問題一覧
1
【生体のpH】動脈血の正常値 pH ( ) PaCO2( ) HCO3-( )
pH:7.4 PaCO2:40mmHg HCO3-:24meq/L
2
意識障害の程度をJCS、GCSの意識レベルを答えよ
JCS:意識レベルを9段階に分ける。 1.刺激しないでも覚醒している状態 2.刺激すると覚醒する状態 3.刺激をしても覚醒しない状態 GCS:認識レベルを点数で分ける。点数が低いほど悪 開眼、発言、体動の3項目を足して確認する
3
バイタルサインと正常値(基準値)を答えよ 【呼吸、体温、血圧、脈圧】 緊急医療現場や集中治療室は、「意識レベル」「尿量」のふたつを含めた6項目をバイタルサインも言う。
呼吸:呼吸回数12〜15回/分 体温:36〜37℃ 血圧:140mmHg未満(収縮期)/95mmHg未満(拡張期) 脈拍:50〜100回/分 意識レベル:石木晴明(JCS=0、GCS=15) 尿量:一回排出量:約200〜400mL 1日総量:約1000mL〜2000mL
4
【内科的メディカルチェック】 心拍数、血圧、肺活量の正常値を答えよ
心拍数:50〜100回/分 血圧:100/70mmHg 肺活量:3500mL〜5000mL
5
血液(赤血球、白血球、血小板)の正常値を答えよ
赤血球:500万個/μL 白血球:5000個/μL 血小板:20万個/μL
6
動脈血、静脈血の酸素濃度を答えよ また、末梢組織の細胞に配給した数値を答えよ
動脈血:100mmHg 静脈血:40mmHg よって抹消組織に60mmHgを配給したことになる。
7
運動で体温が上昇したりCO2の蓄積で何が起こる
ボーア効果(ボーアシフト)が起こる
8
【内科的メディカルチェック】 電解質濃度の正常値を答えよ
Na:140meq/L K:4meq/L Ca :4.3〜5.1mEq/L(8.8〜10.4mg/dL) CL:105meq/L
9
止血時間の基準値を答えよ
1〜5分
10
【内科的メディカルチェック】 血糖値の正常値を答えよ
血糖値:100mg/dL
11
ATPを大量に作る( )は( )でしか代謝ができないので、( )も重要な因子である。
ミトコンドリア、有酸素状態、呼吸
12
電解質濃度の調節には何が重要か
Na、K、Caイオンの濃度調節が重要
13
【解糖系】細胞の中の嫌気的代謝 グルコース1個からATPは何個できる。
2個
14
【ミトコンドリア系】ミトコンドリア中の好気的代謝 グルコース1個からATPは何個できる。 TCA回路と電子伝達系がある。
36個
15
筋運動には( )が必要である。 筋の収縮には( )と( )の相互作用 上記の(二つ)の合成には( )
ATP、アクチン、ミオシン、蛋白質代謝
16
ATP産生には( )が必要 ( )、( )、( )の( )が必要 これらは( )
代謝、糖、脂質、蛋白質、三大栄養素、酸化反応
17
【三大栄養素】 炭水化物———( ) 脂肪———( ) 蛋白質———( )
グルコース、脂肪酸+グリセロール、アミノ酸
18
糖しか利用できない臓器は( )である。 それには ( )と( )ぐらいしか近寄れない仕組がある。
脳、酸素、グルコース
19
細胞内液:Na ( )meq/L K ( )meq/L 細胞外液:Na( )meq/L K ( )meq/L 濃度差で細胞中の電圧は( )mV よって細胞の中と外にはイオン濃度に差がある
細胞内液:Na 10 K 150 細胞外液:Na 140 K 4 電圧:-90
20
【電解質イオンは電荷があるので、移動で電圧が変化する】 安静時は( )、興奮時は( )、元に戻るのが( ) その時、細胞内電圧が( )、( )、( )と変化
分極状態、脱分極、再分極 -90mV、0mV、-90mV
21
心電図波形には何波形があるか
P波、q波、R波、S波、T波
22
心筋への酸素供給の不足を「 」と呼ぶ。 心筋に虚血が続くと心筋は「 」する。
虚血(きょけつ)と呼ぶ、壊死(えし)する。 虚血は筋肉は死んでいないので、酸素が届けば元に戻る。 壊死は元に戻らない。
23
虚血だけの状態が起こる疾病が「 」 壊死が起こる疾病が「 」
狭心症(きょうしんしょう)、心筋梗塞
24
覚醒時(寝ていない)の最低限の代謝を( )という
基礎代謝
25
滅菌について説明せよ
有害•無害に問わず存在しているすべての微生物及びウイルスなどを滅殺、除去する。 微生物の存在する確率が100万分の1以下になることをもって滅菌と定義
26
消毒について説明せよ
病原性微生物を害の無い程度に減らす。感染力を失わせる。毒性を無効化させること。
27
1952年にクリックによって提唱された「セントラルドグマ」による遺伝情報を答えよ
DNA→mRNA→タンパク質の順に伝達される。
28
DNAは2本鎖の構造をとる。塩基には水素結合による引力が働く。 引っ張り合う塩基が決まっている。その塩基を答えよ。
アデニンAーチミンT グアニンGーシトシンC
29
細胞内液と細胞外液の電位を答えよ
細胞内液:-90mV 細胞外液:0mV
30
ATPの供給により細胞内と細胞外の電解質イオン濃度が異なる。 この濃度差によって( )の興奮や( )の興奮が可能になる。
神経、筋肉
31
蛋白質は20種類の( )が( )したもの ペプチド結合はアミノ酸が両端にもつ( )と( )が( )により結合
アミノ酸、ペプチド結合 アミノ基、カルボキシル基、脱水縮合反応
32
単糖類の三種を答えよ
グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトース
33
二糖類の三種類を答えよ
スクロース (グルコース+フルクトース) ラクトース (グルコース+ガラクトース) マルトース (グルコース+グルコース)
34
神経や筋肉、心臓の興奮には莫大な( )が必要である。 ( )は作り置きができないので、常時作る必要がある。 作ることができなければ、意識障害、死に至る。
ATP
35
有酸素状態では( )ATPできる。 嫌気的状態では( )ATPしかできない。
38、2
36
細胞呼吸は( )と同じなので( )と( )が発生する。 窒素化合物の( )の老廃物は( )を発生する。
有機物の酸化、二酸化炭素と水、蛋白質、アンモニア
37
血液が心臓から肺を経て心臓に戻るのが( ) 血液が心臓から全身を巡り心臓に戻るのが( )
肺循環、体循環
38
組織と器官について説明せよ
組織:形や働きの同じ細胞が集合 器官:組織が集まったもの 例:胃、脳
39
食料が多いときは生体は( )でATPを作らず( )を合成する。
解糖、脂肪
40
細胞には電解質の通過するチャネルがあり、この中でもエネル ギーを等するチャネルの輸送を( )と呼んでいる。
能動輸送
41
蛋白質は( )、( )、( )の影響を受ける
温度、pH、電解質
42
( )や( )は代謝に影響を与える
温度上昇、塩分濃度
43
消化の際には脂肪は( )と( )に分解される
脂肪酸、モノグリセリド
44
「Air」 pH PaO2 PaCO2 の値を答えよ
pH:7.4 PaO2: 150mmHg PaCO2: 0mmHg
45
[Vein](静脈) pH PvO2 PvCO2 HCO3- SaO2 の数値を答えよ
pH:7.4 PvO2:40mmHg PvCO2:46mmHg HCO3-:24meq/L SaO2:98%
46
[Artery](動脈) pH PvO2 PvCO2 HCO3- SaO2 の数値を答えよ
pH:7.4 PvO2:100mmHg PvCO2:40mmHg HCO3-:24mmHg SaO2:98%
47
運動をすると体は( )になる。
酸性
48
筋肉の収縮に関わる電解質を答えよ
Na、K、Ca、HCO3-、pH
49
汗は( )から作られている。 毛根は( )を出さないようにしている。
血液、塩分
50
ATP産生や筋肉の収縮には( )が重要
酵素による代謝 (糖代謝、心臓は脂肪酸代謝)
51
出血を止める仕組みを答えよ
血小板:一次止血(弱いかさぶた) 止血蛋白:二次止血(強いかさぶた)
52
脂質代謝の基準値を答えよ
• T-Chol 180mg/dL • (LDL-Chol 110 mg/dL, HDL-Chol 60 mg/dL) • TG 150mg/dL
53
細胞内へグルコースを取り込むときにインスリンが必要 インスリンは( )ホルモンで( )を促進させる調節も行っている。(血糖値は低下) ATPを必要としないときは脂肪として蓄積させることができる。 逆に食事ができないときには脂肪を糖に変換する。これが( )
血糖値を低下させる、糖代謝、糖代謝
54
腎不全では食事制限と運動制限がかかる理由について簡単に説明せよ。
腎不全では腎臓に負担をかけないように塩分制限が基本であり、激しい運動は控える。筋肉から蛋白質のゴミ(尿素)が分泌される。
55
高血圧について簡単に説明せよ
90%は原因不明である。 レニン•アンギオテンシン系の異常 運動によって血圧は低下する(散歩程度が良い)
56
糖尿病の3大合併症を答えよ
網膜症(もうまくしょう)、神経障害、腎障害
57
レニン•アンギオテンシン系(腎臓と肝臓の血圧調節について説明せよ)
細動脈の平滑筋の収縮で血圧△Pを上昇
58
アルドステロンによる血圧調節について説明せよ
Naを尿細管から再吸収(血液量△Qが増える)△P上昇
59
骨粗鬆症について説明せよ。
骨粗鬆症は、骨密度が減少し、骨の構造が劣化する進行性の代謝性骨疾患
60
骨粗鬆によって片足立ちでも骨折する理由を答えよ
静止状態で大腿骨には体重の約2.5倍の力がかかる。骨粗鬆症は悪条件が重なると簡単に骨折する。
61
骨芽細胞と破骨細胞の働きについて説明せよ。
破骨細胞:弾力や固さを失った骨を分解し、新陳代謝に欠かせない細胞 骨芽細胞:骨の30%を占めるコラーゲンをつくりながら、血液中のカルシウムを骨にとりこんで、破骨細胞が壊した部分を修復する
62
腎不全の食事を答えよ
低蛋白食、塩分制限が基本であり、糖分中心の食事をする