問題一覧
1
羹に懲りて膾を吹く
以前の失敗に懲りて、必要以上に用心深くなること。
2
石の上にも三年
辛くとも根気良く続ければ、最後には成功するということ。
3
一矢を報いる
反撃、反論すること。
4
一寸の虫にも五分の魂
どんなに小さく弱いものにも意地があるのだから、軽んじてはいけないということ。
5
一石を投じる
新しく問題を投げかけること
6
一線を画する
物事にはっきりと区切りをつけること
7
烏合の衆
寄り集まっただけの規律も統一もない群れ。
8
雨後の筍
同じような物事が相次いで現れること
9
胡散臭い
見た感じがどことなく怪しい様
10
馬が合う
気が会って意気投合する
11
雲泥の差
非常に大きな差
12
蛙の子は蛙
① 子は親に似るものだ。 ② 凡人の子は凡人にしかならない。
13
固唾を呑む
事のなりゆきがどうなるか、じっとしていること
14
果報は寝て待て
幸福は人にはどうにもできないから焦らず待てということ
15
かわいい子には旅をさせよ
子がかわいいならば、手元で甘やかさず、世のなかに出して苦労を経験させた方がよいということ
16
眼光紙背に徹する
書かれている事柄の背後にある、深い意味まで読み取ること
17
歓心を買う
機嫌をとって、気に入られようと努めること
18
肝胆相照らす
互いに心の底まで打ち明けて親しくつきあうこと
19
気が置けない
遠慮したり気を遣う必要がなく、心から打ち解けることができること
20
気が引ける
後ろめたく思い、ひるむこと
21
机上の空論
頭のなかで考えただけの理論で、実際には役に立たない案や意見
22
機知に富む
その場に適した対応ができる才能をもっているさま
23
木に竹を接ぐ
不自然で、前後のつじつまが合わないこと
24
踵を返す
引き返す
25
きまりが悪い
他に対して面目が立たず、恥ずかしいこと
26
肝に銘じる
忘れないように心に刻みつけること
27
脚光を浴びる
世間の人々の注目の的となる
28
軌を一にする
考え方や方法が同じである
29
奇を衒う
変わったことをわざとすることで、人の注意を引くこと
30
気を揉む
心配で落ち着かず、やきもきすること
31
琴線に触れる
感動する。感銘を受ける。
32
苦汁を嘗める
苦い経験やつらい思いをすること
33
首をかしげる
不思議に思う。不審に思う。
34
首を横に振る
承知しない。賛成しない。
35
警鐘を鳴らす
危険を知らせ警戒を促すこと。
36
逆鱗に触れる
目上の人をしく怒らせるこ
37
後悔先に立たず
すでにしてしまったことは、あとになって悔やんでも取り返しがつかないということ
38
郷に入っては郷に従え
その土地に住むのならば、その土地のやり方に従うべきだということ
39
業を煮やす
思うように事が運ばず、腹を立てること
40
心を砕く
いろいろと考え、苦心すること
41
言葉を濁す
はっきり言わないで、あいまいな言い方をする
42
座右の銘
いつも身近に置いて、自身の戒めとする言葉
43
猿も木から落ちる
熟練した達人でも、ときには失敗することがある
44
三人寄れば文殊の知恵
凡人でも三人集まって考えれば、すばらしい知恵が出るものだ
45
歯牙にもかけない
無視して問題にしないこと
46
舌を巻く
あまりにもすぐれていて、非常に感心する
47
地団駄を踏む
悔しがったり怒ったりして、激しく地面を踏みつけること
48
癪に障る
腹が立つこと
49
重箱の隅を楊枝でほじくる
些細な事柄をいちいち取り上げて、細かく言うこと
50
雌雄を決する
決着をつけること
51
朱に交われば赤くなる
人は友人や環境によって、善悪どちらにも感化されるということ
52
性懲りもない
何度懲らしめられても反省せず、懲りることがないこと
53
焦眉の急
ひどくさし迫った危機
54
食指が動く
あることをしてみようという気になること
55
所在ない
何もすることがなくて退屈である様子
56
如才ない
愛想がよくて気が利き、することに抜かりがないこと
57
人口に膾炙する
世間の人々の話題また評判になること。広く知れ渡ること
58
住めば都
どんな所でも、住み慣れるとそこがよい土地だと思うようになる、ということ
59
正鵠を射る
物事の核心、急所をつくこと
60
青天の霹靂
思いがけず突然に起こる事件のこと
61
俎上に載せる
ある物事や人物を取り上げて、議論や批判の対象にすること
62
袖振り合うも多生の縁
ちょっとした出来事も、前世からの縁で起こるものだ
63
そりが合わない
気心が合わないこと
64
たかをくくる
低く評価して、見くびること
65
他山の石
他人のよくない言葉、行動でも自分を磨く助けになるということ
66
袂を分かつ
関係を断つ、絶交すること
67
端を発する
それがきっかけとなって物事が起こること
68
月とすっぽん
二つのものがはなはだしく違っていること
69
頭角を現す
才能や技量などが、周囲の人よりも一段とすぐれること
70
灯台もと暗し
身近な状況は、かえってわかりにくい
71
取るに足らない
問題として取り上げる価値もないこと
72
徒労に帰す
力を費やしたことがむだに終わること
73
情けは人のためならず
親切は相手のためだけでなく、やがてはよい報いとなって自分に戻ってくるということ
74
習い性と成る
習慣がその人の生まれつきの性質のようになってしまうこと
75
習うより慣れよ
教えられるより、経験を重ねたほうがよくおぼえられる
76
猫に小判
価値のわからない者に高価なものを与えてもむだである
77
背水の陣
一歩も退くことができない状況で、決死の覚悟で全力を尽くすこと
78
歯が立たない
(相手が自分の技量を超えていて、)立ち向かうことができないこと
79
馬脚をあらわす
隠していたことが表に出ること
80
拍車をかける
物事の進行を一段とはやめること
81
破竹の勢い
とどめることができないほどの激しい勢い
82
鼻白む
怖じ気づいたような顔になる。また興ざめする
83
鼻であしらう
まともに取り合おうとせず、冷淡に扱うこと
84
歯に衣着せぬ
思ったことを、そのままずけずけと言うこと
85
腹を割る
本心を打ち明ける。隠さずに心のなかをさらけ出すこと。
86
氷山の一角
表面に現れたのは全体の一部分にすぎず、多くは隠れたままであるということ
87
顰蹙を買う
ある言動によって、人から嫌われること
88
覆水盆に返らず
一度してしまったことは、取り返しがつかないということ
89
腑に落ちない
納得がいかないこと
90
不問に付す
あえて問いたださず、そのままにしておくこと。
91
枚挙にいとまがない
たくさんあって、数えきれないこと
92
真に受ける
本当だと思うこと
93
眉をひそめる
心配事や他人の不快な行為のために、顔をしかめること
94
身から出た錆
自分のしたことが原因となって自分が苦しむこと
95
水に流す
過去のいざこざを、なかったことにする
96
三つ子の魂百まで
幼い時に形成された性格は、老年になっても変わらないということ
97
耳をそばだてる
しっかり聞き取ろうと注意を集中させる
98
身もふたもない
はっきりと表現しすぎて、味気ないこと
99
胸に刻む
しっかりと心にとどめること
100
名状しがたい
説明できない、言葉にできない