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保育士試験 令和4年 前期
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  • 問題数 155 • 8/26/2023

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  • 1

    次の表は、「保育所保育指針」第1章「総則」( 2 )「養護に関わるねらい及び内容」の一部である。表中の( A )~( C )にあてはまる記述をア~オから選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 ア  一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。 イ  一人一人の子どもが、快適に生活できるようにする。 ウ  一人一人の子どもの生理的欲求が、十分に満たされるようにする。 エ  一人一人の発育に応じて、はう、立つ、歩くなど、十分に体を動かす。 オ  一人一人の生活リズムに応じて、安全な環境の下で十分に午睡をする。

    A:イ  B:ア  C:ウ

  • 2

    次の文は、保育士を目指している学生A~Dが、保育の環境について述べた意見である。「保育所保育指針」第1章「総則」( 4 )「保育の環境」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  「保育の環境は、保育士等や子どもなどの人的環境、施設や遊具などの物的環境、更には自然や社会の事象などがあり、これらが相互に関連し合い、子どもの生活が豊かなものとなるように、計画的に環境を構成し工夫することが大切だと思うよ。」 B  「保育所は生活の場であるとともに学びの場でもあるため、親しみとくつろぎの場であることよりも規律やマナーを守ることを一番に考えるべきだよね。」 C  「保育士等は、保育所の設備や環境を整えたり、保育所の保健的環境や安全の確保などに努めて、子どもの活動が豊かに展開されるようにするべきだよね。」 D  「子ども自らが環境に関わったり、子どもが自発的に活動して様々な経験を積んでいくことより保育士等が計画する環境に関わらせることが大切だと思うよ。」

    A:○  B:×  C:○  D:×

  • 3

    次のうち、日本の保育制度の変遷に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  1999(平成11 )年、文部省と厚生省の幼児教育に関わる担当局長の連名による通知においてはじめて、「保育所のもつ機能のうち、教育に関するものは、幼稚園教育要領に準ずることが望ましいこと」とされた。 B  2008(平成20 )年、「保育所保育指針」は大臣告示として改定され、規範性を有する基準としての性格が明確になった。 C  2017(平成29 )年の「保育所保育指針」改定で、教育に関わる側面のねらい及び内容に関して、「幼稚園教育要領」、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」との整合性を図った。 D  2012(平成24 )年の子ども・子育て支援新制度により、保育所が幼児教育を行う施設として位置づけられた。

    A:×  B:○  C:○  D:×

  • 4

    次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」( 4 )「保育内容等の評価」の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  保育士等は、保育の計画や保育の記録を通して、自らの保育実践を振り返るとともに自己評価を行い、必ずその結果を公表しなければならない。 B  保育士等は、その年に明らかになった課題は年度内に解決するように努めなければならない。 C  保育士等は、専門性の向上や保育の質の向上のため自らの振り返りを重視し、職員相互の話し合い等は個人情報の観点から避けるよう留意すること。 D  保育士等による自己評価に当たっては、子どもの活動内容やその結果だけでなく、子どもの心の育ちや意欲、取り組む過程などにも十分配慮するよう留意すること。

    A:×  B:×  C:×  D:○

  • 5

    次のうち、障害児保育についての記述として、「保育所保育指針」第1章「総則」( 2 )「指導計画の作成」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  保育所は、全ての子どもが、日々の生活や遊びを通して共に育ち合う場であるため、一人一人の子どもが安心して生活できる保育環境となるよう、障害や様々な発達上の課題など、状況に応じて適切に配慮する必要がある。 B  保育所では、障害のある子どもに対して一人一人ていねいな保育を行うために、クラス等の指導計画とは切り離して、個別の指導計画を作成する方がよい。 C  障害や発達上の課題のある子どもの理解と援助は、子どもの保護者や家庭との連携が大切であり、連携を通して保護者が保育所を信頼し、子どもについての共通理解の下に協力し合う関係を形成する。 D  障害のある子どもの就学にあたっては、就学に向けた支援の資料を作成するなど、保育所や児童発達支援センター等の関係機関で行われてきた支援が就学以降も継続していくよう留意する。

    A:○  B:×  C:○  D:○

  • 6

    次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の語句を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 【Ⅰ群】 A  保育の目標をより具体化したものであり、子どもが保育所において、安定した生活を送り、充実した活動ができるように、保育を通じて育みたい資質・能力を、子どもの生活する姿から捉えたもの B  子どもの生活やその状況に応じて保育士等が適切に行う事項と、保育士等が援助して子どもが環境に関わって経験する事項を示したもの C  子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助 D  子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わり 【Ⅱ群】 ア  養護 イ  内容 ウ  領域 エ  ねらい オ  教育

    A:エ  B:イ  C:オ  D:ア

  • 7

    次のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」に照らして、1歳以上3歳未満児の保育についての記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。

    自らの体を動かそうとする意欲が育つように、毎日決まった時間に必ず体を動かすようにすること。

  • 8

    次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 この時期においては、( A )の発達により、基本的な動作が一通りできるようになるとともに、基本的な生活習慣もほぼ自立できるようになる。理解する( B )が急激に増加し、知的興味や関心も高まってくる。仲間と遊び、仲間の中の一人という自覚が生じ、集団的な遊びや( C )な活動も見られるようになる。これらの発達の特徴を踏まえて、この時期の保育においては、( D )の成長と( E )としての活動の充実が図られるようにしなければならない。 【語群】 ア 運動機能  イ 競争的  ウ 個   エ 認知機能  オ 人間 カ 語彙数   キ 自我   ク 集団  ケ 事象    コ 協同的

    A:ア  B:カ  C:コ  D:ウ  E:ク

  • 9

    次のうち、障害や発達上の課題が見られる子どもの保育に関わる条約や法律に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」は、障害がある者にとって日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような段差などの建築物における障害物のみを社会的障壁と定義し、その除去のための合理的配慮について規定している。 B  「子ども・子育て支援法」は、保護者が子育てについての第一義的責任を有するので、子どもの発達上の課題に関する保護者の要望があったときのみ、社会のあらゆる分野における全ての構成員が、子ども・子育て支援における各々の役割を果たさなければならないと規定している。 C  「障害者の権利に関する条約」は、障害者の社会への完全かつ効果的な参加及び包容を原則としている。 D  「発達障害者支援法」は、保育所での保育において他の児童と別に生活することを通じて、発達障害児の健全な発達が図られるよう適切な配慮をするものと規定している。

    A:×  B:×  C:○  D:×

  • 10

    次のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の4「保育の実施に関して留意すべき事項」の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  子どもの心身の発達及び活動の実態などの個人差を踏まえるとともに、一人一人の子どもの気持ちを受け止め、援助すること。 B  子どもが自ら周囲に働きかけ、試行錯誤しつつ自分の力で行う活動を見守るだけでなく、子どもに対して、保育士等が積極的に援助を行うこと。 C  子どもの入所時の保育に当たっては、できるだけ子ども全体に公平・平等になるように同じ対応をし、子どもが安定感を得て、次第に保育所の生活になじんでいくようにすること。 D  子どもの国籍や文化の違いを認め、互いに尊重する心を育てるようにすること。 E  子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすること。

    A:○  B:×  C:×  D:○  E:○

  • 11

    次の文は、「保育所保育指針」第4章「子育て支援」( 1 )「地域に開かれた子育て支援」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 ・保育所は、児童福祉法第48条の4の規定に基づき、その行う保育に支障がない限りにおいて、( A )や当該保育所の体制等を踏まえ、地域の保護者等に対して、保育所保育の( B )を生かした子育て支援を積極的に行うよう努めること。 ・地域の子どもに対する( C )事業などの活動を行う際には、一人一人の子どもの心身の状態などを考慮するとともに、( D )との関連に配慮するなど、柔軟に活動を展開できるようにすること。

    A:地域の実情  B:専門性  C:一時預かり  D:日常の保育

  • 12

    次の文は、「保育所保育指針」第5章「職員の資質向上」の一部である。( a )~( e )の下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 子どもの最善の利益を考慮し、( a )環境に配慮した保育を行うためには、職員一人一人の( b )倫理観、人間性並びに保育所職員としての職務及び責任の理解と自覚が基盤となる。 各職員は、( c )自己評価に基づく課題等を踏まえ、保育所内外の( d )研究等を通じて、保育士・看護師・調理員・栄養士等、それぞれの職務内容に応じた専門性を高めるため、必要な知識及び( e )技術の修得、維持及び向上に努めなければならない。

    a:×  b:○  c:○  d:×  e:○

  • 13

    次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の語句を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 【Ⅰ群】 A  児童は、人として尊ばれる。児童は、社会の一員として重んぜられる。児童は、よい環境のなかで育てられる。 B  乳児又は幼児の保護者は、みずからすすんで、育児についての正しい理解を深め、乳児又は幼児の健康の保持及び増進に努めなければならない。 C  締約国は、すべての児童が生命に対する固有の権利を有することを認める。 【Ⅱ群】 ア  母子保健法 イ  児童憲章 ウ  子ども・子育て支援法 エ  児童の権利に関する条約

    A:イ  B:ア  C:エ

  • 14

    次のうち、「児童福祉法」に規定されている各種事業に関する説明として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  一時預かり事業とは、家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳児又は幼児について、主として昼間において、保育所、認定こども園などにおいて、一時的に預かり、必要な保護を行う事業をいう。 B  地域子育て支援拠点事業とは、乳児又は幼児及びその保護者が相互の交流を行う場所を開設し、子育てについての相談、情報の提供、助言その他の援助を行う事業をいう。 C  居宅訪問事業とは、保育を必要とする乳児・幼児について、その居宅においてベビーシッターによる保育を行う事業をいう。 D  院内保育事業とは、疾病にかかっている保育を必要とする乳児・幼児について、保育所、認定こども園、病院、診療所などにおいて、保育を行う事業をいう。

    A:○  B:○  C:×  D:×

  • 15

    次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 【Ⅰ群】 A  華族女学校附属幼稚園に勤めていたが、貧しい子どもたちを対象とする幼児教育の必要性を感じ、森島峰とともに二葉幼稚園を設立した。 B  リズミカルな歌曲に動作を振り付けた「律動遊戯」と童謡などに動作を振り付けた「律動的表情遊戯」を創作した。 C  東京女子師範学校附属幼稚園の創設時の主任保姆として保姆たちの指導にあたり、日本の幼稚園教育の基礎を築いた。 D  恩物中心主義の保育を批判し、著書『幼稚園保育法』(明治37年)において、幼児の自己活動を重視するとともに遊戯の価値を論じた。 【Ⅱ群】 ア  松野クララ イ  土川五郎 ウ  東基吉 エ  野口幽香 オ  倉橋惣三

    A:エ  B:イ  C:ア  D:ウ

  • 16

    次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 【Ⅰ群】 A  フランスの思想家で、主著とされる小説で人間は自然本性的に善良であることを根本原理として、教育の目的も方法もともに自然でなくてはならないと主張し、多くの教育者に影響を与えた。 B  イタリアの医師で、「子どもの家」を創設し、環境を整え、子どもをよく観察したうえでその自由な自己活動を尊重し援助することを重視した教育法を実践した。 C  イギリスの実業家で、1816年に自ら経営する紡績工場の中に幼児の自発的で自由な活動を重視する幼児学校を創設した。 D  アメリカの心理学者で、人間の健康的な側面を重視した人間性心理学を確立し、自己実現の欲求を健康な人間の理想の最終的な段階とする5つの階層的欲求理論を論じた。 【Ⅱ群】 ア  オーエン( Owen, R.) イ  フレーベル( Fröbel, F. W.) ウ  マズロー( Maslow, A. H.) エ  ルソー( Rousseau, J.-J.) オ  モンテッソーリ( Montessori, M.)

    A:エ  B:オ  C:ア  D:ウ

  • 17

    次のA~Dは、子どもの権利に関する記述である。これらを年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  国際連合総会において「世界人権宣言」が採択された。 B  「国際人権規約」が発効した。 C  国際連盟総会で児童の権利に関する「ジュネーヴ宣言」が採択された。 D  国際連合総会で「児童の権利に関する条約」が採択された。

    C → A → B → D

  • 18

    次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】 5歳児クラスのK君には、同じ保育所の2歳児クラスに通う妹がいる。K君の母親は、保育所に着くと、まず1階にあるK君のクラスの入り口となっているテラスに行き、K君に「支度をしていてね」と伝えてから、2階にある妹のクラスに向かう。妹の支度を終えると、母親はK君の様子を見にくる。 5歳児クラスの子どもは登園してくると、保育室でタオルをかけるなど支度をして、どんどん園庭などで遊び始める。K君は、母親が妹のクラスでの支度を終えてK君の様子を見にくるまで、テラスに上がることなく、ずっと園庭に立っている。母親は、K君のところに戻ってくると「K君、早くお支度はじめていてよ」と声をかける。K君はやっと動き、支度を始める。母親がくるまでは朝の支度を始めないという様子がここ最近続いている。 【設問】 担当保育士の対応として、「保育所保育指針」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  K君の朝の支度や遊び始めるのが遅くても、保育として何か問題があるわけではないので、特に何もしない。 B  自分のことを自分で取り組んでいない姿は5歳児として問題なので、母親がくるのを待たずに、朝の支度に取りかかるよう毎朝声をかけていく。 C  母親が自分のところにくるのを待っていたいK君の気持ちを認め、「お母さんが来たら支度をするのね」と声をかけ、そのまま様子を見守っていく。 D  日々の保育の様子から、K君は母親に支度に付き合ってほしい気持ちがあるのではないかと考え、母親の思いを聞く。 E  K君が朝、保育室にはりきって入ってきたくなるよう好きなことを探し、一緒にやろうと声をかける。

    A:×  B:×  C:○  D:○  E:○

  • 19

    次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】 R保育所の2歳児クラスの子どもたちは、午前中にホールでリズム遊びや歌唱の活動をしていたが、給食の時間となったので、活動を終了し、2歳児の保育室へ移動が始まった。ホールから1列になって廊下を移動し始めた時に調理室から給食のいい匂いが漂ってきて、S君は思わず「ご飯だ、ご飯だぁ~」と楽しげに口ずさみ踊るように走り始めた。その時、傍らにいた担当保育士がS君の腕をつかみ、顔を近づけ「廊下で歌ったり走ったりしちゃいけないって言ったよね?」と強く言った。S君は驚いて表情を曇らせ、その後はうつむきながら歩いて保育室に入った。 【設問】 その日の夕方、担当保育士はこの場面における自分のS君への対応について振り返りを行った。担当保育士の自己評価として「保育所保育指針」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  あの時の自分は、S君に保育所でのきまりを伝えなければという思いが先に立っていたが、そのことでS君の楽しい気持ちを寸断させてしまったかもしれない。 B  2歳児は、生活のきまりに関する理解が十分ではなく、怪我につながりやすい。S君はそのときは驚いたかもしれないが、すぐに忘れるだろうから、対応として間違いはないだろう。 C  その場で強く言うのではなく、S君の気持ちに共感しつつ日々の保育の中で繰り返し言葉をかけ、S君が自分できまりに気づけるような対応がより適切だったのかもしれない。 D  今後の対応としては、安全面への配慮の重要性という視点とともに、子どもの自尊心を尊重することにも留意していこう。

    A:○  B:×  C:○  D:○

  • 20

    次の表は、令和2年4月の年齢区分別の保育所等利用児童数および待機児童数を示したものである。この表を説明した記述として、正しいものを一つ選びなさい。ただし、ここでいう「保育所等」は、従来の保育所に加え、平成27年4月に施行した子ども・子育て支援新制度において新たに位置づけられた幼保連携型認定こども園等の特定教育・保育施設と特定地域型保育事業(うち2号・3号認定)を含むものとする。

    利用児童数の割合は、低年齢児( 0~2歳)が4割を超えており、待機児童数は低年齢児( 0~2歳)が3歳以上児よりも多くなっている。

  • 21

    次の条文が示されている法令はどれか。正しいものを一つ選びなさい。 幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。

    学校教育法

  • 22

    次の文は、「教育基本法」第4条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、( A )、性別、社会的身分、( B )的地位又は門地によって、教育上差別されない。 ・国及び地方公共団体は、( C )のある者が、その( C )の状態に応じ、十分な教育を受けられるよう、教育上必要な支援を講じなければならない。 ・国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、( B )的理由によって修学が困難な者に対して、奨学の措置を講じなければならない。

    A:信条  B:経済  C:障害

  • 23

    次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 【Ⅰ群】 A  一般の庶民にも開かれた教育機関である綜芸種智院を設立し、総合的な人間教育をめざした。 B  町人社会における実践哲学である石門心学を創始した。子どもの教育の可能性、子どもの善性を説く大人の役割についても言及した。 【Ⅱ群】 ア  石田梅岩 イ  最澄 ウ  大原幽学 エ  空海 オ  広瀬淡窓

    A:エ  B:ア

  • 24

    次のうち、「幼稚園教育要領」第1章「総則」第4「指導計画の作成と幼児理解に基づいた評価」の一部として、誤ったものを一つ選びなさい。

    幼児期は直接的な体験が重要であることを踏まえ、視聴覚教材やコンピュータなど情報機器を使用しないようにすること。

  • 25

    次の文は、「小学校学習指導要領」(平成29年告示)に示された「教育課程の編成」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 低学年における教育全体において、例えば( A )において育成する自立し生活を豊かにしていくための資質・能力が、他教科等の学習においても生かされるようにするなど、教科等間の関連を積極的に図り、( B )及び中学年以降の教育との円滑な接続が図られるよう工夫すること。特に、小学校入学当初においては、幼児期において自発的な活動としての( C )を通して育まれてきたことが、各教科等における学習に円滑に接続されるよう、( A )を中心に、合科的・関連的な指導や弾力的な時間割の設定など、指導の工夫や指導計画の作成を行うこと。 【語群】 ア 総合的な学習の時間  イ 生活科   ウ 幼児期の教育 エ スタートプログラム  オ 自然体験  カ 遊び

    A:イ  B:ウ  C:カ

  • 26

    次の文は、日本における明治期の教育についての記述である。( A )、( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 明治維新後、近代教育制度が確立されていった。1871(明治4 )年に文部省が創設され、1872(明治5 )年には学区制度と単線型の学校制度を構想した( A )が公布された。その後、初代文部大臣となった( B )は、国民教育制度の確立に力を注ぎ、特に初等教育の普及と教員養成の充実を図った。

    A:学制   B:森有礼

  • 27

    次のうち、「子ども・子育て支援法」第7条において定められる「教育・保育施設」として、あてはまるものを○、あてはまらないものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  幼稚園 B  保育所 C  認定こども園 D  小規模保育 E  地域子育て支援センター

    A:○  B:○  C:○  D:×  E:×

  • 28

    次のうち、「持続可能な開発目標( SDGs )と日本の取組」(外務省)の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、初等教育レベルの学力を獲得する B  ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う C  あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

    A:×  B:○  C:○

  • 29

    次の文は、「子供の貧困対策に関する大綱~日本の将来を担う子供たちを誰一人取り残すことがない社会に向けて~」(令和元年 内閣府)の一部である。( A )、( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 子ども・子育て支援新制度に基づき、職員の配置や処遇改善等を通じた、幼児教育・保育・子育て支援の更なる質の向上を推進する。保育士等の専門性を高め、( A )が図られるよう、保育士等の給与状況を把握し、施策の効果を検証しながら更なる処遇改善に取り組む。 また、各地方公共団体への「幼児教育センター」の設置や「幼児教育アドバイザー」の育成・配置等、公私の別や施設種を超えて幼児教育を推進する体制を構築し、幼児教育施設の教職員等への研修の充実や小学校教育との接続の推進を図る。 さらに幼稚園教諭・保育士等による専門性を生かした子育て支援の取組を推進するとともに、子育てに悩みや不安を抱える保護者など、地域における保護者に対する( B )を充実するため、( B )チーム等による学習機会の提供や情報提供、相談対応、地域の居場所づくり、訪問型家庭教育支援等の取組を推進する。

    A:キャリアアップ  B:家庭教育支援

  • 30

    次の【図】は、「社会的養育の推進に向けて」(令和2年10月 厚生労働省)における「家庭と同様の環境における養育の推進」である。図中の( A )~( D )の語句が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A:○  B:○  C:○  D:○

  • 31

    次の文のうち、「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」(厚生労働省)における、児童養護施設の入所児童の状況に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。

    児童の入所経路では、「家庭から」が約6割である。

  • 32

    次のうち、「里親及びファミリーホーム養育指針」(平成24年3月 厚生労働省)における「家庭養護」の要件として、( A )~( C )の語句が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 ・( A:一貫かつ継続)した特定の養育者の確保 ・特定の養育者との生活基盤の共有 ・同居する人たちとの生活の共有 ・生活の( B:柔軟性) ・( C:地域社会)に存在

    A:○  B:○  C:○

  • 33

    次の文は、「児童養護施設運営ハンドブック」(平成26年 厚生労働省)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 記録は、子どもや家族の状況がそこに反映するのみならず、職員のその子どものとらえ方や家族に対しての思いも表現されます。( A )にとらえ記録していくよう心がけても、そこにはその職員の( B )が反映されてきます。そうした記録の内容を振り返ることにより、子どもの理解の仕方や自分の( B )、こだわりがどこにあるのかを知り、子どもへの関わりに活かすことが求められます。その一方で、記録は養育を( C )いくための重要な資料です。子どもの問題行動についての記述も大切ですが、子どもの変化への気づきや成長を感じたエピソードなども重要な情報であることも忘れてはなりません。

    A:客観的  B:価値観  C:引き継いで

  • 34

    次のA~Dの事項を年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  「社会的養護の課題と将来像」(児童養護施設等の社会的養護の課題に関する検討委員会・社会保障審議会児童部会社会的養護専門委員会) B  「新しい社会的養育ビジョン」(新たな社会的養育の在り方に関する検討会) C  「児童の権利に関する条約」(国連) D  「児童の代替的養護に関する指針」(国連) *C、Dについては国連総会採択時

    C → D → A → B

  • 35

    次の文のうち、アタッチメントに関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。 A  回避型のアタッチメントでは、養育者との分離時や再会時に、固まったり近づいたと思ったら離れたり、一貫性がない傾向がみられる。 B  養育者の子どもに対する感受性、応答性、一貫性が保たれていることが重要である。 C  無秩序型のアタッチメントでは、養育者と分離後、一貫して再会してもあまり気にしていないような傾向がみられる。 D  養育者にアタッチメントへの理解があることにより、子どもの表面的な行動に惑わされることが少なくなる。

    B D

  • 36

    次のうち、乳児院に配置される職員として、不適切なものを一つ選びなさい。

    少年を指導する職員

  • 37

    次の文のうち、社会的養護に関わる相談援助の知識・技術に関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。

    子どもが永続的かつ恒久的に生活できる家庭環境で、心身の健康が保障された生活を実現するための援助計画をパーマネンシー・プランニングという。

  • 38

    次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】 F君( 14歳)は、父親から虐待を受け、地域小規模児童養護施設で生活している。F君は、共に生活しているG君( 4歳)に対して、攻撃的な行動が目立つようになった。ある日、F君は、H保育士がいる前で「お前( G君)、親が来たからって、いい気になってるんじゃねえぞ」と怒鳴りつけた。G君はF君の発言に恐怖を感じている様子が伺えた。 H保育士は、最近、G君が家族との面会があるたびに、F君のこうした攻撃的言動がみられていること、またF君の家族との面会が最近ないという情報を把握していた。 【設問】 次のうち、H保育士のF君への対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  F君が家族の面会がない喪失感を抱えていると考え、その感情に寄り添う。 B  F君の家族関係の調整を家庭支援専門相談員と協議して行う。 C  F君への自省を求めるために、攻撃的な行動が間違いであると強く叱責する。 D  F君への刺激を低減するために、G君の面会を控えるようにする。

    A:○  B:○  C:×  D:×

  • 39

    次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】 Lさん( 20代、女性)とその娘のMちゃん( 4歳、女児)は、2年前から母子生活支援施設で暮らしている。Lさんの元夫からのDVが理由である。母子ともに入所当初、情緒的に混乱している様子がみられた。しかしLさんは、母子支援員との信頼関係の構築や、離婚の手続きが完了したこと、心療内科通院による治療により、最近は落ち着いた暮らしができている。半年前から始めた事務の仕事にも慣れ、安定した収入が得られる見通しが立ち、Lさんから退所の意向が示された。ただしMちゃんは今でも、大人の男性を怖がったり、大きな音に対して過敏に反応して泣き出したりするなど、情緒的に不安定な面がある。 【設問】 次のうち、Lさんを担当する母子支援員の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  母子生活支援施設の退所に際しては、児童相談所の措置解除の手続きが必要であることをLさんに伝える。 B  退所後のアフターケアが効果的に行われるよう、退所後の支援計画を作成する。 C  必要に応じて、退所後に生活する地域の関係機関や団体とネットワークを形成する。 D  Mちゃんの情緒面が心配であるため、退所を思いとどまるように指導する。

    A:×  B:○  C:○  D:×

  • 40

    次の文は、「児童福祉法」第1条である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 全て児童は、( A )の精神にのつとり、適切に養育されること、その生活を保障されること、愛され、保護されること、その心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が図られることその他の( B )を等しく保障される権利を有する。

    A:児童の権利に関する条約  B:福祉

  • 41

    次のA~Dの子ども家庭福祉に関する法律を年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  母子福祉法 B  児童福祉法 C  母子保健法 D  児童手当法

    B → A → C → D

  • 42

    次のうち、「少子化社会対策大綱」(概要)(令和2年5月29日閣議決定)に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  「希望出生率2.3」の実現を目指している。 B  希望する時期に結婚でき、かつ希望するタイミングで希望する数の子どもを持てる社会をつくることを基本的な目標としている。 C  多様化する子育て家庭の様々なニーズにこたえるため、多子世帯、多胎児を育てる家庭に対する支援を行う。

    A:×  B:○  C:○

  • 43

    次のうち、「児童の権利に関する条約」の一部として、誤ったものを一つ選びなさい。

    締約国は、いかなる場合も児童がその父母の意思に反してその父母から分離されないことを確保する。

  • 44

    次のうち、「児童福祉法」に規定される被措置児童等虐待に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  里親は「児童虐待の防止等に関する法律」による「保護者」となることから、里親が行う虐待については被措置児童等虐待に該当しない。 B  被措置児童等虐待を受けた被措置児童等がその旨を届け出ることができる先として、都道府県児童福祉審議会は含まれない。 C  都道府県が被措置児童等虐待の通告を受けたときは、速やかに、当該被措置児童等の状況を把握し事実を確認するための措置をとる。

    A:×  B:×  C:○

  • 45

    次のうち、「児童福祉法」第11条に規定される都道府県の業務として、誤ったものを一つ選びなさい。

    児童委員のうちから、主任児童委員を指名する

  • 46

    次のうち、市区町村子ども家庭総合支援拠点に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  細かな個人情報の取り扱いが求められることから、支援拠点の実施主体を民間に委託することはできない。 B  支援にあたっては、子どもの自立を保障する観点から、妊娠期(胎児期)から子どもの社会的自立に至るまでの包括的・継続的な支援に努めることが求められている。 C  支援計画の作成にあたっては、可能な限り子ども、保護者及び妊婦の意見や参加を求め、保護者に左右されずに子どもの意見を聞く配慮が必要である。

    A:×  B:○  C:○

  • 47

    次の【Ⅰ群】の施設名と、【Ⅱ群】の説明を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 【Ⅰ群】 A  母子生活支援施設 B  助産施設 C  母子・父子福祉センター D  婦人保護施設 【Ⅱ群】 ア  無料又は低額な料金で、母子家庭等に対して、各種の相談に応ずるとともに、生活指導及び生業の指導を行う等母子家庭等の福祉のための便宜を総合的に供与することを目的とする施設 イ  配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援することを目的とする施設 ウ  保健上必要があるにもかかわらず、経済的理由により、入院助産を受けることが難しい妊産婦を入所させて、助産を受けさせることを目的とする施設 エ  「売春防止法」に基づき都道府県や社会福祉法人が設置し、また、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」に基づく保護も行う施設

    A:イ  B:ウ  C:ア  D:エ

  • 48

    次のうち、「児童福祉法」第13条第3項に規定される児童福祉司の任用資格として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  公認心理師 B  医師 C  社会福祉士 D  精神保健福祉士

    A:○  B:○  C:○  D:○

  • 49

    次のうち、放課後児童健全育成事業に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  「児童福祉法」によると、放課後児童健全育成事業とは、小学校に就学している児童であって、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業をいう。 B  「児童福祉法」によると、市町村は放課後児童健全育成事業の設備及び運営について、条例で基準を定めなければならないとされ、その基準は、児童の身体的、精神的及び社会的な発達のために必要な水準を確保するものでなければならないとされている。 C  「令和2年( 2020年)放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」(厚生労働省)によると、2015(平成27 )年に比べて2018(平成30 )年は待機児童数が1.6倍となっている。 D  「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」(平成26年厚生労働省令第63号)第10条第3項によると、放課後児童支援員は保育士か社会福祉士でなければならないとされている。

    A:○  B:○  C:×  D:×

  • 50

    次のうち、多様な保育事業に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  「夜間保育所の設置認可等について」(平成12年 厚生省)によると、開所時間は原則として概ね11時間とし、おおよそ午後10時までとすることとされている。 B  厚生労働省によると、2019(平成31 )年4月1日現在、全国に設置されている夜間保育所は79か所となっており、2014(平成26 )年4月1日現在に比べて10か所以上増加した。 C  延長保育事業には、都道府県及び市町村以外の者が設置する保育所又は認定こども園など適切に事業が実施できる施設等で実施される一般型と、利用児童の居宅において実施する訪問型がある。 D  厚生労働省によると、2018(平成30 )年度の病児保育事業実施か所数は、2014(平成26 )年度に比べて1,000か所以上増加した。 E  企業主導型保育事業は、企業が従業員の働き方に応じた柔軟な保育サービスを提供するために設置する保育施設であり、全企業に設置義務が課されている。

    A:○  B:×  C:○  D:○  E:×

  • 51

    次のうち、「体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~」(令和2年 厚生労働省)についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  2019(令和元)年6月に「児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律」が成立し、体罰が許されないものであることが法定化され、2020(令和2 )年4月1日から施行された。 B  体罰のない社会を実現していくためには、一人一人が意識を変えていくとともに、子育て中の保護者に対する支援も含めて社会全体で取り組んでいかなくてはならない。 C  しつけのためだと親が思っても、身体に何らかの苦痛を引き起こす場合は、どんなに軽いものであっても体罰に該当する。 D  子どもを保護するための行為(道に飛び出しそうな子どもの手をつかむ等)や、第三者に被害を及ぼすような行為を制止する行為(他の子どもに暴力を振るうのを制止する等)等であっても、体罰に該当する。

    A:○  B:○  C:○  D:×

  • 52

    次の【Ⅰ群】の施設名と、【Ⅱ群】の説明を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 【Ⅰ群】 A  児童養護施設 B  児童心理治療施設 C  自立援助ホーム D  児童自立支援施設 【Ⅱ群】 ア  不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、又は保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行う。 イ  家庭環境、学校における交友関係その他の環境上の理由により社会生活への適応が困難となった児童を、短期間、入所させ、又は保護者の下から通わせて、社会生活に適応するために必要な心理に関する治療及び生活指導を主として行い、あわせて退所した者について相談その他の援助を行う。 ウ  措置解除、義務教育を終了した児童等に対して、共同生活を営むべき住居において、相談その他の日常生活上の援助及び生活指導並びに就業の支援を行う。 エ  保護者のない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行う。

    A:エ  B:イ  C:ウ  D:ア

  • 53

    次の【Ⅰ群】の障害児支援と、【Ⅱ群】の説明を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 【Ⅰ群】 A  保育所等訪問支援 B  医療型児童発達支援 C  児童発達支援 D  放課後等デイサービス E  居宅訪問型児童発達支援 【Ⅱ群】 ア  授業の終了後又は休校日に、児童発達支援センター等の施設に通わせ、生活能力向上のための必要な訓練、社会との交流促進などの支援を行う。 イ  日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練などの支援を行う。 ウ  日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練などの支援及び治療を行う。 エ  重度の障害等により外出が著しく困難な障害児の居宅を訪問して発達支援を行う。 オ  保育所、乳児院・児童養護施設等を訪問し、障害児に対して、障害児以外の児童との集団生活への適応のための専門的な支援などを行う。

    A:オ  B:ウ  C:イ  D:ア  E:エ

  • 54

    次の文は、「子どもの貧困対策の推進に関する法律」第2条の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 ・子どもの貧困対策は、社会のあらゆる分野において、子どもの年齢及び発達の程度に応じて、その( A )が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、子どもが心身ともに健やかに育成されることを旨として、推進されなければならない。 ・子どもの貧困対策は、子ども等に対する( B )、生活の安定に資するための支援、職業生活の安定と向上に資するための就労の支援、経済的支援等の施策を、子どもの現在及び将来がその生まれ育った環境によって左右されることのない社会を実現することを旨として、子ども等の生活及び取り巻く環境の状況に応じて( C )かつ早期に講ずることにより、推進されなければならない。 ・子どもの貧困対策は、子どもの貧困の背景に様々な( D )な要因があることを踏まえ、推進されなければならない。

    A:意見  B:教育の支援  C:包括的  D:社会的

  • 55

    次の図は、子供の大学等進学率について示したものである。( A )~( C )にあてはまる事項の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 ア  生活保護世帯 イ  ひとり親家庭 ウ  児童養護施設

    A:イ  B:ア  C:ウ

  • 56

    次のうち、子ども・若者支援地域協議会に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  運営は、構成機関の代表者で組織される代表者会議、実務者によって組織し進行管理等を担う実務者会議、個別のケースを担当者レベルで検討する個別ケース検討会議の三層構造としなければならない。 B  支援の対象となる「子ども・若者」の対象年齢は20歳代までを想定している。 C  支援の対象は、修学及び就業のいずれもしていない子ども・若者その他の子ども・若者であって、社会生活を円滑に営む上での困難を有するものである。 D  複数の市町村が共同で設置することが認められている。

    A:×  B:×  C:○  D:○

  • 57

    次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の用語を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 【Ⅰ群】 A  親の妊娠から子どもが就学するまでの間、幅広い育児支援サービスを提供するもので、フィンランドで始まった。 B  経済的困窮等を抱えている就学前の子どもとその家庭を対象とした早期介入施策の総称であり、イギリスにおいて1999年に当時のブレア政権によって開始された。 C  子どもの権利が守られているかどうか行政から独立した立場で監視、子どもの権利の保護・促進のための法制度等の提案・勧告、子どもからのものを含む苦情申立て等への救済の提供、子どもの権利の教育啓発などを行う機関で、ノルウェーで初めて設置された。 【Ⅱ群】 ア  シュア・スタート イ  ネウボラ ウ  子どもオンブズパーソン

    A:イ  B:ア  C:ウ

  • 58

    次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】 Y保育所のX保育士は4歳児クラスの担当保育士である。このクラスのZ君は、落ち着きがなく急に保育室から飛び出したり、すぐにかっとなって他児をたたいたり、順番を守らず割り込んだりする姿がよく見られる。X保育士はZ君の対応に苦慮しながらも、同僚と協力してZ君が落ち着いて保育所での活動に取り組めるように工夫している。ある日、Z君の母親がX保育士に「Zはうちでは落ち着きがないし、すぐにかっとなって私や弟をたたくし、外出すると急に走り出して人や自転車にぶつかりそうになって目が離せません。どうしたらいいのでしょうか」と相談してきた。 【設問】 次のうち、X保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  「○○な時は□□と声をかけると落ち着きますよ」と保育所での保育士の関わり方や環境構成の工夫を母親に伝える。 B  母親の不安や大変さを受け止めつつ、具体的にどのような時に、どのようなことで困っているのかを質問する。 C  「保育所でも同じような姿が見られて困っています。お母さんがしっかりと躾をしてください」と諭す。 D  「Z君は発達障害ですので、すぐに専門機関に行くべきです」と専門機関の受診を提案する。

    A:○  B:○  C:×  D:×

  • 59

    次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】 T市にあるP保育所は、地域子育て支援として電話による子育て相談を行っている。ある日、「身近な子育ての話し相手や子育て仲間、子育てに関する情報がほしい」と相談された。対応したQ保育士が詳しく話を聞くと、電話をかけてきたRさんは1歳1か月の子どもを育てていること、夫の転勤で県外からT市に引っ越してきたばかりで誰も知り合いがいないことが分かった。 【設問】 次のうち、Q保育士がRさんに利用を勧める事業として、最も適切なものを一つ選びなさい。

    地域子育て支援拠点事業

  • 60

    次のうち、第二次世界大戦後につくられた日本の社会福祉の法律として、正しいものを一つ選びなさい。

    児童福祉法

  • 61

    次の【Ⅰ群】の児童福祉に関する法律名と、【Ⅱ群】のその規定内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 【Ⅰ群】 A  児童手当法 B  母子保健法 C  児童扶養手当法 D  児童福祉法 【Ⅱ群】 ア  児童福祉を推進していく機関・施設等について、児童福祉審議会、市町村・都道府県の業務、児童相談所、児童福祉司、児童委員、保育士、児童福祉施設、里親などが規定されている。 イ  ひとり親家庭の家庭生活の安定のために支給される手当について規定している。 ウ  健康診査、妊娠の届け出、母子健康手帳、養育医療などが規定されている。 エ  家庭生活の安定および子どもの健全育成のために支給される手当について規定している。

    A:エ  B:ウ  C:イ  D:ア

  • 62

    次の文は、「日本の将来推計人口(平成29年推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)および「平成29( 2017 )年人口動態統計(確定数)」(厚生労働省)に基づく、日本の人口動態に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 日本の総人口は2010(平成22 )年が増加のピークで、その後は減少している。この状況には( A )だけでなく、( B )が影響を与えている。これまで様々な対策が講じられてきたが、( C )は2016(平成28 )年には1.44と低く、人口減少の状況は続いている。

    A:老年人口の増加    B:出生数の減少   C:合計特殊出生率

  • 63

    次のうち、「地域福祉・在宅福祉の推進」に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  在宅福祉では、ノーマライゼーションを具体化するために、今後は施設福祉との連携をしないことが求められている。 B  地域福祉を推進するためには、ボランティアや住民など多様な民間団体の参加が不可欠である。 C  「保育所保育指針」の中で、保育所には、業務として地域の子育て家庭への支援に積極的に取り組むことが求められており、地域福祉推進の役割を担うものとされている。 D  「社会福祉法」では、その目的に地域福祉の推進を図ることがあげられている。

    A:×  B:○  C:○  D:○

  • 64

    次のうち、保育と相談援助に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  「保育所保育指針解説」では、保育士等は援助の内容によって、ソーシャルワークやカウンセリング等の知識や技術を援用することが有効であるとされている。 B  「保育所保育指針」では、保護者の気持ちを受け止めること、保護者の自己決定を尊重すること、知り得た事柄の秘密を保持することが、子育て支援の基本的事項として示されている。 C  「保育所保育指針解説」では、保育所における子育て支援について、地域において子育て家庭に関するソーシャルワークの中核を担う機関と連携をとる必要があり、そのためにソーシャルワークの基本的な姿勢や知識、技術を理解し、支援を展開することが望ましいとされている。

    A:○  B:○  C:○

  • 65

    次の社会福祉施策と、その根拠となる法律の組み合わせとして、適切な組み合わせを一つ選びなさい。 A 要介護認定 ―――――――― 「老人福祉法」 B 幼児に対する保健指導 ――― 「母子保健法」 C 教育扶助の給付 ―――――― 「児童福祉法」 D 特定健康診査 ――――――― 「高齢者の医療の確保に関する法律」

    B D

  • 66

    次のうち、「社会福祉法」における第一種社会福祉事業に定められているものとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  保育所 B  共同募金 C  児童養護施設 D  婦人保護施設 E  児童家庭支援センター

    A:×  B:○  C:○  D:○  E:×

  • 67

    次のうち、婦人相談所に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。

    都道府県と市町村に設置が義務付けられている。

  • 68

    次のうち、国民年金制度に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  20歳になれば、学生であっても被保険者となる。 B  老齢基礎年金の支給開始年齢は、75歳と規定されている。 C  第2号被保険者の被扶養配偶者は、第1号被保険者である。

    A:○  B:×  C:×

  • 69

    次のうち、介護保険制度に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。

    要介護認定・要支援認定には、有効期間がある。

  • 70

    次のうち、相談援助の展開過程の説明として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  インテークとは、利用者が生活する上で何に困っているのか、求めているニーズや支援などについて明らかにすることである。 B  プランニングとは、アセスメントに基づき、問題解決に向けての目標を設定し、実際の支援を誰が、いつまでに、どのように行うのかなどの具体的な支援内容を計画することである。 C  モニタリングとは、プランニングを元に、実際に問題解決に向けて支援を行う段階である。 D  エバリュエーションとは、支援計画やそれに基づく支援の最終的な評価を行う段階である。

    A:×  B:○  C:×  D:○

  • 71

    次の文は、コノプカ( Konopka, G.)のグループワークの定義である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 グループワークは、( A )なグループ経験を通じて、( B )の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効率的に、より( C )に対処しうるよう、人々を援助するものである。 【語群】 ア 自発的  イ 意図的  ウ 個人  エ 集団  オ 弾力的  カ 効果的

    A:イ  B:ウ  C:カ

  • 72

    次のうち、相談援助の方法・技術等に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  アドボカシーとは、行政や議会などに個人や集団、地域住民の福祉ニーズに適合するような社会福祉制度やサービスの改善、整備、創設等を促す方法である。 B  アウトリーチとは、地域の関係機関・施設や関係者等が相互に連携するネットワークづくりを行う方法である。 C  ケアマネジメントとは、社会福祉サービスが効果的に機能するために、社会福祉施設や機関の合理的・効果的な管理運営方法やサービス提供方法の開発を行うことをいう。

    A:×  B:×  C:×

  • 73

    次のうち、ケアカンファレンスを開催するにあたって留意すべき点として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  事実確認として、いつ、どこで、誰が、誰に、何を、どの程度、どの頻度で起きているのか、問題の発生状況の事実と関係者の推察を区別し、正確に状況を確認する。 B  状況を悪化させていることに関連のある否定的な事柄の有無を確認する。 C  良好な事柄として利用者の資質、家族の資質、関係者の協力、問題解決の実績について確認する。 D  利用者の特徴、家族の特徴、問題が発生している場面での交流・対処パターンを理解し、数年後の利用者と家族の生活まで想定して、支援目標を検討していく。

    A:○  B:○  C:○  D:○

  • 74

    次のうち、ソーシャルワークの理論に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  パールマン( Perlman, H. H.)は、「状況の中の人」という視点から、心理社会的アプローチを確立した。 B  ホリス( Hollis, F.)は、診断主義アプローチと機能主義アプローチを折衷し、問題解決アプローチを示した。 C  ジャーメイン( Germain, C. B.)とギッターマン( Gitterman, A.)は、利用者の適応能力の向上と利用者を取り巻く環境の改善を行い、生活の変容を試みるエコロジカルアプローチを体系化した。

    A:×  B:×  C:○

  • 75

    次のうち、福祉サービス第三者評価事業に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  児童養護施設等の社会的養護関係施設については、福祉サービス第三者評価を受けることが義務付けられている。 B  福祉サービス第三者評価事業の普及促進等は、国の責務となっている。 C  福祉サービス第三者評価を受けた結果は、市町村が公表することになっている。 D  福祉サービス第三者評価事業とは、公正・中立な福祉事務所が専門的・客観的立場から福祉サービスについて評価を行う仕組みのことである。

    A:○  B:○  C:×  D:×

  • 76

    次のうち、福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  「社会福祉法」によって定められている。 B  第1種社会福祉事業として位置づけられている。 C  事業の実施主体は、都道府県と指定都市の社会福祉協議会である。 D  利用にあたっては、利用希望者が住所地の福祉事務所に申し込むことになっている。

    A:○  B:×  C:○  D:×

  • 77

    次の文は、「障害者基本法」第3条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 ・全て障害者は、社会を構成する一員として( A )その他あらゆる分野の活動に参加する機会が確保されること。 ・全て障害者は、可能な限り、どこで誰と生活するかについての( B )が確保され、地域社会において他の人々と共生することを妨げられないこと。 ・全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む。)その他の( C )のための手段についての選択の機会が確保されるとともに、情報の取得又は利用のための手段についての選択の機会の拡大が図られること。

    A:社会、経済、文化  B:選択の機会  C:意思疎通

  • 78

    次のセンター名と、このことが定められている法律名の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  児童発達支援センター ―――――― 「児童福祉法」 B  基幹相談支援センター ―――――― 「介護保険法」 C  障害者就業・生活支援センター ―― 「身体障害者福祉法」 D  精神保健福祉センター ―――――― 「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」

    A:○  B:×  C:×  D:○

  • 79

    次の会議名と、このことが定められている法律名の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  高齢社会対策会議 ―――― 「老人福祉法」 B  子ども・子育て会議 ――― 「子ども・子育て支援法」 C  子どもの貧困対策会議 ―― 「子ども・若者育成支援推進法」 D  少子化社会対策会議 ――― 「少子化社会対策基本法」

    A:×  B:○  C:×  D:○

  • 80

    次の文は、子どもの社会性の発達に関する記述である。【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 【Ⅰ群】 A  子どもの道徳的判断は、行動の規準が自分本位に決定され、社会的慣習を考慮しない水準から、他者の期待や社会的慣習に基づいて行動する水準に移行し、さらにそれらを超えて道徳的価値と自己の良心によって行動する水準に至るとした。 B  向社会的行動の判断の理由づけは、自分の快楽に結びついた理由づけから、相手の立場に立った共感的な理由づけを経て、強く内面化された価値観に基づいた理由づけへと発達するとした。 C  子どもの道徳的判断は、「コップがあると知らずにコップを15個割った」場合と「お菓子を盗み食いしようとしてコップを1個割った」場合とでは、被害の大きい前者を悪いと判断する結果論的判断から、悪い意図のある後者を悪いと判断する動機論的判断へと発達するとした。 【Ⅱ群】 ア  アイゼンバーグ( Eisenberg, N.) イ  コールバーグ( Kohlberg, L.) ウ  ピアジェ( Piaget, J.)

    A:イ  B:ア  C:ウ

  • 81

    次のうち、運動発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  ギブソン( Gibson, J. J.)は、人間が運動するためには知覚が必要であり、知覚するためには運動が必要であると述べた。 B  運動発達には「頭部から脚部へ」「末梢から中枢へ」「粗大運動から微細運動へ」という方向性がある。 C  物をつかむ運動の発達は、手の内側(親指の側)から外側(小指の側)に向かって進む。 D  最初の移動運動である寝返りが達成されると、探索行動が活発になる。

    A:○  B:×  C:×  D:○

  • 82

    次のうち、ピアジェ( Piaget, J.)の理論の前操作期に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  太いコップに入っていた水を細長いコップに入れ替えて水位が前より高くなっても、水の量は変わらないと判断する。 B  水や風のような無生物にも生命があり、精神や意識を持つと考える。 C  積み木を車に見立てて走らせて遊ぶなど、あるものによって別のものを表象する。 D  子どもの前におもちゃを置き、そのおもちゃに布をかけて見えなくすると、おもちゃに対する関心は失われる。

    A:×  B:○  C:○  D:×

  • 83

    次の文は、子どもの読み書きに関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 ( A )とは読み書き能力、識字力のことであり、萌芽的( A )とは実際に読み書きができるようになる前の子どもが遊びの中で示す、あたかも読み書きができるように振る舞う様々な活動をさす。読み書きができるようになるには( B )が必要となる。例えば、「くるま」の真ん中の音を取ると何になるかと聞かれて、「くま」と答えることができるのは( B )の表れである。( B )の発達は( C )などの遊びを経験することによって促進される。日本語を母語とする子どもの場合、平仮名のそれぞれの文字が( D )に対応していることに気づくと急激に他の文字も読めるようになる。 【語群】 ア 音節    イ しりとり   ウ リテラシー  エ 音韻意識  オ 意味 カ 音声理解  キ ナラティブ  ク 統語     ケ ままごと

    A:ウ  B:エ  C:イ  D:ア

  • 84

    次の文は、原因帰属に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 同じように成功や失敗を経験したとしても、成功または失敗の原因をどのように捉えるかによってその後の動機づけが異なる。( A )はある出来事の原因を何に求めるかという原因帰属について、統制の位置と( B )という2つの次元から説明しようとした。一般に、失敗の原因を( C )に帰属させると動機づけが高まるといわれているが、行動しても期待した結果が得られない状態が続くと「何をやっても無駄だ」とやる気をなくしてしまうこともある。これを( D )は学習性無力感と呼んだ。

    A:ワイナー( Weiner, B.)      B:安定性  C:努力  D:セリグマン( Seligman, M. E. P.)

  • 85

    次のうち、子どもの発達を促す関わりについての記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。 A  「イヌ」という言葉をまだ知らない子どもが「ワンワン」と言った時に、「そうね、イヌがいるね」と言う。 B  数の認識が育っていないので、計算問題に取り組ませる。 C  子どもが自分で衣類の着脱をしようとしている時に、保育士が衣類を着替えさせる。 D  子どもがおもちゃを貸してほしいことを他児に伝えられない時に、保育士が子どもと一緒に「かして」と他児に言いに行く。

    A D

  • 86

    次の文は、子どもの認知に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 目標を達成するために、自分の遂行している認知過程の状態や方略を評価し、行動の調節や統制を行う過程は( A )と呼ばれる。この( A )および( A )に伴う感覚・感情、評価や調節に使用するために認識された知識を総称して( B )と呼ぶ。( B )の発達は、( C )頃から始まり、次第に自分の思考を振り返ることが可能となる。こうした力は学校教育における学習で求められ、例えば、自分で検算して間違いを見いだすことができるようになると、計算することが面白くなるといった( D )に結びついていく。 【語群】 ア モニタリング  イ メタ・コミュニケーション  ウ 内発的動機づけ エ メタ認知    オ 外発的動機づけ       カ モデリング キ 学童期後半   ク 幼児期後半

    A:ア  B:エ  C:ク  D:ウ

  • 87

    次の文は、思春期に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 思春期は心身ともに大きな変貌を遂げる時期であり、特に近年では発達加速現象と呼ばれるように身体的発達が促進されており、第二次性徴の発現が低年齢化する( A )がみられる。思春期における養育者からの( B )分離の過程では、周囲の大人や社会に対して反抗的な行動が現れることがあり、この時期を( C )反抗期という。反抗が起こる理由の一つとして、養育者などの周囲の大人からの自立と( D )という気持ちが共存することがあげられる。子どもと養育者は、「個」対「個」としての新たな関係を模索し、構築する時期である。 【語群】 ア 成熟前傾現象  イ 心理的  ウ 成長加速現象  エ 社会的 オ 第一次     カ 依存   キ 拡散      ク 第二次

    A:ア  B:イ  C:ク  D:カ

  • 88

    次の文は、高齢期に関する記述である。下線部( a )~( d )に該当する用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 高齢期には、( a )人が生きていくことそのものに関わる問題についての賢さ、聡明さといった人生上の問題に対して実践的に役立つ知識が増すことがある。そこでは、人間や社会についての豊富な知識に裏打ちされた柔軟で明確な見識を持ちあわせていることが条件になる。 また高齢期では、( b )加齢による衰えがありつつも、歳をとってもこうでありたいという自分を保持しながら「上手に歳をとる」といった加齢への向き合い方が重要になる。 バルテス( Baltes, P. B.)らは、こうした加齢変化に伴い自分の行動を制御する方略についての理論を提唱した。具体的には、( c )自分の生活をより安全にするために、加齢による機能低下を見越して運転免許証の返納を決断する、そして、( d )車を運転しないことにより買い物が不自由になるため、宅配サービスを利用するというように、新たな生活スタイルを作り上げて最適化を図る。それによりこれまでとは変わらない行動が維持されていくのである。 【語群】 ア センス・オブ・ワンダー   イ ライフサイクル  ウ 喪失 エ サクセスフル・エイジング  オ 補償       カ 選択 キ 英知( wisdom )      ク 転移

    a:キ  b:エ  c:カ  d:オ

  • 89

    次の文は、ブロンフェンブレンナー( Bronfenbrenner, U.)が提唱した人の発達を取り巻く環境に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 ブロンフェンブレンナーは、( A )を提唱した。保育所に通っている子どもが直接経験する環境である( B )は、主に保育所と家庭である。この保育所と家庭は相互に関係しあい、( C )として機能する。例えば、子どもの父親の職場において、残業が当たり前で、定時には帰りづらいという雰囲気があると、父親の帰宅はいつも遅く、子どもが父親と過ごす時間が短くなるなど、父親の職場は間接的に子どもに影響するので、( D )といえる。 【語群】 ア 正統的周辺参加論  イ 生態学的システム論  ウ クロノシステム エ マクロシステム   オ マイクロシステム   カ メゾシステム キ エクソシステム

    A:イ  B:オ  C:カ  D:キ

  • 90

    次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】 4歳児クラスの担当保育士は動物の描かれたカードを紙袋に入れて持っている。保育士が「すべてのヒントを聞いてから手を挙げて答える」というルールを確認してから、「私は誰でしょう」のクイズが始まる。「ヒント1、私は動物です」「ヒント2、私は海ではなく陸に住んでいます」「ヒント3、私のからだの色は白と黒です」「ヒント4、私は笹の葉が大好きでよく食べます」。子どもたちはヒント1、ヒント2の段階からありとあらゆる知っている動物の名前を口に出してしまう。保育士は「ライオンかな、キリンかなと思っても、声を出さないで頭の中にしまっておこうね」と言うが、ヒント3の段階でも「しまうま!」「パンダ!」と叫んでいる子どもがいる。保育士は「しーっ!今の言葉も頭にしまっておこうね」と言う。最後のヒントでほとんどの子どもが分かるが、それを言葉に出さないのは難しい。 【設問】 次のうち、下線部の子どもの姿を説明する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  社会的比較を行っている。 B  短期記憶を使用している。 C  自己抑制を行っている。 D  意味記憶に含まれる情報を検索している。

    A:×  B:○  C:×  D:○

  • 91

    次のうち、子育てに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  育児不安とは、親が育児に自信をなくし、育児の相談相手がいない孤立感や、何となくイライラするなど、育児へのネガティブな感情や育児困難な状態であることをいう。育児ノイローゼや育児ストレスという表現も用いられる。 B  産後うつ病は、いわゆるマタニティブルーズといわれるものであり、出産後急激に女性ホルモンが減少することによって情緒不安定になり、訳もなく涙が出る、不安感や抑うつ感などの精神症状や不眠などを示す一過性の症状である。 C  養護性(ナーチュランス)とは、「小さくて弱いものを見ると慈しみ育もうという気持ち」になる心の働きをいう。養護性は性別に限らず誰もが持っている特性である。 D  親準備性とは、まだ乳幼児を育てた経験のない思春期・青年期の人に対する、子育てに関する知識や技能、子どもへの関心、親になる楽しみなど、親になるための心理的な準備状態や態度などをいう。

    A:○  B:×  C:○  D:○

  • 92

    次の文は、ヒトの出生時の特徴に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 ( A )は、被毛の有無や感覚器官の発達の度合いとともに、成体とほぼ同様の姿勢保持・移動運動様式を備えて出生する、ヒト以外の霊長類も含めた高等哺乳類の出生を( B )とした。これに対して、ヒトは高等哺乳類でありながら( C )の種を想起させる未熟な発育・発達のまま出生するため、( A )はヒトの出生を( D )と特徴づけた。

    A:ポルトマン( Portmann, A.)  B:離巣性  C:就巣性  D:二次的就巣性

  • 93

    次の文は、子ども同士の関わりについての記述である。下線部( a )~( d )に関連の深い語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。 2~3歳頃では、( a )近くで同じような遊びをしていても、互いのやりとりはみられないことが多い。活発にやりとりして遊ぶようになると、( b )自分がやりたいことと仲間のやりたいこととのぶつかり合いを経験することになる。その後、4~5歳になると、( c )相手の立場に立って、自分とは異なる相手の気持ちや考えを徐々に理解できるようになっていく。 したがって、保育士は子ども相互の気持ちや想いをつなぎ、子どもが( d )自分自身の気持ちをコントロールする力を身につけるように配慮する必要がある。

    a:オ  b:カ  c:ウ  d:ク

  • 94

    次のうち、年度途中で新入所児を迎えた時の保育に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  入所時において、子どもは心の拠りどころとなる保護者からも、慣れ親しんだ家庭からも離れ、保育士等や他児と慣れない場所で生活することになる。保育士等は、こうした子どもの不安な思いを理解して、様々な保育士等が関わることで、人間関係を広げるよう努めることが大切である。 B  入所時の子どもが自分の居場所を見いだし、好きな遊具で遊ぶなど、環境にじっくりと関わることができるよう援助することが大切である。 C  既に入所している子どもは保育所の生活になじんでいるので、新しい友達との出会いに不安を持つことはなく、環境の変化による動揺はみられない。 D  保育士等は、既に入所している子どもと入所してきた子どもの双方と関わりながら、子ども同士が安定した関係を築けるように援助していくことが必要である。

    A:×  B:○  C:×  D:○

  • 95

    次のうち、「少子化社会対策大綱」(令和2年5月29日 閣議決定)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  結婚は個人の自由な意思決定に基づくものであるので、地方公共団体が、出会いの機会・場の提供、結婚に関する相談・支援や支援者の養成、ライフプランニング支援などの総合的な結婚支援をすることはない。 B  妊娠・出産への支援では、不妊治療への経済的負担軽減を図るための助成金、また、妊娠期から子育て期にわたるまでの様々なニーズに対して、切れ目のない支援体制の充実に取り組む。 C  男女ともに仕事と子育てを両立できる環境の整備として、就労希望者の潜在的な保育ニーズに対応し、就労しながら子育てをしたい家庭を支えるための待機児童解消、男性の家事・育児参画の促進を推進する。 D  地域社会による子育て支援としては、国が全国一律に子育て家庭に共通の困難やニーズを把握し、子ども・子育て支援の充実を図る。また、保護者の就労形態や就労の有無に応じた多様な保育・子育て支援を提供する。

    A:×  B:○  C:○  D:×

  • 96

    次のうち、子どもの生活や遊びに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  日常の出来事について時間的・空間的に系列化された知識はワーキングメモリと呼ばれ、それにより筋や流れのある遊びができるようになる。 B  ひとり遊びは幼児期前期に多くみられるが、5歳児でもひとり遊びをしているからといって発達が遅れているとは限らない。 C  子どもたちが集団に適応していく過程では、例えば、クラス対抗のリレーで力を合わせ、集団のルールに従うなど、自分は集団の一員であるという帰属意識を持つようになる。 D  他の子どもたちとの様々なやりとりを通して、状況を理解して相手の気持ちを考えることは、心の理論の獲得につながる。

    A:×  B:○  C:○  D:○

  • 97

    次の【図】は、厚生労働省委託調査「平成30年度 仕事と育児等の両立に関する実態把握のための調査研究事業報告書 労働者アンケート調査結果」における「末子妊娠判明当時の仕事を辞めた理由」「仕事と育児の両立の難しさで辞めた理由」について示したものである。以下の【設問】に答えなさい。 【設問】 次のうち、【図】を説明する文として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  末子の妊娠判明当時に仕事を辞めた女性にその理由を尋ねたところ、正社員、非正社員でも、上位3位まで、その理由は同じ項目である。 B  「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさで辞めた」と回答した女性にその理由を尋ねたところ、正社員では、「職場に両立を支援する雰囲気がなかった」が最も多い。 C  「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさで辞めた」と回答した女性にその理由を尋ねたところ、非正社員では、「会社に産前・産後休業や育児休業の制度がなかった」が最も多い。

    A:×  B:×  C:○

  • 98

    次のうち、乳幼児期から児童期の心的外傷(トラウマ)体験についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  1歳児は、トラウマの反応を示しはするが、心的外傷後ストレス障害( PTSD )を発症することはない。 B  夫婦間暴力の目撃は、乳幼児にとって心的外傷になりうる。 C  乳幼児期には、トラウマの内容として、性的虐待は含まれない。 D  乳幼児期において、注意欠如は、トラウマ後の反応としてはみられないため、これがみられれば心的外傷後の反応である可能性は低い。 E  乳幼児期に虐待をうけ、トラウマ反応がある場合、それは心理的、行動上の反応であるが、脳の機能的、器質的問題がその時点で進行している可能性はない。

    A:×  B:○  C:×  D:×  E:×

  • 99

    次のうち、障害を持つ子どもの家族への支援に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A  医師が障害の診断を告知した後の支援方針の策定に際しては、教育、福祉等の医療以外の領域の専門家の関与が必要である。 B  家族の障害受容については、エリザベス・キュブラー・ロス等のステージ理論にあてはまらず、障害の肯定と否定を繰り返すこともある。 C  主たる養育者である母親の障害受容の程度については、子どもの障害の程度の強さが最も関与する。 D  障害の状態や方針にかかわる正確な情報提供は、障害受容には関与しない。 E  障害受容をしない家族に対して、支援者が怒りなどの陰性感情を抱くことがある。

    A:○  B:○  C:×  D:×  E:○

  • 100

    次の文は、「保育所保育指針」第4章「子育て支援」1「保育所における子育て支援に関する基本的事項」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 ・保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の気持ちを受け止め、相互の( A )を基本に、保護者の( B )を尊重すること。 ・子どもの( C )に反しない限りにおいて、保護者や子どもの( D )を保護し、知り得た事柄の( E )を保持すること。 【語群】 ア 理解    イ 自己決定    ウ 守秘義務  エ 信頼関係  オ 利益 カ 個人情報  キ プライバシー  ク 主体性   ケ 秘密

    A:エ  B:イ  C:オ  D:キ  E:ケ