問題一覧
1
不老長寿薬の研究によりつくられ、高齢者の腰下肢痛、下肢の冷え、夜間頻尿の使われる 腎虚を示す小腹不仁を目標に使用 地黄 牡丹皮 茯苓 桂枝 附子
八味地黄丸 牛車腎気丸
2
消化器系の機能を正常化して気を補うことを補中益気という。人参は胃腸の気の不足を補う。
大建中湯, 六君子湯
3
桂枝、芍薬、甘草、大棗、生姜が主として含まれる処方薬は?
桂枝湯, 小建中湯
4
嘔吐、二日酔い、皮膚掻痒感、精神不安や不眠にもちいる 黄芩 黄連 山梔子
黄連解毒湯
5
黄連、黄芩を中心とし、心下のつかえ感を去る
半夏瀉心湯, 黄連解毒湯
6
嘔吐、下痢にもちいる 黄芩 黄連 半夏 乾姜 大棗 甘草 人参
半夏瀉心湯
7
色白、華奢、むくみ、冷え性にもちいる 当帰 川芎 芍薬 茯苓
当帰芍薬散
8
大黄はその消炎作用により胃腸の炎症を鎮めるとともに、熱による水分枯渇が原因の便秘に対する瀉下作用がある
大黄甘草湯, 桃核承気湯, 防風通聖散
9
発汗がなく、悪寒、発熱、節々の痛み、咳 小児向き 実証向き インフルエンザ初期に有効性が認められる 麻黄 桂枝 杏仁 甘草
麻黄湯
10
中間証の人ストレスからくるいろいろな症状 柴胡 黄芩 半夏 生姜 大棗 人参 桂枝 茯苓 竜骨
柴胡加竜骨〇〇湯
11
更年期の自律神経失調症不定愁訴また虚弱で疲れやすく、精神不安、冷え、のぼせのある場合 柴胡 芍薬 甘草 茯苓 当帰 牡丹皮 乾姜 山梔子(クチナシ)
加味逍遙散
12
こむらがえり、腹痛、生理痛、肋間神経痛、腹痛、しゃっくりに用いる 頓服で服用 長期連用では低カリウム血栓に注意する 芍薬 甘草
芍薬甘草湯
13
切れがたい粘痰を伴うもの、または頑固な咳か出るものに用いる 麦門冬湯より症状が慢性化し、体力も弱まり、痰も多い場合に用いる 麦門冬 桔梗 杏仁 生姜 大棗 甘草 陳皮 五味子 黄芩 茯苓 当帰
清肺湯
14
水を飲むとすぐに吐く場合や自家中毒による嘔吐、車酔い、二日酔いに用いられる 茯苓 桂枝
五苓散
15
地黄を主薬とした方剤を地黄剤という。地黄は補血滋陰作用がある。地黄、芍薬、当帰、川芎などを含む
八味地黄丸, 十全大補湯
16
附子を加えた方剤。実証の人に用いると、死ぬ恐れがある。高圧蒸気処理などによりアコニチン類の有毒成分を加水分解して解毒化する
真武湯, 麻黄附子細辛湯, 八味地黄丸, 牛車腎気丸
17
体内の水分代謝系の異常を水の異常として捉え、水が多く、停滞した状態を水滞という。水滞は、悪心、嘔吐、下痢、冷え性、めまい、耳鳴り、精神不安などの原因となる
五苓散, 真武湯
18
水様鼻汁、くしゃみ、アレルギー性鼻炎によく用いられる 湿性咳にも用いられる 麻黄 桂枝 甘草 芍薬 半夏 五味子
小青竜湯
19
大病後や手術の全身衰弱、貧血、気力、体力ともに衰えた場合に用いる 当帰 川芎 芍薬 地黄 人参 茯苓 甘草 桂皮 黄耆
十全大補湯
20
柴胡と黄金を中心とし、少陽病期の胸脇苦満の改善に対して用いるものは
小柴胡湯, 大柴胡湯
21
小柴胡湯よりも虚証で、風邪の諸症状に胃腸障害が加わったときに用いられる 柴胡 黄芩 半夏 生姜 大棗 人参 桂枝 芍薬
柴胡桂枝湯
22
一般的な便秘薬として用いる 大黄 甘草
大黄甘草湯
23
中間証向き 血栓の予防をする 桂皮 芍薬 茯苓 桃仁 牡丹皮
桂枝茯苓丸
24
血流が鬱滞し、生理機能を十分に果たせなくなった状態にある血液およびそれによって起こる諸症を瘀血といい、血流や血液の障害および婦人科系の代謝不全によって起こる。皮膚に艶がなくどす黒い、冷えのぼせ、紫斑や内出血によるあざができやすい、じょうみゃくりゅつ、頭痛、肩こり、痔、月経不順などの症状が認められる。牡丹皮や桃仁が使われる
当帰芍薬散, 桂枝茯苓丸, 桃核承気湯, 加味逍遙散
25
実証向き 便秘を伴う場合にもちいる 大黄 芒硝 甘草 桃仁 桂皮
桃核承気湯
26
枳実・厚朴が主 気をめぐらして胸腹満を散じ、大便難、不通、潮熱、腹満を治す
小承気湯, 大承気湯, 麻子仁丸
27
柴胡、黄苓が主 胸脇苦満、往来寒熱、嘔、心煩、咳を治す
小柴胡加湯, 大柴胡加湯, 柴胡加竜骨牡蛎湯, 柴胡桂枝乾姜湯, 柴胡桂枝湯
28
イレウスに用いる 生姜 人参
大建中湯
29
ウイルス感染後の、全身に不憫がある 柴胡剤の代表 胸脇苦満を目標に使用 柴胡 黄芩 半夏 生姜 大棗 甘草 人参
小柴胡湯
30
大便の秘閉を和緩し通じ、嘔吐、瘀血、腹満、腹痛を治す
大黄甘草湯, 調胃承気湯, 桃核承気湯
31
寒涼剤である石膏を含む処方で、知母とともに用いられ、のどの渇きとほてりのあるものを目標とする
白虎加人参湯
32
半夏、生姜が主 嘔吐を治し、停水、宿飲を除き、嘔吐を治す
半夏厚朴湯, 小紫胡湯, 生姜瀉心湯
33
小児の虚弱体質で、胃腸の弱い場合に用いることが多い 芍薬 甘草 桂枝 大棗 生姜
小建中湯
34
のどの渇きとほてりがある場合にもちいる 甘草 石膏 人参
白虎加人参湯
35
芍薬、甘草が主 ひきつり、腹直筋の緊張を緩め、急痛、腹痛、疼痛を治す
芍薬甘草湯, 芍薬甘草附子湯, 桂枝湯, 桂枝加附子湯, 葛根湯, 柴胡桂子湯, 小建中湯, 四逆散, 小青竜湯
36
人参は胃腸の気の不足を補うのに対して、黄耆は体表の気の不足を補う
補中益気湯, 十全大補湯
37
桂枝と麻黄が主 発汗の主薬にして悪寒、疼痛、喘咳を治す
葛根湯, 麻黄湯, 小青竜湯
38
茯苓、朮が主 水気を順通することが最も速やかな剤
五苓散, 苓桂朮甘湯, 茯苓飲, 当帰芍 薬散, 真武湯, 附子湯
39
漢方薬において 発汗がなく、悪寒、発熱や後頸部の緊張、頭痛、鼻づまりがある場合。 実証向き 葛根 麻黄 桂枝 芍薬 生姜 大棗
葛根湯
40
胃腸の弱い虚弱者の病後や術後の体力回復、また弱って微熱や寝汗の取れないものに用いる 人参 甘草 生姜 大棗 当帰 黄耆 陳皮 柴胡
補中益気湯
41
器質的異常のないのどのつかえ、メモの証、些細なことが、気になる人の不安や咳、不眠などの症状にもちいる 半夏 厚朴 茯苓 生姜 紫紫蘇
半夏厚朴湯
42
当帰、川芎が主 陰性の瘀血を和す主薬で、冷え、生理異常、下血を治す
当帰芍薬散, 温経湯, 酸棗仁湯
43
麻黄を主薬。桂枝と組むと発汗、杏仁や石膏と組むと鎮咳、朮と組むと利尿など薬効が強くなる。循環器系の障害がある者は、禁忌
麻黄湯, 葛根湯, 小青竜湯
44
気逆を治す、上衡、頭痛、目眩、胸満、嘔、煩操、短気、狂、尿不利を治す
桂枝湯, 柴胡桂枝湯, 柴胡桂枝乾姜湯, 葛根湯, 小青竜湯, 桂枝加竜骨牡蛎湯, 桃核承気湯
45
麻黄、附子が主 発汗剤で、裏を温めながら表散する
麻黄附子細辛湯, 麻黄附子甘草湯
46
乾いた咳、または粘痰を伴う咳に用いる 麦門冬 半夏 人参 大棗 甘草
麦門冬湯
47
竜骨、牡蛎が主 顕著な臍上動悸を鎮め、煩驚、煩操、驚狂、失精を治す
柴胡加竜骨牡蛎湯, 桂枝加竜骨牡蛎湯
48
半夏、乾姜が主 胃部を温めて、嘔吐を治す主薬
半夏瀉心湯, 生姜瀉心湯, 甘草瀉心湯, 黄蓮湯, 小青竜湯