問題一覧
1
喜怒哀楽や好悪など、物事に感じて起こる気持ち。
感情
2
怒り・恐れ・喜び・悲しみなどのように、比較的急速に引き起こされた一時的で急激な感情の動き。身体的・生理的、または行動状の変化を伴う。
情動
3
気持ち。心もち。恒常的ではないが比較的弱くある期間持続する感情の状態。爽快・憂鬱など。
気分
4
顕著な生理的変化や身体的表を伴う、一時的な激しい感情。
情動
5
特定の対象によって引き起こされたものではない、持続的で微弱な感情。
気分
6
物事に感じて起こる心持。気分。
感情
7
怒りについて』<「怒りはとりわけ強い感情であり有害であるから、抑制することが必要である。」、で有名なのは?
セネカ
8
『情念論』で有名なのは?
デカルト
9
「人性論』で有名なのは?
ヒューム
10
『心理学』(1892)<「身体的変化は刺激をふる事実の直後に来る。そしてその身体的変化が起つて居る時、之に対する感じが即ち情緒である。」、で有名なのは?
ジェームズ
11
〇は、人の感情状態における瞬間瞬間の変動を反映する普遍的な号体系である
表情
12
持続時間が500ms以下で顔の変化が微細または部分的な表情。
微表情
13
喜び、怒り、恐れ、悲しみなどの特定の感情が、それ以上分割できない情動の基本的な単位として、生体に生得的に備わっている、という考え方。
基本感情理論
14
発汗や心拍数といった身体内部についての知覚である内受容感覚からの入力をもとに、快と不快(感情価 valence と呼ばれる)、および覚醒の度合いという 2 つの要素によって主観的に経験される感覚。
コア・アフェクト
15
「苦痛」「興味」「満足」「悲しみ」「嫌悪」「驚き」「喜び」「怒り」「恐怖」などの感情をなんという?
一次的感情
16
当惑、誇り、恥、罪悪感などをなんという?
二次的感情
17
他者の心の状態を推測する能力。
心の理論
18
自己意識や自己評価が関与する感情。
社会的感情
19
他者の感情状態を推測し理解すること。
感情認知
20
「われわれは泣くから悲しい、殴るから怒る、震えるから恐ろしい、ということであって、悲しいから泣き、怒るから殴り、恐ろしいから震えるのではない」(ウィリアム・ジェームズ1842-1910)、これは何説?
末梢起源説
21
何らかの出来事に対してまず体が反応し、それが意識化されることで感情が生まれていく、と考える理論。
ジェームズ・ランゲ説
22
脳や脊髄、いわゆる中枢神経系を起源として情動が生じるとする説。末梢起源説への反論として主張された。(ウォルター・キャノン)
中枢起源説
23
『情動は身体反応による「生理的な起」とその原因の「認知的な解釈(ラベリング」の両方の相互作用で生じるという説。
情動二要因説
24
内側前頭前皮質によって引き起こされる、過去の経験に基づいた身体反応(直感的感覚)が、個々の選択肢に価値を付け、意思決定を効率化するという仮説。
ソマティック・マーカー仮説
25
表情筋の運動的変化のフィードバックが自己の感じる感情の方向・強さに影響を与える。
表情フィードバック仮説
26
感情は環境に適応するために進化の過程で獲得されてきた心の働きである。
環境の適応的意義
27
感情語も感情体験も文化によって実に多様であり、また、感情は個々の文化に限定的な社会的役割を持っている。感情は社会的構築物であり、文化的に決定される価値体系との関連によって生み出される。
感情の社会的構成
28
生体が脅威場面に直面したときに生じる、交感神経系の亢進やアドレナリンの分泌などによる心拍数や呼吸数の増加、血圧の上昇、発汗など、脅威に対抗するための準備状態としての反応。
闘争逃走反応
29
記憶、情動、嗅覚、生体の恒常性維持機能など、人間のさまざまな活動の根幹を担うきわめて重要な役割を担っている。さまざまな皮質および皮質下構造から成り、進化的にも古い歴史をもつ組織である。
大脳辺縁系
30
好悪・快不快の生起、直観、記憶形成(記憶固定)、痛み、ストレス反応(特に不安・緊張・恐怖反応)において重要な役割を担う。
扁桃体
31
扁桃体が損傷しているために恐怖を感じない、非常に稀な遺伝性の疾患。症例S.M.は、恐怖の対象にむしろ強い好奇心を持った。
ウルバッハ・ビーテ病
32
恐怖や驚き、興奮などを感じさせる神経伝達物質。精神的・身体的ストレスを感じたときに放出され、交感神経系を活性化させる。
ノルアドレナリン
33
喜びや快楽などを感じさせる神経伝達物質。脳内の報酬系という神経系に深く関わっている。
ドーパミン
34
心身を安定させる神経伝達物質。
セロトニン
35
気分が正常の範囲を超えて高揚したり、落ち込んだりすることが、一定の期間継続するもの。
気分障害
36
抑うつ気分や興味または喜びの消失、食欲の減退や増進、不眠や睡眠過多、精神運動の制止や強い焦燥、疲れやすさ、集中力の低下、自殺への思い。
うつ病性障害
37
気分の高揚やいらいら、誇大的、睡眠の減少、多弁、いくつもの考えが浮かぶ、注意散漫、活動的、といった躁状態と、抑うつ状態を繰り返す。
双極性障害
38
身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし、神経症やうつ病など、他の精神障害にともなう身体病状は除外する。
心身症
39
空腹、眠気、痛み、疲れなど、身体感覚への気づきが鈍い傾向。
アレキシソミア
40
自己の感情やそれに伴う身体感覚を同定すること、ならびに自己の感情や他者に向けて発言する(表情する)ことが困難であり、自己の内面よりも外的事象に注意を向ける傾向が高い。
アレキシサイミア
41
転換性障害・解離性障害。ある種の「自己催眠状態」。
ヒステリー
42
実際にまたは危うく死ぬ、深刻な怪我を負う、性的暴力など、精神的衝撃を受けるトラウマ(心的外傷)体験に晒されたことで生じる、特徴的なストレス症候群。
心的外傷後ストレス障害
43
戦闘や軍隊生活に伴う心理的負荷が原因で生じる精神疾患の総称。
戦闘ストレス反応
44
爆撃や戦闘の激しさに対するストレス反応となり、パニックや恐怖反応、逃避行動、理性の欠如、睡眠や歩行障害、会話不能など様々な形となって現れ、無力感を引き起こす。
砲弾ショック
45
トラウマとなった出来事に関する不快で苦痛な記憶が突然蘇ってきたり、悪夢として反復される。また思い出したときに気持ちが動揺したり、身体生理的反応(動悸や発汗)を伴う。
侵入症状
46
出来事に関して思い出したり考えたりすることを極力避けようとしたり、思い出させる人物、事物、状況や会話を回避する。
回避症状
47
個人は他者とつながることで自律神経系が健やかに機能すると論じている、脳神経学者スティーブン・ポージェス博士によって1994年に提唱された自律神経に関する神経理論。
ポリヴェーガル理論
48
トラウマティックな、ストレスフルな、あるいは感情的な出来事について書くことが、身体的精神的(心身の)健康改善をもたらす。
筆記開示・感情筆記
49
呼吸(息)のしかた、またその技術体系やそれを用いた訓練法などのこと。
呼吸法
50
肺周辺の筋肉を使って肺の容積を変えることで気圧差を生じさせ、空気の出し入れを行うこと。
呼吸
51
今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状感で、ただ観ること。
マインドフルネス
52
人格。個性。性格とほぼ同義で、特に個人の統一的・持続的な特性の総体。
パーソナリティ
53
パーソナリティー(人格)が異質かつ硬直的であるため、社会的不適応や主体的苦痛が長期に生じる状態・病態。人格障害。
パーソナリティ障害
54
各個人の特有の、ある程度持続的な、感情・意思・認知の面での傾向や性質。ひとがら。
性格
55
知・情・意で有名なのは?
カント
56
四体液説は誰?
ガレノス
57
医学の父は?
ヒポクラテス
58
観相学は誰?
ラヴァーター
59
骨相学は誰?
ガル
60
特性論は誰?
オールポート
61
人格にいくつかの典型的な型やタイプを設定し、個人のそのいずれかにあてはめる、という考え方。 長所:人格の直感的・全体的な把握が可能である。大まかな、個人の社会への適応方法や態度、傾向が分かる。 短所:類型に当てはまらない部分を見逃す。中間型や混合型がいるため、その分類が困難である。
類型論
62
体質心理学は誰?
シェルドン
63
体格と性格は?
クレッチマー
64
人格は、特性と呼ばれる要素の組み合わせからなるとされ、個々の特性を持つ度合いの相違によって、人格の違いを表現することができる、という考え方。 長所:個人別の特性が理解しやすい。中間型なども理解可能で、画一的でない。 短所:特性に細分化するため、全体的な把握ができない。傾向が分からない。
特性論
65
質問紙法の性格検査で、アイゼンクによって作成された。内向性、外向性、神経症傾向などを回答させる。
モーズレイ人格目録
66
キャッテルによる特性論は?
16因子性格検査
67
ゴールドバーグによる特性論は?
ビッグ・ファイブ
68
精神分析で有名なのは?
ジークムント・フロイト
69
人格は、「イド(エス)」、「自我」、「超自我」の3領域から構成される。
構造論
70
快楽原則に基づくイドの衝動と、道徳原則に基づく超自我の抑制と、外界からの欲求によって生じる精神力動的葛藤を、現実原則に基づく自我が調整する。
力動論
71
精神(心)は、「意識」、「前意識」、「無意識」の3領域から構成される。
局所論
72
氷山モデルにおいて、自覚している領域を?
意識
73
氷山モデルにおいて、普段は意識していないが、注意を向ければ自覚することができる領域。
前意識
74
氷山モデルにおいて、自覚していない(自覚することができない)領域。
無意識
75
質問項目に回答させ、回答結果を点数化して人格を把握する方法。
質問紙法
76
あいまいな刺激を用いて、何らかの課題の達成を求め、その回答内容から人格を把握する方法。
投影法
77
ある一定の作業を行わせ、その結果から人格を把握する方法。
作業検査法
78
ランダムに並んだ1桁の数字を連続して加算し、下一桁を記入する。「前半5分、休憩5分、後半15分」の30分間行わせた上で、1分ごとの作業量の推移のパターン(作業曲線)から、人格や適性を判定する。
内田クレペリン精神作業検査
79
一定の素因を持つ者が強いストレッサーを受けた際に、精神病理的症状を発症する、という精神病理学のオーソドックスな考え方。
素因ストレスモデル
80
ストレッサーに対し、調和的かつ適正に認知、評価、対処する機能。
ストレス耐性
81
極度の不利な状況に直面しても、正常な平衡状態を維持することができる能力。
レジリエンス
82
動物が示す恐怖への反応。 危機的状況にいて、戦うか逃げるか、身動きを止める方法で生き延びてきたため備わったと考えられている。通常は発揮できない怪力を発揮できる反面、緊急時に使用しない内臓への血流が絞られたり判断力が低下したりするため、長期的にストレスを受けると体や精神に悪影響が出る。
闘争逃走反応
83
ポジティブな結果を期待する傾向。
楽観性
84
ネガティブな結果を予期する傾向。
悲観性
85
(自分に都合良く)肯定的に歪んだ認知。現実よりも優れている自己評価、好ましい将来予測、実際以上に周囲を統制できるとする傾向。
ポジティブ幻想
86
「自分は他人と比べると、平均以上である」と自己評価を過大に捉える認知バイアス。
平均以上効果
87
複雑な課題の遂行に際し、課題ルールの維持がスイッチング、情報の更新などを行うことで、思考や行動を制御する認知システム、それら認知制御機能の総称。特に、新しい行動パターンの促進や非慣習的な状況における行動の最適化に重要な役割を果たし、人間の目標志向的な行動を支えている。
実行機能
88
実行注意の効率を表す概念で、顕現して継続中の反応を制御し、非顕在的な反応を開始したり、計画を立てたり、誤りを検出したりするための能力。
エフォートフル・コントロール
89
行動抑制の制御、行動始発の制御、注意の制御など、感情体験の制御、感情表出の制御をはかる尺度。
EC尺度
90
利己性や希薄な感情を代表とする対人的・感情的側面(一次性サイコパシー)と衝動性のようは行動的側面(二次性サイコパシー)を持つ特性。
サイコパシー
91
マキャベリズムやナルシシズムをはかるのは?
ダーク・トライアド
92
表面的には非常に魅力的だが、他者への感性が低く、良心の頭を感じにくく、冷淡で利的で、ある一方、衝動的で反社会的であり、欲来をかなえるためにウソをついたり人を操ったりする人。
サイコパス
93
1.2.8.5.6.7.8.16→一次性サイコバシー(対人・情緒) 3.9.10.01.12.13.14.15.18.19→二枚性サイコパシー(生活・行動) 18.19.20→犯罪性は必須ではない
PCL-R
94
まったく不合理な被害妄想ではないが、主観的は被害者意識が強いこと。人から何かされるのではないか、うわさされているのではないか、悪口を言われているのではないかなど、周囲からの前感や嘲りを過剰に心配すること。
被害念慮
95
実際にはそうではないのに、誰かから危害を加えられたりしているなどと確信することの総称。
被害妄想
96
その人の属する文化から期待されるものより著しく偏った内的体験および行動の持続的パターンであり、ほかの精神障害に由来しないもの。
パーソナリティ障害
97
不明瞭不安定な自己感覚・セルフイメージ。
自己像
98
他者やストレスに対する特徴的で固定的な見方・関わり方。
人間関係
99
奇妙で風変わりなタイプ
A群
100
感情的で移り気なタイプ
B群