問題一覧
1
財務諸表の利用者として考えられる例を6つ答えよ
株主、投資家、労働者、税務当局、債権者、取引先
2
会計の基礎にある前提や概念を体系化したものを何というか。
財務会計の概念フレームワーク
3
情報の非対称性とは何か。
取引の当事者全体に情報が行きわたらず、一部の経済主体に情報が偏在すること。
4
取引において情報の非対称性が問題になるのは具体的にどのような情報か。2つ答えよ。
財やサービスの品質、経済主体の行動
5
逆選択とは何か。
契約前の、財やサービスの品質に関する情報の非対称性のこと。良品と欠陥品が同一価格で取引されると、良品の保有者が市場から撤退し、欠陥品のみが市場に残るという流れ。
6
モラル・ハザードとは何か。
契約後の情報の非対称性のこと。経済主体の行動を監視できないことによる。
7
財務会計の機能を二つ答えよ。
意思決定支援機能、契約支援機能
8
逆選択回避のためにとる対応2つとその意味を答えよ。
シグナリングとスクリーニング。シグナリングとは企業側の情報開示であり、スクリーニングとはいくつかの案を提示し、その選択を通じて情報の非対称性を解消する手法である。
9
モラルハザードを抑制するためにとる対応3つとその意味を答えよ。
モニタリング、ボンディング(情報劣位者による信頼獲得)、インセンティブ設計
10
意思決定支援機能の意義は?
意思決定前に会計情報などを開示することによって逆選択を防ぐ。
11
契約支援機能の意義は?
契約後に、履行状況を確認するうえで有用な会計情報を提示することによってモラルハザードを防ぐ。
12
のれんとは何か。
企業のブランド力や技術力、人的資源や地理的条件、顧客ネットワークなどの見えない資産価値。企業の「超過収益力」。