問題一覧
1
羹(アツモノ)に懲りて膾(ナマス)を吹く
一度失敗したのに懲りて用心しすぎること
2
石に漱(クチスス)ぎ流れに枕す
こじつけて言いのがれる。負け惜しみの強いこと。
3
一炊の夢
人生の栄枯盛哀のはかなさのたとえ、
4
殷鑑(インカン)遠からず
失敗の先例はすぐ目の前にあるという戒め
5
烏合(ウゴウ)の衆
規律や統一のない寄り集まり
6
烏有(ウユウ)に帰す
火災などで全て焼失すること
7
燕雀安(エンジャクイズクンゾ)くんぞ鴻鵠(コウコク)の志を知らんや
小人物には大人物の心はわからない
8
隗(カイ)より始めよ
物事はまず言い出した者から始めよ
9
鼎(カナエ)の軽重(ケイチョウ)を問う
人の実力や権威をあなどること
10
管鮑(カンポウ)の交わり
利害を超えた親密な交友
11
木に縁(ヨ)りて魚を求む
方法を誤っては目的を成就できないということ
12
驥尾(キビ)に附す
すぐれた人の後に従ってことを成し遂げることをいう
13
杞憂(キユウ)
無用の心配。取り越し苦労
14
牛耳(ギュウジ)を執(ト)る
盟主になる。グループの主導権を握る
15
九仞の功を一簣に虧く(キュウジンノコウヲイッキニカク)
長年の努力も最後の一努力を惜しんで失敗すること
16
漁夫(フ)の利
双方が利益を争っているのに乗じ、第三者がその利益を横取りすること。
17
株(クイゼ)を守る
旧習を固守して融通のきかないこと
18
鶏口(ケイコウ)となるも牛後(ギュウゴ)となる勿れ
大きな団体の一員となるよりも、小さな団体の長になる方が良い
19
蛍雪(ケイセツ)
苦労して学問に励むこと。[蛍雪の功]は苦労して学問をし、立派な人間になること
20
逆鱗(ゲキリン)に触る
天子の怒りにあう。他人の機嫌をそこねること
21
虎穴(コケツ)に入らんずば虎子を得ず
危険を冒さなければ、大きな成果を得られない
22
五十歩百歩
多少の違いはあっても本質的には変わらないこと
23
塞翁(サイオウ)が馬
人間の吉凶禍福は予測できないことのたとえ
24
左袒(サタン)
味方すること。他人の意見に同意すること
25
三顧の礼
礼を尽くして賢者を招くこと
26
出藍の誉れ(シュツランノホマレ)
弟子が勉強に励み、先生よりも偉くなるたとえ
27
助長
いらぬ力添えをして、かえって害すること。今では[助成]の意味にも
28
水魚の交わり
極めて親密な交際
29
杜撰(ズザン)
詩文などに誤りの多いこと。ぞんざいなこと
30
宋襄(ソウジョウ)の仁
無用な情け
31
滄桑(ソウソウ)の変
世の変遷の厳しいこと
32
他山の石
つまらない人の言行でも自分の向上に役立つこと。
33
蛇足
無用の長物
34
知音
よく心を知り合っている親友。知己
35
天網恢恢疎(テンモウカイカイソ)にして漏らさず
どんな小さな悪事でも、天罰を免れることはできない
36
登竜門
出世の関門。栄達の糸口。
37
螳螂(トウロウ)の斧
弱いものが自分の力を考えず強いものに立ち向かうこと
38
虎の威を借る狐
他人の権威をかさに着ていばる小人物のたとえ
39
泣いて馬謖(バショク)を斬る
私情により法を曲げず、厳正に実施すること
40
背水の陣
必死の覚悟で事に当たること
41
白眼・青眼
人を見る冷淡な目つきと喜び迎える目つき
42
白眉
同類中最も優れているもの
43
破天荒
今まで誰もやれなかったことをすること。前代未聞
44
尾生の信
ばか正直。融通のきかないこと
45
髀肉(ヒニク)の嘆
功名を立てたり手腕を発揮したりする機会がなく、無為に過ごすのを嘆くこと
46
風樹の嘆
親が死んでしまい、孝行ができない嘆き
47
覆水盆に返らず
一度してしまった失敗は取り返しがつかないこ
48
船に刻みて剣を求む
愚かで旧を守り、時の推移を知らないこと
49
刎頸(フンケイ)の交わり
生死を共にするほどの親しい交際
50
茆茨剪らず(ボウシキ)
極めて質素なたとえ
51
墨守
自説を固持して譲らないこと
52
門前雀羅(モンゼンジャクラ)を張る
零落して来訪者のないたとえ
53
病膏肓(ヤマイコウコウ)に入る
悪癖や道楽などが高じて手のつけようのないこと
54
羊頭を懸げて狗肉(クニク)を売る
見かけや看板はりっぱだが、内容が伴わないこと
55
洛陽(ラクヨウ)の紙価貴し
著者が世にもてはやされ、ベストセラーになること
56
濫觴(ランショウ)
物事の始まり
57
遼東の豕(リョウトウノイノコ)
ひとりよがり。世間知らずで自分だけ偉いと思っていること
58
壟断(ロウダン)
利益を独占すること
59
隴(ロウ)を得て蜀(ショク)を望む
欲望に限りがないたとえ
60
和して同ぜず
人と調和はするが、付和雷同はしない