問題一覧
1
上眼窩裂を通り筋円錐内に入る神経は(1)神経と三叉神経、外転神経であるが、上斜筋を支配する(2)神経は筋円錐内を通らない。
動眼, 滑車
2
上眼窩裂を通り筋紡錘内に入る神経は(1)神経と三叉神経、外転神経であるが、上斜筋を支配する(2)神経は筋紡錘内を通らない。
動眼, 滑車
3
動眼神経と三叉神経、外転神経は上眼窩裂を通り筋紡錘内に入る神経であるが、筋紡錘内を通らない上斜筋を支配する神経を答えよ。
滑車神経
4
海綿静脈洞を通り、さらに筋紡錘内に入ってくる神経はどれか。
動眼神経
5
眼輪筋は(1)神経により支配されている。
顔面
6
眼瞼を開瞼する筋肉は、眼瞼挙筋を瞼板筋がある。 その支配する神経は、眼瞼挙筋は(1)神経、瞼板筋は(2)神経である。
動眼, 交感
7
眼瞼挙筋は(1)神経によって支配されている。
動眼
8
視神経管は視神経と(1)動脈が通過する。
眼
9
感染性角膜炎の誘因として最も多いのはどれか。
コンタクトレンズ装用
10
角膜上皮細胞と角膜実質細胞との間にある組織は(1)である。
ボウマン膜
11
角膜内皮細胞の機能はどれか。
角膜透明性の維持
12
角膜の記述について正しいものはどれか。
角膜内皮細胞は単層構造である
13
涙液について誤っているものを選べ。
涙液の分泌は自律神経にのみ支配されている
14
涙液について正しいものを2つ選べ。
涙は眼の表面を潤し、老廃物を洗い流し、角膜上皮細胞に栄養を与える働きがある, 涙液に含まれる Lactoferin 等により眼表面の感染を防ぐ
15
涙液について正しいものを1つ選べ。
涙は眼表面を潤し、老廃物を洗い流し、角膜上皮細胞に栄養を与える働きがある
16
角膜障害を生じるのはどれか。2つ選べ。
三叉神経麻痺, 顔面神経麻痺
17
角膜炎の原因として適当でないのはどれか。1つ選べ。
インフルエンザウイルス
18
角膜混濁を伴う疾患はどれか。2つ選べ。
Fabry 病, Hurler 症候群
19
角膜に異常代謝物が沈着する疾患はどれか。2つ選べ。
Fabry 病, Wilson 病
20
(1)病では角膜上皮に渦巻き状の混濁が見られる。
Fabry
21
(1)病では角膜上皮に渦巻き状の混濁が見られる。
Fabry
22
コンタクトレンズの不正使用で見られるものはどれか。2つ選べ。
角膜びらん, 感染性角膜潰瘍
23
50歳男性。3日前からの右眼の羞明と視力低下を主訴に来院した。前眼部写真を図1に示す。この所見は(1)角膜炎と呼ばれ、起炎病原体は(2)である。
樹(樹枝状), 単純ヘルペスウイルス(ヘルペスウイルス)
24
単純ヘルペスによる角膜炎は主に上皮型と実質型の病型があり、上皮型では(1)や地図状角膜潰瘍、実質型では円板状角膜炎を呈する。
樹枝状角膜炎
25
単純ヘルペスによる角膜炎は主に上皮型と実質型に分けられ、上皮型では(1)や地図状角膜潰瘍、実質型では円板状角膜炎が代表的である。
樹枝状角膜炎
26
51歳の女性。3日前から両眼の充血と眼脂があり、増悪するので来院した。前眼部写真を図に示す。著明な結膜充血と浮腫、偽膜形成が観察される。観察される疾患は何か。2つ選べ。
流行性角結膜炎, Stevens-Johnson 症候群
27
流行性角結膜炎について誤っているのはどれか。
一度罹患すると再感染しない
28
3日前から充血、眼脂や流涙を認める患者が来院した。小学校の子供も結膜炎のため 学校を休んでいるという。伝染力が強い流行性角結膜炎を疑い手袋をして診察を行っ た。流行性角結膜炎の原因としては(1)ウイルスによることが多い。(1)の中に入る名称を答えよ。
アデノ
29
流行性角結膜炎の病因となるウイルスはほとんどが(1)ウイルスである。結膜炎に咽頭痛、発熱を伴う病型は(2)と呼ばれ、プール熱とも呼称される。
アデノ, 結膜咽頭熱
30
流行性角結膜炎の原因はほとんどが(1)ウイルスである。結膜炎に咽頭痛、発熱を伴う病型は(2)と呼ばれ、プール熱とも呼称される。
アデノ, 結膜咽頭熱
31
若年者に発症し、角膜中央部の突出と菲薄化によって角膜形状異常、不整乱視を生じる疾患は(1)である。
円錐角膜
32
特徴的な角膜混濁を伴う疾患はどれか。2つ選べ。
Fabry 病, Wilson 病
33
水疱性角膜症の原因となる異常部位はどこか。1つ選べ。
角膜内皮
34
流行性角結膜炎の原因はほとんどが(1)ウイルスである。結膜炎に咽頭痛、発熱を伴う病型は(2)と呼ばれ、プール熱とも呼称される。
アデノ, 結膜咽頭熱
35
白内障手術治療で、現在主流となっている方法はどれか。
超音波水晶体乳化吸引術
36
白内障の治療は主に手術療法で(1)水晶体乳化吸引術で白内障を除去し、後房(2)を挿入するのが一般的である。
超音波, 眼内レンズ
37
水晶体を構成する蛋白質は主に α‐、β‐、γ‐(1)である。
クリスタリン
38
水晶体の機能として正しくないものはどれか。1つ選べ。
眼圧調整
39
水晶体の役割について正しいものを3つ選べ。
屈折, 調節, 隔壁
40
水晶体について正しいものを3つ選べ。
水晶体の構成成分は 30% 以上が蛋白質である, 水晶体中の蛋白質は透明性維持に役立っている, 水晶体の混濁が白内障である
41
白内障について正しいものを3つ選べ。
加齢性白内障は除外診断である, アトピー性皮膚炎で白内障をきたすことがある, 筋緊張性ジストロフィーで白内障をきたすことがある
42
白内障の原因となるものを3つ選べ。
クロルプロマジン, ステロイド, 筋緊張性ジストロフィー
43
アトピー性白内障の混濁形態は、(1)白内障または(2)白内障で発症する。
前嚢下, 後嚢下
44
白内障手術の術式として、現在最も多く行われているものはどれか。正しいものを1つ選べ。
超音波水晶体乳化吸引術
45
白内障の治療は主に手術療法で、(1)水晶体乳化吸引術で白内障を除去し、後房眼内レンズを挿入し、(2)固定するのが一般的である。
超音波, 嚢内
46
白内障術後に数か月~数年を経て発症し、視力が低下する最も多い合併症は(1)である。
後発白内障
47
白内障術後に視力が低下する術後合併症で最も多いのは(1)である。
後発白内障
48
先天性白内障で強い混濁がある場合は生後早期の手術を要するが、その理由は何か。正しいものを1つ選べ。
形態覚遮断弱視の発生予防のため
49
先天性水晶体偏位の主な原因疾患は、(1)症候群、ヴェイユ‐マルケザーニ症候群、ホモシスチン尿症、イーラスダンロス症候群などである。
マルファン
50
先天性水晶体偏位を来しやすい疾患を3つ選べ。
マルファン症候群, ワイル‐マルケサニ症候群, ホモシスチン尿症
51
先天性水晶体偏位を来しやすい疾患を3つ選べ。
マルファン症候群, ワイル‐マルケサニ症候群, ホモシスチン尿症
52
薬剤性白内障を起こしやすい薬剤として、抗炎症薬である(1)、(2)薬であるクロルプロマジンなどがある。
ステロイド, 向精神
53
放射線白内障の混濁形態は(1)下白内障で、眼への線量が(2)グレイ以上の被曝で発症する可能性がある。
後嚢, 0.5
54
近年、発生率が減少している疾患はどれか。
眼ベーチェット病
55
ぶどう膜炎の疾患はいくつあるか。1つ選べ。
30以上
56
サルコイドーシスの臨床所見について正しいのはどれか。2つ選べ。
全身疾患であるため、両眼性が多い, サルコイドーシスは、肉芽腫性ブドウ膜炎を起こす
57
眼サルコイドーシスは慢性炎症を呈するブドウ膜炎疾患であり、(1)、(2)、および(3)という合併症が生じやすい。
白内障 緑内障 黄斑上膜 黄斑浮腫 から3つ
58
疫学調査では、眼サルコイドーシスは(1)に好発する。一方、予後の悪いベーチェット病に伴うブドウ膜炎は(2)の患者に好発する。
高齢女性, 若年男性
59
ベーチェット病について正しいのはどれか。
トルコ人に好発する
60
ベーチェット病の症状を3つ選べ。
前房蓄膿を伴う虹彩毛様体炎, アフタ性口内炎, 結節性紅斑様の皮膚炎
61
ベーチェット病はブドウ膜炎が生じる全身疾患であり、ブドウ膜炎以外の主症状としては(1)、(2)および(3)が見られる。
口内炎(口腔内アフタ性潰瘍), 結節性紅斑(皮下の血栓性静脈炎、毛嚢炎様皮疹、皮膚症状), 外陰部潰瘍(陰部潰瘍)
62
ベーチェット病はブドウ膜炎が生じる全身疾患であり、ブドウ膜炎以外の主症状としては(1)、(2)および(3)が見られる。
口内炎(口腔内アフタ性潰瘍), 結節性紅斑(皮下の血栓性静脈炎、毛嚢炎様皮疹、皮膚症状), 外陰部腫瘍(陰部潰瘍)
63
フォークト・小柳・原田病で誤っているものを答えよ。
夜盲を生じる
64
原田病の臨床所見について正しいのはどれか。2つ選べ。
眼の初期所見に(結膜の)毛様体充血が見られる, 眼の初期所見に漿液性網膜剥離が見られる
65
原田病が日本人に多い理由の一つは(1)の背景であり、発症初期には見え方の不正以外(2)という全身症状もある。
HLA、HLA-DR4、遺伝子、人種、アジア人 など, 頭痛、耳鳴り、眩暈、難聴、感冒様症状、肩こり、微熱 など
66
原田病が日本人に多い理由の一つは(1)の背景であり、発症初期には見え方の不正以外(2)という全身症状もある。
HLA、HLA-DR4、遺伝子、人種、アジア人 など, 頭痛、耳鳴り、眩暈、難聴、感冒様症状、肩こり、微熱 など
67
HLA について正しいのはどれか。3つ選べ。
原田病患者の大多数は HLA-DR4 陽性である, HLA-A29 は日本人には稀である, HLA などの遺伝背景が様々なブドウ膜炎発症に関係している
68
HLA 関連の強い疾患はどれか。2つ選べ。
原田病, ベーチェット病
69
交感性眼炎の原因となるのはどれか。1つ選べ。
穿孔性眼外傷
70
交感性眼炎の原因となるのはどれか。2つ選べ。
眼内手術, 穿孔性眼外傷
71
感染性ぶどう膜炎はどれか。2つ選べ。
急性網膜壊死, 眼トキソプラズマ症
72
結核性ぶどう膜炎の診断は困難であるが、ツベルクリン皮内反応や血液検査である(1)が診断に役立つ。また、抗結核治療の期間は中枢神経系結核と同様に(2)か月を要する。
クォンティフェロン(Quontiferon)、QFT 検査、インターフェロンγ放出試験、Tスポットなど, 9~12
73
サイトメガロウイルス網膜炎は(1)や(2)の治療中患者に発症しやすい。
癌 臓器移植後 膠原病 関節リウマチ SLE から2つ
74
急性網膜壊死の診断は困難であるが、(1)が診断には有用である。
前房水PCR 眼内液PCR 硝子体PCR ウイルス抗体比率 Goldman-Witmer coefficient のいずれか
75
非感染性ぶどう膜炎について正しいのはどれか。3つ選べ。
原田病が含まれている, サルコイドーシスが含まれている, HLA などの遺伝背景が発症に関係している
76
非感染性ぶどう膜炎はどれか。3つ選べ。
原田病, サルコイドーシス, 急性前部ぶどう膜炎
77
糖尿病網膜症の単純期の所見として正しいのはどれか。
硬性白斑
78
以下のうち、増殖糖尿病網膜症のみに認められるものを選べ。
新生血管
79
糖尿病に合併するものを選べ。
虹彩炎
80
硝子体は透明のゲル状の組織であり、主に水分、コラーゲン線維、(1)から構成されている。
ヒアルロン酸
81
網膜血管の動静脈比は(1)対(2)である。
2, 3
82
眼底検査で高血圧性変化・細動脈硬化の判定基準に用いる所見を選べ。
動静脈交叉現象
83
動脈硬化を判定する眼底所見はどれか。2つ選べ。
動脈血柱反射, 動静脈交叉現象
84
正しいものを3つ選べ。
網膜中心静脈閉塞症では広範な網膜出血が見られ、網膜血管に沿って出血するため、火炎状眼底と表現される, 網膜中心動脈閉塞症では網膜神経節細胞の浮腫で cherry-red spot が見られる, 視神経の乳頭浮腫にはうっ血乳頭と乳頭炎があり、うっ血乳頭は急性期には視力障害はないが乳頭炎には視力障害を伴う
85
55歳の男性。視力障害を主訴に来院した。3か月前から左眼の視力低下を自覚してい たが、昨日突然見えなくなった。最近5年は健康診断を受けていない。受診時の矯正視 力は右1.0、左手動弁。左眼は硝子体出血のため眼底が観察できなかった。右眼の眼底 写真と蛍光眼底造影写真を示す。左眼には硝子体手術による治療を予定した。 右眼への対応で適切なのはどれか。
網膜光凝固
86
裂孔原性網膜剥離に対する術式は、通常若年者では(1)、中高年では(2)を第一選択とする。
強膜バックリング手術, 硝子体手術
87
18歳男性、周辺視野欠損の主訴で受診した。手術治療の第一選択は(1)である。
強膜バックリング手術
88
18歳男性、周辺視野欠損の主訴で受診した。手術治療の第一選択は(1)である。
強膜バックリング手術
89
以下の記載のうち正しいものを1つ選べ。
黄斑円孔は 20~30% 両眼性に発症する
90
60歳女性、右眼の中心のゆがみと視力低下を主訴に受診した。右目眼底写真と光干渉断層計画像を示す。治療は(1)である。
硝子体手術
91
眼底写真を示す。治療として正しいものは以下のどれか。
硝子体切除術
92
眼底写真を示す。治療として正しいものは以下のどれか。
硝子体切除術
93
眼底写真を示す。手術療法の第一選択は(1)である。
硝子体手術
94
53歳男性、前日から急速に広がる下方の視野欠損を自覚し受診した。手術治療の第一選択は(1)である。
硝子体手術
95
53歳男性、前日から急速に広がる下方の視野欠損を自覚し受診した。手術治療の第一選択は(1)である。
硝子体手術
96
眼内新生血管をきたすのはどれか。
加齢黄斑変性, 糖尿病網膜症
97
眼内新生血管を伴うのはどれか。2つ選べ。
加齢黄斑変性, 糖尿病網膜症
98
糖尿病網膜症の網膜血管異常の基本病態を3つ記せ。
血管の透過性亢進, 血管閉塞, 血管新生
99
糖尿病網膜症の記載で適切なものはどれか。2つ選べ。
高血圧は糖尿病網膜症の進展を促進させる, 黄斑浮腫に抗 VEGF 薬の硝子体注射が行われる
100
糖尿病網膜症のうち増殖糖尿病網膜症のみで見られるのはどれか。2つ選べ。
硝子体出血, 牽引性網膜剥離