問題一覧
1
輸血を伴う一連の治療のことを「輸血療法」という
○
2
輸血には、赤血球製剤、血漿製剤、血小板製剤があり、不足したものだけを補う
○
3
輸血を行うときは、医師は輸血の必要性とリスクを患者に説明し同意を取る必要がある
○
4
交差適合試験で合格した血液は安全だ
✕
5
輸血中は観察をしっかり行い、輸血が無事終了したので問題はない。
✕
6
輸血を実施する際は、目的に合ったフィルターを用いて輸血を行う
○
7
輸血の速度は、輸血開始は早く行い、10分経過後は速度を緩める
✕
8
各種血液製剤の輸血の必要量は、体重によって変わる
○
9
輸血の外科的治療では、出血した分だけ血液を輸血する
✕
10
交通事故で大量出血している患者に、O型の赤血球製剤と新鮮凍結血漿をいそいで輸血した。
✕
11
献血には、全血献血と成分献血がある
○
12
成分献血は、16歳からできる
✕
13
献血者の検査として、核酸増幅検査によるウイルス検査も行われている
○
14
血液製剤は輸血後GVHDを予防するために放射線が照射されている。
○
15
血液製剤は輸血による副作用の予防・低減のため白血球除去が行われている
○
16
血液製剤は、しっかり冷蔵保存していれば、細菌汚染の危険はない
✕
17
血小板を保存するときは、冷蔵庫内で振とうする必要がある
✕
18
新鮮凍結血漿(FFP)は凍った状態で落すと、バッグが破損する場合があるので取り扱いには注意する
○
19
血漿分画製剤は、新鮮凍結血漿(FFP)から作られる
○
20
血液成分分離装置を使って、血液の中の血小板だけを採取することができる
○
21
ABO血液型抗原は、代表的な糖鎖系抗原である。
○
22
ランドシュタイナーの法則に従う血液型抗原は、Rh血液型である。
✕
23
ABO血液型抗原を決定する遺伝子は、第9染色体長腕に存在している。
○
24
A型抗原やB型抗原の発現には、H抗原の発現は不要である。
✕
25
日本人では、B型の亜型が最も多い。
○
26
A抗原がB抗原様の抗原性を獲得し、AB型様に変化することを獲得性(後天性)Bという
○
27
新生児では成人と比較して、A型抗原やB型抗原は充分に発現していない
○
28
抗Aや抗Bの抗体産生は胎児期から始まっている
✕
29
Rh血液型で、最も抗原性が強いのはD抗原である。
○
30
weakD患者が輸血を受けるときは、D抗原陽性として扱う。
✕
31
MNS血液型は、蛋白分解酵素で失活する血液型抗原である
○
32
P2型のヒトは、臨床的意義の高い抗P1を保有することがある
✕
33
Duffy血液型で、Fy(a-b-)のヒトは3日熱マラリアに抵抗性を示す
○
34
Jka抗原やJkb抗原に対応する抗Jkaや抗Jkbは、臨床的意義の高い抗体である
○
35
Diego血液型のDia抗原は、日本人の1割程度が陽性である。
○
36
I血液型は、胎児期の頃にはi型であり生後徐々に成人型I型に変化する。
○
37
Xga抗原に対応する抗Xgaは、主に間接抗グロブリン試験で検出されるが臨床的意義は低い
○
38
高頻度抗原とは、抗原頻度が99%以上の血液型抗原のことである。
○
39
低頻度抗原とは、抗原頻度が 1%未満の血液型抗原のことである。
○
40
汎血球凝集反応とは、赤血球が大部分のヒト血漿(血清)と凝集反応を示す反応の 1種である。
○
41
ABO血液型を確定できないときは、AB型赤血球を輸血する。
✕
42
血液型検査の基本となる検査方法は、試験管法である
○
43
ABO血液型検査にはオモテ検査とウラ検査がある。両検査結果が一致しなかった場合は、オモテ検査の結果をABO血液型検査の結果として報告する。
✕
44
血液型検査を試験管法で行う場合、被検赤血球は生理食塩水で3~5%赤血球浮遊液に調整する。
○
45
血液型検査を試験管法で行い凝集反応の結果を記録する際は、凝集の強さを記録する必要はない。
✕
46
ABO血液型の反応性が疾患によって変化することはない。
✕
47
RhD抗原検査の直後判定が「陰性」、D陰性確認試験が「陽性」と判定された場合、D抗原「陰性」と判定される。
✕
48
RhD抗原検査を行う際は、抗D試薬と同時に必ずRhコントロールを用いて検査する
○
49
RhD抗原検査でRhコントロールが陽性だった場合は、RhD抗原「陽性」と判定できる
✕
50
RhD抗原検査の直後判定が「陰性」の場合、D抗原「陰性」の輸血用血液製剤を使用できる。
○
51
胎盤通過性のある免疫グロブリンクラスは、IgMである
✕
52
臨床的に意義のある抗体は、主にIgGクラスの抗体である
○
53
ボンベイ型の患者血漿(血清)は、抗Hを保有する。
○
54
抗Eは、抗Dより不規則抗体として検出される頻度が高い
○
55
発作性寒冷血色素尿症(PCH)では、抗P特異性を示すD-L抗体(ドナート・ランドスタイナー抗体)を認める
○
56
抗Fyaや抗Fybは、臨床的意義が低い不規則抗体である。
✕
57
抗Xgaは、主に間接抗グロブリン試験で検出されるが臨床的意義は低い。
○
58
臨床的に意義のある不規則抗体が検出された場合は、原則として対応する血液型抗原陰性の赤血球製剤を選択して輸血する。
○
59
抗Jraが検出された場合は、Jra抗原陰性の赤血球製剤の選択が望ましいとされる。
○
60
「まれな血液型」とは、検出頻度が非常に少ない( 1%以下)の血液型のことである
○
61
多くの間接抗グロブリン試験が陽性の不規則抗体は、臨床的意義が高い
○
62
不規則抗体検査で使用する血球試薬のABO血液型は、O型である。
○
63
生理食塩水法は、多くの臨床的意義の高い抗体を検出できる
✕
64
試験管法による間接抗グロブリン試験で凝集反応が陰性であった場合は、IgG感作血球を用いた確認が必要である
○
65
間接抗グロブリン試験で用いられる反応増強剤には、低イオン強度液(LISS)やポリエチレングリコール(PEG)などがある。
○
66
酵素法で用いられる蛋白分解酵素として、ブロメリン、パパイン、フィシンなどがある。
○
67
Duffy、MNS、Xgなどの血液型抗原に対する不規則抗体は、酵素法では検出できなくなる場合がある。
○
68
不規則抗体検査として、酵素法を単独で行っても良い
✕
69
可能性の高い抗体は、抗原表の「抗原陽性パターン」と検査の結果得られた「陽性反応のパターン」が完全一致する抗体である。
○
70
否定できない抗体は、陰性反応を示した赤血球試薬について量的効果を考慮した消去法を行い推測する。
○
71
否定できない抗体は、陰性反応を示した赤血球試薬について量的効果を考慮した消去法を行い推測する。
○
72
量的効果を認める血液型抗原として、Rh、Kidd、Duffy、MNSの各血液型が知られている。
○
73
不規則抗体スクリーニング検査を行う際の自己対照は省略できるが、不規則抗体同定検査を行う際には自己抗体と同種抗体を鑑別するために必要である。
○
74
間接抗グロブリン試験で陰性反応が得られた場合は、IgG感作赤血球を用いた陰性確認試験が必要である。
○
75
IgG感作赤血球を用いた陰性確認試験で凝集を認めなかった場合は、間接抗グロブリン試験の結果が「無効」であることを示している。
○
76
直接抗グロブリン試験とは、患者赤血球膜上の免疫グロブリン(IgG)や補体成分(C3)の感作の有無を調べる検査方法である。
○
77
直接抗グロブリン試験は、自己免疫性溶血性貧血が疑われた際に必要な検査である。
○
78
直接抗グロブリン試験は、溶血性輸血副反応が生じた際に必要な検査である
○
79
直接抗グロブリン試験とは抗体解離試験の抗体特異性同定に必要な検査である。
✕
80
直接抗グロブリン試験とは新生児溶血性疾患の母親血清の検査で必要である。
✕
81
患者が臨床的に意義の高い同種抗体を保有している場合は、対応抗原陰性の血液を選択して交差適合試験を行う。
○
82
主試験は、患者血漿(血清)と供血者赤血球との反応性を確認する検査である。
○
83
主試験が臨床的意義の高い不規則抗体により「不適合」となった場合、検査に用いた血液は輸血できない。
○
84
副試験は供血者血漿(血清)と患者赤血球との反応性を確認する検査である
○
85
交差適合試験で生理食塩液法を行う目的として、ABO血液型の適合性の確認があげられる
○
86
交差適合試験において間接抗グロブリン法は必ず行う必要がある。
○
87
交差適合試験で自己対照が陽性となる原因として、患者の直接抗グロブリン試験の陽性が考えられる。
○
88
交差適合試験を行えば全ての血液型不適合を検出できる。
✕
89
新生児同種免疫性血小板減少症(NAIT)は、母児間の HPA不適合により母親が産生した HPA抗体が児の血小板を破壊することに起因する。
○
90
日本人の NAITの原因となる HPA抗体は、HPA-4b抗体が多い
○
91
血液製剤によるウイルス感染を最小限にとどめるためHBV, HCV, HIVおよびHEV はNAT(核酸増幅検査)を行っている
○
92
NAT検査を行うことで、ウイルス感染は起こっていない
✕
93
ウイルス感染が心配な場合は、検査を行ってもらうため献血に行くべき
✕
94
血液製剤による細菌感染では、ほとんどが血小板製剤による感染である
○
95
血液製剤による細菌感染では、まだ死亡例はない
✕
96
血液製剤による細菌感染を防止するための外観確認は、必ず行う
○
97
感染が疑われる血液製剤を投与した場合は、遡及調査を行う必要がある
○
98
輸血検査を行い、適合血を輸血し問題がなければ、検体はすぐに廃棄する
✕
99
輸血後のバッグは、細菌感染が起こった時の原因究明のためにしばらくは清潔な状態で保管しておく
○