問題一覧
1
援助者は、クライエントを個別性や独自性を持った特定の個人としてとらえ、また、個別の状況や、その立場を十分に尊重しながら対応する。
個別化の原則
2
援助者は、クライエントの意思を尊重し、クライエントの問題解決能力や意思決定能力が十分でない場合には、援助を通してクライエントのニーズを明確化することに努めると同時に、アドボカシー(選択・決定の代弁)を行い、クライエントの権利擁護に努める。
自己決定の原則
3
クライエントは、援助者に自分の態度、行動、価値観などを受容されることにより、安心感や信頼感を持って問題を積極的に解決しようという意欲を持てるようになる。ただし、クライエントの反社会的な言動や逸脱した考え方まで認めることではない。
受容の原則
4
援助者の役割は、クライエントを批評したり、審判をくだすことではない。対等な立場の人間としてクライエントを尊重する。
非審判的態度の原則
5
クライエントの利益を優先的に考え、多職種・多機関等と連携し、よりよい援助を行うために情報の共有が必要な場合には、クライエントの承認を得たうえで、また○○○が守られるように配慮しながら、必要な範囲で情報を共有し、援助を展開していく。
秘密保持の原則
6
援助者は個人的な感情や自己満足を援助に持ち込んではならず、自らの感情を統制することが不可欠である。援助者は個人的な感情や自己満足を援助に持ち込んではならず、自らの感情を統制することが不可欠である。
統制された情緒的関与の原則
7
援助者は、クライエントが否定的な感情も含めて自由に感情表現できるように配慮し、それを受け止める。援助者の意図的な働きかけによってクライエントの感情を導き出し、共感的理解を通じてクライエント自身の機能を高めていく。
意図的な感情表現(表出)の原則
8
業務をしていくうえで、ある特定の専門的な領域の知識や技術について助言を得る必要が生じたときに、コンサルタントに相談しアドバイスを受けることである。
コンサルテーション
9
問題を抱えていると思われる対象者とソーシャルワーカーとのはじめての出会いであり、ソーシャルワークの展開過程のなかでも開始期の最初の段階である。
インテーク
10
クライエントが抱える問題の意味を探すことであり、援助者が複雑に絡み合ったクライエントの問題を深く理解していくための過程でもあります。
アセスメント
11
専門職としての知識、価値、技術などを現場の実践をとおして継続的、定期的、時には単発的に学んでいく過程である。またその過程における教育的な訓練や管理的な指導、指示的な助言やシステムとの接点として介入する一方法である。
スーパービジョン
12
ソーシャル ワーカーとの対等でバランスのとれたパート ナーシップを媒介にしながら、社会構造に生 み出される問題によって無力感を抱いている クライエント自身が1問題の社会構造的な 特質を理解し、2パワーレスからの脱却が 可能であると自覚し、3問題解決に必要な 知識やスキルを習得し、4それらを用いて資 源を効果的に活用・創造して問題(個人的・ 対人関係的・社会的)の解決を図るための一 連のプロセスを促進するアプローチである。
エンパワメントアプローチ
13
問題解決のために、クライエントの訴えや能 力を尊重しながら課題を設定し、クライエント が短期間(約6〜12週間)に課題に取り組め るよう支援するアプローチ。
課題中心アプローチ
14
観察・想定可能な 行動として問題をとらえ、それを維持・強化し ている条件をクライエントを取り巻く現在の環 境のなかに見出し、それら諸条件を操作する ことで問題となる行動を変容されようとする 行動理論に基づいたソーシャルワークのア プローチ。クライエントの実際の行動に直接 影響を与える環境的な要因を重視する。
行動変容アプローチ
15
ハートマンが考案。クライエントの家族関係だけでなく、その周囲の人々やさまざまな社会資源とのつながり、関係なども含めて一定の円や線を用いて図式化したもの。
エコマップ
16
ボーエンが考案。「家族図」であり、3世代以上の拡大家族間の相互作用の見取り図。
ジェノグラム
17
グループによるメンバー同士の相互関係によって生じる心理的な力動性から、人間関係や社会的な事象を明らかにしようとする学問のこと。
グループダイナミックス
18
ソーシャルワークの直接援助や心理カウンセリングにおいて、援助する側とされる側の間に結ばれる信頼関係のこと。
ラポール
19
「ライフモデル」の訳語とし て用いられている生態学を背景理論としたエ コロジカル・ソーシャルワークの実践モデル のことである。
生活モデル
20
ストレングス視点に基づく実践モデ ル。
ストレングスモデル