問題一覧
1
フィンク,S.L.の危機モデルで第2段階はどれか。
防御的退行
2
インフォームド・コンセントの説明で正しいのはどれか。
説明をしたうえで同意を得ること
3
ムーア,F. D.が提唱した外科的侵襲を受けた患者の生体反応で正しいのはどれか。
転換期では循環血液量が増加する。
4
ショックの組み合わせで次のうち誤っているものはどれか。
神経原性ショック-敗血症
5
アナフィラキシーショックで正しいのはどれか。2つ選べ。
重症例では死に至る。, 気道粘膜の浮腫を生じる。
6
特定の抗原によって生じるアレルギー反応で引き起こされるショックはどれか。
アナフィラキシーショック
7
皮膚が温かいショック患者で考えられるのはどれか。2つ選べ。
アナフィラキシーショック, エンドトキシンショック
8
心原性ショックで直ちに現れる徴候はどれか。
脈拍数の増加
9
心原性ショックで直ちに現れる症状・徴候はどれか。
胸部不快感
10
フィンク,S.L.の危機モデルの過程で第3段階はどれか
承認
11
急性期患者の生体反応で正しいのはどれか
異化が亢進する
12
冠状動脈で正しいのはどれか。
前下行枝は左冠状動脈から分かれる。
13
救急医療体制とその内容の組合せで正しいのはどれか。
初期救急医療体制 ― 休日・夜間急患センター
14
救急外来を受診した成人患者で、治療の緊急度が最も高いのはどれか。
2時間ほど前から右上下肢に力が入らず、ろれつが回らない
15
災害時のトリアージで正しいのはどれか
治療優先度の高さはトリアージ区分のⅠ.Ⅱ.Ⅲの順である
16
災害発生時に行うSTART法によるトリアージで最初に判定を行う項目はどれか
歩行
17
被災者のトリアージで治療の優先度が最も高いのはどれか。
意識消失、顔面蒼白、骨盤から下腿に挫滅創がある。
18
成人に自動体外式除細動器〈AED〉を使用する際の電極パッドの貼付で正しいのはどれか。
貼付部の発汗は貼付前に拭きとる。
19
意識レベルを評価するスケールはどれか
グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)
20
臓器の移植に関する法律における脳死の判定基準に含まれるのはどれか
平坦脳波
21
78歳の男性。自宅で突然倒れ救急車で来院した。体温36.5℃、呼吸数14/分、脈拍数80/分、血圧180/100mmHg、ジャパン・コーマ・スケールⅢ-100であった。検査の結果、右中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され、保存療法を行うことになった。 意識レベルを判断したときの患者の状態はどれか。
痛み刺激で払いのける動作が見られるが、開眼しない
22
Aさん(20歳、男性、大学生)は、炎天下で長時間サッカーをしていたところ転倒し、左膝と左側腹部を強打した。「左膝がカクッと折れて力が入らない。左腹部が痛い」ことを主訴に救急外来を受診した。 受診時のバイタルサインは、体温37.0℃、呼吸数14/分、脈拍98/分、血圧102/58mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98%。血液検査の結果、赤血球550万/μL、Hb 16.0g/dL、Ht 55%、白血球8,900/μL、CRP 0.3mg/dLであった。尿検査は尿潜血(-)、尿比重1.025、濃縮尿であった。胸部・腹部・下肢のエックス線写真に異常なし。胸腹部CTでは脾臓損傷を否定できなかった。このため、左半月板損傷と外傷性脾臓損傷を疑い入院となった。 Aさんの状態をアセスメントするために、救急外来受診時に優先して観察すべき項目はどれか。
脈拍数
23
Aさん(20歳、男性、大学生)は、炎天下で長時間サッカーをしていたところ転倒し、左膝と左側腹部を強打した。「左膝がカクッと折れて力が入らない。左腹部が痛い」ことを主訴に救急外来を受診した。 受診時のバイタルサインは、体温37.0℃、呼吸数14/分、脈拍98/分、血圧102/58mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98%。血液検査の結果、赤血球550万/μL、Hb 16.0g/dL、Ht 55%、白血球8,900/μL、CRP 0.3mg/dLであった。尿検査は尿潜血(-)、尿比重1.025、濃縮尿であった。胸部・腹部・下肢のエックス線写真に異常なし。胸腹部CTでは脾臓損傷を否定できなかった。このため、左半月板損傷と外傷性脾臓損傷を疑い入院となった。 入院後3日、腹部CTの再検査で脾臓損傷は否定された。また、左膝のMRI検査では、左半月板損傷と確定診断され、自宅療養することとなった。退院準備中のAさんから「ベッドから立ち上がろうとしたら、左膝が曲がったままで伸びない。痛みはそれほどでもないです」と訴えがあった。 この時、医師への連絡と同時に看護師が実施することで適切なのはどれか。
下肢の関節可動域を確認する。
24
Mooreの提唱した手術後の回復過程の第1相(異化期)の生体反応はどれか。
血糖値の上昇
25
急性期の患者の特徴で適切なのはどれか。2つ選べ。
身体の恒常性が崩れやすい。, 生命の危機状態になりやすい。
26
急性期患者の生体反応で正しいのはどれか。
異化が亢進する。
27
アナフィラキシーショックで正しいのはどれか。2つ選べ。
重症例では死に至る。, 気道粘膜の浮腫を生じる。
28
成人におけるバイタルサインで緊急に対応が必要なのはどれか。
体温34.4℃
29
術後せん妄で正しいのはどれか。
症状は一過性・変動性である。
30
成人に対する一次救命処置‹BLS›において、胸骨圧迫と人工呼吸の比で正しいのはどれか。
30対2
31
成人の一次救命処置‹BLS›における胸骨圧迫の速さ(回数)で正しいのはどれか。
100〜120回/分
32
Aさん(64歳、女性、主婦)は、50歳で高血圧症と診断され、降圧薬を服用している。栄養指導を受け、食事療法も実施している。趣味はサイクリングと海外旅行である。数か月前からサイクリング中に息苦しさやめまいを感じるようになったため、かかりつけ医から紹介された病院を受診した。外来受診時のバイタルサインは、体温36.8℃、呼吸数24/分、脈拍40/分、血圧96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98%(room air)。 Aさんは完全房室ブロックが疑われた。 Aさんに行われる検査で優先されるのはどれか。
12誘導心電図検査
33
Aさん(50歳、男性、会社員)は半年ほど前から労作時に胸痛と呼吸困難感があり、狭心症と診断され内服治療を受けている。本日明け方から胸部に圧迫感があった。出勤途中に強い胸痛を自覚し、自ら救急車を要請した。救急外来到着時のバイタルサインは、体温35.8℃、呼吸数30/分、脈拍112/分、血圧96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%(酸素2L/分)。意識は清明。12誘導心電図はV1~V4でST上昇、Ⅱ、Ⅲ、aVFでST低下がみられた。 救急外来到着時にAさんの状態をアセスメントするために優先度が高い血液検査項目はどれか。
トロポニンT
34
Aさん(50歳、男性、会社員)は半年ほど前から労作時に胸痛と呼吸困難感があり、狭心症と診断され内服治療を受けている。本日明け方から胸部に圧迫感があった。出勤途中に強い胸痛を自覚し、自ら救急車を要請した。救急外来到着時のバイタルサインは、体温35.8℃、呼吸数30/分、脈拍112/分、血圧96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%(酸素2L/分)。意識は清明。12誘導心電図はV1~V4でST上昇、Ⅱ、Ⅲ、aVFでST低下がみられた。 心臓カテーテル検査の結果、Aさんは急性心筋梗塞と診断された。心係数2.4L/分/m2、肺動脈楔入圧20mmHgでForrester〈フォレスター〉分類Ⅱ群であった。 身体所見:両側下肺野で呼吸音が減弱しており、軽度の粗い断続性副雑音が聴取される。 心エコー検査:左室駆出率〈LVEF〉58% 胸部エックス線検査:心胸郭比〈CTR〉48% このときのAさんのアセスメントで適切なのはどれか。
肺うっ血が起きている。
35
心電図検査の胸部誘導で電極を第4肋間胸骨右縁に装着するのはどれか。
V1
36
うっ血性心不全が疑われる患者が救急外来を受診した。 その際、12誘導心電図検査、胸部エックス線検査に加えて行われる優先度が高い検査はどれか。
心臓超音波検査
37
僧帽弁狭窄症について正しいのはどれか。
左心房内圧が上昇する。
38
成人の心音の聴取部位を図に示す。 心音の聴診における、僧帽弁領域はどれか。 ただし、聴取部位は●で示す。
③
39
意識レベルの観察で最初に行うのはどれか。
患者に呼びかける。