問題一覧
1
社会・集団・家族心理学の関連学術団体のうち臨床志向が強い学会はどれか。
日本家族心理学会
2
社会心理学が創始されたとみなされる年は
1908年
3
個人の社会行動をB=f (P・E)と図式化した人物は誰か?
レヴィン
4
行動図式で正しい方を選びなさい B=f (P・E)
B:行動 P:人間性 E:環境
5
社会学者ヴェバーが定義した「社会的行為」とは
相手を避けようとする行為は社会的行為に含まれる
6
アッシュは個人が持つ様々な特性の中には、個人に全体的な印象を大きく与える「周辺特性」と全体的な印象にさほど影響を与えない「中心特性」があることを示した。
×
7
社会的カテゴリー化は対人関係にとって大切な心の動きである。しかし、偏見に繋がるステレオタイプを生み出す恐れがある。
○
8
受験に合格した人がその原因を自分の能力や努力に帰属させることは「外的帰属」であり、試験問題の易しさや受験会場の雰囲気の良さなどに帰属させることは「内的帰属」である
×
9
原因帰属の共変モデルを提唱した米国の心理学者は誰か。
ケリー
10
どのシャンプーを買おうか述ったので、cmでよくみかける商品を思いだして選んだということは 代表性ヒューリスティックである。
〇
11
直接的な態度測定法のうち頻繁に用いられているものは?
リッカート法
12
間接的な態度測定方法は、直接的な態度測定法に比べて回答者の社会的望ましい傾向の 影響を受けやすい
X
13
精緻化可能性モデルの周辺ルートは、論理的なルート. 中心ルートは感情的なルートと呼ばれる。
X
14
『こちらの商品パソコンは、機能も充実して高級感もあります』との店員の発言は両面提示である。
X
15
バランス理論を提唱したのはフェスティンガーである。
X
16
バランス理論で個人(p)と他者(0)共通他者(x)の3つの関係において,積が(+)の場合は均衝状態であるといえる。
〇
17
身近にある認知的不協和理論の例を考えて記述しなさい。
やせたいけど,ひとつぐらいなら大丈夫!
18
固定的な集団に対する信念やイメージはステレオタイプと呼ばれる。
〇
19
偏見とは、対象に対する敵意的,攻撃的な行動のことで、差別とは特定の社会集団や、そのメンバーに対する不当な嫌悪敵意などの否定的な態度のことである。
X
20
「互いに相手を必要とする」関係の形成はステレオタイプ的判断を抑制させる効果を持つ可能性がある。
〇
21
「個人の内的葛藤.欲求不満が他者に不当に向けられる過程で偏見や差別が生じる」という考え方を説明する理論は、社会的アイデンティティ理論という。
X
22
ステレオタイプ.コンテントモデルにおいて想定集団が富裕層や成功者に対しての感情は、「誇り」である。
X
23
人柄がよくても無知だと認知されている集団メンバーは、一般的に社会的に地位が高いとされている。
X
24
ネガティブなステレオタイプが自己実現されてしまうことはない。
X
25
偏見は悪いことだという価値観がある時代では偏見ゃ差別は全くおこらない。
X
26
精神分析学の創始者のフ囗イ卜は,生命存続の源タナ卜スと功撃の源エロスがありエロスの表出が攻撃攻動と考えている。
X
27
バンデューラは攻撃性を生得的なものとして捉えている。
X
28
ペンナーは向社会的行動の研究をメゾレベル、ミクロレベル. マクロレベルのろ水準に分けて考察しているが,メゾレベルは集団や組織における向社会行動を扱う研究でぁる。
X
29
周囲にいる人数が多いほど援助レベルが促進される現象を傍観者効果と呼ぶ。
X
30
感情的要因による援助行動は成人だけに見られ,児童には見られない。
×
31
タイプA型人格とは心臓血管系疾患との関連で注目されている人格タイプであり、野心的、精力的、時間的切迫感などを常に持つタイプである。
○
32
レインは前頭前皮質の機能不全によって衝動性の低下、自制能力の捉進が起こり暴力的な行動をとりやすいと報告している
X
33
ジンバルドーは集団における匿名性が功撃性を抑制することを実験で示した。
X
34
「制裁」としての攻較は戦略的攻撃に含まれる
〇
35
攻撃行動は援助行動に比べて人格要因の影響が小さい。
X
36
他者が存在している場合、複雑な作業は作業効率が上昇するが、単純な作業は作業効率が低下する。
X
37
同一課題において熟達者はその課題が複雑課題になり、初心者の場合は単純課題になる。
X
38
行為者のパーソナリティは社会的捉進に影響は及ぼさない。
乂
39
周囲に人がいると,痛みや困惑の表情が少なくなるのは、人前ではきちんとしているべき であるという社会的学習や他者からどのように評価されるか気にするという評価懸念が 背景にあると考えられている。
〇
40
社会的抑制は,加算的課題を集団で行うことによる課題遂行動機の低下で 社会的手抜きは、行為者が他者と同じ行動をとっているわけではなく,他者の存在が 行為者の発現に影響を及ぼす。
X
41
社会的影響は①影響する側.される側のどちらの視点をとるか②影響する側に意図があるかどうかという2つの軸から相互関係を理解することができる。
〇
42
社会的手抜きに関する誤った記述として適切でないものはどれか。
集団で作業を行う場合,個人の利益を優先させるために本来自分がするべき仕事を他のメンバーの責任であるように主張することである
43
シェリフの実験では、単独で判断する時も2人か3人の集団の時でも 答えにはバラッキは見れなかった。
X
44
アッシュの同調実験によると、サクラの数が多いほど同調が強く生じた
X
45
同調には客観的に判断が難しい状況で「正しい選択をしたい」という欲求がもたらす規範的影響と「他者や集団から受け入わられたい」という欲求に基づし情報的影響がある。
X
46
ミルヴラムの実験で実験参加者が女性の場合、服従率は低< なることがわかった。
X
47
最初に大きな要請を行い、断られたあとに本来目的とする小さい要請をする方法を フット.イン、ザ.ドアテクニックという。
X
48
通販などでおなじみの「今回だけ特別価格」「今回に限りもう1つ同じ商品をおつけします」の説得の方法をロー、ボール. テクニックという。
X
49
人は集団状況におかれると、自分を含めた内集団成員に関しては互いを似いると 知覚しい内集団成員と外集団成員については互いを似ていないと知覚する傾向がある。
〇
50
Pm理論に関する記述について
Pはpersonalityの頭文字として用いられる
51
後輩が先輩にあこがれを抱いており、積極的に先輩の影響を受けたいと思う場合、 先輩は〇〇である
準拠勢力
52
集団凝集性とは、特定の集団における成員の行動や判断の基準についてのことである。
X
53
ジャワンンが提唱した集団規範を測定し可視化するモデルは、リターンポテンシャルモデルと呼ばれる。
〇
54
リターンポテンシャルモデル曲線の歪度は規範の強さを示しており,尖っているほど 規範は弱い。
X
55
メイヨーはホーソン研究の結果から集団の生産性を高めるには,作業環境を快適に することが最も重要であると指摘した。
〇
56
集団で話しあいを行って意思決定を行うと、単独での意思決定に比べて 決定内容が極端になりやすい現象を集団極性化と呼ぶ。
O
57
集団極性化によって決定内容がリスワの高い志向に傾くことをリスキーシフトという。
〇
58
誤ったくみあわせ
自己カテゴリー化理論→ストッジル
59
相互依存性理論によれば、人々は、実効的利得行列(主観的状況理解)ではなく、 客観的に与えられた所与の利得行列に基づき行動する。
X
60
相互依存性理論が想定する利得行列の交換に影響する3要因は 行為者の個人特性、相手との関係性、その状況に関係する社会規範である。
O
61
アクセルロッドは、繰り返しのある囚人ジレンマにおいて初回は非協力的であり、 2回目以降は相手の手とは逆にする戦略が平均して最も高い得点をあげると示した。
X
62
応報戦力が繰り返しのある囚イジレンマ状況で有効である理由は4つあるが、その中の1つに報復性がある。 これは一度裏切った相手びも一度協力すればすぐに許してやることである。
X
63
囚人のジレンマ状況の利得構造は 相互協力の利得R 相互非協力の利得P ただ乗りの利得S 搾取された時の利得T である。
X
64
R P T S の4つの得点が T>S>P>R 3R>T+S の2つの条件を満たしている場合は囚人のジレンマとなる。
X
65
社会的ジレンマの代表例は.コリンズが報告した「共有地の悲劇」である。
X
66
利害が完全に対立するわけではなく、協力の余地はあるが、ただ乗りの可能性があるような 状況を社会的ジレンマという。
〇
67
社会的ジレンマは日常的な出来事から環境問題まで広くみられる。
〇
68
社会的ジレンマを解決するには、フェールは、非協力には罰を与えず 非協力には非協力で返すのが有効だと考えた。
X
69
対人関係においても報酬(利益)とコスト(損失)を勘案し,報酬からコス卜を差しひいた 成果を最大化しようとする理論。
社会的交換理論
70
対人魅力に関係しないものは?
社会的手抜き
71
人間関係の進展を段階的に説明したSVR理論において、関係の中期に重要とされている 要因は役割である。
X
72
他者がある望ましい(もしくは望ましくない)特徴を持っていると、その特徴への評価が 全体的な評価にまで影響を及ぼす現象はどれか。
ハロー効果
73
吊り橋効果の原因は
錯誤帰属
74
喜び、悲しみといった社会的感情は、罪悪・恥といった基本的感情と比較して、対人影響が大きく、より複雑な感情である。
X
75
自己の内面的な事柄(感情状態)を他者に対して伝える行為を自己呈示という。
X
76
対人関係の進展は自己開示を行うことで除々になされていき、関係が親密性すると自己開示の内容が深く広くなっていく という理論のことを社会的比較理論という。
X
77
投資モデルは、関係満足度が高くなるほど、投資料が多くなるほど、選択比較水準の質が低くなるほど関係を維持しようとする 意志が高まり、関係が継続しやすくなりやすいされる。
X
78
関係葛藤への対処法においてよりよい関係を長く続けていくには、破壊的行動をとらないようによりも関係に対して 建設的な行動を積極的に行うことが重要である。
X
79
近年は、離婚による一人親家族が増加しているが、日本は、母子環境の相対貧困率がOECD諸国のなかで低いが、 特徴である。
X
80
マワゴールドリックらが提唱した「臨床アセスメントのための多文脈的枠組み」のモデル図において、個人と家族にふりかかる ス卜レスのうち、予測不可能な不慮の死、病気、事故、トラウマなどは垂直的ストレッサーと呼ばれる。
X
81
家族のライフサイクルの変遷7段階で、「後期中年期の家族」段階の第二次変化(発達課題)には、「子育ての責任から解放 されて新たなキャリ3を探求する」がある。
X
82
女性の結婚満足度は、男性と比較して結婚年数は経るごとに増加する傾向がある。
×
83
母親と育児不安が顕著にみられる2つの状況は「妊娠・出産も働く母親」と「育児を母親に一任して育児に関わらない夫をもっている妻」である
×
84
配偶者への暴力を子供に見せることは児童虐待に入らない。
×
85
DV・IPVにはサイクルがあり、暴力の後に加害者に優しくされるハネムーン期があることから被害者自身が加害者から逃げられないケースが多い。
○
86
ジェノグラムの表記記号のうち□が男性、○は女性を表している。
○
87
ジェノグラムの相互交流の記号のうち2本線は「融合」、3本線は「親密」を表している
×
88
ダブルバインドの仮説を提唱したのは、ボーエンである。
×
89
家族療法では、問題が起こった際に円環的な見方をさけ、直線的因果論的見方をする
×
90
ジョイニングは、ミニューチンによって提唱された手法で、家族の暗黙のルール、言語・非言語のコミュニケーション・パターンを読み解きそれらを尊重しながら家族システムにうまく受け入れられることを意味する。
○
91
ナラティブ・アプローチは「問題」に焦点を当てるのではなく、「問題解決の構築」に焦点を当てて介入する解決志向アプローチである。
×
92
ホワイトらは専門家チームが相談に来た家族について意見交換するのを、その家族に逆に聞いてもらう手法であるリフティング・プロセスを提唱した。
×
93
ブロンフェンブレナーが提唱した、発達における生態学的システム論において、国家や価値観、文化などのレベルで存在する信念体系を表しているのは何か。
マクロシステム
94
サポートの直接効果とは良好な人間関係がストレスフルな出来事による心身への悪影響を緩和するというものである。
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95
苦しんでいる他者に寄り添い、傷ついた自尊心や情緒に働きかけて心の傷を癒そうとする働きかけは「道具的サポート」である。
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96
国立がん研究センターで行われた15年間の追跡調査の結果から、婚姻状況に変化のあった人(既婚から離別もしくは死亡した)は、脳卒中発症リスクが高い傾向にあることが明らかになったが、その傾向は男性のみにみられた。
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97
アタッチメント理論を提唱したのはボウルビィである。
○
98
成人アタッチメント理論は、養育者とのアタッチメント関係の機能が、成長とともに親密な他者との関係に移行するという考え方。
○
99
あからさまなサポートは、ストレッサー下にある受け手の心理的苦痛をしめることはない。
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