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支援法記述対策
  • O P

  • 問題数 82 • 1/25/2025

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    問題一覧

  • 1

    心理療法の学派はいくつくらいある?

    400以上

  • 2

    心理療法の学派は多数存在しているが、どれを用いるのがよいのか。

    自分がよく知らない方法は用いるべきではない。クライエントにとって最も利益が高い支援方法を選択し、組み合わせ、調整して実施する必要がある。

  • 3

    心理学的支援とは?

    社会への適応、対人関係など、さまざまな悩みを抱えた人(クライエント)に対して、心理学の知見や技法に基づいてその人の悩みの質と程度を把握し、必要な支援を行うこと。

  • 4

    最も倫理的でクライエントの立場にたった支援とは?

    色んな可能性を考えて、調整して組み合わせて心理療法を提供すること。しかし、これをするのは現実的に難しい。

  • 5

    ピアサポートとは?

    学生さんの相談に乗る活動。ほぼ1年間トレーニングを受ける必要がある。

  • 6

    クライエントとは?

    相談に来た人。社会への適応、対人関係など様々な悩みを抱えた人。

  • 7

    支援は一般に、何に基づいて行われるか、またそれはどういったものか?

    生物心理社会モデル(BPSモデル)に基づいて行われる。 これは、システム理論に基づいて、生物学的側面、心理的側面、社会的側面が相互に関連しあい、全体として今の状態が現れていると考えるモデルである。 or 生物モデルとしては医学的処置、心理モデルとしては心理療法、社会モデルとしては環境調整がある。多くの場合、心理支援はこれらの1つに基づいて行うのではなく、他の方法と組み合わせて、連携しながら支援を行っていく。

  • 8

    パーソン・センタード・アプローチとは?

    (元々は非指示的療法と呼ばれていたものがクライエント中心療法となり、最終的にはパーソン・センタード・アプローチとなった。)これは、クライエントが潜在的に持っている回復力、成長力を信頼し、支持的な態度をとらず、対話を重ねていくことによって、クライエント自身が自らの力で変化していくことを支援する方法である。

  • 9

    カウンセリングはどのようにして成立しているのか。

    効果的なカウンセリングは、明確に構成された許容的な関係によって成立する。

  • 10

    セラピストに求められること、求められる資質とは何か?

    クライエントが自身の力を用いてよりよく統合されたやり方で対処できるよう援助することが求められる。資質は、敏感性、客観性、個人に対する尊敬、自己理解、心理学的知識などが求められる。

  • 11

    効果的なカウンセリングのための3つの条件とは何か?

    自己一致(真の自分としてクライエントに接する。背伸びして自分を偽らない。純粋性や真実性ともいう。)、無条件の肯定的配慮※(許容的な雰囲気を作ること)、共感的理解(あたかもクライエント自身であるかのように感じる)。

  • 12

    ロジャースの療法(パーソン・センタード・アプローチなど)の特徴を答えよ。

    ゴールは自己実現(自分の持っている資質を最大限に発揮できるようにする)。 クライエントの内部的照合枠によるクライエント理解(クライエントの内面をみてどんな人なのかを知る)。 クライエントの能力を信頼する(良い点について信頼) 感情の強調(クライエントの感情に焦点を当てて、自分の気持ちに気づきを得てもらうことで自己理解を促す)。 「いまここで」と「あるがままに」(いまここで思っていることについて、あるがままの状態で話す)。

  • 13

    カウンセリングにおいて、相手からの手がかりとなる情報とは?

    発話内容、声の調子・抑揚、表情・目の動き、態度・動作、服装・身なり・髪型・持ち物等。

  • 14

    カウンセリングの代表的な技法とは?

    傾聴、うなずき、内容・問題の繰り返し、感情の反射、明確化(クライエントの話した内容を要約し、「ーということですか?」と問いかける)、オープン・クエスチョン。時と場合によるが、感情表出、ユーモア、真摯な表情なども挙げられる。

  • 15

    エンカウンター・グループとは?

    集団内で参加者同士が語り合い、相互作用を体験し、それを通じて人間関係を学び、対人的共感性を高めていく集中的グループ体験。

  • 16

    精神分析とは何か説明せよ。また、精神分析で有名なオーストリアの精神医学者、精神科医と併せて答えよ。

    ジークムント・フロイトによる、心を分析することで精神疾患を治療する方法。自由連想法などを用いて、無意識の内容を意識化していく。

  • 17

    精神分析の基本的な仮説とは?

    人間には無意識の過程が存在し、人間の思考や行動は無意識によって影響を受けるというもの。無意識に抑圧した欲望や葛藤が神経症の症状を作るため、抑圧された内容を意識化することで症状は解消するとした。

  • 18

    精神分析は具体的にどんな治療をする?

    固有の技法と構造を持ち、具体的には主として神経症やパーソナリティ障害の患者さんに対して、週4回~5回、1回45分~50分、カウチを使用し、自由連想法による治療を行うことを原則としている。

  • 19

    精神分析における主要な概念を述べよ。

    イド、自我、超自我。転移、逆転移、抵抗。

  • 20

    精神分析の主な治療技法を述べよ。

    催眠(過去のことについて教えてもらう)、自由連想法(クライエントに寝てもらい、そのときに思いついたことを全て教えて欲しいと伝える。無意識にある言葉を引き出す。)、除反応、夢分析、直面化、解釈とワークスルー。

  • 21

    汎性欲説とは?

    性の本能と自己保存本能という2つの本能を想定した。人間には幼児期から一貫して性欲があり、発達段階により性的エネルギー(リビドー)の快感の部位が異なり、どの段階に固着するかによって、性格的な特徴が表れるとした。

  • 22

    生の本能、死の本能という考え方は何から生まれた?また、それぞれカタカナでなんという?

    多くの人々が殺し合う戦争が繰り返されることから生まれた。生の本能をエロス、死の本能をタナトスという。

  • 23

    精神分析には様々な学派が存在する。新フロイト派、対象関係論学派、自我心理学派はそれぞれどんな考え方をもっていたか述べよ。

    新フロイト派は、フロイトの欲動論を批判し、文化的社会的要因を重視した。 対象関係論学派は、自分以外の存在との関係性の持ち方に焦点を当てた。 自我心理学派は、フロイト理論ではあまり重視されなかった自我の優位性を強調した。

  • 24

    分析心理学とは?

    カール・ユングによる、イメージを重視した心理学。後の表現療法の展開をもたらした。集合的無意識という概念は神話学や、宗教学、哲学など、多様な分野にも影響を与えた。主要な概念として、「相補性」「普遍的無意識」「元型」「イメージの活用」が挙げられる。

  • 25

    認知療法とは?

    アーロン・ベックによるもので、うつ病などの情緒障がいを持った人を対象とし、うつ病患者に特徴的な「悲観的な思考」に注目した。なんでも悲観的に考えてしまうようなら認知の歪みを修正する新たな治療法として考案された。

  • 26

    認知療法の治療モデルとは?

    病的な抑うつや不安などを主な症状とする情緒障がいを,認知の障がいという視点から説明する。ある状況下における患者の感情や行動は,その状況に対する意味づけ・解釈である患者の認知によって規定される。認知療法では、認知のパターンを修正することにより、治療効果を得ようとする。患者の否定的思考よりも適応的・現実的な視点が存在しうることを、患者が自覚できるように援助をする方法である。

  • 27

    交流分析とは?

    パーソナリティ理論であり、かつ個人が成長し変化するためのシステマティックな心理療法。自分と他人との交流パターン(人間関係)に着目することで、人間関係の改善や自律的な生き方・自己実現に役立つ。創始者はエリック・バーン。精神分析や当時の米国の社会的風潮の影響を受けている。

  • 28

    認知療法・認知行動療法にはどんな効果がある?

    うつ病と不安障がいに対して、確実な効果があることが科学的に証明されている。他の治療技法に比べ、短時間で、大きな効果があらわれるとされる。

  • 29

    認知療法・認知行動療法の基本となっていることは?

    “セルフヘルプ”の心理療法。誤った認知のパターンを修正するには,継続的な努力と訓練が不可欠。認知療法は治療セッションの中だけで行われるのではなく、日常生活が治療の場となるため、課題が与えられる。認知療法は,治療者と患者の協働的な治療関係の上に成立する。治療者と患者はチームを形成し、役割と責任を分担しあいながら、同一のレベルで問題解決に関わる。

  • 30

    認知療法・認知行動療法で使用される代表的な技法は?

    行動活性化(達成感や楽しみを感じられる行動を増やす)、コラム法(バランスの良い考え方を身につける)、スキーマ(心の法則)に気づく(自分、人々、世界観について)。

  • 31

    代表的な「認知の歪み」とは?

    根拠のない決めつけ、選択的注目、「0か100か」思考、自己非難、過度の一般化、自分で実現させてしまう予言、拡大解釈と過小評価。

  • 32

    交流分析の四本柱は?

    構造分析(個人の中で起きていることを理解する方法)、やりとり分析(2人の間に起きていることを理解する方法)、ゲーム分析(不快感をもたらす特定な交流の型を理解する方法)、脚本分析(個人が推し進めている人生プランを理解する方法)。

  • 33

    交流分析の哲学と基本原則は?

    哲学的前提として、誰もが考える能力を持ち、人は自分の運命を決め、その決定は変えることができるとしている。基本原則は、「I’m OK. You’re OK.」、自他尊重を重んじている。

  • 34

    自我状態とは?

    首尾一貫した行動のパターンに直接連なる、感情と経験のパターン。我々は過去の経験の影響と今ここでの客観的反応により、自我状態を移動させながら思考・感情・行動をとっていると仮定される。

  • 35

    <親>の自我状態とは?

    両親や親的役割を果たした人のような行動をとり、現在、彼らのように思考し感じているときの自我状態。<P>と表す。

  • 36

    <成人>の自我状態とは?

    現在、大人としての能力に基づいて現実吟味を行い、「今・ここで」の反応として行動、思考し、感じているときの自我状態。<A>と表す。

  • 37

    <子ども>の自我状態とは?

    自分の子ども時代(のある瞬間)と同じように行動し、考え、感じているときの自我状態。<C>と表す。

  • 38

    <支配的な親>の自我状態とは?

    「~べき」「~ねばならぬ」など、倫理観・義務感・責任感・批判力・構成力などの役割を取る自我状態。<CP>と表す。

  • 39

    <養育的な親>の自我状態とは?

    「~してあげる」など、養育・慈愛・同情・共感・保護などの役割を取る自我状態。<NP>と表す。

  • 40

    <自由な子ども>の自我状態とは?

    周りを気にせず、自分の望むままに、身体的・精神的満足を求めて自由に反応する役割を取る自我状態。<FC>と表す。

  • 41

    <適応した子ども>の自我状態とは?

    自分以外の他者の期待や評価,尺度に合わせて、生き残るために必要な外界の要請に応える役割を取る自我状態。<AC>と表す。

  • 42

    やりとり分析とは?

    人間関係の中で、自分のどの自我状態から相手のどの自我状態に向けて刺激を出し、相手がそれをどの自我状態で受けて、どの自我状 態に向けて反応しているかを見るための分析を「やりとり分析」と呼ぶ。やりとりには、平行交流(両者が期待した通りの反応を得る)、交差交流(一方が期待した以外の反応を得る)、裏面交流(表の社交レベルと裏の心理レベルの両方の交流が同時に行われる)の3つのパターンがある。

  • 43

    ゲーム分析とは?

    何度も繰り返され最後には嫌な気分で終わる、こじれる関係の進行を「ゲーム」と呼ぶ。これに気づくことで、複雑な人間関係のからくりについて理解を深め、ゲームを手放した有意義な時間を過ごせるようになるという方法。

  • 44

    ラケット感情とは?

    ストレス状況で経験されるなじみ深い感情。子ども時代に学習されたもの。問題解決には不適切。

  • 45

    人生脚本とは?

    バーンによる、我々は自分の人生の物語を書きながら生きているという考え方。その物語の要点は4歳の頃までに決められ、7歳の頃までに細かいところを足して,12歳の頃までに物語を磨き上げている。そしてすでに大人になっているため、どんな物語なのか忘れてしまっているにもかかわらず、その物語に沿って自分の人生を過ごしてきているのである。

  • 46

    人生脚本の性質とは?

    脚本を書いたのは自分であり、自分が望めば書き換えることができる。書き換えられるのは書いた本人だけ。脚本は人生計画であり、報酬を目指している。こども自身の“決断”に基づくが、親の影響も受ける(補強される)。脚本は気づきの外にあり、“正当化”するために,現実を歪曲することもある。

  • 47

    表現療法とは?

    さまざまな表現活動を通じて心身の健康を回復することを目的とする心理療法。

  • 48

    芸術療法、遊戯療法の違いとは何か?また、それらを合わせてなんという?

    両者の線引きは難しいが、一般にはクライエントの年齢による(青年~大人であるか子どもであるか)。両者をあわせて「表現療法」と称する。

  • 49

    表現療法はどのように行う?

    セラピストは、言語によるセラピーでは扱いきれない難問を、イメージの助けを借りて理解する。クライエントは、ネガティブな思いを吐き出し、ターニングポイントを超えると、「ゆとり」を取り戻し、回復する。遊びや絵画・造形制作を通して、自己の内面(無意識/イメージ)を表現する。セラピストはその制作過程に寄り添い、過程と制作物を通してその内面を理解し、必要ならば解釈を与える。

  • 50

    表現療法の効果は?

    カタルシス、自己理解とクライエント理解、ラポール形成、自己効力感。

  • 51

    ラポールとは?

    信頼に満ちた治療関係のこと。

  • 52

    芸術療法にはどんなものがある?

    代表的なものに、箱庭療法、コラージュ療法、描画療法、スクイグル法がある。広義では、音楽療法、ダンス療法などもある。

  • 53

    スクイグル法とは?

    はじめにセラピストがクライエントの前でなぐり描きをする。クライエントに、個の線から何が見えるか尋ね、補助線を描き、色をつけてもらう。立場を変えて、次はクライエントが先になぐり描きをする。それを何度も繰り返す。ともに「遊ぶ」ことによる相互の信頼関係の構築、維持、発展が期待できる。また、転移―逆転移の理解につながる。ウィニコットによる方法。

  • 54

    遊戯療法において、箱庭や描画道具などの遊具を用いる目的を答えよ。

    クライエントが内面を表現する媒体として必要である。また、攻撃性や創造性を発揮でき、楽しさを体験できることも理由である。

  • 55

    遊戯療法における8つの原則を答えよ。

    ・あたたかい親密な関係。 ・あるがままの受容。 ・ 許容的な雰囲気。 ・適切な情緒反射。 ・子どもに自信と責任を持たせる。 ・非指示的態度を取り、子どもの後に従う。 ・じっくり待つ。 ・必要な制限を設ける。

  • 56

    家族療法とは?

    個人に問題があると考えるのではなく、家族というひとまとまりを治療や援助の対象として捉える心理療法。家族メンバー間の相互作用や結びつきの様態が、問題の形成と維持に積極的な役割を果たすものとして重視する。家族合同面接が一般的であるが、特定の一部家族との面接、さらには一人と行う家族療法まで、さまざまな形態をとる。

  • 57

    家族療法に共通する考え方は?

    • 家族をシステムとしてとらえる。 • 家族は成員個々のパーソナリティの足し算を超えた性質をもつ。 • 問題に関する因果関係は、直線的ではなく円環的である。 (成員個人が原因ということはない。) • 家族システム内におけるコミュニケーションに焦点を当てる。

  • 58

    家族療法における、MRI 家族療法/コミュニケーション派はどういった考え方?

    「健康な家族」を目指すのではなく、ルールや行動パターンを少しだけ変化させて、問題を解消することを目指すといった考え。

  • 59

    MRI/コミュニケーション派の技法は?

    • パラドキシカル・アプローチ 例:学校に行かない子どもに、「学校に行くな」と指示する。 • 例外の利用 例:問題が起きないのはどんな時かを尋ねる。 • リフレイミング(再意味づけ) 例:おしゃべりな子ども→社交的な子ども • 家族語の使用 • ワンダウン・ポジション

  • 60

    家族療法の中でも、構造派はどういったアプローチをするか。また、どういった技法を用いるか。

    家族のシステム構造に重点を置いたアプローチをする。技法としては、 • ジョイニング システム間の境界があいまいな家族のルールやコミュニケーションに、セラピ ストが加わることで、家族葛藤を顕在化させながら適応的な交流パターンを形 成し、適切な家族構造を構築する。 • エナクトメント 機能的でない家族の交流パターンを再現させる。 • トラッキング 今まで通りのコミュニケーションを続けるように指示して、セラピストはそれに 逆らわないようにする。 • アコモデーション ジョイニングのためにセラピストが自分を家族の交流パターンに合わせる。

  • 61

    家族療法における、多世代派の治療目標は?

    家族構成員の個別化と自律性の促進、個人の自己分化(知性と感情の機能の調和がとれていること)。

  • 62

    家族療法における、多世代派の治療プロセスは?

    • ジェノグラム(家族の関係図)を用いて、多世代にわたる家族代々の歴 史、家族発達、家族間の関係に注目する。 • 家族の体験や歴史には触れるが、原因探しはしない。 • 家族をシステム的に理解するとともに、個人を理解する。

  • 63

    家族療法の適用(子ども・青年)されるのは?

    問題行動(不登校、引きこもりなど)、精神疾患(摂食障害、発達障害など)、心身症(アレルギー疾患、喘息など)。

  • 64

    家族療法の適用(成人/夫婦)されるのは?

    問題行動(児童虐待,DV)、精神疾患(うつ病,不安障害)、心身症(アレルギー疾患、糖尿病)。

  • 65

    キャリア・カウンセリングとは?

    個人のキャリアの問題に焦点を当てたカウンセリングで、対象は青年から高齢者まで幅広い。学校、企業、ハローワーク、カウンセリングセンター、復職支援施設等、さまざまな場で行われる。キャリアとは、その人の「生き方」そのものを指す意味を持つ。クライエントがどのように生きていくかを選択するための心理支援。

  • 66

    キャリア・カウンセリングの機能は?

    治療的機能、予防的機能、育成開発的機能。

  • 67

    キャリア・カウンセリングの一般的な手順は?①〜⑦まで、ただし⑦は「カウンセリングの終了」である。

    ①信頼関係の構築 ②キャリア情報の収集 ③アセスメント ④キャリア・ゴールの設定 ⑤課題の特定 ⑥目標達成への戦略 ⑦カウンセリングの終了

  • 68

    日本におけるキャリア・カウンセリングの問題点とは?

    • 米国からの輸入であること • 「キャリア」という用語の解釈の多様性 • 「カウンセリング」概念の不明瞭性 • カウンセラーの果たす多様な機能と「カウンセリング」との関連に起因すること。

  • 69

    キャリアコンサルタントとは?

    職業選択や能力開発に関する相談・助言を行う専門家。国家試験に合格し、名簿に登録することが必要。キャリアコンサルタントは登録制(5年毎の更新、公認心理師とは違う)の名称独占資格である。

  • 70

    キャリア・カウンセリングを行なっていく上で気をつけるべきことは?

    (1)安心して話しやすいような雰囲気づくりに心掛ける。 (2)アドバイスよりも「聴く」ことを重点にする。 (3)自分について振り返り,話してもらう。 (4)段階的に就職活動を進める。

  • 71

    訪問支援とは?

    心理学的支援を必要としているのに、支援の場に行くことのできない人を対象として、支援者の方が訪問するサービス。

  • 72

    アウトリーチとは?

    疾患や障害のために医療・福祉のサービスを必要とする地域で生活している当事者にサービスを届けて,その当事者の地域生活維持を支援するサービス提供の方法のこと。

  • 73

    アウトリーチが盛んになった理由とは?

    • 地域で生活しながら治療やケアが受けられる当事者にとってのメリッ ト追求 • 退院・退所のあと治療やケアを継続的に受けられるニーズへの対応 • 医療やケアを入院・入所により地域から切り離して行うことによる社 会経済的な負担の軽減 • 精神に障害を持つ当事者を地域で支える方式に転換する国の取り組み

  • 74

    訪問支援・地域支援の主な対象とは?

    • ひきこもり(※) • 不登校 • 高齢者 • 身体障がい • 非行 • 虐待 • DV(ドメスティック・バイオレンス) • アルコール依存

  • 75

    訪問支援において、継続支援とは?

    直接的な支援を目的として実施する比較的長期の支援。

  • 76

    訪問支援において、機関誘導とは?

    支援機関(自立支援施設、保健所、若者サポートステーション等)への誘導を目的とする短期の支援。

  • 77

    訪問支援において、直接接触とは?

    家庭での支援が難しい若者を対象に、若者の集まる場所に出向いての支援。

  • 78

    訪問支援・地域支援 対象者の特徴とは?

    • 困難な事例が多い。 • 相談意欲が低い。 • 事前情報と実際の状況には差異がある。 • 関係性の多角的分析が必要。

  • 79

    訪問支援において、留意すべき点とは?

    • 侵襲性への配慮 • 治療構造(枠組み)をどう構築するか • 攻撃性と支援者自身の安全性について • 他職種(医療、福祉、学校、警察等)との連携 • 本人/家族との間で、訪問についての合意の成立

  • 80

    訪問の支援の進め方を本人に会えた場合と会えなかった場合に分けて答えよ。

    【本人に会えた場合】 • 会えたことを大切にする • 自己紹介 • 面談の内容、テーマについて • 本人や部屋の中の様子の把握 • 次回訪問の約束 【会えなかった場合】 ・家族への依頼 ・その後の支援について家族と相談

  • 81

    ACT(包括型地域支援)とは?

    精神障がい者の継続した地域生活を可能にするためのプログラム。24時間対応。精神科医、看護師、精神保健福祉士、ケアマネジャー、公認心理師等の協働チームが退院者のケアを実施。

  • 82

    地域連携において、予防には一次、二次、三次とある。それぞれの意味を答えよ。

    一次予防(プリベンション) いわゆる「予防」 二次予防(インターベンション)早期介入 三次予防(ポストベンション) 社会復帰支援と再発防止