問題一覧
1
手術体位が循環器系に及ぼす影響 ・麻酔による心筋抑制作用・抹消血管拡張作用に加えて、体位によって促進されるため、(①)が起こりやすい
①血圧変動
2
手術体位が循環器系に及ぼす影響 ・(①)では、下肢挙上により下肢の循環量が2倍となり、急激に心臓に負担をかけることになる
①砕石位
3
手術体位が循環器系に及ぼす影響 ・麻酔により、(①)が(②)されるため、体位による影響を生理的に緩和することが出来ない
①代償機能②抑制
4
安全な環境管理として手術室で空気感染予防策が必要な患者(①など)を扱う場合は(②)を維持し、室内の汚染空気が室外に漏出するのを防止しなければならない
①肺結核症②負圧(陰圧)
5
全身麻酔中に体温が低下する理由
第1相…再分布性低体温=体の中で熱が分布が変わる 第2相…末梢から体外への放散・体温調節の障害 第3相…血圧収縮の出現
6
麻酔覚醒時の看護で呼吸状態で見るべき視点とその正常値
呼吸の深さ…規則的 数…12~18回/分、換気量500ml/回程度 心郭の動き(呼吸抑制の有無)…左右対称 SpO2…97%〜100%
7
手術が終わったら麻酔の投与を中止し、麻酔薬の拮抗薬を投与して作用を消失させ、患者の覚醒を促す。しかし、患者は麻酔薬や筋弛緩薬の残存などにより、(①)を生じることがある。
①覚醒遅延
8
抜去後は、喉頭浮腫、喉頭・気管支痙攣、(①)などによる(②)の危険性がある。
①反回神経麻痺②気道閉塞
9
覚醒遅延の麻酔要因として挙げられるもの
脳神経障害(脳梗塞、脳出血)、体温低下、血糖値の異常、酸塩基平衡(アシドーシスやアルカローシス)、電解質異常(低Na血症)、低換気
10
意識のスケール
GCS(Glasgow Come Scale) 開眼、言語反応、運動反応
11
麻薬性鎮痛薬の(①)は呼吸抑制が強い
①フェンタニル
12
舌根沈下などによる(①)では、呼吸音の異常、努力性呼吸が重要なサイン。特に(②)に注意
①上気道狭窄②シーソー呼吸
13
麻酔薬残存でみられるものは
循環抑制、血液拡張、痛みによる血圧と心拍数の上昇
14
十分な酸素が得られないと、ショックに陥る可能性もあるため注意する点がある
頻脈、徐脈、チアノーゼ、尿素減少
15
術直後の(①)が強いと(②)が生じたり(③)が変動したり、(④)の妨げにもなる。
①痛み②呼吸抑制③血圧④早期離床
16
PCAポンプとは
自らボタンを押し痛みを和らげる
17
早期離床の意義
・排痰の促進(横隔膜が下がるため呼吸面積が拡張し呼吸運動が促されるため) ・血液循環の促進(心拍出量の増大) ・縫合不全の予防、廃用症候群の予防 ・腸閉塞の予防(腸蠕動が促される) ・DVT・肺梗塞の予防(下肢静脈循環の促進) ・術後せん妄、昼夜逆転の予防 ・褥瘡の予防(局所の圧迫を防ぐことが出来る) ・気分転換によるストレスの減少 ・社会復帰への意欲の向上
18
術後出血が起こりやすいのはどのくらいか。
術後48時間以内に起こりやすい
19
ショックの5徴候
蒼白、呼吸不全、脈拍触知不能、冷汗、虚脱
20
呼吸器合併症の代表的な合併症は
無気肺、肺炎、肺水腫
21
循環器合併症は
不整脈、虚血性心疾患、うっ血性心不全
22
出血性ショックで起こるのは
血圧の低下
23
ショックを起こした患者に最も適切な体位は?その理由も
頭部挙上
24
排痰の安全色、危険色
安全色…黄色 危険色…白や緑
25
術後イレウスはどのくらいで回復するか
48〜72時間
26
縫合不全の症状が現れるのはいつ頃か。またその症状は
術後5〜10日ごろ 発熱、痛み、頻脈、白血球の増加、CRP上昇
27
足関節を背屈させると腓腹部に疼痛が生じることを
ホーマンズ徴候
28
術後の嘔吐の原因になるものは何か。またその時の看護はどのようなものか
オピオイド 嘔吐時には、体位を変えて窒息を防ぐ
29
乳がんの発がん部位について
複数領域 10% 外側上部 50% 内側上部20% 外側下部 10%
30
乳がんの高危険因子は何か
高年齢、未産、早い初経、遅い閉経、乳がんの家族歴、肥満、アルコール摂取、喫煙
31
リンパ管に入ったがん細胞が最初にたどり着く腋窩リンパ節を
センチネイルリンパ節
32
乳がんで比較的早期から転移が起こりやすい部位。3つ
骨、肺、肝臓
33
進行胃がんの肉眼分類として使用される分類は。その分類区分は?
ボールマン分類。 Ⅰ型 腫瘍型 Ⅱ型 潰瘍限局型 Ⅲ型 潰瘍浸潤型 IV型びまん浸潤型
34
胃がん転移の中で左鎖骨上窩リンパ節への転移のことを
ウィルヒョウ転移
35
胃がんの血行性転移では、 まず(①)への転移、その後(②)から(③)へ
①肝臓②肺③全身
36
Aさん(63歳男性)は、胃がんにて胃亜全摘出術後3か月目に誤嚥性肺炎で緊急入院した。食物の通過や排便は問題なかったが、食事摂取量が少なく、術前より体重が10Kg減少した。総義歯が外れやすく歯科を受診予定であった。 Aさんの肺炎の原因として考えられるのはどれか、2つ選べ
消化管内容物の逆流, 義歯の不具合
37
食道がんで正しいのはどれか
飲酒は危険因子である, 胸部中部食道に好発する
38
全身麻酔下で食道再建術を受ける患者への術前オリエンテーションで適切なのはどれか。ひとつ
麻酔の際は喉に呼吸用の管を入れます
39
髄膜刺激症状の3大症状は
頂部硬直、ケルニッヒ徴候、ブルジンスキー徴候
40
正常な頭蓋内圧(ICP)は
7〜18cmH2O
41
頭蓋内圧が亢進し脳虚血やPaCO2の上昇が繰り返し行われるとどうなるか
脳ヘルニア❓
42
慢性頭蓋内圧亢進の3徴は
頭痛、嘔吐、うっ血乳頭
43
クモ膜下出血の3大合併
再出血、脳血管痙攣、正常圧水頭症
44
クモ膜下出血の診断方法 CTやMRI、MRA、脳血管撮影以外にも(①)がある。 (②)or(③)なら診断確定
①脳脊髄液検査②血性③キサントクロミー
45
脳梗塞の治療として強く推奨されているものは。これに注意する点は
rt-PA静注療法、出血性梗塞
46
眼圧の異常をきたす代表的な疾患 眼圧上昇……(①) 眼圧低下……(②)
①緑内障②網膜剥離
47
点眼薬投与時の事故防止 (①)では(②)、(③)が起こるので運転さ控えること。原発(④)では禁忌。
①散眼薬②羞明③調節麻痺④閉塞隅角緑内障
48
中途失明原因は(①)であり、解剖学的流れは(②)で産生→(③)→房水静脈→静脈→全身。正常な眼圧は(④〜⑤)mmHgである。
①緑内障②毛様体③隅角④10⑤21
49
関節軟骨こ摩耗・変性による関節障害であり、加齢に伴い全身の関節に起こるものは何か。また、症状は(①)した(②)歳以上の(③)に多い。
変形性関節症、①肥満②50③女性
50
腰椎椎間板ヘルニアは、髄核の後方脱出によって起こる(①)が出現
①神経根圧迫症状
51
腰椎椎間板ヘルニアで正しいのはどれか
診断にはMRI が有用である
52
Aさん(35歳、男性)。身長175cm、体重74kgである。1か月前から腰痛と右下肢のしびれが続くため受診した。腰椎椎間板ヘルニアと診断され、保存的療法で経過をみることになった。 Aさんへの生活指導として適切なのはどれか
前かがみの姿勢を控えましょう
53
下垂体腺腫で腫瘍が視神経交叉を圧迫すると同名半盲をきたす
🙅🏻
54
ハーディ手術後は抗利尿ホルモン分泌障害による尿崩症に注意する
🙆🏻♀️
55
老人性白内障は加齢による硝子体の代謝障害によるものである
🙅🏻
56
緑内障は主に房水の循環障害に伴う眼圧の低下によって眼機能が障害される疾患である
🙅🏻
57
緑内障について正しいのはどれか
視神経が萎縮する
58
内耳から中枢に障害が生じるため、気導聴力と骨導聴力の両方が低下するのは?
感音難聴
59
鼓室形成術を受けた患者には鼻を強くかむことを禁じる
🙆🏻♀️
60
人工股関節置換術後は、和式トイレの使用をすすめる
🙅🏻
61
腰椎椎間板ヘルニアは、第3-4腰椎間に生じることが多い
🙅🏻
62
腰椎椎間板ヘルニアでは、下肢の伸展挙上で疼痛が生じるラセーグ徴候がみられる
🙆🏻♀️
63
内頸動脈は脳内で一本の脳底動脈となる
🙅🏻
64
脳梗塞の病巣はCTでは白く描出される
🙅🏻
65
クモ膜下出血は、髄膜のうちクモ膜と軟膜の間に出血する
🙆🏻♀️
66
クモ膜下出血をCTで診断できない場合、骨髄穿刺で検査する
🙅🏻
67
頭蓋内圧亢進を助長するのはどれか
便秘
68
「話す言葉は流暢であるが、言い間違いが多く支離滅裂になることがある」のは?
感覚性(ウェルニッケ)失語
69
白内障では水晶体が混濁する
🙆🏻♀️
70
緑内障の治療では眼内レンズを挿入する
🙅🏻
71
突発性難聴は両側性にみられる伝音性難聴である
🙅🏻
72
慢性副鼻腔炎の手術では視神経などを傷つけるリスクがある
🙆🏻♀️
73
ネフロンは糸球体とボウマン嚢とで構成される
🙅🏻
74
通常、原尿の50%程度が尿細管・集合管において再吸収される
🙅🏻
75
アンジオテンシンⅡは血管を拡張させる作用を持つ
🙅🏻
76
膀胱の内面は移行上皮に覆われている
🙆🏻♀️
77
排尿時には内尿道括約筋は弛緩する
🙆🏻♀️
78
腎臓の機能でないのはどれか。
ビタミンAの活性化を行う
79
膀胱がんではアスベストへの職業的曝露が危険因子となる
🙅🏻
80
膀胱がんに対する尿路変向術では一般に右下腹部に尿路の出口を造設する
🙆🏻♀️
81
前立腺がんの腫瘍マーカーとしてPSAが用いられる
🙆🏻♀️
82
溢流性尿失禁では骨盤底筋群を鍛える
🙅🏻
83
手術前のオリエンテーションの目的
①患者自身が手術まで生活でどのようなことに注意をはらえばよいか処置や訓練がなんのために行われているのかを理解して、必要な行動が主体的に行えているようになる。 ②手術や麻酔がどのように行われているかイメージでき、安心して手術に望めるようになる。 ③術後合併症を予防し、順調な回復を促すために、手術前・手術後に、患者自身が行わなけばならないとを了解し、それに向けて努力することができるようになる。
84
青い部分を埋めろ。 脱臼しやすいのはどこか
外転、内転 内旋、外旋 脱臼…内転、内旋
85
術後合併症で術前の喫煙と最も関連が強いのはどれか。
手術部位感染
86
胃がんの症状・診断
黒色便、貧血によるめまい、息切れ、吐き気、体重減少、噴門部では感下困難、幽門部ではおう吐
87
排尿異常について
• 乏尿:400ml/日以下 • 無尿:100ml/日以下 • 多尿:3000ml/日以上 • 頻尿:日中8回以上(夜間2回以上)
88
胃切除術後症候群
ダンピング症状(早期・晩期)、貧血、骨代謝障害、逆流性食道炎
89
ダンピング症候群とは
ダンピング症候群は胃全摘出術などで、小腸に食物が直接入ることによって起こる。