問題一覧
1
原核細胞と真核細胞の共通点
リボソーム、細胞膜がある
2
原核細胞と真核細胞の相違点
原核細胞にはリボソーム以外の細胞小器官がない。
3
動物細胞と植物細胞の共通点
核、リボソーム、細胞膜、ミトコンドリアがある
4
動物細胞と植物細胞の相違点
細胞壁、液胞、葉緑体が植物細胞にしかない
5
核の大きさ、構造、機能
約10μm、核小体、核膜、染色体、核膜孔などから構成されている
6
粗面小胞体の大きさ、構造、機能
約20μm、扁平な袋の形をとり、細胞質ゲル側の膜表面にリボソームが付いている。分泌タンパク質合成と小胞体内への輸送、糖鎖付加
7
滑面小胞体の大きさ、構造と機能
約20μm、管の形を取り複雑な網目をなす。リボソームのつかない平滑な膜を持つ
8
ゴルジ体の大きさ、構造と機能
約0.5μm、層板状に配列した扁平な袋や小胞から構成されている
9
リソソーム
約0.3-0.8μm、ATP依存性H+ポンプを持っており、内腔のpHは5で保たれている。細胞内外の物質の加水分解、消化を行う。
10
ペルオキシソーム
約0.5-1.5μm、単一の生体膜で囲まれた楕円形の構造。H2O2の産生(オキシダーゼ)と分解(カタラーゼ)、極長鎖脂肪酸のβ酸化、エーテルリン脂質合成を行う
11
ミトコンドリアの大きさ、構造と機能
5-10nm、内膜、外膜の2枚の膜を持ち独自の遺伝子やタンパク合成系を持つ。内膜がマトリックス内に櫛状に折れ込んでクリステを形成している。栄養物質の酸化により生じたFADH2やNADH2でATPを合成する。
12
葉緑体の大きさ、構造と機能
5μm、内膜、外膜の2枚の膜を有しており、独自の遺伝子を持つ。内部にチラコイドが重なったグラナという構造がある。チラコイドで光エネルギーにより、ATPやNADPH+H+が合成され、水から酸素を作る。ストロマのカルビンベンソン回路でATPやNADPH+H+を使いCO2を有機物に取り込む。
13
細胞を構成する4種の高分子
タンパク質、糖質、脂質、核酸
14
細胞を構成する4種の高分子のモノマー
アミノ酸(タンパク質)、単糖(糖質)、酢酸(脂質)、ヌクレオチド(核酸)
15
細胞を構成する4種の高分子のオリゴマー
オリゴペプチド(タンパク質)、二糖(糖質)、短鎖脂肪酸(脂質)、オリゴヌクレオチド(核酸)
16
アミノ酸由来の神経伝達物質やホルモン、チロシン由来
ドパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、チロキシン、トリヨードチロシン
17
アミノ酸由来の神経伝達物質やホルモン、ヒスチジン由来
ヒスタミン
18
アミノ酸由来の神経伝達物質やホルモン、トリプトファン由来
セロトニン、メラトニン
19
アミノ酸由来の神経伝達物質やホルモン、アルギニン由来
NO
20
アミノ酸由来の神経伝達物質やホルモン、グリシン由来
γーアミノ酪酸
21
アミノ酸由来の神経伝達物質やホルモン、グルタミン酸由来
グルタミン酸
22
タンパク質の構造と機能について例を挙げて説明
ヘモグロビン、2種のポリペプチドが2本ずつの計4本に、これら各々のポリペプチドに鉄を含むヘムを一分子ずつ含有した構造、4分子のヘムが酸素と結合し、組織に酸素を運ぶ
23
生体内でのタンパク質の機能を列挙
触媒作用、収縮、輸送、ホルモン作用、防御、細胞認識、遺伝子制御
24
主な脂質(コレステロールを含む)の構造と機能を説明
分子中に脂肪酸または類似の炭化水素類をもつ、主に生体のエネルギー源になる。また、細胞膜や細胞小器官の構成成分、流動性を低下させる。
25
ヌクレオチドの構造と機能
ヌクレオシドのリボース、デオキシリボースの5'炭素にリン酸が結合したもの。核酸を構成する構造単位
26
核酸の構造と機能
デオキシリボヌクレオチドが長く繋がったものがデオキシリボ核酸、アデニン、グアニン、シトシン、チミンが含まれ、二重らせん構造を持つ。相補性により、遺伝情報の保存と複製を行う。リボヌクレオチドが長く繋がったものがリボ核酸、チミンの代わりにウラシルを持つ。一本鎖であり、主にタンパク質を産生する。
27
医薬品の分子構造、生薬エキス
混合物
28
医薬品の分子構造、低分子医薬品
化学合成、生合成
29
医薬品の分子構造、生物医薬品
抗体医薬、核酸医薬
30
DNAの複製について。(相補性、半保存的複製、5'-3'、岡崎フラグメント)
塩基対の相補性により誤りなく複製される。また娘DNAは元の鎖1本と新しい鎖1本で合成され、半保存的複製が行われている。RNAプライマーが結合し、DNAポリメラーゼにより5'-3'へと連続的に合成されるが、一方の鎖ではDNAの不連続複製により岡崎フラグメントができる。
31
転写について。(RNAポリメラーゼ、プロモーター、応答配列)
プロモーターにRNAポリメラーゼが結合し、相補的なRNA鎖が合成される。核内受容体が特定の刺激に応答するエンハンサーの応答配列に結合し、転写を促進させる。
32
翻訳について(リボソーム、コドン、tRNA)
mRNAが持つコドンに対応するアンチコドンを持つtRNAがリボソームで出会い、mRNAの塩基配列がポリペプチド鎖のアミノ酸配列に転換されること。
33
スプライシングとは。それに関連する疾患治療法
DNAからmRNA前駆体が転写された後、イントロンが除去される過程。カルシトニン遺伝情報関連ペプチド(CGRP)による偏頭痛に対して、CGRPの働きを抑制する抗CGRP抗体やCGRP受容体に結合する抗CGRP受容体抗体でCGRPによる血圧低下作用を抑制する。
34
もし細胞に分子シャペロンが存在しなかったらどのような不都合が生じるか
タンパク質が正しくフォールディングされずに、ミスフォールディングや凝集が起こってしまう。
35
タンパク質が切断されて機能を獲得する例を挙げよ
インスリンはプレプロインスリンが翻訳後にCペプチドとインスリンに切断され、膵臓ランゲルハンス島β細胞から分泌される。
36
Green Fluorescent Protectionとはなにか。どのような利用価値があるか
特別なタンパク質を必要とせずに、自然にフォールディングし蛍光発光団を生成する。各種遺伝子発現のレポーターやタンパク質の細胞内局在のマーカーとして利用される。
37
フォールディングが異常なタンパク質が出来てしまった場合、細胞は以下にして対処するか。
異常タンパク質にユビキチンが付加し、プロテアソームで分解されたり、自食作用、アポトーシスを行う。
38
タンパク質が細胞内の正しい場所に行くための情報はどこに存在するのか
アミノ酸配列の中にあり、N末端、C末端と位置が決まっているものや位置が決まっていないものがある。
39
タンパク質は核膜孔をどのように通過するか
転写されたmRNAが核膜孔を通って細胞質に移動してタンパク質が合成され、フォールディングの後核膜孔を通って核内に移動する。
40
膜タンパク質はいかにして細胞膜に正しい向きで存在しているのか。
複数のシグナル配列を有し、膜に挿入される方向は合成時に決まる。
41
タンパク質はいかにしてミトコンドリア内に入るのか
移行シグナルがN末端にあり、ミトコンドリア外膜の受容体に結合する。細胞質側のシャペロンがタンパク質の構造を解き、タンパク質輸送体を通ってミトコンドリア内腔に移行する。
42
SNARE仮説とはなにか
正しい目的地に輸送小胞を融合させる仕組み。小胞にあるv-SNARE、目的地にあるこれと対になるt-SNAREの組み合わせが相補的な場合のみ膜融合する。
43
酵素のフィードバック阻害とはなにか。生理的意味は?
最終生成物が溜まり始めると、それが先に働く酵素に結合してその触媒速度を低下させ、基質がそれ以上反応経路に入り込まないように制御する。貯蔵された大切な基質をむき出しにしたり、不必要な分子を蓄積させて予備のエネルギーを枯渇させたりしないようにするため。
44
これは何か
ATP 細胞内の主要な化学エネルギー運搬体として働く活性運搬体。
45
これはなにか。
NADH+H+糖の分解によるエネルギー産生に使われる電子の活性運搬体
46
これはなにか。
NAD+供与分子から水素化物イオンを受け取る分子。活性運搬体NADH+H+を生じる。
47
これはなにか。
FADH2高エネルギー電子運搬体で、脂肪酸やアセチルCoAなどの食物由来分子の分解に伴うFADの還元でできる。
48
これはなにか。
FAD電子供与体から電子と水素原子を受容する分子。
49
解糖と脂質のβ酸化の共通の代謝産物はなにか。
アセチルCoA
50
ミトコンドリアの脱共役剤とはなにか。それによりATP産生が低下するのはなぜか。
DNP、H+の濃度勾配を消失させるため。
51
一分子のブドウ糖が水と二酸化炭素に完全に代謝される際に産生されるATPは正味何分子か?
36または38分子
52
1分子のステアリン酸(C18)が完全に代謝されるとATPが正味146分子生成されることを示せ。
β酸化は18/2-1=8回。8FADH2+8NADH+H++9アセチルCoA(FADH2一分子あたりATP2分子、NADH+H+一分子あたりATP3分子、アセチルCoA一分子あたりATP12分子)148-2=146
53
心筋虚血再灌流時にはどのような変化が起こるか。
細胞内pHが低下する。
54
細胞膜を構成する分子とその存在様式を説明
細胞膜はリン脂質を主体とする脂質二重層である
55
膜タンパク質の種類と機能
イオンチャネルや輸送体(イオンや分子の輸送)、受容体(情報伝達)、膜酵素(酵素反応)、連結体(細胞骨格や細胞外マトリックスとの結合)
56
受動輸送について
濃度勾配に従って輸送し、エネルギーを必要としない。肝臓のグルコース輸送体や血糖値の維持など
57
能動輸送について
濃度勾配に逆らって輸送するので、エネルギーが必要。Ca2+ポンプや小腸上皮のNa+グルコース運搬体など
58
主なトランスポーターをあげ、存在する場所、輸送する分子、生理的役割を説明
GLUT3、神経細胞、グルコース、グルコースや類似ヘキソースの移動を担う。
59
細胞内外のNa+、K+、Ca2+の濃度はどれくらいか
外(140.5.2)内(10.140.0.0001)
60
血糖値の維持に関与するトランスポーターについて
GLUT4、骨格筋、脂肪細胞へ糖を取り込み、インスリンにより取り込みが増大する。
61
トランスポーターに対する作用により奏効する薬物について
フロセミドはNa+ーK+ー2Clー共輸送体を阻害し、尿細管上皮でのNa+とH2Oの再吸収を抑制する。
62
平衡電位とは
膜両側でのイオンの電気化学ポテンシャルが等しくなる膜電位
63
静止膜電位
活動電位を発生していない時に膜の両側にかかっている電位
64
イオンチャネルをイオンが通る際の直接的な駆動力はなにか
電気化学ポテンシャル勾配
65
イオンチャネルを流れる電流量はどのように決まるか
膜電位と平衡電位の差を駆動力とし、オームの法則に従って流れる。
66
イオンチャネル内蔵型受容体の基本構造を説明
アミノ酸配列が相同な5つのサブユニットで構成され、各サブユニットに4本の膜貫通ドメイン(C末端)と細胞外ドメイン(N末端)がある。
67
電位依存性チャネル(Na+、Ca2+、K+)の基本構造
膜貫通領域を6個有する単位(ユニット)が4個集まっている構造(α1サブユニット)
68
イオンチャネルに対する作用により奏効する薬物
リドカイン、神経細胞膜のNa+チャネルを抑制することにより、神経の活動電位発生を抑制する局所麻酔薬
69
神経細胞の機能について(細胞体、樹状突起、活動電位、軸索、伝導、神経週末、シナプス、シナプス間隙、受容体、伝達)
神経細胞は樹状突起にある受容体でシナプスを受容し、細胞体により情報が処理される。伝達されると活動電位が発生し、軸索を伝導していき神経終末へ到達するとシナプスがシナプス間隙に分泌され次の神経細胞へ伝達する。
70
細胞体から遠く離れた神経終末は必要な物質をどのように確保しているか
軸索輸送により確保している
71
活動電位の発生機序(ナトリウムチャネル、活性化、脱分極、正のフィードバック、閾値、不活性化、カリウムチャネル、再分極、後過分極)
脱分極によりナトリウムチャネルが活性化し、その後不活性化する。活性化によりNa+が細胞内へ流入し更なる脱分極を起こし、正のフィードバックに入るための必要な刺激の大きさである閾値に達すると、カリウムチャネルが活性化する。K+が流出する再分極が起き、K+が過流出すると後過分極になる。そして静止電位へと戻る。
72
興奮の伝導について(活動電位、局所電流、電気緊張電位、閾値、髄鞘、シュワン細胞、グリア細胞)
活動電位が発生すると、細胞内を横に隣の膜の内側をプラスにする局所電流が起こる。このときの電位を電気緊張電位という。電気緊張電位がナトリウムチャネルの閾値に達すると伝導が起こる。髄鞘を持つ神経である有髄神経はランビエの絞輪を持つため伝導がはやい。この伝導を跳躍伝導という。末梢神経ではシュワン細胞が、中枢神経ではグリア細胞が髄鞘を形成している。
73
シナプス伝達について(活動電位、神経終末、カルシウムイオン、シナプス小胞、神経伝達物質、シナプス間隙、受容体、EPSP)
活動電位が神経終末に到達すると、シナプス小胞がシナプス前膜と融合し、神経伝達物質がシナプス間隙に放出される。この過程にはカルシウムイオンが必要である。シナプス後膜には神経伝達物質に対する受容体が存在し、イオンチャネル関連の受容体の場合、神経伝達物質が結合すると、膜電位変化が起こる。特に脱分極し、活動電位を促進させるものをEPSPという。
74
神経伝達物質とホルモンの共通点
個体の恒常性を維持するための細胞外シグナル分子
75
神経伝達物質とホルモンの相違点
作用時間と作動距離(神経伝達物質は秒単位で作用し、短い作動距離であるのに対し、ホルモンさ時間、日単位で作用し、血流に乗り全身で作用する)
76
細胞膜受容体の情報伝達の特徴はどうなっているか
水溶性のシグナル分子が結合し、タンパク質のコンホーメンション変化を介して情報伝達を行う
77
細胞内受容体の情報伝達の特徴ばどうなっているか
脂溶性シグナル分子が結合し、遺伝子発現を介して情報伝達を行う
78
細胞膜受容体の3つの型
イオンチャネル内蔵型受容体、Gタンパク質共役型受容体、酵素共役型受容体
79
イオンチャネル内蔵型受容体は細胞外ドメインと()本の膜貫通ドメインを有するサブユニットが()つ集まって出来ている
4.5
80
Gタンパク質共役型受容体は()本の膜貫通ドメインを有し、()結合タンパク質と共役している
7.GTP
81
チロシンキナーゼ関連型受容体は細胞内にタンパク質のチロシン残基を()化する酵素活性を有する
リン酸
82
Gタンパク質の種類を4つ
Gs,Gi,Gq,Gt
83
Gsの効果器とそれに対する作用
アデニル酸シクラーゼを活性化
84
Giの効果器と作用
アデニル酸シクラーゼを不活性化
85
Gqの効果器と作用
ホスホリパーゼC活性化
86
Gtの効果器と作用
cGMPホスホジエステラーゼ活性化
87
細胞内のセカンドメッセンジャー5つ
cAMP.cGMP,DG,IP3,Ca2+
88
cAMPの効果器と作用
プロテインキナーゼAを活性化
89
cGMPの効果器と作用
cGMP感受性イオンチャネルを活性化
90
DGの効果器と作用
プロテインキナーゼCを活性化
91
IP3の効果器と作用
IP3感受性Ca2+チャネルに結合し、細胞内Ca2+濃度を上昇させる
92
Ca2+の効果器と作用
トロポニンCと結合し、骨格筋、心筋を収縮させる。カルモジュリンと結合し、平滑筋を収縮させる。
93
アデニル酸シクラーゼが活性化すると何が起こるか
cAMPが増加し血管平滑筋の弛緩、心筋収縮力増加、血小板凝集抑制が起こる
94
ホスホリパーゼCが活性化するとなにがおこるか
PIP2がIP3とDGに分解され、IP3は細胞内Ca2+濃度上昇、DGはプロテインキナーゼCを活性化
95
グアニル酸シクラーゼが活性化されるとどうなるか
GTPからcGMPが生成される
96
核内受容体の種類
TR(甲状腺ホルモン)、VDR(ビタミンD)、RAR(レチノイン酸)、RXR(レチノイド)、GR(糖質コルチコイド)、MR(電解質コルチコイド)、AR(男性ホルモン)、ER(卵巣ホルモン)、PR(黄体ホルモン)
97
アドレナリン(α作用)の血管に対する作用を情報伝達機構の観点から説明
Giタンパク質のGタンパク質共役型受容体であるアルファベット受容体が刺激されると、ホスホリパーゼCが活性化されわPIP2がIP3とDGに分解される。IP3が筋小胞体にあるIP3感受性受容体に結合すると、筋小胞体からCa2+が大量に放出され、Ca2+がカルモジュリンを活性させる。活性化されたカルモジュリンは、ミオシン軽鎖キナーゼを活性化し、ミオシン軽鎖をリン酸化する。リン酸化されたミオシン軽鎖は血管平滑筋を収縮させる。
98
アドレナリン(β作用)の血管に対する作用を情報伝達機構の観点から説明
Gsタンパク質のGタンパク質共役型受容体であるβ受容体が刺激されると、アデニル酸シクラーゼが活性化され、cAMP濃度が増加する。cAMPによりプロテインキナーゼAが活性化しわミオシン軽鎖キナーゼを不活性化し、収縮が抑制される。
99
ブラジキニンの血管に対する作用を情報伝達機構の観点から説明
ブラジキニンが血管内皮細胞にある受容体に結合すると、NO合成酵素が活性化され、アルギニンからNOが生成される。NOはグアニル酸シクラーゼを活性化しcGMP濃度を増加させる。cGMPによりプロテインキナーゼGが活性化され、ミオシン軽鎖ホスファターゼを活性化し、血管平滑筋を弛緩させる。
100
ANPの血管に対する作用を情報伝達機構の観点から説明
ANPが血管平滑筋細胞膜上にある受容体に結合し、グアニル酸シクラーゼが活性化される。グアニル酸シクラーゼによりGTPからcGMPが生成され、プロテインキナーゼGが活性化する。これにより、ミオシン軽鎖ホスファターゼが活性化され血管平滑筋が弛緩される。