問題一覧
1
ヤーボイとの違いは? トレメリムマブ及びイピリムマプは、いずれもCTLA-4に結合する点で同一であるが、トレメリムマブはヒトIgG◯抗体であり、ADCC 活性の誘導が◯◯。 一方、イピリムマプはヒトIgG◯抗体であり、ADCC 活性の誘導が◯◯。
2/認められなかった/1/認められている
2
デュルバルマブは、遺伝子組換えヒト PD-L1 で予め免疫したゼノマウス(Xenomouse)から得たハイブリドーマのスクリーニングによって同定 された。 デュルバルマブはハイブリドーマから得られた IgG2 の定常領域を IgG1 の定常領域に変えることによって生成されたものである。 デュ ルバルマブは定常領域に 3 箇所のアミノ酸変異を導入しているため、補体タンパク C1q への結合能の低下と共に、 抗体依存性細胞傷害(ADCC) 活性を惹起する結晶形成フラグメント γ (Fcγ)受容体に対する Fc 領域の親和性が低下している(Oganesyan et al 2008)。 そのためデュルバ ルマブでは補体依存性細胞傷害(CDC)活性及び ADCC 活性が大幅に◯◯している (Stewart et al 2015)。
低下
3
転移性のメラノーマ患者にイジュドを承認用量外の投与方法で投与し、投与前後に19例の患者の腫瘍部位から採取した生検検体で、免疫組織学的手法により腫瘍細胞やその周辺細胞に浸潤する「細胞の解析を行ったデータがあり、イジュド投与前に比較して投与後に腫瘍内に浸潤するCD8陽性T細胞、CD4陽性T細胞の密度が有意に増加し、腫場周辺組繊内のCD8陽性「細胞、CD4陽性T細胞の密度は投与前後で有意な差を認めなかったという報告があります。
◯
4
アテゾリズマブもイミフィンジと同様にヒトPD-L1を標的としたヒトIgG◯モノクローナル抗体であり、作用機序については同様と考えられます。 なお、現時点でイミフィンジとアテゾリズマブを直接比較した臨床試験はなく、有効性及び安全性の差は不明です
1
5
プライミングフェーズドーズとはアストラゼネカの造語である
◯
6
腫瘍免疫サイクルの初期のプライミング相に作用する、イジュドのような抗CTLA-4抗体の投与により、抗原特異的なT細胞を活性化し、腫瘍を攻 撃するキラーT細胞及び抗原情報を記憶するメモリーT細胞に分化することをプライミングと呼び、このような反応が起こるステップで投与することを◯◯とよぶ
プライミングフェーズドーズ
7
抗体産生についてHIMALAYA試験では、治療による抗Durvalumab抗体はSTRIDE群 9例(◯◯%)、イミフィンジ単剤群 7例 (◯%)、 イミフィンジ +イジュド75mg群 5例 (◯%)に報告されています。
3.1/2.5/4.6
8
抗体産生について、 治療による抗Tremelimumab抗体はSTRIDE群 20例(◯%)、イミフィンジ+イジュド75mg群 22例 (◯%)に報告されています。
11.0/21.6
9
薬物動態について HIMALAYA試験でSTRIDEレジメン)の、イジュドの血清中濃度は 投与後:◯.0μg/mL 4週後:◯.7μg/mL 12週後:◯.3μg/mL
78/10/1
10
HIMALAYA試験でSTRIDEレジメンを投与したときのイミフィンジの血清中濃度は下記の通りです。 4週目(投与前):◯.9μg/mL 12週目(投与前)◯.5μg/mL 12週目(投与終了時)◯.3μg/mL
59/77/539
11
Study22で、CD4+CD8+T細胞を薬剤投与◯日目の血液サンプルで測定している
15
12
抗CTLA-4抗体を投与することによる「細胞の増加作用はどれだけの期間続くか? (イジュド300mg 1回投与でいつまで効くか?)
明確なデータはない
13
投与 15 日目の26例のリンパ球集団を2次判別分析により集団1と集団2に判別し、CD4陽性T細胞とCD8陽性T 細胞との関連を調査したところ、STRIDE群において、投与15日目のCD4、CD8が増加し、その数がイミフィンジ群やイジュド75mg+イミフィン ジ1500mg群注)よりも高かったというデータは第何相試験か?
2
14
投与◯日目の26例のリンパ球集団を2次判別分析により集団1と集団2に判別し、CD4陽性T細胞とCD8陽性T 細胞との関連を調査したところ、 STRIDE群において、投与◯日目のCD4、CD8が増加し、その数がイミフィンジ群やイジュド75mg+イミフィン ジ1500mg群注)よりも高かったというデータ
15
15
・D4190C00022(多施設共同第I/II相試験:Study 22)イミフィンジ±イジュド併用の◯◯を確認する試験
有効性、安全性、忍容性
16
IMBrave150のNEJM2020の初回解析時論文(mFU8.6カ月)ではG5(死亡)のAE(治験薬の関連を問わない)は Atezo+Bev群で例(◯%)、ソラ フェニブ群で例(◯%)でした。
15例,4.6%/9例5.8%
17
IMBrave150のAtezo+Bev群の死亡は◯◯3例、◯◯2例、蓄膿・穿孔性胃潰瘍・肝機能異常・肝損傷・多臓器機能障害症候 群・食道静脈瘤出血・クモ膜下出血・呼吸窮迫・敗血症・心停止が各1例
消化管出血、肺炎
18
HIMALAYAでのSTRIDE群の治験薬関連の死亡は重症筋無力症、神経系障害、心筋炎、急性呼吸窮迫症候群、肺臓炎、肝不全、肝炎が各1例、◯◯が2例でした。
免疫性肝炎
19
HIMALAYAのSTRIDE群で治験薬関連と判断された死亡が◯例(◯%) あった。
9/2.3
20
STRIDEレジメンを使った後、アテゾリズマブを使用してよいか?
シーケンスについて検証したデータはありません。
21
Atezo+BevもBevがプライミングをしているということだがのような機序か?
VEGFが樹状細胞の成熟化を阻害するという報告を引用しています。 プライミング相ではありませんが、VEGFを阻害することでT 細胞浸潤などを促進することがアバスチンのIFの薬効薬理に記載されていま す。
22
イミフィンジ、イジュドの添付文書の特定の背景を有する患者に関する注意では、自己免疫疾患のある(既往含む)患者や間質性肺疾患(既往含 む)の患者などへの注意喚起を行っています。 また、HIMALAYA試験では、対象PSが◯-◯,Child-Phgh Aとなっていましたので、PS◯以上,Child-Puhg ◯/◯の症例に用いた場合の有効性・安全性が検討されていないため、投与を推奨する根拠はありません。
0-1/2,B C
23
STRiDEの禁忌は?
過敏症の既往歴のある患者
24
イジュドのゴム栓の種類は?
ブチルエラストマー
25
イジュドのゴム栓は、天然ゴム(ラテックス)を含む。
×
26
HIMALAYA試験では、フラッシュについて
使用した静注セットのプライミングボリュームと等量の静注希釈液で静注ラインをフラッシュする, 施設の方針に従って点滴を完了し、全量が確実に投与されるようにすることが規定
27
MSI high lowを検討していた。
×
28
イジュド投与するとHyperprogression disease(HPD)が起こるのではないか?HIMALAYAでHyper Progressive Disease (HPD)と認められた被検者の割合は?
不明
29
HPD発現について、
治療前後の腫瘍増殖速度(TGK)した。, 腫瘍増殖率(TGR)の4倍以上の増加, TGR絶対変化量の40%増加の条件
30
尿蛋白のAE: STRIDE群◯例(◯%)、イミフィンジ単剤群◯、ソラフェニブ◯例(◯%)
3例0.8%/0例/7例1.9%
31
尿蛋白のTRAE :STRIDE群◯例、イミフィンジ単剤群◯例、ソラフェニブ◯例(◯%)
0例/0例/7例,1.9%
32
高血圧のAE: STRIDE群◯例(◯%)、イミフィンジ単剤群◯例(◯%)、ソラフェニブ◯例(◯%)
23例5.9%/17例4.4%/68例18.2%
33
高血圧のTRAE: STRIDE群◯例(◯%)、イミフィンジ単剤群◯例(◯%)、ソラフェニブ◯例(◯%)
3例0.8%/2例0.5%/56例15.0%
34
Child Pughは2週のイミフィンジ投与時(来院毎)のタイミングでみていました。
×
35
ALBIスコアの変化はイミフィンジ投与時(来院毎)のタイミングで みていました。(ALBIスコアは血清アルブミン値、血清ビリルビン値から計算可能です。)
×
36
ALBIスコアは◯値、◯値から計算可能です。)
血清アルブミン, 血清ビリルビン
37
STRIDEレジメンによる、出血のリスク因子として特定されているものがあった。
×
38
出血のAEは治療関連か否かに関わらず、治療間群に差があった。
×
39
SMQに基づく出血関連AE STR IDE◯%,イミフィンジ◯%,ソラフェニブ◯%
11.3/10.8/15.0
40
STRIDEとイミフィンジにおいて胃腸、食道静脈瘤出血イベントが2例ずつ見られた。
×
41
ヒマラヤ試験におけるstride群およびイミフィンジ群における重篤な出血等は、ソラフェニブ群と同程度の発現率で認められた。
◯
42
ヒマラヤ試験の組入基準の設定がされている。複数回答
肝機能の状態, 血小板数, 消化管出血の既往, リスクの高い食道静脈瘤
43
STRIDEレジメンによる肝機能障害のリスク因子は特定されている。
×
44
SMQに基づく肝臓関連AEは STRIDE◯%,イミフィンジ◯%,ソラフェニブ◯%
37.1%/33.2%/32.4%
45
ヒマラヤ試験ではSTRIDE群にB型肝炎の副作用が◯例、B型肝炎DNA増加が◯例報告されている
1/1
46
【重要な特定されたリスク】に挙げられているものは
肝機能障害, 肝炎
47
高用量ステロイドを服用していた期間はどの程度か? 下痢/大腸炎:◯日 肝臓に関する事象:◯日 皮膚炎/発疹◯日 甲状腺機能低下に関する事象:◯日
31.5/71.5/32.5/195.5
48
高用量ステロイドを使用した有害事象で頻度の高かったものは?
肝臓関連, 下痢大腸炎, 皮膚炎発疹
49
高用量ステロイドを使用した有害事象で頻度の高かったものは、 STRIDE群は 肝臓関連の事象◯%、 下痢/大腸炎◯% 皮膚炎/ 発疹◯%、
7.5/5.2/3.1
50
STRIDEのimAEは◯%,G3以上のimAEは◯%,
35.8/12.6
51
高用量ステロイドを要した割合?stride群
20.1%
52
投与中止に至ったTRAEはSTRIDE群◯%
8.2
53
投与中止に至ったTRAEはイミフィンジで?
4.1%
54
投与遅延に至ったTRAEはstride群で?
21.4%
55
投与遅延に至ったTRAEはイミフィンジ群で?
13.9%
56
STRIDE群のTRAEによる死亡で日本人を含むものは?
免疫介在性肝炎
57
ヒマラヤ試験 グレード5(死亡)のAEはstrideで◯%,イミフィンジで◯%,ソラフェニブで◯%
7.7%/6.7%/7.2%
58
主な有害事象のうち、イミフィンジ単剤群と比較してSTRIDE群で発現頻度が5%以上高かったAEは
発疹, 瘙痒症, 下痢, 甲状腺機能低下, 甲状腺機能亢進
59
strideでグレード3以上の有害事象で頻度の高かったものは?
AST上昇, 下痢, ALT上昇
60
imAE発現時の毒性管理ガイドラインは、イミフィンジ単剤、 STIRIDEレジメンで異なる
×
61
STRIDE群のimAEは◯%、G3以上のimAEは◯%に発現し、高用量ステロイドを要したのは◯%でした。
35.8,12.6,20.1
62
イミフィンジ群のimAE◯%、G3以上のimAEは◯%に発現し、高用量ステロイドを要したのは◯%でした
16.5,6.4,9.5
63
高用量ステロイドのプレドニゾン換算で◯mg/日以上と判断していた。
40
64
有害事象の収集期間は、患者の同意取得後から治験薬の最終投与後◯日間です。 なお、有害事象の集計の対象は、治験薬の投与中止から◯日後又 は投与中止後最初の後治療開始のいずれか早い時点までに認められた有害事象
90
65
PDはどのようなもの(局所、遠隔)が多かった?
不明
66
PD後の治療継続群と非継続群でその後の効果や安全性に違いは あったのか?
不明
67
PD後の治療継続症例がSTRIDEで46%いるが、どのような症例背景で継続していたのか?
不明
68
OSカプランマイヤーで早期にドロップしている症例はどのよう な患者背景か?
不明
69
OSカプランマイヤー曲線について、投与後9カ月まで、投与後9 カ月以降2つのハザード比を推定しているが、9か月に設定した 根拠は?
IO単剤(イミフィンジ群)とソラフェニブ群のOSカプランマイヤー曲線が離れ始める9カ月時点で区切った治療効果を検討するため9カ月に設定されました(事後解析)
70
有効性や安全性は血中濃度と相関がみられた
明確な関係がないことが示唆された。
71
イミフィンジ・イジュドの曝露量は、グレード 3 以上のAE、 因果関係を否定できないグレード3 以上の注目すべきAE、イミフィンジの投与中止に至ったAEの発現確率に有意な影響を及ぼした。
×
72
PD-L1の発現陽性、陰性*のハザード比[95%CI]はそれぞれ◯◯、◯◯で、PD-L1の発現状況にかかわらずOSのハザード比点推定値は1を下回っていました。
0.85,0.83
73
HCVのサブグループ解析 サブグループ内のベースライン共変量の事後解析で、各群の予後因子(◯◯と◯◯)の不均衡が特定され、 これらの不均衡を制御すると、HCVサブグループのHRは0.89でSTRIDEの方が良好
肝外転移, ALBIグレード
74
サブグループ内のベースライン共変量の事後解析で、各群の予後因子(肝外転移とALBIグレード)の不均衡が特定され、 これらの不均衡を制御すると、HCVサブグループのHRは◯◯でSTRIDEの方が良好
0.89
75
STRiDEの奏功期間は◯ヶ月
22.34
76
イミフィンジの奏功期間は◯ヶ月
16.82
77
ソラフェニブの奏功期間は◯ヶ月
18.43
78
stride PD後も薬剤を継続した症例は◯%
46.9
79
イミフィンジ単独 PD後も薬剤を継続した症例は◯%
48.5
80
ソラフェニブ PD後も薬剤を継続した症例は◯%
34.4
81
アテゾベバ 年齢中央値
64
82
アテゾベバ 日本を除くアジア地域割合◯%
40
83
アテゾベバ BCLC B割合◯%
15
84
アテゾベバ BCLC C割合◯%
82
85
アテゾベバ 背景肝HBV◯%
49
86
アテゾベバ 脈管侵襲割合◯%
38
87
アテゾベバ 肝外転移あり◯%
63
88
stride 年齢中央値◯歳
65
89
stride BCLC B◯%
19
90
strideBCLC C割合◯%
80
91
stride HBV割合◯%
31
92
stride脈管侵襲◯%
26
93
stride肝外転移あり◯%
53
94
HIMARAYA試験期間は◯年〜◯年
2017,2021
95
アテゾベバのUS承認は◯年6月2日
2020
96
アテゾベバ日本承認◯年◯月
2020,9
97
strideの後治療の標的治療は何が使われていたか?◯◯89例、◯◯47例
ソラフェニブ、レンバチニブ
98
後治療として標的治療が多く、stride群は◯%
36.4
99
ヒマラヤ試験フォローアップ期間 stride◯ヶ月
33.18
100
ヒマラヤ試験フォローアップ期間 イミフィンジ◯ヶ月
32.56