問題一覧
1
注意を引き目立つ色の性質 赤、オレンジ、黄など暖色系で鮮やかな色
誘目性
2
遠くからでもよく読める性質 図と背景色の明るさ(明度差)に差をつけることが重要
視認性
3
大きく見える色、明るい色
膨張色
4
小さく見える色、暗い色
収縮色
5
近づいて見える色 赤、オレンジ、黄など明るい色
進出色
6
遠ざかって見える色 青、青紫、紫、黒い色
後退色
7
色にはものを(①)させたり、ある概念を(②)したりする働きがある →「赤いもの」と言われるとリンゴやイチゴの赤、血液の赤、炎の赤と言った具体的なものを連想する。また、それと同時に力、危険、愛情、慈愛など抽象的で象徴的な概念を思い浮かべる。
①連想, ②象徴
8
もの同士の区別のしやすさ 誘目性や視認性を高めることが重要
識別性
9
色が物の力や能力を感じさせる効果 強い、弱い、硬い、柔らかい、重い、軽いなど 例:白い雲(柔らかいさや軽さを感じさせる)、黒いカメラ(高級感や機能性を感じさせる)
力量性
10
色の動感や活発感を感じさせる効果 派手、地味、情熱的、知的、陽気、陰気など 例:鮮やかな色のスポーツウェア(活動性を感じさせる)、青い飲み物(冷たく涼しい印象を与える)
活動性
11
好き嫌いや美醜を感じさせる効果 商品の売れ行きを左右する 例:赤を好む人もいれば嫌いな人もいる
評価性
12
好まれそうなイメージ
プラスイメージ
13
食べ物、家具、車など不透明な色とガラスなど透明な色のこと
物体色
14
ネオンサインが発する色のように光そのものに色がついている 白熱電球、発光ダイオード、蛍光ランプの光などの人工的な光と太陽の昼の光や夕方の赤い光などの自然光の色
光源色
15
通常の生活で使われている光のこと イギリスのニュートンがどういうものか調べ、プリズム(透明ガラスなどによる三角柱)を使って実験した結果、白色に見えている。光には虹の7色全てが混ざっていることを突き止めた
白色光
16
トマトやイチゴ、リンゴなどの赤は、白色光の中に含まれている「赤い光」だけを( )し、光によって「赤い物」として見える
反射
17
赤ワインのような透明物体の場合は、光が反射するのではなく( )して見える。つまり、白色光の中から赤い光だけがワインを ( )してワインの赤になる
透過
18
電磁波のうち眼に見える波長範囲の光 眼に見える電磁波
可視光線
19
波長の範囲
約380nm〜780nm
20
光には(①)という物理的な波の長さがある
波長
21
波長の長い色から順番に虹の7色
赤→オレンジ→黄→緑→青→紫→菫(すみれ)
22
昼の日陰の光を(①)の光を比べると、(①)の光の方が黄色や赤の成分が多いのでわずかに黄みの光に感じられる
直射日光
23
色を計測する際に使用する光は国際的に決められている
標準イルミナント
24
自然の平均な昼光
D65(標準イルミナント)
25
眼の特性値を持つ仮想の観測者のこと
標準観測者
26
色を記録する3つの方法 (①)による方法 (②)による方法 (③)で様々な色が作り出せる原理を使う方法
①色名, ②色の三属性(色相〔色み〕、明度〔明るさ〕、彩度〔鮮やかさ〕), ③光の三原色(赤、緑、青)
27
色の心理的な現象4つ
①対比効果, ②同化効果, ③面積効果, ④色の恒常性
28
ものから反射または透過した光が眼に入る寸前までの現象
物理的な現象
29
眼に入った光が信号に変換され、脳に送られて初めて「色」として認識させる
心理的な現象
30
現代のように(①)や温暖化による(②)で災害が多発する時代もあれば、逆にいつか安心して生活できる時代になるかもしれない
①自然破壊, ②気象変動
31
心地よく美しいという感情を抱かせる調和
色の調和
32
色の調和はどのようにしたら得ることができるのかなど論じる学問
色彩調和論
33
私たちの身近にある色を観察すると、赤み、黄み、緑み、青みのような「 」や「白み」「黒み」といった色の特徴がある
色み
34
「白み」や「黒み」のみで「色み」が感じない色
無彩色
35
赤み、黄み、緑み、青みのような「色み」が感じられる色
有彩色
36
色から感じられる「色み、明るさ、鮮やかさ」という3つの特性
色の三属性(色知覚の三属性)
37
物体表面の色の表示に用いる代表的な三属性による尺度(ものさし)そこで生み出されたのが「①」(色みの質)、「②」(明るさの程度)、「③」(鮮やかさ)の程度で特に「④」(物体表面の色)
①色相, ②明度, ③彩度, ④表面色
38
赤、黄、緑、青のような名前で表される。 配列は赤→黄→緑→青→紫と連続的な変化で表される
色相(ヒュー:hue)
39
両端にある赤と紫を混ぜてできる赤紫を仲立ちとすることで色相の連続的な配列が循環性のある円環として表される
色相環
40
色相を代表するには「①」と呼ばれる鮮やかな色で色み、黒みを含まない最も純度の高い色
純色
41
色相環の対向位置にある色同士
補色
42
明度のものさしづくり(尺度構成)。最も明度が高い色は白で最も明度が低い色は黒になる。 白と黒の間に明るさの差が見た目で均等(知覚的等歩度)に感じられる灰色段階を配列して明度の基準を作る
明度(ライトネス:lightness、バリュー:value)
43
「①」として用いれば無彩色、有彩色に関わらず、全ての色の明度を測ることができる
明度スケール
44
物体も表面色が持つ鮮やかさ(色みの強さ)の程度 色みを持たない無彩色には程度がなく、各色相で最も高彩度の色「②」
彩度, ②純色(サチュレーション:saturation)
45
無彩色を起点として色みの強さが見た目で均等(知覚的等歩度)に増加するように積み上げて尺度化する
クロマ(chroma)
46
全ての色を系統的に配列する三次元の空間
色空間
47
色空間の中に実際の色見本(色票)を規則的に配列した立体模型(色相は円型、明度は縦、彩度は横)
色立体
48
明度は縦軸に表されている。色立体の中心にある縦軸(垂直軸)は無彩色で構成されており一番下の黒と一番上の白の間には連続的に変化する灰色が配列されている。 白に近いほど高明度で黒に近いほど低明度になる
無彩色軸
49
色立体の無彩色軸を通る垂直縦断面には無彩色軸を挟んで左右一対の補色で構成された面が現れ、ここに現れた同じ色相の色で占められている領域。 等式相面上に位置し、水平方向に並ぶ色は全て「②」で上に行くほど高明になり、下に行くほど低明度になっている
等式相面, ②同一明度
50
白も黒も混ざっていない純粋な色で各色相を代表する最も彩度の高い鮮やかな色。等式相面では、無彩色から最も離れた位置にある
純色(ピュアカラー)
51
純色に白あるいは黒のどちらかが混ざった色で純色に白が混ざった色は「②( )」、純色に黒が混ざった色は「③( )」と読んで区別する
清色(クリアカラー), ②明清色(チントカラー), ③暗清色(シェードカラー)
52
純色に白と黒、つまり灰色が混ざった色で純色より明度の高い灰色混ざった色は(②)、純色とほぼ同じ明度の灰色が混ざった色は(③)、純色より明度の低い灰色が混ざった色は(④)と呼んで区別する
濁色(ダルカラー), ②明濁色, ③中濁色, ④暗濁色
53
PCCSのトーン大分類では濁色と対応する色調を「①( )」、トーン小分類では中彩度の中濁色と対応する色調を「②」と呼んでいる
①中間色調(モデレートトーン), ②ダルトーン
54
色の表示方法をめぐっては国内外に数多くの提案があるが、携わる産業が何であれ、分類を超えて色の情報が共有できるように「 」(日本産業規格)には色を表示する方法が定められている
JIS
55
物体の色を表す
物体色の色名
56
光源の色を表す
光源色の色名
57
それぞれ色を示す専用の言葉や慣しんだ身近な事物などの名前を借りて表す
慣用色名
58
基本的な色名に簡単な修飾語を添えて表す
系統色名
59
三属性による表示方法には物体の色を色相、明度、彩度の3つの記号を使って表すマンセル表色系が採用されており、「色の表示方法ー①」として定められている
三属性による表示
60
光の混色原理に基づく表示方法
XYZ表色系
61
数値や記号を用いて表すこと
表色
62
表色の目的のためにある色空調に一定の秩序矛盾なく配列した体系
表色系(カラーシステム)
63
表色系にのうち物体の色を表すための色票集を備えたもの
カラーオーダーシステム(色票系)
64
カラーチャートの集合
色票集
65
特定の表色系の基準を満たすように正確に制作された色票によって、その目盛り位置の色を示したもの
標準色票
66
マンセル表色系は日本の産業界共通の色の表示方法としてJISの「色の表示方法ー三属性による表示」に採用され、「①」が用意された
JIS標準色票
67
その記号を色の名前と対応させた「物体色の色名」に準拠する色票集「①」も用意された
①JIS色名帳
68
言語を超えて共通する普遍的な色名
基本色彩調
69
その色が思い起こされるような事物の名を借りて、個々の色を区別する色名
固有色名
70
基本色名に修飾語を添えて表す平易な色名。 色空間全体を体系的に分割して一定のルールに基づき振り当てられる
系統色名
71
慣れしんで広く用いられている色名を選んで標準化する
慣用色名
72
言語を超えて共通する普遍的な色名11語を定義した
基本色彩語(ベーシックカラーターム)
73
言語を超えて共通する色名11語
白、黒、赤、黄、緑、青、紫、ピンク、オレンジ、ブラウン、グレイ
74
古くから受け継がれ、伝えられてきた由緒ある固有色名
伝統色名
75
特定の時代の流行を反映して創作されて定着した固有色名
流行色名
76
海外からもたらされ、身近に定着した固有色名
外来色名
77
色名の大分類としてだれでも知っている。基本的な色の区別を表す13種の色。 有彩色の基本色名は「赤、黄、緑、青、紫」と複合語「黄赤、黄緑、青緑、青紫、赤紫」による10種で、無彩色の「白、灰色、黒」の3種
基本色名
78
基本10色相は必要に応じて( )(赤みの、黄みの、緑みの、青みの、紫みの)を用いて計20色相に細分化できる
色相に関する修飾語
79
細分化した色の範囲
トーン
80
無彩色の基本色名は「白、灰色、黒」の3種。 細分化する必要がある場合は「灰色」に「 」(うすい、明るい、中位の、暗い)を付して4種に分類し、「白」「黒」と合わせた6種の区分に細分化できる
無彩色の明度に関する修飾語
81
有彩色と無彩色が接する領域で大分類では無彩色とみなす
色みを帯びた無彩色
82
一般に「①( )」などと呼ばれるわずかに色みを帯びた色鮮を表すために設けられており最大(②種)分類した
①オフニュートラル(近無彩色、準無彩色) ②84種
83
無彩色の基本色名3種、または細分化した「白、薄い灰色、明るい灰色、中位の灰色、暗い灰色、黒」の6種に「①」の10種(赤みの、黄赤みに、黄みの、黄緑みの、緑みの、青緑みの、青みの、青紫みの、紫みの、赤紫みの)を冠してわずかな色みがあることを表す
①色相に関する修飾語
84
(②)は「色彩調和(カラーハーモニー)」の問題を体系的に解決することを主目的に開発されたカラーオーダーシステムで一般的に「 」の略称で呼ばれている
日本色研配色体系 ②PCCS
85
三属性を骨格としつつ、色相とトーンの2系列で色を表示する(②)
PCCS ②ヒューアンドトーンシステム
86
PCCSに代表される色相とトーンの2系列により、色を表示するカラーオーダーシステム
ヒューアンドトーンシステム
87
PCCSの色空間は「①( ②:hue)」、「③(④: lightness)」、「⑤(⑥:saturation)」という色の三属性を尺度として、三次元空間に全ての物体色を系統的に配列するように構成される
①色相 ②ヒュー ③明度 ④ライトネス ⑤彩度 ⑥サチュレーション
88
色相と明度の関係が「①(ナチュラルシークエンスオプヒュー)」の法則に従って定められているため、全てのトーン系統で黄色が最も明るく青紫に近づくにつれて徐々に暗くなっており、色立体を横から見ると非対称でいびつな卵形をしている
①色相の自然連鎖
89
PCCSは色相を「①(hue)」として尺度化し略記号「②」で表す
①ヒュー ②h
90
最も赤らしい赤、黄色らしい黄色、緑らしい緑、青らしい青のように混じり気のない純粋な色相
心理四原色
91
PCCSは彩度を「①(saturation):飾和度」として尺度化し、略記号「②」で表す
①サチュレーション, ②S
92
PCCSでは、明度を「①(lightness)」として尺度化し、略記号「②」で表す
①ライトネス, 2l
93
明度と彩度の複合概念をヒューアンドトーンシステムでは「①(tone:色調)」と呼んでいる
①トーン
94
PCCSのトーン配置をたt絵軸は明度、横軸は彩度という等色相面を模した平面に示したもの
トーン図
95
ヒューアンドトーンシステムの特長を活かして簡略に表示できる
トーン記号
96
PCCS色立体の特定の色を指定するなど、三属性による表示が必要な場合には「①」を用いる色相(hue)、明度(lightness)、彩度(saturation)の順に表示値ー(ハイフン)でつないで連記する
PCCS記号
97
アメリカの画家アルバート・マンセルが創案し、発表した「色の三属性(色相、明度、彩度)」で色を表すカラーオーダーシステム
マンセル表色系
98
マンセルが発表した色票をもとにアメリカ光学会(OSA)が視覚的均等性に修正を加えて発表。JIS標準色票に採用されている
修正マンセル表色系
99
マンセル表色系では色相を「①:Hue」として尺度化し、略記号「②」で表す。 色相の尺度化にあたり十進法に基づいて基本10色相を定め、さらにそれぞれ10等分して合計100色相を定めている。 色相環上の10等分点に時計回りで「赤(R)、黄赤(YR)、黄(Y)、黄緑(GY)、緑(G)、青緑(BG)、青(B)、青紫(PB)、紫(P)、赤紫(RP)」の順序で配置する
①ヒュー, ②H
100
マンセル表色系では、明度を「①:value」として尺度化し、略記号「②」で表す。 黒の明度を0%、光を100%反射する理想的な白の明度を10として、その間に知覚的に等間隔となるような9段階の灰色を配置して、1から9数値を与え「V=0」から「V=10」までの11段階の基準を定めた
①バリュー, ②V