問題一覧
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問1 次の文は、浸透探傷試験の対象となる傷について述べたものである。正しいものを選べ。
表面にあるきずであり、表面に開口したきずのみが対象である。
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問2 次の文は、浸透探傷試験で対象となるきずについて述べたものである。正しいものを選べ。
表面きずは、構造物の破壊に直接つながりやすい。
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問3 次の文は、浸透探傷試験における除去処理/洗浄処理について述べたものである。正しいものを選べ。
除去処理とは、浸透処理後きず以外の表面の浸透液を除去する処理である。
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問4 次の文は、前処理について述べたものである。正しいものを選べ。
前処理では、浸透液がきずの内部に浸透できるようにする事を第一の目的とする。
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問5 次の文は、毛細現象について述べたものである。正しいものを選べ。
浸透探傷試験で利用している毛管現象には、きずの中に浸透液が浸透する現象と粉末を使った現像材中に浸透液が広がっていく現象である。
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問6 次の文は、浸透処理について述べたものである。正しいものを選べ。
浸透処理とは試験面全面に浸透液を適用し、きずの内部に十分に染み込ませる処理のことをいう。
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問7 次の文は、乾燥処理について述べたものである。正しいものを選べ。
浸透探傷試験の乾燥処理には、熱風循環式乾燥器が最も適してる。
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問8 次の文は、現像材を使用する現像処理について述べたものである。正しいものを選べ。
一般的に現像処理を行う事によって、きずの幅よりも拡大した指示模様を作る。
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問9 次の文は、探傷試験が終了した後の試験体の後処理について述べたものである。正しいものを選べ。
浸透探傷試験で用いられる探傷剤は、それ自体試験体に有害な影響を与えることは少ないが、試験体が使用された時に試験体に付着していた探傷剤が使用される環境に影響を与えるおそれがあるとされる場合は、除去する必要がある。
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問10 次の文は、浸透探傷試験の種類について述べたものである。正しいものを選べ。
水洗性蛍光浸透探傷試験とは、水で容易に洗浄できる性質が与えられた油性の浸透液に紫外線で励起され蛍光を発する蛍光物質が添加されている浸透液を使用する方法である。
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問11 次の文は、浸透探傷試験の種類について述べたものである。()の中にあてはまる適切な語句のうち、正しいものを選べ。 浸透探傷試験は、観察方法、( )、現像方法によりいくつかの方法に分類されそれぞれの方法に応じ、適した性能の探傷剤か組み合わされ使用されている。
余剰浸透液の除去方法
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問12 次のうち、染色浸透探傷試験に適用できない現像法のみの組合せはどれか。正しいものを選べ。
乾式現像法、無現像法
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問14 次の文は、浸透探傷試験における各種方法の組合せについて述べたものである。正しいものを選べ。
浸透探傷試験は、洗浄方法により3種類、現像方法により4種類に分類する事ができる。
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問15 次の文は、洗浄処理装置について述べたものである。正しいものを選べ。
洗浄処理装置の洗浄水は、温度は10℃〜40℃、圧力は147kPa(1.5kgf/cm2)〜275kPa(2.8kgf/cm2)が適している。
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問16 次の文は、高圧水銀灯式ブラックライトについて述べたものである。正しいものを選べ。
点灯中にスイッチを切ると、すぐにスイッチを入れてもしばらく点灯しない。
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問17 次の文は、浸透液の感度レベル(JI Z 2343-2)について述べたものである。正しいものを選べ。
浸透液の感度レベルの分類は、染色浸透液で2種類、蛍光浸透液で5種類がある。
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問18 次の文は、割れについて述べたものである。正しいものを選べ。
割れが表面に存在する場合には、構造物の破壊に直接つながる重要なきずとなる。
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問19 次の文は、溶剤除去性浸透探傷で溶接部を探傷する場合に行う試験準備で行う外観検査について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
溶剤除去性浸透探傷試験で溶接部の表面きずを探傷する場合の試験準備の外観検査では、アンダーカット及びビードの波の形状などが対象となる。
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問20 試験面の汚れを取る方法で、きず開口部を塞ぐ恐れがあるものは次のうちどれか、正しいも一つ選べ。
サンドブラスト
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問21 次の文は、溶剤除去性染色浸透探傷試験について述べたものである。正しいものを選べ。
エアゾール缶入りの探傷材があり、携帯性に優れている。
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問22 次の文は、水洗性浸透探傷試験の特性について述べたものである。正しいものを選べ。
水洗性浸透探傷試験で使用される浸透液には水洗性蛍光探傷液と水洗性染色浸透液との2種類がある。
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問23 次の文は、後乳化性蛍光浸透探傷試験で使用される油ベース乳化剤について述べたものである。正しいものを選べ。
後乳化性蛍光浸透探傷試験で使用される乳化剤は紫外線照射灯の下で紫外線を照射すると浸透液と異なった色相の蛍光を発する。
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問24 次の文は、前処理について述べたものである。正しいものを選べ。
前処理で有機溶剤である洗浄剤を使用した場合でも乾燥を行うのが一般的である。
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問25 次の文は、浸透処理についてのべたものである。正しいものを選べ。
刷毛塗り法で蛍光浸透液を適用した場合は、塗り残しがないかどうか、紫外線照射灯(ブラックライト)で照射して確認する必要がある。
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問26 次の文は、浸透処理について述べたものである。正しいものを選べ。
浸透時間は、試験体の温度を考慮して決める必要がある。
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問27 次の文は、乳化処理について述べたものである。正しいものを選べ。
乳化時間は、事前に確かめておく必要がある。
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問28 次の文は、余剰浸透液の除去処理について述べたものである。正しいものを選べ。
最初は除去液を用いずに乾いたウエスだけで拭きとること。
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問29 次の文は、水洗性蛍光浸透探傷試験の洗浄処理の方法について述べたものである。正しいものを選べ。
洗浄処理は、ブラックライトを照射しながら行う。
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問30 次の文は、乾燥処理について述べたものである。正しいものを選べ。
水洗性蛍光浸透探傷試験に乾式現像法を適用する場合は、洗浄処理後に水分を乾燥しておく必要がある。
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問31 次の文は、速乾式現像剤をスプレー法で溶接部に適用する場合の注意事項について述べたものである。正しいものを選べ。
エアゾール缶内に入ってるペレットの音が良く聞こえるように繰り返し振ってから適用する。
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問32 次の文は、水洗性蛍光浸透探傷試験で使用される湿式現像法の特徴について述べたものである。正しいものを選べ。
湿式現像法は余剰浸透液を水洗浄したあと乾燥処理前に現像剤を適用する。
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問33 次の文は、溶剤除去性染色浸透探傷試験を行った場合と観察について述べたものである。正しいものを選べ。
観察を行う場合、自然光は最適である。
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問34 次の文は、染色浸透探傷試験を実施した時に、きず指示模様が擬似模様かわからないために再試験を行った方法について述べたものである。正しいものを選べ。
試験を最初からやり直した。
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問35 次の文は、擬似指示の原因を示したものである。正しいものを一つ選べ。
後乳化性蛍光浸透探傷試験を湿式現像法で行った時に乳化時間が不足した場合には擬似指示が発生しやすい。
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問36 次の文は、評価が困難な場合のワイプオフ法について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
ワイプオフ法は一度現像剤を除去し再度速乾式現像剤を薄く塗布する方法である。
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問37 次の文は、スケッチで結果を記録すること場合について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
図で示す場合には通常、第三角法が用いられる。
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問38 次の文は、JIS Z 2305:2013「非破壊試験技術者の資格及び認識」に定めるレベル1技術者の責務について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
浸透探傷試験装置の調整をすることができる。
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問39 次の文は、エアゾール缶の探傷材について述べたものである。正しいものを選べ。
内圧は、一般に25℃で294〜490kPa(3〜5kgf/cm2)位である。
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問40 次の文は、室内で浸透探傷試験を実施する場合の安全衛生について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
現像処理を行う場合には使用する現像剤の種類により安全衛生上の対策もかわる。