問題一覧
1
次の説明はどちらか答えよ 形態的変化、すなわち身長や体重の増加、あるいは二次性徴の出現などを指す
発育・成長
2
次の説明はどちらか答えよ 機能的変化、すなわち運動や知能の進歩をさす
発達
3
乳幼児の発育状態の評価として 体重(g)÷身長(cm)^2×10 で表せる指数を何というか
カウプ指数
4
学童の発育状態の評価として 体重(g)÷身長(cm)^3×100 で表せる指数を何というか
ローレル指数
5
次の指標は何を示すか (実測体重一標準体重)/標準体重
肥満度
6
次の式は何を示すものか 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
BMI
7
予防接種の種類をそれぞれ答えよ (1)予防接種法で規定されており、国が接種を強く勧めるもの。標準年齢であれば無料 (2)有料であるが、地方自治体により補助がされていることもある (3)比較的新しい分類であり、新型コロナウィルスワクチンなどがある
(1)定期接種(2)任意接種(3)臨時接種
8
予防接種の目的は何か?
感染症を予防するまたは重症化を避けること
9
予防接種において、それぞれの定期接種では期間が設けられている。それにより勧められている摂取方法は何か
同時接種
10
結核に対するワクチンの種類は何か?
BCG
11
肺炎球菌やB型インフルエンザ菌に感染すると主に何になるか
髄膜炎
12
0歳児における死亡原因の1位は先天奇形や染色体異常があるが、第3位は何か
乳幼児突然死症候群(SIDS)
13
乳幼児突然死症候群(SIDS)の3つのリスクファクターは何か?
人工栄養、うつぶせ寝、家族とくに母親の喫煙
14
異物を口から入れることで、身体に障害が発生する場合をなんというか
誤飲
15
異物が喉頭以下の気道に吸引される状態をなんというか
誤嚥
16
催吐の禁忌はなにか
意識障害・吐血・けいれん時 →誤嚥の恐れあり 強酸・強アルカリ、腐食作用のあるもの →食道が化学様火傷を起こす 石油製品など揮発性の高いもの →化学性肺炎の恐れあり
17
誤飲において緊急手術を要するものは何を飲んでしまった時か
ボタン電池、鋭利な刃物
18
定頸の時期はいつか
3〜4ヵ月
19
独歩はいつ頃か
12ヵ月
20
モロー反射はいつ頃消失するか
4ヵ月頃
21
ランドー反射は何ヵ月頃出現するか
5ヵ月
22
パラシュート反射はいつ頃出現するか
6ヵ月頃
23
脊髄レベルの反射の種類を答えよ
足踏み反射、手の把握反射、交叉伸展反射など
24
脳幹レベルの反射の種類を答えよ
パラシュート反射、ランドー反射、非対称性緊張性頸反射(ATNR)、モロー反射など
25
大脳皮質レベルの反射の種類を答えよ
平衡反応など
26
次の特徴がある神経皮膚症候群は何か 原因:常染色体優性遺伝、TSC1またはTSC2の遺伝子異常 症状:脳、皮膚、腎臓に良性腫瘍 皮膚:体幹、四肢に白斑、顔面の皮脂腺、血管線維腫、知的障害、てんかんの合併
結節性硬化症
27
次の特徴がある神経皮膚症候群は何か 原因:常染色体優性遺伝、17番遺伝子の異常 症状:カフェオレ斑6個以上、皮下腫瘤、神経線維腫、一部にてんかん、精神遅滞、学習障害
神経線維腫症:フォン·レックリングハウゼン病
28
次の特徴がある皮膚神経症候群は何か 孤発性 症状:三叉神経支配域に沿った顔画血管腫、髄膜血管腫、頭蓋内石灰化、緑内障、難治性てんかん、片麻痺、精神遅滞
Sturge-Weber症候群
29
Werdnig-Hoffmann病や先天性筋ジストロフィー、Prader-Willi症候群などが代表疾患であげられる、新生児〜乳児期の筋緊張低下のことを何というか
フロッピーインファント(Floppy Infant)
30
Floppy Infantにおける姿勢は何があるか
•蛙様肢位 frog posture •double folding posture •inverted U posture •loose shoulder •scarf sign
31
進行性筋ジストロフィーにおいてX連鎖劣性遺伝の重症型及び良性形はそれぞれ何か答えよ
重症型:Duchenne型(60%で最多) 良性型:Becker型
32
Duchenne型筋ジストロフィーの特徴を答えよ
・X連鎖劣性遺伝で男児に多い ・ジストロフィン蛋白遺伝子の完全欠損 ・Gowers徴候、動揺性歩行、ふくらはぎの仮性肥大
33
Duchenne型筋ジストロフィー患者において、強制的に吸気し最大量を得るのに有効な呼吸は何か
舌咽呼吸
34
次の様な立ち上がり徴候を何というか
Gowers徴候
35
脳性麻痺のタイプを答えよ
失調型 痙直型 アテトーゼ型 固縮型
36
脳性麻痺の評価法は何があるか
GMFCS:粗大運動能力分類システム
37
麻痺の種類を答えよ
1:四肢麻痺 2:両麻痺 3:片麻痺 4:三肢麻痺 5:対麻痺 6:単麻痺
38
発達障害🟰神経発達症(DSM5)においてカナータイプ(自閉症)やADHDの一部、そして今は無きアスペルガー症候群が内包されている分類は何か
自閉スペクトラム症:ASD
39
発達障害🟰神経発達症(DSM5)における境界線知能はIQいくらか
IQ70
40
運動チック(まばたき、手が動く、頭をふるなど)や音声チック(「ア゛〜」など声が出る、見たこと思ったことを言ってしまうなど)が双方複雑に一年以上続くと何とされるか
トゥレット症
41
新生児は生後いつまでか
28日未満(0〜27日:4週まで)
42
新生児仮死について、生まれてすぐ呼吸循環が保てるかを評価するアプガールスコアーにおいて1分値は(1)に相関し、5分値は(2)に相関する
(1)生命予後 (2)神経学的予後
43
新生児の呼吸障害は何があるか
気胸、胎便吸引症候群、横隔膜ヘルニア、新生児呼吸窮迫症候群(RDS)、無呼吸発作
44
ダウン症候群の特徴として 1( )-広い眼間、短い首、内眼角贅皮、鞍鼻、巨舌 2( ) 3( ) 4低身長 5環椎亜脱臼 6白血病 7猿線 があり、本症は( )が大きく関係している
順に 特異的顔貌、精神運動発達遅延、先天性心疾患、母親の年齢
45
先天性心疾患のなかで 左右シャント(非チアノーゼ性) 右左シャント(チアノーゼ性) それぞれ代表的なものを答えよ
左右:心室中隔欠損症(VSD) 心房中隔欠損症(ASD) 動脈管開存症(PDA) 右左:ファロー(Fallot)四徴症(TOF) 完全大血管転位症(TGA) 三尖弁閉鎖症(TA)
46
川崎病の主要症状として 1.5日以上続く( ) 2.頸部( ) 3.不定形( ) 4.両側( ) 5. 口唇、口腔所見: ( ) 6.四肢末端の変化 (急性期) 手足の硬性浮腫、手掌ないし足底の紅斑 (回復期)指先からの膜様落屑 6つの主要症状のうち5つ以上の症状を伴うものを本症とする。
順に 発熱、リンパ節腫脹、発疹、眼球結膜の充血、いちご舌
47
川崎病の急性期治療として原因不明の為根本的治療はなく対症療法となり、目標は症状の寛解と後遺症の予防となる。 膠原病のため、ステロイドや免疫抑制抑制、アスピリン投与が行われるが、最も肝動脈瘤を予防するのは( )である
大量の免疫グロブリン静注 (レジュメでは免疫グロブリン大量療法)
48
主なメンデル遺伝病で ・常染色体優性 ・X染色体劣性 のものをそれぞれあげよ
常:Marfan症候群、結節性硬化症、先天性球状赤血球症 X:Duchenne型筋ジストロフィー、血友病A.B
49
喘鳴には2つある(stridorとwheezing) stridorは(1)性喘鳴で、代表疾患は クループ症候群(腹声、喘鳴、 特徴的な犬吠様咳嗽) wheezingは(2)気性喘鳴で、代表疾患は 気管支端息(咳嗽、端鳴、 呼吸困難)
(1)吸気(2)呼気
50
呼吸困難を認めた際に行う処置・検査としてまず(1)、次に(2)も大事。他にも胸部Xp、血液ガス分析
(1)vital sign(呼吸回数、SpO2) (2)聴診
51
呼吸機能改善の治療と処置は? ① (1)投与 (CO2ナルコーシスに注意) ②気道分泌物の吸引、エアウェイ ③人工換気((2)&(3)、NPPV, HFNC, 気管内挿管(気管切開)、人工呼吸器) ④薬物療法 (去痰剤·気管支拡張剤の吸入、ステロイド静注、ボスミン皮下注) ⑤(4)交換 000000 ⑥肺理学療法(徒手で(5)や(6)、カフアシスト、パーカッションベンチレーション、スマートベスト)
(1)酸素(2)マスク(3)バック(4)体位 (5)Tapping(6)Vibration
52
急性細気管支炎は、1歳未満の乳児(もともと気道が細く狭い)での原因は(1)感染が50%以上で初めは鼻カゼ程度の症状であり、新生児(1か月未満)ではALTE(新生児危急事態)である
(1)RSウィルス
53
麻疹(はしか)は感染力非常に強く((1)感染)、自然麻疹に感染した者は終生免疫を獲得する
空気
54
水痘(みずぼうそう)の感染力は麻疹に次いで強く((1)感染)、全身(頭皮も含め)に発疹、水疱、痂皮が混在する
(1)空気
55
消化器疾患の中で、生後3-4週に見られる肥厚性幽門狭窄では(1)様嘔吐の繰り返しが見られ、乳幼児期で腹痛が出る腸重積では(2)的腹痛、嘔吐(3)状の血便が見られる
(1)噴水(2)間歇(3)イチゴゼリー
56
内分泌疾患のうち、甲状腺刺激ホルモン低下症である橋本病は思春期女児に多く、甲状腺腫、(1)、(2)が見られる。亢進症であるバセドウ病は、甲状腺腫、(3)、(4)、(5)が見られる
(1)(2)不活発、便秘 (3)(4)(5)眼球突出、動悸、発汗
57
糖尿病は症状として(1)→(2)(脱水)→嘔吐、Kussmaul大呼吸、呼気のアセトン臭→昏睡((3))があげられる 治療にはインスリン(4)と経口血糖降下薬(食事運動療法)があり、治療の副作用には低血糖症(<60mg/dl)があり、その症状には空腹>(5)(交感神経症状)>>(6)(中枢神経症状)>けいれんがある
(1)口渇、多飲多尿(2)体重減少(3)糖尿病性ケトアシドーシス(4)皮下注射(5)手の震えや冷汗(6)傾眠〜昏睡
58
脳性まひの定義 *厚生省脳性麻連研究班(1968年) *受胎から(1)以内の(2)までの間に生じた、脳の(3)に基づく、永続的な、しかし変化しうる(4)および (5)の異常である。その症状は満2歳までに発現する(6)や(7)、または将来正常化するであろうと思われる(8)は除外する
(1)生後4週(2)新生児(3)非進行性病変(4)運動(5)姿勢(6)進行性疾患(7)一過性運動障害(8)運動発達遅延
59
脳性まひの定義 *厚生労働省(2007年改訂版) *脳性まひは発達途上にある(1)または(2)の脳に起こった非進行性の障害に起因した一群の診断名であり、生涯にわたり残存する姿勢と運動の(3)で、結果として活動の参加の制約が生じる。しばしば(4)、(5)、(6)、(7)、(8) などの機能障害や、(9)そして、二次的な(10)障がいといった数多くの重複障がいを持つ
(1)胎児(2)乳児(3)発達障害(4)感覚(5)知覚(6)認知(7)コミュニケーション(8)行動(9)痙攣(10)骨格筋
60
PVL(Periventricular leukomalacia)とは何のことか
脳室周囲白質軟化症
61
HIE(Hypoxic ischemic encephalopathy)とは何か
低酸素性虚血性脳症
62
脳性まひの原因として *未熟性: (1)g以下の未熟児、出生時体重 (2)以下で妊娠期間(3)週未満の両方、または一方を示す乳児は満期産児に比べなる(4)〜(5)倍のリスク上昇。また、(6)(PVL)が生じやすく
(1)1500(2)2500(3)37(4)30(5)40(6)脳室周囲白質軟化症
63
重症心身障害児・者の施設入所基準の1つとして( )がある
大島の分類
64
重症心身障害児・者の死亡原因で最も高いのは(1)などの(2)で、全ての年齢を通じて第一位である
(1)肺炎(2)呼吸器感染症
65
未熟児貧血は生後3〜6週に発症する(1)と16週頃から出現する(2)に分類される。鉄剤に反応するのは(2)である
(1)早期未熟児貧血(2)晩期未熟児貧血
66
溶血性尿毒症症候群(HUS)の3主徴は何か
破砕赤血球を伴う溶血性貧血(非免疫性) 血小板減少 腎機能障害
67
末梢血での破砕赤血球を特徴とする溶血性貧血(血管内)の所見は何か
間接ビリルビン・AST・LDH上昇 正球性貧血、網状赤血球増加 ハプトグロビン(Hb結合蛋白)低下
68
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の検査においてどの様な特徴があるか
赤血球、白血球、凝固系は正常 骨髄では巨核球は増加か正常
69
新生児メレナとは新生児におけるビタミンK欠乏による消化管出血であるが、なぜビタミンK欠乏が起こるか
ビタミンKは胎盤移行性が悪く、新生児は腸内細菌叢が形成されていないため、欠乏しやすい
70
IgA血管炎(Henoch-Schonlein紫斑病)は典型的には皮膚、消化管、腎臓に病変を認め、関節痛・関節炎を合併する。(1)や(2)などが重症の指標となる。腹部症状に対しては(3)を使用することが多い
(1)腹痛(2)血便(3)ステロイド
71
未分化で悪性度が高く、小児期の頭蓋外発生固形腫瘍では、最も頻度が高い。交感神経細胞が存在する副腎髄質や交感神経節を原発とする腫瘍は何か
神経芽腫
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溶連菌感染後急性糸球体腎炎は(1)感染による上気道炎の約2週間後に急性腎炎症候群を呈する。一過性(約8週間)の低補体血症を認め、治療は(2)、(3)、(4)の管理が主体となる
(1)A群β溶連菌(2)塩分(3)水分(4)高血圧
73
Alport症候群は(1)や(2)を伴う遺伝性進行性腎炎であり、85〜90%が(3)型(α5鎖の遺伝子変異)
(1)感音声難聴(2)網膜・角膜の異常 (3)X連鎖