問題一覧
1
温熱療法のうち、「組織伸展性の変化」の特徴
コラーゲン伸展性の上昇 組織温度40-45℃を5-10分維持 タイミングは ストレッチと同時>前>後 種類別の効果 深達性>表在性 (どちらでも表層にある筋腱.皮膚瘢痕組織には同程度の効果)
2
乾熱のホットパックの 電気式発熱型の特徴
プラグイン式は適用中に冷めないため 臨床では推奨できない 20分までに使用を制限する 痛み熱感灼熱感を少しでも感じたら中心 (24時間熱傷の徴候を調査)
3
ホットパックの種類を説明
湿熱 ベントナイト型 乾熱 化学発熱型 電気式温熱型 (包み方で)ベントナイト型
4
乾熱のホットパックの特徴
空気を介する 利用が簡便 熱伝導率が悪い 後処理が少ない 治療後患部の温度が下がりにくい
5
ホットパック・パラフィンの禁忌
「最近の出血」「出血の可能性」 「血栓性静脈炎・深部静脈血栓症」 「急性炎症」 「強い浮腫・循環障害」 「心不全・重度な高血圧」 「悪性腫瘍とその周辺」 「重度な感覚障害」 「精神機能障害」 「生殖器」
6
温熱療法のパラフィンの適用方法3種類と注意点
グローブ法(ディップ-ラップ法) (一般的) 浴中法(ディップ-イマージョン法) 塗布法(ペイント法) 膜に高さに注意 1回目より遠位に浸す。(だんだん浅く) 5-6層
7
湿熱のホットパックである ベントナイト型の特徴
内容物→親水性ケイ酸塩ゲル=ベントナイト 保温はお湯の中で75〜80℃ (ハイドロコレーターで) 10分から20分実施
8
神経筋への効果の「筋力の変化」を説明
・最初30分 筋力低下 (運動神経の温熱による効果) ・30分〜2時間 徐々に回復 ・2時間以降 治療前以上に増加 (痛覚閾値上昇により)
9
比熱の式
cal/g/℃
10
神経筋への効果の「痛覚閾値の上昇」とはどのような作用か
・皮膚温度受容器の活動上昇による 脊髄ゲートコントロール理論 (直接的・即時的) ・虚血等の軽減 (発痛物質) ・痙縮(筋スパズム)の軽減 (筋の弛緩)
11
温熱療法の効果 大きく4つ
血管系への効果 代謝への影響 神経筋への効果 組織伸展性の変化
12
乾熱のホットパックである 化学発熱型の特徴
内容物→様々な物質(カイロは鉄) (方法の例バックが破れて空気に触れる) 再利用不可が多い 基本的に乾熱
13
温熱療法のうち、深部温熱療法は?3つ
超音波療法 極超短波療法 超短波療法
14
湿熱のホットパックの特徴
水分を介する 設備と時間がかかる 熱伝導率が良い 身体が濡れることがある 治療後は患部の温度が下がりやすい
15
温熱療法のうち、表在温熱療法は?4つ
ホットパック パラフィン浴 赤外線療法 水治療法(温浴)
16
温熱療法の「代謝への影響」として何があるか
代謝率が上昇することによる ・酵素反応速度の上昇 (組織が39-43℃で増加) 1℃で13% (組織が45℃から低下、50℃で停止) ・化学反応速度の上昇 (酸素摂取や貪食活動の亢進→治癒促進)
17
ホットパック・パラフィンの副作用
熱傷 タンパク質変性45℃ 細胞死43℃1時間 46℃7分半 失神 脳血流の不足 (共感性&.or起立性低血圧) 対処(頭部下げる.下肢挙上)→背臥位 出血
18
温熱療法の神経筋への効果の「神経伝導速度と発火率の変化」とはどのような作用か
・温熱効果で“感覚・運動”共に神経伝達速度が上昇して伝導潜時が減少 (1℃上昇で2m/s上昇) ・γ運動Nの頻度低下とⅠb線維の頻度上昇でα運動Nが活動低下して筋収縮の弛緩がある
19
温熱療法の「血管系への効果」として何があるか
血管拡張 → 紅斑や血流増加 心拍数増加 発汗 (呼吸促進)
20
温熱療法のうち「神経筋への効果」を3つ
神経伝達速度と神経発火率の変化 痛覚閾値の上昇 筋肉の変化