問題一覧
1
温熱療法のうち、表在温熱療法は?4つ
ホットパック パラフィン浴 赤外線療法 水治療法(温浴)
2
温熱療法のうち、深部温熱療法は?3つ
超音波療法 極超短波療法 超短波療法
3
温熱療法の効果 大きく4つ
血管系への効果 代謝への影響 神経筋への効果 組織伸展性の変化
4
温熱療法の「血管系への効果」として何があるか
血管拡張 → 紅斑や血流増加 心拍数増加 発汗 (呼吸促進)
5
温熱療法の「代謝への影響」として何があるか
代謝率が上昇することによる ・酵素反応速度の上昇 (組織が39-43℃で増加) 1℃で13% (組織が45℃から低下、50℃で停止) ・化学反応速度の上昇 (酸素摂取や貪食活動の亢進→治癒促進)
6
温熱療法のうち「神経筋への効果」を3つ
神経伝達速度と神経発火率の変化 痛覚閾値の上昇 筋肉の変化
7
温熱療法のうち、「組織伸展性の変化」の特徴
コラーゲン伸展性の上昇 組織温度40-45℃を5-10分維持 タイミングは ストレッチと同時>前>後 種類別の効果 深達性>表在性 (どちらでも表層にある筋腱.皮膚瘢痕組織には同程度の効果)
8
温熱療法の神経筋への効果の「神経伝導速度と発火率の変化」とはどのような作用か
・温熱効果で“感覚・運動”共に神経伝達速度が上昇して伝導潜時が減少 (1℃上昇で2m/s上昇) ・γ運動Nの頻度低下とⅠb線維の頻度上昇でα運動Nが活動低下して筋収縮の弛緩がある
9
神経筋への効果の「痛覚閾値の上昇」とはどのような作用か
・皮膚温度受容器の活動上昇による 脊髄ゲートコントロール理論 (直接的・即時的) ・虚血等の軽減 (発痛物質) ・痙縮(筋スパズム)の軽減 (筋の弛緩)
10
神経筋への効果の「筋力の変化」を説明
・最初30分 筋力低下 (運動神経の温熱による効果) ・30分〜2時間 徐々に回復 ・2時間以降 治療前以上に増加 (痛覚閾値上昇により)
11
ホットパックの種類を説明
湿熱 ベントナイト型 乾熱 化学発熱型 電気式温熱型 (包み方で)ベントナイト型
12
湿熱のホットパックの特徴
水分を介する 設備と時間がかかる 熱伝導率が良い 身体が濡れることがある 治療後は患部の温度が下がりやすい
13
乾熱のホットパックの特徴
空気を介する 利用が簡便 熱伝導率が悪い 後処理が少ない 治療後患部の温度が下がりにくい
14
湿熱のホットパックである ベントナイト型の特徴
内容物→親水性ケイ酸塩ゲル=ベントナイト 保温はお湯の中で75〜80℃ (ハイドロコレーターで) 10分から20分実施
15
乾熱のホットパックである 化学発熱型の特徴
内容物→様々な物質(カイロは鉄) (方法の例バックが破れて空気に触れる) 再利用不可が多い 基本的に乾熱
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乾熱のホットパックの 電気式発熱型の特徴
プラグイン式は適用中に冷めないため 臨床では推奨できない 20分までに使用を制限する 痛み熱感灼熱感を少しでも感じたら中心 (24時間熱傷の徴候を調査)
17
温熱療法のパラフィンの適用方法3種類と注意点
グローブ法(ディップ-ラップ法) (一般的) 浴中法(ディップ-イマージョン法) 塗布法(ペイント法) 膜に高さに注意 1回目より遠位に浸す。(だんだん浅く) 5-6層
18
ホットパック・パラフィンの禁忌
「最近の出血」「出血の可能性」 「血栓性静脈炎・深部静脈血栓症」 「急性炎症」 「強い浮腫・循環障害」 「心不全・重度な高血圧」 「悪性腫瘍とその周辺」 「重度な感覚障害」 「精神機能障害」 「生殖器」
19
ホットパック・パラフィンの副作用
熱傷 タンパク質変性45℃ 細胞死43℃1時間 46℃7分半 失神 脳血流の不足 (共感性&.or起立性低血圧) 対処(頭部下げる.下肢挙上)→背臥位 出血
20
比熱の式
cal/g/℃