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実務者研修模擬試験
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  • 問題数 50 • 1/13/2024

    問題一覧

  • 1

    問題1 人権に関する問題 人権に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 典型的に社会権(生存権)に憲法をかかげたのは、フランス革命のあとに選定されたフランス1791憲法である。 2 自由権のみで、実質的な意味での人間らしい生活を保障することができる。 3 日本国憲法第25条にいう健康で文化的な生活とは、人間の尊厳が生活のうえで実質的に保持されることを意味している。 4 社会福祉法では、福祉サービスは、個人の尊厳の保持を旨とし、その内容は、障害者を支援するものに限られるものとしている。 5 障害者総合支援法では、障害者は進んで障害の克服に努める義務を有することが課せられている。

    3 日本国憲法第25条にいう健康で文化的な生活とは、人間の尊厳が生活のうえで実質的に保持されることを意味している。

  • 2

    問題2 自立の支援に関する問題 自立の支援に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 自立とはADLを向上させる考えからQOLを充実させる行為としてとらえる考え方へと進展してきた。 2 介護の専門職としてめざす自立支援とは、「自力でできるようにする」というものでなければならない。 3 ベッドから離れることを拒否する利用者に対しては、寝たきりにさせないために無理にでも起こさなければならない。 4 介護職は、利用者の基本的欲求を充足させればよい。 5 仕事を受ける状態になった場合、プライバシーを守らなければならないということを伝えながら関わっていくべきである。

    1 自立とはADLを向上させる考えからQOLを充実させる行為としてとらえる考え方へと進展してきた。

  • 3

    問題3 介護保険制度に関する問題 介護保険制度に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 1 市町村が福祉サービスの必要性を判断し、行政の責任で支援をする設置制度のしくみが導入された。 2 40歳以上65歳未満の医療保険加入者と65歳以上の住民に、法的に加入が義務づけられている強制適応のしくみが導入されている。 3 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、施設サービスのひとつに分類される。 4 市町村は、要介護認定および要支援認定、介護報酬の基準の設定を行う。 5 サービス利用の際、原則として所得にかかわらずサービス費用の総額の一定割合を利用者が負担する応能負担の方法が導入されている。

    2 40歳以上65歳未満の医療保険加入者と65歳以上の住民に、法的に加入が義務づけられている強制適応のしくみが導入されている。

  • 4

    問題4 社会と生活のしくみに関する問題 社会と生活のしくみに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 1 核家族とは、夫婦と未婚の子からなる家族を基本として、片親と未婚の子からなるもの、夫婦のみからなるものを含む。 2 1970年(昭和45年)から今日までの世帯構成をみると、一貫して単独世帯の割合は減少し続けている。 3 特定の目的をめざして運営される集団のことを、準拠集団という。 4 社会的・文化的に形成された性差のことをエイジズムという。 5 「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」は、家庭生活上の事情があっても、社会経済活動を優先し、仕事上の責任を果たすことを目的としているものである。

    1 核家族とは、夫婦と未婚の子からなる家族を基本として、片親と未婚の子からなるもの、夫婦のみからなるものを含む。

  • 5

    問題5 社会保険制度に関する問題 社会保険制度に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 1 1945年(昭和20年)から1954年(昭和29年)にかけて、生活保護法、児童福祉法、身体障害者福祉法、精神薄弱者福祉法(現・知的障害者福祉法)、老人福祉法、母子福祉法(現・母子及び父子並びに寡婦福祉法)の福祉六法体制が整えられた。 2 わが国の社会保険は、年金保険、医療保険、介護保険、雇用保険の4つからなる。 3 後期高齢者医療制度の被保険者は、市町村に住所を有する65歳以上の者である。 4 生活保護のうち、医療扶助は現金給付の方法がとられている。 5 育児休業、介護休業又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(育児・介護休業法)における介護休業は、労働者が要介護状態にある父母を介護するためだけでなく、子や配偶者の父母等の介護も対象となる。

    5 育児休業、介護休業又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(育児・介護休業法)における介護休業は、労働者が要介護状態にある父母を介護するためだけでなく、子や配偶者の父母等の介護も対象となる。

  • 6

    問題6 障害者総合支援制度に関する問題 障害者総合支援法に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 1 サービスは、生活援助給付と地域生活支援事業の2種類に大別される。 2 介護給付と訓練等給付を組み合わせて利用することは認められない。 3 介護給付を受けるためには、障害支援区分認定を受けなければならない。 4 利用者負担は、利用したサービス費用の1割を負担する応益負担の方法がとられている。 5 市町村は、発達障害者支援センターを設置することが義務づけられている。

    3 介護給付を受けるためには、障害支援区分認定を受けなければならない。

  • 7

    問題7 介護実践にかかわる諸制度に関する問題 次の制度に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 1 日常生活自立支援事業の実施主体は、市町村社会福祉協議会とされている。 2 任意後見制度の代理人は、家庭裁判所から選任される必要がある。 3 介護職が、高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律(高齢者虐待防止法)にもとづいて、虐待の通報をする場合は、守秘義務に接触する場合があるため、虐待の有無が明確でなく、疑われる程度の場合医は、通報をしてはならない。 4 消費者契約法では、事業者の不当な勧誘による契約は、消費者が取り消すことができるものとされている。 5 医療法における病院とは、医師又は歯科医師が、公衆又は特定多数人のため医業又は歯科医業を行う場所であって、患者を入院させるための施設を有しないもの又は19人以下の患者を入院させるための施設を有するものと定められている。

    4 消費者契約法では、事業者の不当な勧誘による契約は、消費者が取り消すことができるものとされている。

  • 8

    問題8 介護福祉士の役割と機能・介護福祉士の倫理 介護福祉士に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 介護福祉士でなければ、介護の業務に従事することはできない。 2 現在の社会福祉士および介護福祉士法では、介護福祉士の定義規定を「入浴、排せつ、食事その他の介護」を業とする者としている。 3 介護職のチームリーダーは、医師や看護師などの医療関係者または介護支援専門員(ケアマネージャー)が担うべきである。 4 災害によって、避難所で生活をしている利用者であっても、「自立支援」「尊厳あるケア」「生活の継続性」は重要な介護の視点である。 5 認知症のため、施設内を徘徊する利用者が、インフルエンザ等の感染症に罹患した場合、他の利用者への感染を防ぐために、内側から開けることのできない居室に隔離することはやむを得ない措置である。

    4 災害によって、避難所で生活をしている利用者であっても、「自立支援」「尊厳あるケア」「生活の継続性」は重要な介護の視点である。

  • 9

    問題9 介護実戦における連携 介護実践で必要となる連携において、他職種や地域の機関に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 1 介護支援専門員(ケアマネージャー)は、福祉事務者に配置され、老人福祉法にもとづく措置を行う者である。 2 作業療法士(OT)は、嚥下に問題がある人に専門的に対応する専門職である。 3 サービス提供責任者は、訪問介護(ホームヘルプサービス)事業所の柱となる役割であり、利用者のケアプラン(居宅サービス計画)の作成を行う。 4 民生委員は、地区を担当して相談活動を行い、地域の声を吸い上げ、状況をよく把握し、関係機関につなぐ役割をもっている。 5 地域包括センターでは、主に健康診断などの感染症等対策、エイズ相談や難病医療相談などのエイズ・難病対策、精神保健福祉相談などの精神保健対策などの業務をになっている。

    4 民生委員は、地区を担当して相談活動を行い、地域の声を吸い上げ、状況をよく把握し、関係機関につなぐ役割をもっている。

  • 10

    問題10 介護における安全の確保とリスクマネジメント 介護における安全の確保に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 介護保険施設や事業所(訪問系サービスを除く)においては、非常災害時の関係機関への通報連絡体制を整備して、定期的に避難・救出などの訓練の実施をしなければならないことが努力義務とされている。 2 手洗いは、複数の利用者の介護を終えたら行わなければならない。 3 ノロウイルスの主な感染経路は、空気感染である。 4 感染症の発症と、低栄養状態とは無関係である。 5 ノロウイルスは、冬季の感染症胃腸炎の主要な原因である。

    5 ノロウイルスは、冬季の感染症胃腸炎の主要な原因である。

  • 11

    問題11 介護におけるコミュニケーション技術 介護におけるコミュニケーション技術に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 共感とは、自分の価値観や見方から推測した相手の気持ちであって、常に自分の側に立っているものを言う。 2 明確化の技法とは、相手が自分の行動や、行動をもたらす影響について、今よりも深くとらえるようなきっかけを設ける技法である。 3 「趣味は何ですか?」という質問は、閉じられた質問と言える。 4 利用者の事実をたずねる質問は、重要なことなので、矢継ぎの早の質問を積極的に取り入れて、多くの事実を把握するように努めることが介護職の役割である。 5 バイスティックの7原則における「統制された情緒的関与」とは、利用者が自分の感情に対して、援助者から適切な反応を受けたいというニーズをもっていることを認識し、理解することである。

    5 バイスティックの7原則における「統制された情緒的関与」とは、利用者が自分の感情に対して、援助者から適切な反応を受けたいというニーズをもっていることを認識し、理解することである。

  • 12

    問題12 介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション 利用者・家族とのコミュニケーションに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 コミュニケーション障害を引き起こす、情報処理のレベルには、「情報収集レベル」「情報維持のレベル」「情報伝達のレベル」がある。 2 視覚障害ある人は、相手の気持ちやその場の雰囲気などの微妙なニュアンスをとらえることはできるため、会話によるコミュニケーションに支障は起きにくい。 3 介護職が失語症のある人とコミュニケーションを取る場合、主に機能の向上をめざす訓練としての実践が求められる。 4 知的障害のある人のコミュニケーションは、記憶力に障害があるものの、言葉の意味理解は良好であることが多い。 5 認知症の人とコミュニケーションを行う場合は、抽象的な表現を用いることが効果的といえる。

    1 コミュニケーション障害を引き起こす、情報処理のレベルには、「情報収集レベル」「情報維持のレベル」「情報伝達のレベル」がある。

  • 13

    問題13 介護におけるチームマネジメントとコミュニケーション 介護におけるチームマネジメントとコミュニケーションに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 チームのコミュニケーションの目的は、それぞれの専門職がその専門性を発揮できるようにすることであって、利用者の支援目標や方針などを他職種間で共有する必要はない。 2 記録の目的のひとつに、介護職のスーパービジョンも含まれる。 3 ヒヤリハット報告書記録とは、日常業務のなかで起きたヒヤリハットを、上司等に報告し、2度と起こさないことを誓約するための記録である。 4 利用者の介護記録は、職員間で情報を共有しやすくするために、だれでもすぐに見ることができるように保管するべきである。 5 会議において、自分と意見が異なる発言については、その発言をさえぎってでも、専門職としての自信の意見を主張しなければならない。

    2 記録の目的のひとつに、介護職のスーパービジョンも含まれる。

  • 14

    問題14 生活支援とICF 生活支援やICFに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 介護職が行う生活支援とは、利用者や他の職員に言われてことを、業務としてこなすことにある。 2 介護を必要とする人の生活に関する情報は、苦痛、悩み、希望、意欲などその人が発する言葉から得る主権的情報のみ取り扱うべきである。 3 生活機能の個人的な観点は、ICFにおける「環境因子」に該当する。 4 社会的な出来事に関与したり、役割を果たすことが困難になった状態は、「参加制約」と言うことができる。 5 ICFにおける「活動」についての情報は、利用者の「できないところを介護する」と言う視点を中心に情報を得ることが大切である。

    4 社会的な出来事に関与したり、役割を果たすことが困難になった状態は、「参加制約」と言うことができる。

  • 15

    問題15 居住環境の整備と福祉用具の活用 居住環境の整備や福祉用具の活用に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 居住環境は、ICFの個人因子に位置づけられる。 2 ステイディングボードとは、摩擦を減らしてベッド上での姿勢を変える福祉用具である。 3 ハンドリムのついていない車いすは、介助者が操作して使うための車いすである。 4 一般的なT字杖以外の歩行補助具は、すべて歩行器に分類される。 5 福祉用具は、利用者と適合してさえいれば、生活上、問題なく使用できる。

    3 ハンドリムのついていない車いすは、介助者が操作して使うための車いすである。

  • 16

    問題16 移動・移乗の生活支援技術 移動・移乗の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 ボディメカニクスを応用することは、利用者にとって負担は少ないが、介護者の負担はあまり軽くなるものではない。 2 介助者が、利用者の上肢や下肢を保持したり、保持して動かしたりする際には、片手で上からつかむようにするとよい。 3 自律度が高い半身麻痺の利用者がベッドから車椅子に移乗する際は、車いすは利用者の患側に置くようにする。 4 車いすで坂道を下りるときは、後ろ向きで進むように介助する。 5 自立度が高い利用者が階段を昇るときは、介護職は利用者の前方に位置して見守るようにする。

    4 車いすで坂道を下りるときは、後ろ向きで進むように介助する。

  • 17

    問題17 食事の生活支援技術 食事の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 食事の支援では、口から食べるということにこだわりをもつことが大切である。 2 誤嚥性肺炎や重度の嚥下障害がある場合は、利用者本人が口から食べたいと思っていても、経管栄養の方法をとることが大切である。 3 多少であっても食べこぼしがあったり、時間がかかる場合は、介護職が介助して食べさせるべきである。 4 その人なりの食文化や、食生活よりも、安全な食形態や必要な栄養を摂取することを優先するべきである。 5 食事の姿勢は、誤嚥しないように顎を上げ、頭部が後ろに傾く姿勢がよい姿勢である。

    1 食事の支援では、口から食べるということにこだわりをもつことが大切である。

  • 18

    問題18 入浴・生活保持の生活支援技術 入浴や清潔保持の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 入浴には、温熱作用、静水圧作用、浮力作用の三大効果がある。 2 入浴の際には、脱衣室の室温は高めに、浴室は低めに設定するとよい。 3 入浴介助で利用者に最初にシャワーをかけるときには、体幹からかけるようにする。 4 洗髪する際は、介護職の爪先を使って、しっかりと頭皮をこすりながら洗うようにする。 5 腹部を清拭するときは、上腹部から下腹部に向かって垂直にふくとよい。

    1 入浴には、温熱作用、静水圧作用、浮力作用の三大効果がある。

  • 19

    問題19 排泄の生活支援技術 排泄の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 利用者の生活の変化や精神的な影響はあまり受けない介護である。 2利用者の生活リズムや習慣よりも、介護職の介護のしやすさを中心に介護するべきである。 3 トイレでの排泄が困難となった場合は、おむつの使用をすすめるべきである。 4 おむつの交換の際、女性の陰部を清拭する場合は、陰部から肛門に向かってふく。 5 一般的に正常な排尿回数は、日中10回以上、夜間2回以上とされている。

    4 おむつの交換の際、女性の陰部を清拭する場合は、陰部から肛門に向かってふく。

  • 20

    問題20 着脱・整容・口腔清潔の生活支援技術 身じたくの介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 片麻痺の人が衣類を脱ぐときは患側から、着るときは健側から着脱するのが基本である。 2 安静時や起き上がりが困難な時に、ハンドタオル等で洗面する場合、40~42℃の湯でしぼったタオルを使用する。 3 介護が必要な人の場合、洗髪料の使用は避けるべきである。 4 爪切りは、爪の両端を深く切るバイアス切りにするのがのぞましい。 5 義歯は、通常上顎から下顎の順に装着し、下顎から上顎の順で外す。

    5 義歯は、通常上顎から下顎の順に装着し、下顎から上顎の順で外す。

  • 21

    問題21 家事援助 家事援助に関する記述のうち、適切なもの1つ選びなさい。 1 家事援助は、家事の経験者であればだれでもできる行為であり、介護職の生活習慣をもとに行われる援助である。 2 食中毒を予防するためには、中心温度55℃以上で1分以上加熱する。 3 血液による衣類のしみ抜きは、60℃以上のお湯につけて行う。 4 掃除機をかけるときは、一気に早く力を入れてかけるようにする。 5 ピレスロイド系の防虫剤は、ほかの種類の防虫剤と併用することが可能である。

    5 ピレスロイド系の防虫剤は、ほかの種類の防虫剤と併用することが可能である。

  • 22

    問題22 休息・睡眠の生活支援技術 休息・睡眠の介護に関する次の記述のうち、適切なもの1つ選びなさい。 1 夜に眠くならない場合は、昼寝を長めにとるようにすすめる。 2 寝たきりの利用者が、夜、眠ることができないと訴える場合は、睡眠薬を処方する。 3 認知症の利用者が夜間徘徊する場合は、無理やり寝かしつけようとするのではなく、あたたかい飲み物をすすめたり、音楽を聴いてもらうなどの対応をすべきである。 4 ベッドメイキングをするときは、腰への負担を軽減するため、床に膝をついて行うとよい。 5 睡眠薬を服用したら、1時間ほど起きていてもらい、その後、床についてもらうようにする。

    3 認知症の利用者が夜間徘徊する場合は、無理やり寝かしつけようとするのではなく、あたたかい飲み物をすすめたり、音楽を聴いてもらうなどの対応をすべきである。

  • 23

    問題23 人生の最終段階における介護の生活支援技術 終末期の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 終末期の苦痛は、身体的なものに限られる。 2 「なぜ私が死ななければならないのか」という強い怒りを持って問いかける状態は、キューブラー・ロス(Kubler-Ross,E.)による死を受容するまでの5段階のプロセスの「抑うつ」の段階に該当する。 3 口唇や舌が乾燥している場合は、水や紅茶の薄めたものを含ませたガーゼを用いて、時々湿らせるようにするとよい。 4 施設や在宅での死後のケア(エンゼルケア)は看護師が行い、介護職や家族がかかわってはならない。 5 家族のこころの揺れや、無力感、どうにもならないことに対する怒りなどは、介護職ではなく、医師が対応すべきである。

    3 口唇や舌が乾燥している場合は、水や紅茶の薄めたものを含ませたガーゼを用いて、時々湿らせるようにするとよい。

  • 24

    問題24 介護課程に関する問題 介護課程に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 介護課程を展開することは、科学的な根拠にもとづくものではない。 2 一般的に「アセスメント→計画の立案→実施」の3段階で構成される。 3 アセスメントには、「情報の収集」「情報の解釈・関連づけ・統合化」「課題の明確化」のプロセスが含まれる。 4 客観的観察とは、介護職が利用者を観察したときに生じる自身の思いや感情のことをいう。 5 実施の際には、安全性の配慮のみ留意しておけばよい。

    3 アセスメントには、「情報の収集」「情報の解釈・関連づけ・統合化」「課題の明確化」のプロセスが含まれる。

  • 25

    問題25 介護過程とチームアプローチに関する問題 介護過程とチームアプローチに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 介護支援専門員(ケアマネージャー)は、介護が必要な利用者に対して、身体介護等を行う役割をもつ。 2 ケアマネジメントは、作成されたケアプランについて利用者の同意を得てから、サービス担当者会議を開催し、ケアチームで協議することとなっている。 3 介護支援専門員(ケアマネージャー)の作成するケアプランと介護計画(個別サービス計画)は別のものであるため、整合性を図るべきではない。 4 利用者の生活の支援は、ケアマネジメントのプロセスにそって行われ、介護支援専門員が指示するので、介護職はチームアプローチを意識する必要はない。 5 チームアプローチにおける介護職の役割は、介護職としての視点から利用者を理解し、他職種に伝え、共有していくことにある。

    5 チームアプローチにおける介護職の役割は、介護職としての視点から利用者を理解し、他職種に伝え、共有していくことにある。

  • 26

    問題26 移動・移乗に関連するからだのしくみに関する問題 移動・移乗に関連するからだのしくみに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 ADLに支障の少ない関節角度をとった肢位を良肢位という。 2 座位姿勢が安定するには、からだを支持する面(支持基底面)の外に重心を保つことが必要である。 3 立位姿勢では、座位と比較してさらに支持基底面は広くなり、重心の位置は低くなる。 4 脳卒中などにより片麻痺がある場合には、健側の下肢をふりまわすようにして、前に出す歩行が特徴的にみられる。 5 車いすを駆動させる際に、下肢を駆動力として使う場合には、座面の高さは、なるべく高めに設定した方がよい。

    1 ADLに支障の少ない関節角度をとった肢位を良肢位という。

  • 27

    問題27 食事に関連するからだのしくみに関する問題 家事に関連するからだのしくみに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 嚥下反射は意識的に行われ、咽頭期から食道期にかけて運動の意識しない状態で行われる。 2 肝臓は、主にたんぱく質や脂質、炭水化物などの代謝などを行う。 3 摂食・嚥下の5期のうち、食塊を口腔から咽頭へ移送する時期を咽頭期という。 4 たんぱく質は、骨や歯などをつくることに役立っている。 5 口から少しでも食べることが可能な場合でも、経口栄養法を併用することはない。

    2 肝臓は、主にたんぱく質や脂質、炭水化物などの代謝などを行う。

  • 28

    問題28 入浴・清潔保持に関連するからだのしくみに関する問題 入浴・清潔保持に関連するからだのしくみに関連する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 アポクリン腺は、毛孔と関係なく皮膚表面に開いている汗腺である。 2 からだから失われている水分のうち、皮膚および肺から呼気内の水蒸気として蒸発する水分のことを不感蒸泄という。 3 エクリン腺から出る汗の成分の約60%が水である。 4 手指の清潔のためには、液体石けんよりも固形石けんを使用するべきである。 5 皮膚からのよごれには、汗、皮脂、垢があり、よごれを落とすためにはしっかり、ゴシゴシと洗う必要がある。

    2 からだから失われている水分のうち、皮膚および肺から呼気内の水蒸気として蒸発する水分のことを不感蒸泄という。

  • 29

    問題29 排泄に関連するからだのしくみに関する問題 排泄に関連するからだのしくみに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 全身をめぐった血液が肝臓でろ過されて、不要になった水分と老廃物を尿として排出する。 2 膀胱の容量約8割くらいにたまったところから、尿意を感じはじめる。 3 膀胱と尿道のはたらきを調節しているのは、主に体性神経である。 4 直腸に便が送られても、便を漏らさずにいられるのは、交感神経の働きによるものである。 5 人工肛門は残された腸が長いほど水様便になる。

    4 直腸に便が送られても、便を漏らさずにいられるのは、交感神経の働きによるものである。

  • 30

    問題30 着脱・整容・口腔清潔に関連するからだのしくみに関する問題 着脱・整容・口腔清潔に関連するからだのしくみに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 毛髪は1日に1㎜程度伸びるといわれている。 2 爪は、主に指先を外力から保護する、指を支える、手足の動きを助けるという機能をもっている。 3 永久歯の数は、智歯(親知らず)が4本生えそろわない場合もあるので、22~26本である。 4 唾液には、消化酵素やホルモンは含まれない。 5 口臭はだれにでもあるため、その原因を探ることにあまり意味はない。

    2 爪は、主に指先を外力から保護する、指を支える、手足の動きを助けるという機能をもっている。

  • 31

    問題31 休息・睡眠に関連するからだのしくみに関する問題 休息・睡眠に関連するからだのしくみに関する次の記述のうち適切なものを1つ選びなさい。 1 睡眠はからだを休息させ、からだを整える役割のみもっている。 2 起きているときに見たり聞いたりして得た情報は、一時的に前頭葉の前方部である前頭前野に記憶される。 3 眠るときには副交感神経を抑制して、交換神経を優位にすることで、からだを休息させることができる。 4 成長ホルモンはレム睡眠中に分泌されやすい。 5 光を浴びてから14~16時間後、脳の松果体から睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンが分泌される。

    5 光を浴びてから14~16時間後、脳の松果体から睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンが分泌される。

  • 32

    問題32 人間の心理に関する問題 人間の心理に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 生理的欲求は、生後の学習によって習得されるものである。 2 集団に属したい、仲間に加わりたいという欲求は、承認の欲求に該当する。 3 感覚記憶は、数秒から数分で消えてしまい、一度に5~9個しか蓄えられないような記憶のことをいう。 4 新しいことを学んだり、新しい環境に適応するときにはたらく知能を結晶性知能という。 5 自分の老いを受容できず他人を非難するタイプは、ライチャードによる、高齢者の対応とパーソナリティとの関係における「憤慨型(外罰)型」に分類される。

    5 自分の老いを受容できず他人を非難するタイプは、ライチャードによる、高齢者の対応とパーソナリティとの関係における「憤慨型(外罰)型」に分類される。

  • 33

    問題33 人体の機能と構造に関する問題① 生命の維持・恒常やからだのしくみに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 1 呼吸運動は肺の筋肉によって行われる。 2 血圧は、心臓の収縮期に最低となり、拡張期に最も高くなる。 3 上皮組織は、体内のいたるところにあり、組織や器官のあいだを満たしたり、器官の固定・保護などをするはたらきをもつ。 4 中脳、橋、延髄を脳幹という。 5交感神経が優位になると、呼吸は深く・ゆっくりになる。

    4 中脳、橋、延髄を脳幹という。

  • 34

    問題34 人体の機能と構造に関する問題② からだのしくみに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 1 食べものの味の情報は、舌の上の味蕾から運動神経をとおって脳へ伝達される。 2 鼻腔から喉頭までを上気道といい、喉頭から肺の先まで下気道という。 3 消化管などの管状の臓器が、その内容物を波状に送る基本的な運動形式のことを随意運動という。 4 肺動脈、酸素を多く含んだ血液が流れており、肺静脈には、二酸化炭素を多く含んだ血液が流れている。 5 血小板は、体内に入った細菌や異物を食作用でとらえて処理するはたらきをもつ。

    2 鼻腔から喉頭までを上気道といい、喉頭から肺の先まで下気道という。

  • 35

    問題35 人生の最終段階のケアにおける観察のポイントに関する問題 人生の最終段階のケアにおける観察のポイントに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 日本人の死亡場所の約8割は自宅や施設となっている。 2 終末期には心臓の機能が低下するため、脈拍のリズムは乱れ、脈が弱くなり、橈骨動脈では触れにくくなる。 3 呼吸困難時に下顎を動かして少しでも空気を吸入しようとする、補助呼吸筋を用いた呼吸を、チェーンストークス呼吸という。 4 食事や水分の摂取量が徐々に減るが、身体機能の低下を防止するために、無理にでも食べてもらうようにすすめる。 5 介護職か施設で利用者を看取った場合、死後処置をして医師に連絡をする。

    2 終末期には心臓の機能が低下するため、脈拍のリズムは乱れ、脈が弱くなり、橈骨動脈では触れにくくなる。

  • 36

    問題36 こころとからだの変化と日常生活への影響に関する問題 老化に伴うこころとからだの変化に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 老化に伴う、社会関係や役割の変化が、心理や行動におおきな影響を与えることは少ない。 2 高齢者は、とくに、低い周波数の音に対する感度が低下する。 3 高齢になると誤嚥しやすい状態になるだけでなく、誤嚥があってもむせにくい状態になることがある。 4 咳やくしゃみなどで腹圧がかかったときに起こる失禁を、切迫性尿失禁という。 5 自転車に乗ることや自転車を運転することなど、練習して身につけた技術は、意味記憶に分類される。

    3 高齢になると誤嚥しやすい状態になるだけでなく、誤嚥があってもむせにくい状態になることがある。

  • 37

    問題37 人間の成長・発達に関する問題 人間の成長・発達や老年期の発達・成熟に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 ピアジェの発達段階説では、ものの見え方や見かけの変化に左右される直感的思考がみられる時期は形式的操作期である。 2 エリクソンの発達段階説では、成人期後期はアイデンティティ(自己同一性)を確立する時期と考えられている。 3 高齢者の医療の確保に関する法律では、80歳以上を後期高齢者と定めている。 4 サクセスフル・エイジングとは、老化に適応した幸せな老年期の生き方のことをいう。 5 自分がもっている否認すべき感情と正反対の行動をとるのは、適応機制(防衛機制)における同一規である。

    4 サクセスフル・エイジングとは、老化に適応した幸せな老年期の生き方のことをいう。

  • 38

    問題38 高齢者に多くみられる症状・疾病等に関する問題 高齢者に多くみられる症状・疾病等に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 関節リウマチは、非進行性の全身疾患である。 2 高齢者は食が細くなりがちなので、体重が1か月で2㎏程度の減少では、何らかの疾患を疑う必要はない。 3 掻痒感(かゆみ)の原因は、皮膚組織で炎症が起きたり、発疹があらわれたりといった皮膚そのものに問題があることだけを考えればよい。 4 中年以降の貧血では、脳に血液を送る心拍出量の減少と、血液中の赤血球量が減少した場合がある。 5 ウイルス性肝炎のうちでも、特にA型肝炎やB型肝炎の発症頻度が高い。

    4 中年以降の貧血では、脳に血液を送る心拍出量の減少と、血液中の赤血球量が減少した場合がある。

  • 39

    問題39 認知症による生活障害、心理・行動の特徴に関する問題 認知症による生活障害、心理・行動の特徴に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 パーキンソン・センタード・ケアとは、「認知症」という疾患に重点をおくのではなく、「人」の側面に重点をおく考え方である、イギリスのトムキッドウッド(kitwood,T.)により提唱された。 2 介護職は、認知症の人の混乱した行動は、問題行動と整理して対応を考えるべきである。 3 失認とは、視野が欠けたり狭くなることが原因で、目の前で起きていることが理解できない状態をいう。 4 その人の自宅や自室にいれば、帰宅行動が起きることはない。 5 鍵を自分の家のドアにかけたことの確認をくり返さない気が治らない状態をパニック発作という。

    1 パーキンソン・センタード・ケアとは、「認知症」という疾患に重点をおくのではなく、「人」の側面に重点をおく考え方である、イギリスのトムキッドウッド(kitwood,T.)により提唱された。

  • 40

    問題40 認知症の人や家族へのかかわり、支援の基本に関する問題 認知症の人や家族へのかかわりに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 認知症の人への基本的なかかわり方は、社会生活の中で人間関係を円滑にするために気をつけることと同じであり、特別なことではない。 2 介護職は表情を意図的につくるようなことをしてはならない。 3 認知症の人のそのときの気持ちによって、介護の方向性を変えるようなことをしてはならない。 4 質問をすることは、認知症の人の混乱を招くことがあるため、なるべく避ける必要がある。 5 家族への助言は、あいまいな概念での説明をこころがけるようにする。

    1 認知症の人への基本的なかかわり方は、社会生活の中で人間関係を円滑にするために気をつけることと同じであり、特別なことではない。

  • 41

    問題41 医学的側面からみた認知症の理解に関する問題① 医学的側面からみた認知症に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 大脳は、前頭葉・頭頂葉・後頭葉の3つのブロックに分けられる。 2 松果体は短期記憶を担っている。 3 長谷川式認知症スケール(HDS-R)は20点以下の場合は、認知症と診断される。 4 ミニメンタルステートテスト(MMSE)は、国際的にも広く使われている。 5 認知症の原因疾患のうち、アルツハイマー型認知症が9割を占めている。

    4 ミニメンタルステートテスト(MMSE)は、国際的にも広く使われている。

  • 42

    問題42 医学的側面からみた認知症の理解に関する問題② 医学的側面からみた認知症に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 アルツハイマー型認知症では、認知機能の低下が高度になってくると、自分勝手に欲望のままに行動するといった人格の変化が顕著になっている。 2 糖尿病は血管性認知症のリスクのひとつである。 3 レビー小体型認知症は、早期発見できれば、簡単な手術により治すことができる。 4 若年性認知症に対する、介護支援体制や就労支援が充実している。 5 抗認知症薬は、現在のところ内服薬のみとなっている。

    2 糖尿病は血管性認知症のリスクのひとつである。

  • 43

    問題43 障害福祉の理念に関する問題 障害についての次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 2006年に国連総会で成立し、2014(平成26)年に日本政府が批准した障害者の権利に関する条約は、「医学モデル」の考えを強く意識したものとなっている。 2 国際生活機能分類(ICF)では、障害のマイナス面を重視した用語を使用することを原則としている。 3 国際生活機能分類(ICF)の「環境因子」や「個人因子」などの背景因子が、「機能障害」「活動制限」や「参加制約」として影響を及ぼすことはない。 4 バンク-ミケルセン(Bank-Mikkelsen,N.E.)は、ノーマライゼーションを8つの原理にまとめた。 5 障害者基本法では障害者を、「障害者及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるもの」と定義している。

    5 障害者基本法では障害者を、「障害者及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるもの」と定義している。

  • 44

    問題44 障害による生活障害、心理・行動の特徴に関する問題 障害の特徴に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 視覚障害のある人の手引き歩行は、介助する人が視覚障害のある人の手首を掴んで歩行する。 2 構音障害、音声障害は、言語の理解に問題があるため、周囲が伝えてくる内容や情報を正しく理解することはできない。 3 直腸機能障害によるストーマ保有者の食事は、下痢や便秘を防ぐため、適量の繊維質を摂取するようにする。 4 精神障害がある人に対しては、精神疾患の症状や、その結果生じた障害による生活上の困難にのみ着目して支援するべきである。 5 高次脳機能障害のある人が、社会的行動障害により、イライラした様子が見られた時には、注意し説得をする。

    3 直腸機能障害によるストーマ保有者の食事は、下痢や便秘を防ぐため、適量の繊維質を摂取するようにする。

  • 45

    問題45 医学的側面からみた障害の理解に関する問題① 医学的側面からみた障害に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 網膜色素変性症は、何らかの原因で眼内の圧力(眼圧)が上昇する病気である。 2 失語症は、がんなどにより舌を切除した場合や、発声発話に関連する器官の麻痺や筋力低下により起こる。 3 痙直型の脳性麻痺では、運動コントロールが困難となり不随意運動を生じる。 4 心筋梗塞による疼痛発作には、ニトログリセリンなどの亜硝酸剤を舌下に投与すれば発作はなくなる。 5 腎臓機能障害は、ある程度進行するまでは無症状である。

    5 腎臓機能障害は、ある程度進行するまでは無症状である。

  • 46

    問題46 医学的側面からみた障害の理解に関する問題② 医学的側面からみた障害に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 尿路ストーマや消化管ストーマを増設しても、便意や尿意を感じることはできる。 2 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の代表的な感染経路は、感染者が呼吸よりウイルスを排出し、それを吸い込むことによって感染する空気感染である。 3 肝機能障害のある人の食事では、塩分やたんぱく質を多めに摂取する必要がある。 4 知的な能力が低い場合、必ず日常生活における活動能力も低くなる。 5 高次脳機能障害のうち、2つのことを同時にしようとすると混乱するのは、注意障害である。

    5 高次脳機能障害のうち、2つのことを同時にしようとすると混乱するのは、注意障害である。

  • 47

    問題47 医療的ケア実施の基礎に関する問題① 医療的ケアに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 医行為とは医師の医学的判断および技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、または危害を及ぼすおそれのある行為のことをいう。 2 介護福祉士等が行として喀痰吸引や経管栄養を行った際に、事故やアクシデントを起こした場合は処罰の対象にはならない。 3 介護福祉士等が医療ケアを行う場合に、原則、利用者の同意は必要ないものとされている。 4 「認定特定行為業務従事者認定証」は市町村に申請を行い、都道府県が交付するものである。 5 医療的ケアを安全に実施するためには、個人のスキルのみが大切であり、介護福祉士等が医療関係者とチームを組んで行うものではない。

    1 医行為とは医師の医学的判断および技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、または危害を及ぼすおそれのある行為のことをいう。

  • 48

    問題48 医療的ケア実施の基礎に関する問題② 医療的ケアに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 喀痰吸引等の研修の講師は、医師・看護職(看護師・保健師・助産師)・5年以上の実務経験のある介護福祉士とされている。 2 喀痰吸引等研修の演習では、口腔内の喀痰吸引・鼻腔内の喀痰吸引・気管カニューレ内部の喀痰吸引を各5回以上、胃ろう・腸ろうによる経管栄養、警備経管栄養を各5回以上経験しなければならない。 3 看護師は医師に代わってすべての医行為を行うことができる。 4 医行為は医療の担い手と、医療を受ける者との信頼関係にもとづき、医療者の都合に応じて行われるものである。 5 介護福祉士が医行為(喀痰吸引・経管栄養)を行う際に必要となる、医師の指示に要する費用は、介護保険における介護報酬として支払われることとなっている。

    2 喀痰吸引等研修の演習では、口腔内の喀痰吸引・鼻腔内の喀痰吸引・気管カニューレ内部の喀痰吸引を各5回以上、胃ろう・腸ろうによる経管栄養、警備経管栄養を各5回以上経験しなければならない。

  • 49

    問題49 医療的ケア実施の基礎に関する問題③ 医療的ケアに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 ヒヤリハット・アクシデント報告書を書く目的は、それを起こした職員のあやまちを自覚させるためにある。 2 胸骨圧迫は1分間あたり100~120回のテンポで行い、圧迫の深さは、胸が約5㎝沈むように圧迫する。 3 手指消毒は乾く前にふき取る。 4 消毒とは、すべての微生物を死滅させること、または除去することをいう。 5 パルスオキシメーターで測定した「経皮的動脈酸素飽和度(SpO2)」の基準値は、おおよそ80~90%である。

    2 胸骨圧迫は1分間あたり100~120回のテンポで行い、圧迫の深さは、胸が約5㎝沈むように圧迫する。

  • 50

    問題50 喀痰吸引・経管栄養に関する問題 喀痰吸引・経管栄養に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。 1 気管カニューレより先の気管の部分には、舌咽神経という神経があり、この部分を刺激してしまうと心臓や呼吸のはたらきを停止させてしまう危険性がある。 2 喀痰吸引の際に、利用者が「痰を取りきるために、もっと長く深く吸引チューブを入れてほしい」と希望した場合、介護職は利用者の気持ちを受け止めて、訴えのとおりに対応することが大切である。 3 経管栄養とは、点滴等で静脈から栄養を投与する方法のことをいう。 4 経管栄養では、介護職が適切と考えられる経管栄養の量を判断し、変更することが求められる。 5 経管栄養を行っていても、口腔内に繁殖した細菌を嚥下することにより、胃内や消化管内で嚥下した細菌が繁殖し、肺炎や敗血症を引き起こしてしまうことがある。

    5 経管栄養を行っていても、口腔内に繁殖した細菌を嚥下することにより、胃内や消化管内で嚥下した細菌が繁殖し、肺炎や敗血症を引き起こしてしまうことがある。