問題一覧
1
かぜ症候群に関して答えなさい。
原因のほとんどは、上気道へのウイルス感染である。
2
小児肺炎に関して答えなさい。
6歳以上ではマイコプラズマが原因の多くを占める。
3
小児の発疹を伴う感染症について答えなさい。
先天性風疹症候群では、先天性の難聴や白内障を来しうる。
4
感染性胃腸炎について答えなさい。
ノロウイルスはアルコールでは消毒できない。
5
皮膚感染症について答えなさい。
伝染性膿痂疹は黄色ブドウ球菌が主な原因である。
6
小児の感染症に伴う発疹について答えなさい。
突発性発疹の原因ウイルスはヒトヘルペスウイルス6型、7型である。
7
感染性胃腸炎について答えなさい。
感染性胃腸炎の多くはノロウイルスが原因である。
8
再興感染症について答えなさい。
新生児期に百日咳へ罹患すると重症化する危険がある。
9
手足口病は夏風邪の一つであり、咽頭の粘膜疹と手足の発疹を呈する疾患である。
○
10
インフルエンザウイルスA型は動物には感染しない。遺伝子変異もしないため、変異株が出現することはない。
✕
11
化膿連鎖球菌はB型溶血性連鎖球菌に分類される。合併症として溶連菌感染後、急性糸球体腎炎やリウマチ熱などがある。
✕
12
新型コロナウイルスについて、小児では軽症例が多いが、遺伝子変異により病像が変化する可能性があり、注意が必要である。
○
13
肺炎マイコプラズマは近年マクロライド系抗生物質への耐性化が問題となっている。テトラサイクリンも有効であるが、歯や骨への副作用に注意が必要である。
○
14
RSウイルスは乳幼児よりも年長児に感染すると重症化することが多い。重症化のリスクがあっても、感染予防には手洗い・うがい以外に方法はない。
✕
15
百日咳への抗体価はワクチン接種後、数年で低下する。成人でも咳が続く場合は考慮すべき疾患である。
○
16
結核菌は、肺だけではなく、骨や関節、腎臓など様々な部位へ感染しうる。身体症状では、持続する微熱や体重減少のみのこともあり注意が必要である。
○
17
麻疹ウイルスは飛沫感染によるが、空気感染はしないため感染力は弱い。頬粘膜に出現するコブリック斑は発疹期に認める。
✕
18
風疹は3日はしかと言われ、麻疹より病気としては軽症である。近年では2013年に小流行し、翌年にかけて先天性風疹症候群が増加した。
○
19
流行性耳下腺炎は、ムンプスウイルスの唾液腺への感染により発症する。合併症予防のためにも予防接種が望ましい。
○
20
単純ヘルペスウイルス感染症について、アトピー性皮膚炎患者などに発症する全身性単純ヘルペスウイルス感染症を、カポジー水痘様発疹症という。新生児ヘルペスも重症ウイルス感染症であり、産道が感染源となるため、妊婦は注意が必要である。
○
21
ロタウイルス感染症は、乳幼児期に多く発症し、嘔吐や遷延する下痢により脱水に陥りやすい。経口ロタウイルス生ワクチンは発症や重症化を予防するため有用であり2020年から定期接種となった。
○
22
大腸菌感染症について、ヴェロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌に感染すると、溶血性尿毒症症候群を発症することがある。溶血性尿毒症症候群の経過は一過性であり、数日で自然に改善することが多い。
✕
23
鶏卵にはカンピロバクターが寄生している場合がある。サルモネラ菌は食肉を通じて食中毒の原因となる。
✕
24
クループ症候群について、パラインフルエンザウイルスが主な原因であり、症状は犬吠様咳嗽である。急性喉頭蓋炎との鑑別が必要である。
○
25
インフルエンザウイルス感染症は、ワクチンをしても発症予防効果は高くない。罹患したら全員が抗ウイルス薬を投与されるべきである。
✕
26
水痘に感染すると、頭皮以外の全身に水痘疹が出現する。水痘の予防にはワクチンが重要であり、近年定期接種となっている。
✕
27
近年予防接種を行うワクチンが増えているが、乳児期は生ワクチンを優先して施行し、1歳以降で不活化ワクチンを施行するのが通常である。
✕
28
風疹ウイルスへ免疫のない妊婦が妊娠初期に感染すると、児に先天性風疹症候群が発症することがある。
○
29
百日咳の症状で、連続性の短い咳嗽をスタッカート(痙咳)、咳と笛声の繰り返しをレプリーゼと言う。新生児ではけいれんや無呼吸発作を呈するときがある。
○