問題一覧
1
心肺蘇生中における気管挿管後の過換気による影響はどれか
静脈還流量減少
2
反射について正しいのはどれか
反射弓を構成する神経の障害により反射は低下する
3
咽頭から気管に至る解剖学的部位の順序としてただしいのはどれか
咽頭→喉頭蓋→甲状軟骨→輪状軟骨→気管
4
横隔神経は何番目の脊髄神経からなるか
第3~5頸髄
5
左右腸骨稜を結ぶ線上の背側正中で触れる棘突起はどれか
第4腰椎
6
膝関節の伸展に関与するのはどれか
大腿四頭筋
7
体の軸と面について正しいのはどれか
横軸は水平軸ともいう
8
心拍出量の低下が原因で心不全を生じるのはどれか
急性心筋梗塞
9
血液分布異常性ショックの原因はどれか
脊髄損傷
10
視覚器について誤っているのはどれか
瞳孔括約筋は瞳孔内にある
11
気管、気管支および肺胞隔壁を栄養している血管はどれか
気管支動脈
12
心不全の病態で正しいのはどれか2つ
交感神経は緊張する, 抗利尿ホルモンの分泌は増加する
13
21歳男性。10日ほど前から発熱・咽頭痛があった。そのあと、多飲、多尿、口唇および腹痛を伴った。食事量が減少していた。今朝家族が様子を見に行ったところ、反応がないため救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS100、呼吸28回、深い、脈拍128回、整、血圧80/50、体温37.3℃、SpO2値99%。呼気は甘酸っぱいにおいがする。この病態で正しいのはどれか
代謝性アシドーシスを呈する
14
72歳男性。突然の胸痛とともに一瞬に間、意識を消失し倒れた。救急隊到着時観察所見:意識清明、呼吸30回、脈拍98回、整、血圧160/90、背部に強く痛みを訴えていた。高血圧の既往がある。 この傷病者で最も考えられるのはどれか
急性心筋梗塞
15
心肺蘇生中の冠灌流圧を増加させるのはどれか
胸骨圧迫解除時の大動脈圧上昇
16
頸部の構造について正しいのはどれか2つ
鎖骨上窩は上気道閉塞で陥没する部位である, 後頚部とは外後頭隆起より第7頸椎刺突起の高さまでをいう
17
低酸素血症について正しいのはどれか2つ
好気性代謝が障害される, 細胞内ミトコンドリアが酸素不足となる
18
脳の循環と代謝について正しいのはどれか
脳還流圧は平均血圧と頭蓋内圧の差で表現される
19
甲状腺ホルモンについて正しいのはどれか
精神機能を刺激する
20
洞結節の調律リズムはどれか
70/分
21
支持組織はどれか2つ
軟骨, 血液
22
心拍出量の低下を表す症候で誤っているのはどれか
食欲不振
23
運動麻痺の傷病者の現場活動で適切ではないのはどれか
呼吸筋麻痺による低換気には高濃度酸素投与を行う
24
副腎から分泌するホルモンで体液調節に関与するのはどれか
アルドステロン
25
SO2が90%の場合、PO2の目安はどれか
60mmHg
26
副交感神経が興奮すると怒るのは2つ
心拍数が減少する, 呼吸数が減少する
27
35歳男性。近位で処方された抗菌薬を内服後から呼吸困難を訴えたため、家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS1、呼吸30回、脈拍120回、整、血圧80/60、SpO2値90%。体幹が発赤しており、喘鳴を聴取する。以前に同じ抗菌薬を服用した際に蕁麻疹が現れたという。 この傷病者で認められる病態はどれか
末梢血管抵抗の低下
28
62歳女性。昨日、右指示に熱感と疼痛とを自覚していた。今朝から疼痛が増強し、腫脹は右肩および前胸部まで波及してきた。顔色不良となり、意識もはっきりしなくなったため家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS3、呼吸32回、浅表性、脈拍128回、整、血圧90/45、体温39.0℃、SpO2値85%。右上肢全体から前胸部にかけて発赤と腫脹とを認める。 この傷病者に生じる病態はどれか
血管透過性の亢進
29
45歳男性。書類作成中に胸痛が出現したため、同僚が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明、呼吸18回、脈拍78回、整、血圧140/80、体温36.2℃、SpO2値98%。従来、階段を上ると胸痛を覚えることがあったが、安静により胸痛は消失していた。今回も救急隊が到着する直前に痛みは消失したという。 この病態の原因となっている組織はどれか
冠動脈内膜
30
心電図において心房筋の興奮をあらわすのはどれか
P波
31
後負荷を規定する因子ではないのはどれか
静脈還流量
32
副腎から分泌されるホルモンで体内水分量の調節に関与するのはどれか
アルドステロン
33
78歳女性。糖尿病性腎症による透析歴が10年ある。本日、夕方に突然倒れたので家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS300、呼吸なし、脈なし、心電図は徐脈でSTは上昇していた。この傷病者の心肺停止の原因で最も考えられるのはどれか
急性冠症候群
34
CO2ナルコーシスについて正しいのはどれか
呼吸性アシドーシスを認める
35
動脈について正しいのはどれか2つ
血管壁は3層で構成されている, 中膜がしっかりしている
36
脳幹障害で低酸素血症を来す機序はどれか
肺胞低換気
37
生体内の神経伝達物質ではないのはどれか
アスピリン
38
40歳男性。事務所の階段を踏み外し転落し、動けなくなったと同僚が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS1、呼吸20回、脈拍50回、血圧90/40、腹式呼吸を認める。 この傷病者の病態として最も可能性が高いのはどれか
神経原性ショック
39
18歳女性。10日前に感冒様症状が出現し39.0℃の発熱と咳嗽とを認めたが、3日ぐらいで軽快した。5日前からしきりに飲み物を飲んでいる姿を見かけることが多くなった。一昨日から、しきりに喉の渇きを訴えるようになり、本日、呼びかけに対する反応が鈍くなったため家族が救急要請した。 この傷病者の病態および症候で正しいのはどれか2つ
クスマウル呼吸, 呼気のアセトン臭
40
顔面の感覚を伝える脳神経はどれか
三叉神経
41
頭蓋内圧を上昇させる因子はどれか2つ
頭頸部回旋, ネックカラー装着
42
皮膚の分節状神経支配(デルマトーム)で臍部の高さを示すのはどれか
T10
43
肺内シャントの増加が主な原因で低酸素血症を来すのはどれか
無気肺
44
膵臓から分泌されるのはどれか2つ
リパーゼ, インスリン
45
不整脈による心肺停止について正しいのはどれか2つ
心室細動では心拍出はなくなる, QT延長症候群ではトルサードポアンツ型心室頻拍が起きやすい
46
心音について正しいのはどれか
Ⅱ音は駆出期の終わりに聞こえる
47
気道とガス交換部の生理について誤っているのはどれか
肺胞気酸素分圧は40mmHg である
48
心不全における循環動態の変化について正しいのはどれか
全末梢血管抵抗が増大する
49
頭蓋内圧について正しいのはどれか2つ
健常な脳では脳血流量が自動調整される, 急性脳腫脹は頭部外傷後に脳血管が緊張を失うことにより来す
50
35歳女性。子宮体癌の治療で通院中であった。ベットから起き上がってトイレに行ったところ、突然、意識消失して転倒した。家族が物音に気づいて救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明、呼吸36回、脈拍104回、整、血圧86/58、SpO2値80%、冷汗があり、頸静脈怒張を伴っている。喘鳴は聴取されない。この傷病者の病態で考えられるのはどれか
心外閉塞・拘束性ショック
51
人体で最大の重量を占める組織はどれか
筋組織
52
呼吸器について正しいのはどれか2つ
ガス交換は肺胞で行われる, 横隔膜は第3~5頸髄からの横隔神経により支配されている
53
心不全発生メカニズムで誤っているのはどれか
僧帽弁閉鎖不全症は左室に圧負荷がかかる
54
血液分布異常性ショックの原因はどれか
脊髄損傷
55
神経について正しいのはどれか2つ
上行性網様体賦活系の障害により意識障害が生じる, 副交感神経のシナプスにおける神経伝達物質は一般的にアセチルコリンである
56
副腎皮質から分泌されるホルモンはどれか2つ
アンドロゲン, コルチゾール
57
心拍出量の低下を表す症候で誤っているのはどれか
血性泡沫状痰
58
18歳の女子。1週間前に風邪をひいていたが、翌々日には軽快していた。昨日は朝から喉が渇いたため水分をこまめにとっていた。今朝起きてこないため母親が見に行くと自室で倒れているところを発見し救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS100、呼吸32回、脈拍130回、整、血圧90/50、SpO2値94%。 この傷病者に認められる所見と病態とで正しいのはどれか2つ
呼気に果実臭がある, 血中ケトン体濃度が上昇している
59
循環血液量減少に対する生体の反応について正しいのはどれか2つ
交感神経が緊張し心拍数と心収縮力の増強が起こる, 下垂体後葉からバソプレシンが分泌される
60
内耳にあるのはどれか
前庭
61
ショックを来す疾患で右心不全を伴うのはどれか
肺血栓塞栓症
62
頭蓋内容積のうち脳実質が占める割合は約何%か
80
63
成人の気管・気管支について正しいのはどれか
右の主気管支は左に比べ短い
64
心タンポナーデとアナフィラキシーとに共通する症候はどれか
頻脈
65
心拍出量の低下を表す症候はどれか2つ
易疲労感, 皮膚の冷感
66
心停止後の病態について正しいのはどれか2つ
脳血流の完全停止では5分以内に脳内のATPが枯渇する, 心拍再開後も瞳孔散大が続くのは予後が悪いサインである
67
後負荷の規定因子はどれか2つ
血液の粘稠, 末梢血管抵抗
68
錐体路が交差する部位はどこか
延髄
69
成人の1回拍出量はどれか
約70ml
70
内分泌器官と分泌されるホルモンの組み合わせで正しいのはどれか
副腎皮質 → アルドステロン
71
グリコーゲンを貯蔵する臓器はどれか
肝臓
72
卵巣から分泌されるホルモンはどれか2つ
エストロゲン, 黄体ホルモン
73
冠動脈について正しいのはどれか
最大活動時における血流量は安静時のおよそ9倍である
74
56歳男性。愛煙家。高血圧にて加療中である。数年前から労作時の呼吸困難、咳、喀痰の増量を認めていた。 本日、せき込むと同時に胸部圧迫感を訴え、直後に呼吸困難となったため救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS2-R、呼吸30回、脈拍100回、血圧90/60、SpO2値84%。心電図モニター上ST変化は認めていない。 この傷病者にみられる観察所見と病態で正しいのはどれか2つ
頸静脈怒張, 肺内シャントの増加
75
体表から触知できる動脈はどれか
腋窩動脈
76
第Ⅱ心音に関係があるのはどれか
大動脈弁
77
急性心不全に伴う循環系の変化で正しいのはどれか2つ
レニンが上昇する, アルドステロンが増加する
78
ガス交換部分はどれか
呼吸細気管支
79
体液の喪失が原因でショックに至るのはどれか
尿崩症
80
骨格筋について正しいのはどれか
眼球運動や呼吸運動の随意運動を司る
81
副腎皮質から分泌されるホルモンはどれか2つ
糖質コルチコイド, アルドステロン
82
左心房圧の上昇が特徴であるショックの病態はどれか
劇症型心筋炎
83
心拍出量が正常より増加する心不全を来すのはどれか
敗血症
84
アナフィラキシーを疑う皮膚の徴候はどれか
膨疹
85
静脈血が流れているのはどれか
右心室
86
細胞内液に比べ、細胞外液に高濃度で含まれるイオンはどれか2つ
クロールイオン, ナトリウムイオン
87
内分泌の特徴について誤っているのはどれか
分泌物は導管を通じて排出される
88
動脈血が流れているのはどれか2つ
左心房, 腕頭動脈
89
成人における間質液の体重に対する割合で正しいのはどれか
15%
90
心タンポナーデとアナフィラキシーとに共通する症候はどれか
頻脈
91
肺水腫の呼吸不全の病態で正しいのはどれか2つ
拡散障害, 肺内シャント
92
實骨を構成するのはどれか2つ
恥骨, 坐骨
93
内分泌腺と外分泌腺の両方の構造を有するのはどれか
膵臓
94
胸骨圧迫によって循環が発生する機序のうち心臓ポンプ節はどれか2つ
開胸マッサージの機序を説明する, 小児の胸骨圧迫では特に重要である
95
甲状腺クリーゼでみられるのはどれか
不穏
96
急性頭蓋内圧亢進に特徴的な症候はどれか
血圧の上昇
97
呼吸不全と定義されている動脈血酸素分圧はどれか
60mmHg以下
98
左心不全による肺うっ血の原因となるのはどれか
毛細血管内圧上昇
99
血漿浸透圧に関与するのはどれか2つ
カリウムイオン, ナトリウムイオン
100
甲状腺ホルモンについて正しいのはどれか
精神機能を刺激する