問題一覧
1
外傷による死亡の時期において、早期外傷死の原因となるのはどれか。1つ選べ。 1. 心破裂 2. 敗血症 3. 体幹離断 4. 大動脈断裂 5. 腹腔内出血
5
2
正しいのはどれか。1つ選べ。 1. 交通事故による死亡者数は60歳台が最も多い。 2. 交通事故による死亡者数は年々増加傾向である。 3. 外傷の原因として一般負傷と交通事故が最も多い。 4. 消防防災へリコプターでの搬送は医師搬送が最も多い。 5. 入院治療を受ける外患者数は総入院患者数の50%を占める
3
3
重症外傷傷病者に対する「トラウマ(外傷)バイパス」の説明として正しいのはどれか。1つ選べ。 1. 受傷後15分以内に搬送すること 2. 胸腹部外傷を優先して搬送すること 3. 医療機関の中での外傷診療を最適化すること 4. 必要な処置を省略し滞在時間を可及的に短縮して搬送すること 5. 距離に関係なく適切な外傷診療を行える医療機関に搬送すること
5
4
時速100kmの自動車の衝突エネルギーに相当する墜落時の高さはどれか。1つ選べ。 1. 6m 2. 14m 3. 25m 4. 39m 5. 56m
4
5
応力集中による損傷が起こりやすい部位はどれか。1つ選べ。 1. 肺 2. 大脳 3. 肋骨 4. 大動脈 5. 横隔膜
3
6
ハンドル外傷でみられることが多いのはどれか。2つ選べ。 1. 脳損傷 2. 膵損傷 3. 腎損傷 4. 肝損傷 5. 膀胱損傷
2, 4
7
状況評価において行う内容でないのはどれか。1つ選べ。 1. 警察の出動を要請する。 2. 手袋に破れがないか確認する。 3. 活動上の危険がないか確認する。 4. 現場に持ち込む資器材を確認する。 5. 高リスク受傷機転に対し、ロードアンドゴーを適用する。
5
8
墜落の受傷機転で把握すべきものでないのはどれか。1つ選べ。 1. 高さ 2. 傷病者の体重 3. 接地時の体位 4. 着地面の性状 5. 中間障害物の有無
2
9
正しいのはどれか。1つ選べ。 1. 初期評価と併せて、ネックカラーを装着する。 2. 全身観察は、初期評価を含めず、2分以内に完了する。 3. 継続観察では、頭の先から爪先まで全身観察と同様に観察する。 4. ロードアンドゴー適応でない場合、搬送開始前の現場で詳細観察をしてもよい。 5. 傷病者の状態が安定していて、かつ受傷部位が2箇所以内であれば、重点観察を行う。
4
10
出血性ショック時におけるストレスホルモンでないのはどれか。1つ選べ。 1. グルカゴン 2. インスリン 3. コルチゾール 4. 成長ホルモン 5. ノルアドレナリン
2
11
外傷死の3徴でないのはどれか。2つ選べ。 1. 口渇 2. 低体温 3. 脈圧低下 4. アシドーシス 5. 血液凝固障害
1, 3
12
外傷性出血の病態生理で正しいのはどれか。1つ選べ。 1. 心機能の低下がみられる。 2. 心臓前負荷の低下がみられる。 3. 交感神経の反応は緩徐である。 4. 内分泌系の反応は速やかである。 5. 皮膚の蒼白・冷汗は血流が再分配される代償反応である。
5
13
急性硬膜外血腫について正しいのはどれか。1つ選べ。 1. 高齢者に発症しやすい。 2. 原因は静脈からの出血が多い。 3. 硬膜とくも膜の間に出血が起きる。 4. 典型例として意識清明期がみられる。 5. 早期に血腫が除去されても予後は不良である。
4
14
バトル徴候がみられるのはどれか。1つ選べ。 1. 頸椎骨折 2. 頭蓋底骨折 3. ハングマン骨折 4. 頭蓋骨陥没骨折 5. ピンポンボール骨折
2
15
脳振盪について正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 呼吸パターンの変化を伴う。 2. 受傷直後に意識障害を認める。 3. 意識の回復がみられないこともある。 4. 受傷後6時間以内に意識が回復する。 5. 脳実質内に特異的な形態変化がみられる。
2, 4
16
角加速度機序が問題となるのはどれか。1つ選べ。 1. ホルネル症候群 2. クラッシュ症候群 3. コンパートメント症候群 4. ブラウンセカール症候群 5. 乳幼児揺さぶられ症候群
5
17
重症頭部外傷と判断される基準で正しいのはどれか。1つ選べ。 1. JCS20以上 2. JCS30以上 3. JCS100以上 4. JCS200以上 5. JCS300
2
18
上顎骨骨折で考えにくいのはどれか。1つ選べ。 1. 髄液漏 2. 舌根沈下 3. 鼻腔閉塞 4. 眼球運動障害 5. 出血咬合不全
2
19
眼窩吹き抜け骨折について誤っているのはどれか。1つ選べ。 1. 複視 2. 眼球陥凹 3. 悪心・嘔吐 4. 眼球上転困難 5. 間接対光反射消失
5
20
顔面・頸部における外傷の説明で誤っているのはどれか。1つ選べ。 1. 頬骨骨折では開口・咀嚼障害を来たす。 2. 鼻骨骨折は比較的弱い外力でも起こる。 3. 髄液鼻漏ではガーゼを多めに詰め込む。 4. 眼損傷では視力低下、瞳孔変形など様々な損傷形態がある。 5. 静脈の開放性損傷では坐位・立位で空気塞栓がおこる可能性がある。
3