 38kg。体温36.0C。脈拍84/分、整。 血圧162/88mmHg。呼吸数 16/分。意識清明で問いかけには答えるが、口数が少なく、周囲を気にしておびえている様子がうかがわれる。眼瞼結膜に軽度貧血を認める。残存歯が3本のみで口腔内の衛生は不良である。皮膚はツルゴールがやや低下しており、腹部に湿疹を認め、掻破痕が著しい。四肢に外傷はないが、 背部・臀部に新旧混在した複数の皮下出血斑や打撲痕を認める。介護福祉士によると、息子と2人暮らしで、息子は昼間外出していることが多く、不定期に就労しているらしいという。 まずとるべき対応はどれか。
地域包括支援センターに虐待の可能性について相談する。
61
虐待が疑われる小児を診察した際の対応として適切なのはどれか。
児童相談所に通告する。
62
児童相談所の業務の対象でないのはどれか。
生活保護
63
児童相談所について正しいのはどれか。
被虐待児の一時保護を行う。
64
2か月の乳児。自宅の高さ 40cmのソファーから転落したことを主訴に、両親に伴われて救急外来を受診した。在胎38週。2,850gで出生した。 体重3.890g、体温 36.2°C。呼吸数40/分。心拍数140/分、整。後頭部に皮下血腫がみられ、左大腿外側に小円形の熱傷瘢痕が3個みられる。 対応として適切でないのはどれか。
再診予約をした上で帰宅させる。
65
ネグレクトを受けている児の一時保護を決定するのはどれか。
児童相談所長
66
我が国の母子保健の現状で正しいのはどれか。
妊産婦死因の1位は出血である。
67
我が国の最近5年間の母子保健動向で誤っているのはどれか。
年間出生数は約180万である。
68
乳児の不慮の事故による死亡原因で最も多いのはどれか。
窒息
69
乳児死亡率について誤っているのはどれか。
現在我が国では市部と郡部とで差がある。
70
最近5年間の我が国の年間妊産婦死亡数はどれか。
約30人/年
71
母子健康法に基づく人工妊娠中絶ど正しいのはどれか。
実施時期は妊娠12週までに行われる頻度が90%を超える。
72
母子保健に関する用語について誤っているのはどれか。
周産期死亡とはすべての死産に早期新生児死亡を加えたものである。
73
我が国の母子保健制度について正しいのはどれか。
母子健康手帳は妊娠の届出の際に交付される。
74
母子保健法による母子保健事業として行われていないのはどれか。
乳児医療の公費による助成
75
母子健康法に規定されていないのはどれか。
出生証明書の交付
76
母子健康手帳で誤っているのはどれか。
交付には医師の診断書が必要である。
77
低出生体重児の届出について規定しているのはどれか。
母子保健法
78
母子保健について正しいのはどれか。
我が国の乳児死亡率は約2(出生千対)である。
79
未熟児に対する養育医療の給付を定めているのはどれか。1つ選べ。
母子保健法
80
28歳の女性。悪心と倦怠感を主訴に受診した。最終月経は8週間前。無月経のため5日前に行った妊娠検査薬が陽性だった。軽度の下腹部痛を自覚している。最近食欲が低下しているという。内診で性器出血は認めず,経腟超音波検査で子宮内に頭殿長18mm の心拍を有する胎児を認める。身長 156cm、体重48kg(非妊時49kg)。尿ケトンは陰性。飲食店勤務のため立ち仕事が多く勤務時間を短くしたいという相談があった。 適切な対応はどれか。
母性健康管理指導事項連絡カードを発行する。
81
35歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠33週6日。妊婦健康診査のため来院した。これまでの妊娠経過に異常を認めていなかった。脈拍 96/分、整。血圧126/68 mmHg。尿所見:蛋白(-),糖(-)。子宮底長29cm,腹囲 94cm。内診で子宮口は閉鎖している。胎児推定体重 2,120g,羊水指数<AFI)18cm。胎盤は子宮底部に位置している。職業は事務職である。明日から休業を申請するという。 この妊婦の休業を規定する法律はどれか。
労働基準法
82
母親の情報について母子保健手帳から得られる可能性が最も高いのはどれか。
喫煙状況
83
出産、育児と就労について正しいのはどれか。
育児のために就業時間を短縮することができる。
84
32歳の女性。産後1か月の健康診査のため来院した。常勤の病棟看護師として勤務している。妊娠が判明した時点で、勤務先から非常勤の外来専属看護師になるように繰り返し強く求められたが断った。妊娠9週につわりが出現し、勤務を緩和してもらうよう医師から指導を受け、勤務時間が短縮された。妊娠23週までは4週に1回、勤務時間中に妊婦健康診査を受診していた。妊娠36週から産前休暇を取得した。現在、産後休暇中であるが、分娩後6週経過したら勤務に復帰することになっている。産後1か月の健康診査では問題がなかった。 この女性に対する母性健康管理措置として適切でなかったのはどれか。
妊娠判明時に非常勤になるように強く求めたこ と
85
34歳の初妊婦。妊娠 30週0日。妊婦健康診査のため来院した。母児に異常を認めない。本人は産前休業を希望している。 説明として正しいのはどれか。
「4週後からは産前休業できます」
86
仕事を持つ妊婦の保護のために法制度上認められているのはどれか。
産後8週間の休業
87
母体における欠乏によって胎児に二分脊椎が発生しうるビタミンはどれか。
葉酸
88
すべての新生児に対してマススクリーニングが行われているのはどれか。
メープルシロップ尿症
89
タンデムマス法による新生児マススクリーニングの検査対象となるのはどれか。
有機酸代謝異常
90
我が国の新生児マススクリーニングで発見率が最も高いのはどれか。
先天性甲状腺機能低下症
91
乳幼児突然死症候群〈SIDS〉について正しいのはどれか。
予防のために両親の禁煙が勧められる。