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疾病治療学Ⅱ
  • ひとあ

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  • 1

    Aさん(43歳,男性)は胆道狭窄のため内視鏡的逆行性胆管膵管造影〈ERCP〉検査を受けた。検査後に心窩部痛が出現したため血液検査を行い,禁食,抗菌薬および蛋白分解酵素阻害薬による治療を行うことになった。  血液検査の項目でAさんに生じた合併症を判断できるのはどれか。 1.アミラーゼ〈AMY〉 2.アルブミン〈Alb〉 3.カリウム〈K〉 4.クレアチンキナーゼ〈CK〉

    アミラーゼ

  • 2

    重度の肝硬変cirrhosisで基準値よりも低い値を示す血液検査項目はどれか。 1.血清アルブミン〈Alb〉 2.血清ビリルビン〈Bil〉 3.血中アンモニア〈NH3〉 4.プロトロンビン時間〈PT〉

    血清アルブミン

  • 3

    超音波内視鏡検査で正しいのはどれか。 1.癌の壁深達度を判定できる。 2.小さな腫瘍の描出は不明瞭である。 3.リンパ節の観察を行うことはできない。 4.体外から行う超音波検査のほうが,より詳細な情報を得ることができる。

    癌の壁深達度を判定できる

  • 4

    消化管のチューブ・ドレーン管理で正しいのはどれか。 1.経皮経肝胆囊ドレナージ(PTGBD)では,鼻孔の位置でドレーンに印をつけ,自然抜去や自己抜去がおきていないか適宜確認する。 2.排液を回収する場合は,滅菌された排液カップを用いる。 3.開放式ドレーンが縫合糸で腹壁に固定されている場合は,固定の状態を3日に1回の頻度で確認する。 4.胃全摘出術後の腹腔からの排液が赤黒い場合は,膵液瘻(ろう)を疑う。

    胃全摘出術後の腹腔からの排液が赤黒い場合は,膵液瘻(ろう)を疑う。

  • 5

    Aさん(55歳,男性)は,継続する吐きけと激烈な上腹部痛を訴え,急性膵炎と診断され入院となった。腸蠕動音は消失し腹部膨満がみられ,超音波検査では腹水が認められた。腹部の触診では腹膜刺激症状も認められた。仰臥位では上腹部痛が増大するため,Aさんは側臥位で膝を抱えるような姿勢をとっている。  膵炎の重症化を早期発見するための観察項目で正しいのはどれか。 1.クールボアジエ徴候 2.カレン徴候 3.ブルンベルグ徴候 4.ケルニッヒ徴候

    カレン徴候

  • 6

    肝切除術に関する看護で正しいのはどれか。 1.術前は肝臓への負担を軽減するため,低エネルギー・低蛋白質の食事を行う。 2.術前は心肺機能を高めるために,積極的に運動を行う。 3.術後は肝不全を予防するため,経皮的動脈血酸素飽和度と血圧のモニタリングを行う。 4.術後に肝断端のドレーンから漿液性の排液が続いている場合,患者に順調に回復していると説明する。 5.PCA(自己疼痛管理法)の使用により腸蠕動が低下するため,創部痛があっても使用を控えるように説明する。

    術後は肝不全を予防するため,経皮的動脈血酸素飽和度と血圧のモニタリングを行う。

  • 7

    Aさん(48歳,男性,会社員)は,大量の飲酒の後,急激な上腹部痛と背部痛を訴え,救急外来を受診し,急性膵炎acute pancreatitisと診断された。  Aさんの救急外来受診時の血液検査結果で予測されるのはどれか。 1.血小板数の増加 2.血清LDH値の低下 3.血清γ-GTP値の低下 4.血清アミラーゼ値の上昇 5.血清カルシウム値の上昇

    血清アミラーゼ値の上昇

  • 8

    急性胆管炎acute cholangitisの代表的な3症状を示すCharcot〈シャルコー〉3徴に含まれるのはどれか。2つ選べ。 1.黄疸 2.嘔吐 3.下痢 4.発熱 5.意識障害

    黄疸, 発熱

  • 9

    内視鏡的粘膜切除術で正しいのはどれか。 1.合併症がみられることはない。 2.リンパ節転移の可能性が高い場合に行われる。 3.一括切除できる大きさと部位である腫瘍に行われる。 4.切除した標本に対して正確な壁深達度診断を行う必要はない。

    一括切除できる大きさと部位である腫瘍に行われる。

  • 10

    便の性状と原因の組合せで正しいのはどれか。 1.灰白色便―――――――Crohn〈クローン〉病Crohn disease 2.鮮紅色便―――――――鉄剤の内服 3.タール便―――――――上部消化管出血 4.米のとぎ汁様便――――急性膵炎acute pancreatitis

    タール便―――――――上部消化管出血

  • 11

    胃切除術後のダンピング症候群dumping syndromeを予防するための食事指導で適切なのはどれか。 1.15分以内に食べる。 2.糖質の多い食事を摂る。 3.1回の摂取量を少なくする。 4.1日の食事回数を少なくする。

    1回の摂取量を少なくする。

  • 12

    食道癌esophageal cancerで正しいのはどれか。2つ選べ。 1.女性に多い。 2.日本では腺癌が多い。 3.放射線感受性は低い。 4.飲酒は危険因子である。 5.胸部中部食道に好発する。

    飲酒は危険因子である。, 胸部中部食道に好発する。

  • 13

    胃食道逆流症gastroesophageal reflux diseaseで正しいのはどれか。2つ選べ。 1.青年期に多い。 2.高脂肪食の摂取を勧める。 3.食後は左側臥位で休息する。 4.下部食道括約筋の弛緩が関与する。 5.H2受容体拮抗薬によって自覚症状が緩和する。

    下部食道括約筋の弛緩が関与する。, H2受容体拮抗薬によって自覚症状が緩和する。

  • 14

    食道静脈瘤の患者の看護で正しいのはどれか。 1.便の観察は必要ではない。 2.できるだけ冷たいものを食べるように指導する。 3.一度治療を行えば,再発することはないと説明する。 4.吐物に血液が混入している場合は,すみやかな対処が必要である。

    吐物に血液が混入している場合は、すみやかな対応が必要である。

  • 15

    Aさん(63歳,男性)は,胃癌gastric cancerにて胃亜全摘出術後3か月目に誤嚥性肺炎aspiration pneumoniaで緊急入院した。食物の通過や排便は問題なかったが,食事摂取量が少なく,術前より体重が10kg減少した。総義歯が外れやすく歯科を受診予定であった。  Aさんの肺炎pneumoniaの原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。 1.消化管内容物の逆流 2.義歯の不適合 3.消化吸収障害 4.吻合部狭窄 5.腸閉塞

    消化管内容物の逆流, 義歯の不適合

  • 16

    Aさん(61歳,男性)は,水分が飲み込めないため入院した。高度の狭窄を伴う進行食道癌advanced esophageal cancerと診断され,中心静脈栄養が開始された。入院後1週,Aさんは口渇と全身倦怠感を訴えた。意識は清明であり,バイタルサインは脈拍108/分,血圧98/70mmHgであった。尿量は1,600mL/日で,血液検査データは,アルブミン3.5g/dL,AST〈GOT〉45IU/L,ALT〈GPT〉40IU/L,クレアチニン1.1mg/dL,血糖190mg/dL,Hb11.0g/dLであった。  Aさんの口渇と全身倦怠感の要因として最も考えられるのはどれか。 1.貧血 2.低栄養 3.高血糖 4.腎機能障害 5.肝機能障害

    高血糖

  • 17

    胃食道逆流症gastro-esophageal reflux diseaseについて正しいのはどれか。2つ選べ。 1.食道の扁平上皮化生を起こす。 2.上部食道括約筋の弛緩によって生じる。 3.食道炎esophagitisの程度と症状の強さが一致する。 4.プロトンポンプ阻害薬が第一選択の治療法である。 5.Barrett〈バレット〉上皮は腺癌の発生リスクが高い。

    プロトンポンプ阻害薬が第一選択の治療法である。, Barrett〈バレット〉上皮は腺癌の発生リスクが高い。

  • 18

    . Aさん(55歳,男性)。胃癌gastric cancerのため胃全摘出術を受けた。術中の出血量は300mLで,輸血は行われなかった。既往歴に特記すべきことはない。入院時身長166cm,体重78kg。手術後1日,硬膜外持続鎮痛法が行われているが,Aさんは創部痛が強いため呼吸が浅く,離床はできていない。このときのバイタルサインは,体温37.1℃,呼吸数22/分,脈拍120/分,血圧162/90mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%(鼻カニューラ2L/分 酸素投与下)。Hb13.8g/dL。尿量60mL/時。意識清明,心音および呼吸音に異常なし。頸静脈怒張なし。下肢に浮腫なし。創部に熱感や発赤を認めない。腹腔ドレーンからは少量の淡血性排液があるが,膿性ではなく,異臭もない。 このときのAさんのアセスメントで適切なのはどれか。 1.貧血のため脈拍が速い。 2.疼痛のため血圧が高い。 3.創部感染のため体温が高い。 4.心不全のため呼吸数が多い。

    疼痛のため血圧が高い

  • 19

    手術後5日からAさんの食事が開始された。Aさんは食事の後に,めまい,顔面紅潮,動悸,下腹部痛を伴う下痢が出現し,冷汗がみられるようになった。  現状で最も考えられるのはどれか。 1.術後せん妄 2.乳糖不耐症 3.偽膜性大腸炎pseudomembranous colitis 4.ダンピング症候群dumping syndrome

    ダンピング症候群dumping syndrome

  • 20

    手術後14日,Aさんは食後に出現していた症状が落ち着き,退院が決まった。  Aさんへの退院指導の内容で適切なのはどれか。 1.1回の食事量を増やす。 2.海草を積極的に摂取する。 3.食後の冷汗が出現した際には身体を温める。 4.空腹時はコーヒーなどの刺激物の摂取を避ける。

    空腹時はコーヒーなどの刺激物の摂取を避ける

  • 21

    肝動脈塞栓術〈TAE〉の適応となる疾患はどれか。 1.脂肪肝fatty liver 2.急性A型肝炎acute hepatitis A 3.肝細胞癌〈HCC〉hepatocellular carcinoma 4.アメーバ性肝膿瘍amoebic abscess of the liver

    肝細胞癌〈HCC〉hepatocellular carcinoma

  • 22

    肝硬変cirrhosisにおけるChild-Pugh〈チャイルド-ピュー〉分類の判定項目はどれか。2つ選べ。 1.プロトロンビン時間 2.血清アルブミン値 3.血中アンモニア値 4.血小板数 5.尿酸値

    プロトロンビン時間, 血清アルブミン値

  • 23

    Aさん(57歳,男性,無職)は妻(55歳,会社員)と2人で暮らしている。Aさんは,飲酒が原因で仕事での遅刻や無断欠勤が続いたため1年前に職場を解雇された。その後も朝から自宅で飲酒する生活が続き,体調が悪化したため受診し,アルコール性肝硬変alcoholic cirrhosisとアルコール依存症alcohol dependenceと診断された。医師から断酒を指導されていたが実行できず通院していなかった。  Aさんは最近,倦怠感が強く食欲がなく,1週前から飲酒もできなくなった。妻に付き添われて受診した際,外来のトイレで吐血し倒れ食道静脈瘤破裂rupture of esophageal varicesと診断され入院した。 身体所見:呼びかけに応じるが反応が遅い。腹水や浮腫はない。手指の振戦はない。体温37.0℃,呼吸数22/分,脈拍98/分,整,血圧92/50mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98%(room air)。 入院時,Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。 1.上半身を挙上する。 2.身体を側臥位にする。 3.頭部の冷罨法を行う。 4.酸素療法の準備をする。

    身体を側臥位にする

  • 24

    入院当日,Aさんは緊急に内視鏡的治療を受けた。入院7日,Aさんは食道静脈瘤esophageal varicesの治療のため,食道静脈瘤硬化療法を受けることになった。治療前のバイタルサインは,体温36.7℃,呼吸数16/分,脈拍72/分,整,血圧126/70mmHgである。検査所見は,血小板15万/μL,プロトロンビン時間〈PT〉10秒85%である。入院後は吐血していない。  Aさんが食道静脈瘤硬化療法を受けた直後に注意すべき症状はどれか。 1.下血 2.胸部痛 3.皮下出血 4.手指の振戦

    胸部痛

  • 25

    .Aさんは食道静脈瘤硬化療法を終えて,アルコール依存症alcohol dependenceの治療を受けるために精神科病院に転院した。  転院して2か月,病棟ではAさんの退院に向けた話し合いが進められている。Aさんは「退院した後にお酒をやめられるか自信がない。体力が落ちており,何もしていないとお酒を飲んでしまいそうです」と悩みを打ち明けた。  Aさんへの看護師の声かけで適切なのはどれか。 1.「断酒をする意思を強く持ちましょう」 2.「肝硬変があるので,今は安静が必要です」 3.「入院中も飲酒をやめられているので大丈夫です」 4.「アルコールの問題で悩んでいる人たちとの話し合いに参加してみましょう」

    「アルコールの問題で悩んでいる人たちとの話し合いに参加してみましょう」

  • 26

    Aさん(48歳,男性,会社員)は,大量の飲酒の後,急激な上腹部痛と背部痛を訴え,救急外来を受診し,急性膵炎acute pancreatitisと診断された。  Aさんの救急外来受診時の血液検査結果で予測されるのはどれか。 1.血小板数の増加 2.血清LDH値の低下 3.血清γ-GTP値の低下 4.血清アミラーゼ値の上昇 5.血清カルシウム値の上昇

    血清アミラーゼ値の上昇

  • 27

    クローン病について正しいのはどれか。 1.小腸か大腸のどちらかに限局して炎症がみられる。 2.寛解と増悪を繰り返し,慢性的な経過をたどる。 3.腹痛と便秘を主症状とする。 4.造影X線検査では,ニボー像やケルクリング皺襞(すうへき)が確認される。

    寛解と増悪を繰り返し,慢性的な経過をたどる

  • 28

    腸閉塞ileusについて正しいのはどれか。 1.仰臥位の腹部エックス線写真で鏡面像を認める。 2.経口による水分摂取は少量にする。 3.イレウス管を小腸に留置する。 4.抗菌薬の投与は禁忌である。

    イレウス管を小腸に留置する。

  • 29

    Aさん(60歳,男性,会社員)は息子2人が独立して遠方で暮らしており,2年前に妻と死別して以来,1人暮らし。直腸癌rectal cancerと診断され,腹会陰式直腸切断術,人工肛門造設術を行うと外来で説明を受けた。Aさんは看護師に対して「人工肛門を作ると聞いています。便が出てくる場所がどこなのかよくわからなくてイメージできない」と話した。 人体の前面と背面を図に示す。  Aさんの人工肛門が造設される位置はどれか。 1.① 2.② 3.③ 4.④

  • 30

    Aさんの手術は予定通り終了した。  術後1日,会陰部から挿入されたドレーンからは,淡血性の排液が10mL/時で流出していた。バイタルサインが安定していることを確認した後,Fowler〈ファウラー〉位にして15分が経過したところで,Aさんからナースコールがあった。看護師が訪室すると「おしりが濡れているような気がする」と言う。確認すると,会陰部のガーゼに淡血性の滲出液を認めた。  Aさんへの対応で最も優先度が高いのはどれか。 1.Fowler〈ファウラー〉位から仰臥位にする。 2.ドレーンの屈曲を確認する。 3.排液バッグを交換する。 4.会陰部を消毒する。

    ドレーンの屈曲を確認する。

  • 31

    術後10日,Aさんは退院日が決まり,「落ち着いたら仕事に復帰します。1人暮らしなので,自分で人工肛門を管理しないといけないですね」と述べた。  Aさんの退院に際し,人工肛門の管理に関する看護師の指導で正しいのはどれか。 1.「面板は1日2回交換してください」 2.「装具の交換は滅菌手袋を使用してください」 3.「面板除去部の皮膚はお湯で洗浄してください」 4.「定期的に人工肛門の大きさを確認してください」

    「定期的に人工肛門の大きさを確認してください」

  • 32

    成人の鼠径ヘルニアinguinal herniaで正しいのはどれか。 1.内鼠径ヘルニアinternal inguinal herniaと外鼠径ヘルニア2.external inguinal herniaに分けられる。 3.患者の男女比は約1:3である。 4.やせている人に多い。 5.保存的治療を行う。

    内鼠径ヘルニアinternal inguinal herniaと外鼠径ヘルニアexternal inguinal herniaに分けられる。

  • 33

    人工肛門を造設した患者へのストーマケアの指導内容で適切なのはどれか。2つ選べ。 1.装具の交換は便が漏れない限り不要である。 2.装具をはがした時は皮膚保護材の溶解の程度を観察する。 3.洗浄後のストーマはドライヤーで乾かす。 4.装具の穴はストーマと同じ大きさにする。 5.装具を貼る時は腹壁のしわを伸ばす。

    装具をはがした時は皮膚保護材の溶解の程度を観察する。, 装具を貼る時は腹壁のしわを伸ばす。

  • 34

    の性状と原因の組合せで正しいのはどれか。 1.灰白色便―――――――Crohn〈クローン〉病Crohn disease 2.鮮紅色便―――――――鉄剤の内服 3.タール便―――――――上部消化管出血 4.米のとぎ汁様便――――急性膵炎acute

    タール便―――――――上部消化管出血

  • 35

    Aさん(52歳,男性,独身)は,銀行員。切除不能の大腸癌colon cancerと診断され,外来で抗癌薬の点滴静脈内注射を受けることになった。Aさんは「治療を受けながら仕事を続けたいのですが,どうすれば良いか教えてください」と外来看護師に相談した。  外来看護師が行うAさんへの助言で最も適切なのはどれか。 1.「所属部署の変更を上司に申し出ましょう」 2.「副作用が出てから対応を考えましょう」 3.「会社の健康管理部門に相談しましょう」 4.「有給休暇を使って治療を受けましょう」

    「会社の健康管理部門に相談しましょう」

  • 36

    黄疸時に起こる可能性が高いのはどれか。 1.黒色便 2.掻痒感 3.眼球結膜の蒼白化 4.色の薄い大量の尿

    掻痒感

  • 37

    マックバーネーの点とは臍と(   )を結ぶ線上の右側から3分の1の点である。 (   )に入るのはどれか。 1.恥骨結合部 2.胸骨下縁 3.右大転子 4.右上前腸骨棘

    右上前腸骨棘

  • 38

    嘔吐中枢があるのはどれか。 1.小脳 2.中脳 3.大脳 4.延髄 5.視床下部

    延髄

  • 39

    鮮紅色の下血が見られた時の出血部位で正しいのはどれか。 1.胃 2.食道 3.直腸 4.十二指腸

    直腸

  • 40

    赤血球について正しいのはどれか。2つ選べ(選択必須)。 1.異物を除去する。 2.酸素運搬の主役である。 3.成人では肝臓でつくられる。 4.ヘモグロビンを多量に含む。 5.血中の数は男性より女性のほうが多い

    酸素運搬の主役である, ヘモグロビンを多量に含む

  • 41

    赤血球の産生に関与するビタミンはどれか。(選択必須) 1.ビタミンA 2.ビタミンB12 3.ビタミンC 4.ビタミンD 5.ビタミンK

    ビタミンB12

  • 42

    貧血で正しいのはどれか。(選択必須) 1.再生不良性貧血では易感染性がみられる。 2.溶血性貧血では直接ビリルビンが増加する。 3.鉄欠乏性貧血では血清フェリチンが増加する。 4.悪性貧血では通常赤血球以外の血球系は保たれる。

    再生不良性貧血では易感染性がみられる。

  • 43

    貧血について正しいのはどれか。(選択必須) 最も多いのは鉄欠乏性貧血である。 骨髄が障害されると悪性貧血となる。 葉酸が不足すると小球性低色素性貧血となる。 ビタミンB12が不足すると溶血性貧血となる。

    最も多いのは鉄欠乏性貧血である。

  • 44

    出血傾向を把握するために重要なのはどれか。2つ選べ。(選択必須) 1.血糖値 2.血清鉄 3.血小板数 4.アルカリフォスファターゼ値 5.活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉

    血小板数, 活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉

  • 45

    血液について正しいのはどれか。(選択必須) 1.生体防御は主に白血球と一部のグロブリンが担っている。 2.コルチゾールは赤血球の産生を促す。 3.血漿中のフィブリノゲンは栄養状態の指標となる。 4.成人の造血は主に肝臓で行われる。

    生体防御は主に白血球と一部のグロブリンが担っている。

  • 46

    成人T細胞白血病(ATL)の原因として正しいのはどれか。(選択必須) 1.先天性遺伝子異常 2.鉄の摂取不足 3.細菌感染 4.ウイルス感染

    ウイルス感染

  • 47

    急性骨髄性白血病acute myelogeneous leukemiaの検査所見で正しいのはどれか。(選択必須) 1.赤血球数が増加する。 2.血小板数が増加する。 3.白血球分画に白血病裂孔を認める。 4.ミエロペルオキシダーゼ反応陽性が3%未満である。

    白血球分画に白血病裂孔を認める。

  • 48

    播種性血管内凝固disseminated intravascular coagulation〈DIC〉で正しいのはどれか。(選択必須) 1.フィブリノゲン分解産物〈FDP〉値の減少 2.血漿フィブリノゲン濃度の低下 3.プロトロンビン時間の短縮 4.血小板数の増加

    血漿フィブリノゲン濃度の低下

  • 49

    白血球減少症leukopeniaで正しいのはどれか。2つ選べ。(選択必須) 1.好塩基球数は増加する。 2.EBウイルス感染によって起こる。 3.白血球数が3,000/μL以下をいう。 4.好中球減少症neutropeniaでは細菌に感染しやすくなる。 5.無顆粒球症agranulocytosisは単球がなくなった病態をいう。

    白血球数が3,000/μL以下をいう。, 好中球減少症neutropeniaでは細菌に感染しやすくなる。

  • 50

    血中濃度の測定にあたり食事の影響を考慮すべきホルモンはどれか。 1.グルカゴン 2.メラトニン 3.コルチゾール 4.バゾプレシン

    グルカゴン

  • 51

    成人患者の甲状腺全摘出術後における合併症とその症状との組合せで正しいのはどれか。 1.乳び漏―――――――――嘔気 2.術後出血――――――――ドレーン排液の白濁 3.反回神経麻痺――――――口唇のしびれ 4.低カルシウム血症hypocalcemia――――テタニー

    低カルシウム血症hypocalcemia――――テタニー

  • 52

    脂質異常症dyslipidemiaの成人患者に対する食事指導の内容で正しいのはどれか。 1.不飽和脂肪酸の摂りすぎに注意する。 2.コレステロール摂取量は1日600mg未満とする。 3.高トリグリセリド血症hypertriglyceridemiaでは,アルコールを制限する。 4.高LDLコレステロール血症high LDL cholesterolでは,トランス脂肪酸の摂取を促す。

    高トリグリセリド血症hypertriglyceridemiaでは,アルコールを制限する。

  • 53

    Aさん(45歳,男性)は,10年ぶりに会った友人から顔貌の変化を指摘された。顔貌変化を図に示す。  Aさんの顔貌変化を引き起こしたホルモンはどれか。 1.成長ホルモン 2.副甲状腺ホルモン 3.副腎皮質ホルモン 4.甲状腺刺激ホルモン

    成長ホルモン

  • 54

    Aさん(68歳,女性)は,1人暮らし。隣の市に娘がいる。日常生活は自立している。10年前に糖尿病diabetes mellitusと診断され,血糖降下薬を服用している。最近の血液検査でHbA1cが8.5%のため,インスリンの自己注射を導入するかどうかを検討することになった。医師からAさんには自己注射についてまだ説明されていない。 Aさんに自己注射を導入できるかを判断するための情報で最も重要なのはどれか。 1.細かい文字が読める。 2.運動療法を行っている。 3.近所に支援をしてくれる人がいる。 4.食品交換表の使い方を理解できている。

    細かい文字が読める。

  • 55

    Aさんは,医師から自己注射について説明された。Aさんは医師に質問はないと答えたが,考え込んでいたため,看護師はAさんに心配なことがあるか質問した。Aさんは「10年間,食事療法をがんばってきたのに,注射になるのですね。今後どうしたら良いかわからなくなりました」と話した。  この時の看護師の言葉かけで適切なのはどれか。 1.「もう少しがんばれると良かったですね」 2.「治療食の配食サービスを利用しましょう」 3.「私たちの指導通りに行えばうまくいきます」 4.「これまでの食事で工夫したことを一緒に振り返りましょう」

    「これまでの食事で工夫したことを一緒に振り返りましょう」

  • 56

    朝食前の自己注射によって,Aさんの血糖値は安定していた。6年後,Aさんはサービス付き高齢者向け住宅に転居した。転居後の外来受診時,Aさんは外来看護師に「施設の食堂で食事をしている。食堂に行く前は化粧で忙しいが,毎日楽しい。間食はしていない」と話す。転居後2か月のHbA1c値が上昇していたため,外来看護師がAさんに質問すると「引っ越してから,注射を忘れることがあった」と話した。Aさんの自己注射の手技に問題はなく,Mini-Mental State Examination〈MMSE〉は29点だった。Aさんの娘に確認すると,Aさんの自室の冷蔵庫に,未使用のインスリンが余っていることが分かった。  外来の看護師からAさんと娘への助言で最も適切なのはどれか。 1.訪問看護師に注射を依頼する。 2.注射をしたらカレンダーに印をつける。 3.化粧で使う鏡に「朝食前に注射」のメモを貼る。 4.サービス付き高齢者向け住宅の職員にインスリンの残量を数えてもらう。

    化粧で使う鏡に「朝食前に注射」のメモを貼る

  • 57

    甲状腺クリーゼthyroid crisisについて正しいのはどれか。(選択必須) 1.低体温となる 2.致死率は2%以下である 3.誘因として感染症が多い 4.初期症状として徐脈を認める 5.甲状腺ホルモンの欠乏症である

    誘因として感染症が多い

  • 58

    甲状腺機能低下症の症状はどれか。(選択必須) 1.中心性肥満 2.眼球突出 3.発汗過多 4.粘液水腫

    粘液水腫

  • 59

    Cushing〈クッシング〉症候群cushing syndromeの成人女性患者にみられるのはどれか。(選択必須) 1.貧血 2.月経異常 3.体重減少 4.肝機能低下

    月経異常

  • 60

    糖尿病神経障害diabetic neuropathyのある患者へのフットケアの説明で適切なのはどれか。 1.「靴は大きめのサイズがよいです」 2.「靴下を履くようにしてください」 3.「1週間に1回は足の観察をしてください」 4.「足の傷は痛くなったら受診してください」 5.「外出後は足をアルコールで消毒しましょう」

    「靴下を履くようにしてください」

  • 61

    Aさん(39歳,男性,会社員)は,最近口渇が強く,飲水量が増えた。毎日5L以上の水のような薄い排尿があり,夜間に何回も排尿に起きるようになったため病院を受診しホルモン分泌異常を指摘された。  原因と考えられるホルモンが分泌される部位はどれか。 1.視床下部 2.下垂体後葉 3.甲状腺 4.副腎皮質

    下垂体後葉

  • 62

    糖尿病神経障害diabetic neuropathyで正しいのはどれか。 1.運動神経は温存される。 2.感覚障害は中枢側から起こる。 3.三大合併症の中では晩期に発症する。 4.自律神経障害は無自覚性低血糖に関与する。

    自律神経障害は無自覚性低血糖に関与する。

  • 63

    Aさん(59歳,男性)は,糖尿病diabetes mellitusで内服治療中,血糖コントロールの悪化を契機に膵癌pancreatic cancerと診断され手術予定である。HbA1c7.0%のため,手術の7日前に入院し,食事療法,内服薬およびインスリンの皮下注射で血糖をコントロールしている。Aさんは,空腹感とインスリンを使うことの不安とで,怒りやすくなっている。  Aさんに対する説明で適切なのはどれか。 1.「手術によって糖尿病diabetes mellitusは軽快します」 2.「術後はインスリンを使用しません」 3.「少量であれば間食をしても大丈夫です」 4.「血糖のコントロールは術後の合併症を予防するために必要です」

    「血糖のコントロールは術後の合併症を予防するために必要です」

  • 64

    1型糖尿病type 1 diabetes mellitusと診断された人への説明で適切なのはどれか。 1.自己血糖測定の試験紙の費用は医療保険の対象外である。 2.食事が摂取できないときはインスリン注射を中止する。 3.低血糖症状には振戦などの自律神経症状がある。 4.運動は朝食前が効果的である。

    低血糖症状には振戦などの自律神経症状がある

  • 65

    糖尿病の薬物療法で正しいのはどれか。 1.インスリンを注射したあとは,吸収率を高めるために注射部位をもんだほうがよい。 2.食欲不振で食事や水分が摂取できないときは,インスリン注射を中止するよう指導する。 3.速効型インスリン分泌促進薬は,食事の30分前に服用する。 4.インクレチン関連薬とスルホニル尿素(SU)薬を併用すると重篤な低血糖症状をおこすことがある

    インクレチン関連薬とスルホニル尿素(SU)薬を併用すると重篤な低血糖症状をおこすことがある。

  • 66

    経口ブドウ糖負荷試験を受ける患者への説明として適切なのはどれか 1.「前日の21時以降,絶食をしてから検査をします」 2.「検査中は,いつもより多めに活動をしてください」 3.「ブドウ糖液を飲んだあと30分,60分,90分,120分後に採血します」 4.「検査中の飲食はいつもどおりに行ってください」 5.「検査の3日前から,糖質を減らした食事にしてください」

    「前日の21時以降,絶食をしてから検査をします」

  • 67

    Aさん(54歳,女性)は甲状腺機能亢進症hyperthyroidismと診断され,放射性ヨウ素内用療法を受けることとなった。  看護師の説明で正しいのはどれか。 1.「治療前1週間は海藻類を摂取しないでください」 2.「治療中は体を固定します」 3.「治療後の副作用に脱毛があります」 4.「治療後1週間は生野菜を摂取しないでください」

    「治療前1週間は海藻類を摂取しないでください」

  • 68

    褐色細胞腫pheochromocytomaでみられるのはどれか。 1.高血糖 2.中心性肥満 3.満月様顔貌 4.血清カリウム濃度の低下 5.副腎皮質モルモンの産生の亢進

    高血糖

  • 69

    脂質異常症dyslipidemiaの成人患者に対する食事指導の内容で正しいのはどれか。 1.不飽和脂肪酸の摂りすぎに注意する。 2.コレステロール摂取量は1日600mg未満とする。 3.高トリグリセリド血症hypertriglyceridemiaでは,アルコールを制限する。 4.高LDLコレステロール血症high LDL cholesterolでは,トランス脂肪酸の摂取を促す。

    高トリグリセリド血症hypertriglyceridemiaでは,アルコールを制限する。

  • 70

    Aさん(42歳,男性,会社員)は,1人で暮らしている。毎日,たばこを20本吸い,缶ビールを3本飲んでいた。Aさんは週末にラグビーをした後,帰りに焼肉を食べるのを楽しみにしている。 高尿酸血症hyperuricemiaで治療を受けることになり,尿酸排泄促進薬が処方された。 缶ビールを1本に減らしたが,尿酸値が高い状態が続いている。身長172cm,体重67kg。その他の血液検査データに異常はない。 Aさんへの生活指導で最も適切なのはどれか。 1.禁煙 2.体重の減量 3.過度な運動の回避 4.蛋白質摂取の禁止

    過度な運動の回避

  • 71

    アナフィラキシーショックanaphylactic shockで正しいのはどれか。2つ選べ。 1.徐脈になる。 2.重症例では死に至る。 3.気道粘膜の浮腫を生じる。 4.Ⅲ型アレルギー反応である。 5.副腎皮質ステロイドは禁忌である

    重症例では死に至る。, 気道粘膜の浮腫を生じる。

  • 72

    ラテックス製手袋を着用した直後に口唇・手足のしびれと喉頭の違和感を自覚した。  原因となる病態はどれか。 1.Ⅰ型アレルギー 2.Ⅱ型アレルギー 3.Ⅲ型アレルギー 4.Ⅳ型アレルギー

    Ⅰ型アレルギー

  • 73

    アレルゲン免疫療法を受ける患者の看護について正しいのはどれか。 1.アレルゲンを少しずつ減量しながら投与し,症状の軽減をはかる。 2.治療は短期間では終わらないため,家族にも協力を得る。 3.治療中にアナフィラキシーショックがおこることはない。 4.アレルゲン投与後,10分程度で症状が出なければ安心してよい。

    治療は短期間では終わらないため,家族にも協力を得る。

  • 74

    アレルギー性鼻炎allergic rhinitisについて正しいのはどれか。 1.食後に症状が増悪する。 2.Ⅳ型アレルギーである。 3.スクラッチテストで原因を検索する。 4.アレルゲンの除去は症状の抑制に有効である。

    アレルゲンの除去は症状の抑制に有効である

  • 75

    Ⅳ型(遅延型)アレルギー反応について正しいのはどれか。2つ選べ。 1.IgE抗体が関与する。 2.肥満細胞が関与する。 3.Tリンパ球が関与する。 4.ヒスタミンが放出される。 5.ツベルクリン反応でみられる。

    Tリンパ球が関与する。, ツベルクリン反応でみられる。

  • 76

    全身性エリテマトーデスsystemic lupus erythematosus〈SLE〉で正しいのはどれか。2つ選べ。 1.遺伝素因の関与が大きい。 2.発症には男性ホルモンが関与する。 3.中枢神経症状は生命予後に影響する。 4.Ⅰ型アレルギーによる免疫異常である。 5.適切に治療しても5年生存率は50%である

    遺伝素因の関与が大きい。, 中枢神経症状は生命予後に影響する

  • 77

    全身性エリテマトーデスsystemic lupus erythematosus〈SLE〉でプレドニゾロンを長期間服用している成人女性の患者で,血中濃度が顕著に低下しているのはどれか。 1.インスリン 2.甲状腺ホルモン 3.エストラジオール 4.副甲状腺ホルモン〈PTH〉 5.副腎皮質刺激ホルモン〈ACTH〉

    副腎皮質刺激ホルモン〈ACTH〉

  • 78

    Aさん(32歳,女性)は,営業で外出の多い業務を担当している。1か月前から発熱,倦怠感,関節痛および顔面の紅斑が出現し,近くの医療機関を受診したところ全身性エリテマトーデス〈SLE〉systemic lupus erythematosusと診断され治療目的で入院した。入院時所見は身長160cm,体重55kg。血圧142/80mmHg。血液検査データは,白血球4,400/μL,血小板17.5万/μL,Hb12.5g/dL,クレアチニン2.5mg/dL,抗核抗体は陽性であった。 入院時のアセスメントで正しいのはどれか。 1.貧血 2.出血傾向 3.易感染状態 4.腎機能低下

    腎機能低下

  • 79

    Aさんはプレドニゾロン60mg/日のステロイド治療が開始となった。  Aさんへの説明で適切なのはどれか。 1.「食事の制限はありません」 2.「倦怠感が強いときは薬の中止を検討します」 3.「薬の影響で気分が大きく変動するかもしれません」 4.「職場復帰に備えて天気の良い日は散歩しましょう」 5.「治療で病状が改善すると抗核抗体が陰性になります」

    「薬の影響で気分が大きく変動するかもしれません」

  • 80

    Sjögren〈シェーグレン〉症候群Sjögren syndromeについて正しいのはどれか。 1.網膜炎retinitisを合併する。 2.男女比は1対1である。 3.主症状は乾燥症状である。 4.抗核抗体の陽性率は30%程度である

    主症状は乾燥症状である

  • 81

    症状と原因疾患の組合せで正しいのはどれか。 1.蝶形紅斑――――――――関節リウマチ 2.レイノー現象――――――全身性強皮症 3.朝の手のこわばり――――シェーグレン症候群 4.ドライアイ―――――――全身性エリテマトーデス

    レイノー現象――――――全身性強皮症