5-1 ドナーリンパ球輸注（DLI）は、造血幹細胞移植を行ったドナーと違う人のリンパ球を輸注する

5-2 CAR-T細胞は、患者本人のリンパ球から製造する免疫療法の一つである

5-3 CAR-T細胞は、液性免疫と細胞性免疫の性質を併せ持つ

5-4 白血球除去療法は、自身のリンパ球により起こす炎症を鎮めるために、アフェレーシスの機械を用いて白血球を除去する

5-5 再生医療は法律により3種に分類されおり、比較的リスクの少ない多血小板血漿（PRP）療法は第一種に分類される

5-6 PRPは、血小板内にある成長因子を利用し自分の血小板を用いて創傷部の治癒促進を促す

5-7 テムセルはヒト間葉系幹細胞 からなる再生医療等製品で、重度のGVHDの治療に用いる

5-8 テムセルは、alloの骨髄液から分離するため、HLAを合わせる必要がある

5-9 細胞培養加工を行うためには、細胞培養加工施設として認可を受ける必要がある

5-10 クリーンベンチは無菌作業に適しているが、感染性や化学物質など健康被害の危険性がある場合は使用すべきでない

6-1 同種造血幹細胞移植のドナーは、血縁より非血縁の方が適合しやすい

6-2 造血幹細胞は未分化な細胞でCD34を発現しているが、成熟した細胞はCD34は消失する

6-3 造血幹細胞が生着に十分な量採取できたかを確認するためCD34陽性細胞をカウントする他に、細胞を培養しCFU-GMを測定することで、幹細胞の機能性を評価する方法がある

6-4 キメリズム解析は、レシピエントのリンパ球が移植後にレシピエント型かドナー型かを確認することで、生着や再発を確認する

6-5 同種造血幹細胞移植後1か月めのキメリズムがレシピエント型を示したので、生着したことが証明された

6-6 ABO主不適合造血幹細胞移植で、DATが陽性の時は、赤血球はドナー型を輸血する

6-7 臓器移植では、DSAにより、超急性拒絶反応が起こる

6-8 患者はHLA抗体を保有していたが、ドナーの抗原とは反応しないので移植は可能である

6-9 腎移植でレシピエントがA型でドナーがO型の時は、ABO不適合腎移植となる

6-10 ABO主不適合腎移植では、移植前だけでなく移植後も抗A、抗B抗体価の管理をしていく必要がある

7-1 HLAクラスⅡ抗原は、すべての有核細胞にある

7-2 HLAクラスⅠは、α鎖とβ2ミクログロブリン、クラスⅡはα鎖とβ鎖からなる

7-3 病原体の感染により提示されたクラスⅠはヘルパーT細胞によって認識され、クラスⅡはキラーT細胞によって認識される

7-4 HLAのアリル型は、第4区域に分けられ、第4区域は最も低解像度である

7-5 日本人に最も多いHLAハプロタイプは、A*24:02、B*52:01、C*12:12、DRB1*15:02である

7-6 HLAの検査で、PCRを用いた最も古い検査法はLCT（リンパ球細胞障害性試験）である

7-7 PCR-SSP法は、それぞれのアリルのプライマーをプレートに貼りつけ、増幅するかどうかを確認する

7-8 PCR-rSSO法は、ビーズにプローブを固定し、PCR産物とハイブリダイスさせることで検出する

7-9 PCR-SBT法は、すべての塩基配列（シーケンス）を決定する感度の高い検査である

7-10 PCR-SBT法は、HLAタイピングで最も用いられている方法である

8-1 LCT法は、抗原抗体複合体にウサギ補体を反応させると、補体活性によりリンパ球細胞膜は障害され死細胞となることを利用した方法である

8-2 LuminexによるHLA抗体検査は、目的に応じ試薬を選択する必要がある

8-3 HLA抗体測定で用いられる蛍光値をMFI（nMFI）という

8-4 HLA抗体の反応を予想するうえで、抗原の交差反応性や認識部位の位置関係を見るエピトープ解析が参考になる

8-5 ICFA法とは、Luminexを用いたリンパ球クロスマッチ検査のことである

8-6 ICFA法陽性で、AHG-LCT法陰性の場合は、弱い抗体の存在が疑われる

8-7 フローサイトメーターを用いたCD34陽性細胞のカウントには、デュアルプラットフォーム法とシングルプラットフォーム法がある

8-8 移植後キメリズムでは、ヒトのDNA内にある2～5bpの小さな繰り返しを反復を有する領域（マイクロサテライトDNA）を利用した検査である

8-9 ABO不適合腎移植の抗A、抗B抗体価は、試験管で2倍連続希釈により抗体価を測定する

8-10 ABO不適合腎移植の抗A、抗B抗体価は、IgMとIgGを測定する

6-6 ABO主不適合造血幹細胞移植で、DATが陽性の時は、赤血球はドナー型を輸血する