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民事法入門小テスト
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  • 問題数 60 • 7/24/2023

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  • 1

    第2回-3 成文法に当てはまるものをすべて選択しなさい

    刑法, 民法, 民事訴訟法

  • 2

    第2回-4 国の立法機関である国会の議決を経て制定されるルールのことをなんというか

    法律

  • 3

    第2回-5 民法により規律されるものを選択しなさい。

    Aは、自動車を運転中、誤ってBに衝突し、Bに怪我を負わせたため、Bから損害賠償を払えと 言われた。, Aは、Cから自動車を購入したが、その自動車には欠陥があった。, Aは、Bからお金を借りていたところ、Bに貸していたお金を返せと言われた。, Aは、Bと結婚することになったが、実は、BはCとすでに結婚していた。, Aの死亡後、その財産の相続をめぐってAの子どもたちの間で紛争が生じた。

  • 4

    第3回-3 次の文章の空欄【 1 】から【 4 】までに入る最も適切な漢数字の組み合わせを選びなさい。 民法とは、形式的には第【 1 】編から第【 2 】編までは明治29年に公布され(明治 29 年 4月27日法律第89号)、第【 3 】編・第【 4 】編は明治31年に公布され(明治31年6月 21 日法律第 9 号)、ともに明治 31 年 7 月 16 日に施行された「民法」という名称の法律を指す。

    1→一、2→三、3→四、4→五

  • 5

    第3回-4 最も適切な説明文を以下から選択しなさい。 日本の民法典は、

    パンデクテン体系をとっており、第一編総則、第二編物権、第三編債権、第四編親族及び第五 編相続の全五編で構成され、冒頭の第一編には第二編以下に共通の事項が規定されている。ま た、第二編から第五編までの中にも、それぞれ冒頭に総則の章が置かれ、それに続く各章に共通 の事項が規定されている。

  • 6

    第3回-5 条文番号の前には、条文の見出しが設けられている。六法を使って、民法178条の見出しを答 えなさい。

    動産に関する物権の譲渡の対抗要件

  • 7

    第3回-6 条文番号の前には、条文の見出しが設けられている。六法を使って、民法485条の見出しを答 えなさい。

    弁済の費用

  • 8

    第3回-7 条文番号の前には、条文の見出しが設けられている。六法を使って、民法555条の見出しを答 えなさい。

    売買

  • 9

    第3回-8 条文番号の前には、条文の見出しが設けられている。六法を使って、民法574条の見出しを答 えなさい。

    代金の支払場所

  • 10

    第3回-9 条文番号の前には、条文の見出しが設けられている。六法を使って、民法731条の見出しを答 えなさい。

    婚姻適齢

  • 11

    第4回-3 (私法上の)権利の主体となることができる資格または地位のことをなんというか

    権利能力

  • 12

    第4回-4 一定の物を直接に支配して利益を受ける排他的権利をなんというか。

    物権

  • 13

    第4回-5 特定の者に対して一定の行為を求めることができる権利のことを何というか。

    債権

  • 14

    第4回-6 人が、特定の物を、法令の制限内において、自由に使用、収益および処分することができる権 利は次のうちどれか選択しなさい。

    所有権

  • 15

    第4回-7 債権の発生原因の 1 つであって、債権の内容を当事者が自由に決めることができるものを何と いうか。

    契約

  • 16

    第5回-3 以下の空欄に入る適切な語の組み合わせとして最も適切なものを選びなさい。 法規の条件命題において要求される要件の総体を【 ア 】といい、帰結命題において与えられ る効力を【 イ 】という。【 ア 】は、【 イ 】発生の原因となるもの、すなわち、権利変動(権利の 発生・変更・消滅)の原因となるものということができる。

    ア:法律要件、イ:法律効果

  • 17

    第5回-4 以下の空欄【 ア 】および【 イ 】に入る語句の組み合わせとして最も適切なものを選択しなさ い。 民法555条は売買契約の成立要件を定める。同条によると、売買は「当事者の一方が【 ア 】 を約し、相手方がこれに対して【 イ 】を約することによって、その効力を生じる」。

    ア:ある財産権を相手方に移転すること、イ:その代金を支払うこと

  • 18

    第5回-5 Xは自己が所有する甲パソコンをAに無償で貸していたところ、YがAのもとから甲を持ち去り占 有していたとする(「本件」という)。下記《文章》は、本件で、所有者Xが占有者Yに対し所有権に基 づく所有物返還請求権を行使しうることを推論したものである。下記《文章》の空欄【 1 】~【 3 】に入る最も適切な語句を[選択肢]ア~ケの中から 1 つずつ選び、順に並べなさい。 な お、記入する際には、次の形式に従わないと、正答として正しく認識されないので注意してくださ い。 例 ア、イ、ウ(全角カタカナ、全角句点) 《文章》 所有者の占有者に対する所有権に基づく(物権的返還請求権としての)所有物返還請 求権の法律要件は、【 1 】である。 本件において、【 2 】から、所有権に基づく所有物返還 請求権発生の要件を満たす。 したがって、本件において、【 3 】と考えられる。

    イ 所有者が目的物を所有していること、相手方が目的物を占有していること、および相手方が目 的物の占有権原を有していないこと, オ Xは甲パソコンを所有し、Yは甲を占有しており、Yには甲の占有権原がない, ク XはYに対し、所有権に基づき、甲の返還を請求することができる

  • 19

    第6回-3 所有権に関する以下の文章を読み、正しいものをすべて選択しなさい。

    物権の排他性という性質によれば、Aが土地(甲)を所有している場合、AのほかにBも甲の所有 者であるということは原則として認められない。, Bは、A所有の建物(甲)を購入することにした。この場合、AB間で特約がないときは、たとえ登 記が済んでいなくとも、甲の所有権は契約締結時にBに移転する。

  • 20

    第6回-4 次の≪事例≫を読み、【答案】の空欄( a )から( d )に入る適切な語の組み合わせとして、 適切なものを選択しなさい。 ≪事例≫ B は、自己の所有地上に工場を建築し、そこで自動車整備業を営んでいる。B は、工 場に隣接する空き地(甲地)を自分の所有地の一部と誤解し、そこに廃車やタイヤなどを置いてい た。ところが甲地は、A の所有地であり、A はそこに近々住宅を建築する予定であった。そこで A は、甲地上にある廃車やタイヤなどの撤去(=妨害排除請求)を B に対して主張したいと考えてい る。 【答案】 1.( a )権者は、自己の( a )物に対する支配が他人によって侵害された場合、その 侵害者に対して( b )を主張できる。民法は、この権利を明文で規定してはいない。しかし、( a )物に対する円満な支配権が侵害された場合にその侵害状態を除去することが法的に保護 されなければ、物に対する( c )な支配権である意味がなくなる。よって( b )は、明文がなくて も認められると解される。 2.上記の事例において、A は、甲地について( a )権を有している。 他方Bは、( d )権などのような甲地を利用するための利用権を取得していない。そのため、B は、A の( a )権を違法に侵害していると言える。 3.よって A は、B に対してタイヤの撤去を主 張できる。

    a 所有、b物権的請求権、c排他的、d賃借

  • 21

    第7回-3 下記の事例のうち「契約」に該当するはどれか。該当するものをすべて選択しなさい。

    A は、B から車を購入した。その結果、車の引渡債権を取得した。, A は、B に自分の車をタダであげる約束をした。その結果、その車の引渡義務を負うことになっ た。

  • 22

    第7回-4 次の文章を読んで、空欄( 1 )に入るのに最も適当な語句を答えなさい。 ( 1 )の原則とは、契約をするかしないか、誰と契約するか、契約の内容をどうするかなどは当 事者の自由な意思に委ねられるという原則である。

    契約自由

  • 23

    第7回-5 民法典で定められている 13 種類の契約のことをなんというか。

    典型契約

  • 24

    第7回-6 在学契約などのように民法で定められていない契約のことをなんというか。

    非典型契約

  • 25

    第7回-7 以下の文章を読み、空欄( 1 )から( 3 )に入る語の組み合わせとして、最も適切なものを 選びなさい。 A が「自分が所有する土地を 2000 万円で買ってください」と言い、B がそれに対して「いいです よ」と応じる場合、Aの発言が( 1 )であり、Bの発言が( 2 )に当たり、両当事者の( 3 )が 合致しているので、売買契約が成立する。

    1申込み、2承諾、3意思表示

  • 26

    第7回-8 不動産の売買契約において、売主は目的物の引渡しや登記移転を行い、買主が代金を支払っ た。このように債務者が自己の債務の内容を実現することをなんというか。これにより、売主・買主 それぞれが負う債務が消滅し、売買契約も終了する。

    履行

  • 27

    第7回-9 次の文章を読み、空欄( 1 )と( 2 )に入る組み合わせとして、最も適切なものを選択しなさ い。 民法の条文には、当事者がその条文の内容と異なる合意をしても合意が優先する規定と、 条文と内容的に異なる合意をした場合、合意が無効となる規定がある。前者を( 1 )と言い、後 者を( 2 )と言う。回答するのに必要です.

    1任意規定、2強行規定

  • 28

    第7回-10 下記の文章のうち、正しいものをすべて選びなさい

    消費貸借契約が要物契約として締結される場合、契約が成立するためには、合意だけでなく、 貸主が目的物を借主に引き渡す必要がある。, 賃貸借契約の賃貸人は、賃借人に目的物を使用・収益させる義務を負う。

  • 29

    第8回-3 私法上の権利・義務の主体となれる資格のことをなんというか。

    権利能力

  • 30

    第8回-4 一人で確定的に有効な法律行為を行うことができる能力のことをなんというか。

    行為能力

  • 31

    第8回-5 自己の法律行為の結果を判断することができる知的能力のことをなんというか。

    意思能力

  • 32

    第8回-6 成年のうち自分の行っている行為の結果を常に判断することができない状態にある者を支援する者をなんというか。

    後見人

  • 33

    第8回-7 成年のうち自分の行っている行為の結果を判断する能力を著しく欠いている者を支援する者をなんというか。

    保佐人

  • 34

    第8回-8 成年のうち自分の行っている行為の結果を判断する能力が不十分である者を支援する者をなんというか。

    補助人

  • 35

    第8回-9 下記の空欄( ① )から( ④ )に入れる語の組み合わせとして、最も適切なものを答えなさい。 制限行為能力者が、保護者の同意が必要とされる法律行為を、同意を得ずに単独で行った場合、その法律行為は(  ①  )が可能である。他方、民法は、相手方保護の制度も設けている。第一に、相手方は、その法律行為の効力がいつ失われるか分からない不安定な状態に置かれるため、相手方には(  ② )権が認められている。例えば、未成年者の相手方が法定代理人に対して一定の期間を定めて(  ② )したにもかかわらず、その期間内に確答がない場合、その行為は(  ③  )したものとみなされる。第二に、制限行為能力者が行為能力者であると信じさせるために(  ④  )を用いたときは、その行為の(  ①  )は認められない。回答するのに必要です.

    ①取消し、②催告、③追認、④詐術

  • 36

    第8回-10 未成年者の行為能力に関する下記の文章のうち、正しいものをすべて選択しなさい(以下、Aを未成年者、Bをその法定代理人とする)。

    Aは、Cから5万円でロードバイクを購入したが、これについて、Bはとくに同意をしていなかった。その5万円が、Bが小遣いとしてAに渡したものであり、Bはそれを自由に使ってよいと述べていた場合、Bは、AC間の契約を取り消すことができない。, Aは、自己所有のノートパソコンを10万円でFに売却した。Bは、これにつき同意していなかったため、AF間の契約を取り消したが、その時点でAはFから受領した代金のうち5万円をパチンコで浪費していた。この場合、Aは、Fに5万円のみを返還すればよい。

  • 37

    第9・10回-3 次の文章を読み、空欄( ア )に入る適切な語を答えなさい。 個人は自らの意思に基づいて、自らの意思を他者に伝えることで自由に自己の生 活関係を形成することができる。これを( ア )の原則という。( ア )の原則を、契約 の場面で具体化したものが契約自由の原則である。

    私的自治

  • 38

    第9・10回-4 以下の≪文章≫を読み、空欄( 1 )から( 5 )に入る適切な語または数字を左 から順に並べたものとして、最も適切なものを以下の選択肢から選択しなさい。 《文章》 表意者が真意ではないことを知りながら意思表示をすることを( 1 )とい う。( 1 )は、わざと思ってもいないことを言っている点で表意者の帰責性が強く、他 方で、そのような表示に対する相手方の信頼を保護する必要がある。このため、 ( 1 )による意思表示は、民法第( 2 )条によると、原則、( 3 )である。ただ し、相手方が( 4 )または善意有過失の場合には、そのような相手方の信頼を保護 する必要がないため、( 5 )となる。

    心裡留保―93―有効―悪意―無効

  • 39

    第9・10回-5 以下の≪文章≫を読み、空欄( 1 )から( 5 )に入る適切な語または数字を左 から順に並べたものとして、最も適切なものを以下の選択肢から選択しなさい。 《文章》 相手方と通じてする真意ではない意思表示を( 1 )という。この場合、当事 者双方が真意ではない意思表示をしているので、その効果は( 2 )である。ただ し、民法第( 3 )条第( 4 )項により、その( 2 )は、( 5 )に対して主張するこ とができない。これは、表意者は自ら虚偽の外観を作りだしている点で帰責性が強い のに対し、その外観を信じた相手方の信頼を保護する必要があるからである。

    虚偽表示―無効―94―2―善意の第三者

  • 40

    第9・10回-6 以下の≪文章≫を読み、空欄( 1 )から( 5 )に入る適切な語を左から順に並 べたものとして、最も適切なものを以下の選択肢から選択しなさい。なお、同じ語が2 回入ってもよい。 《文章》 相手方に騙されてした意思表示を( 1 )による意思表示といい、脅されて した意思表示を( 2 )による意思表示という。いずれの場合も、表意者は、( 3 ) ことができる。ただし、両者には、重要な相違点がある。例えば、AがBの詐欺または 強迫によって土地甲を売却し、BがCに土地甲を転売したとする。( 4 )の場合は、 Cが善意であっても、AはCに対して売買契約の取消しを主張することができるため、 土地甲を取り戻すことができる。これに対し、( 5 )の場合、Cが善意のときは、Aは 売買契約の取消しをCに対抗できず、土地甲を取り戻すことができない。これは、 ( 5 )の場合、(相手方からの働きかけがあったとはいえ)情報収集に失敗している 点で表意者Aにも帰責性が認められるのに対して、( 4 )の場合には、Aにそのよう な帰責性を認めることができないからである。

    詐欺―強迫―取り消す―強迫―詐欺

  • 41

    第9・10回-7 六法で民法95条を見ながら、以下の【問1】から【問4】(質問項目7.から10.)に 答えなさい。 【問1】 次の条文の空欄( 1 )から( 4 )に入る用語の組み合わせとして、最も適 切なものを選択しなさい。 【民法第95条第1項】意思表示は、次に掲げる錯誤に基 づくものであって、その錯誤が( 1 )及び( 2 )に照らして重要なものであるとき は、取り消すことができる。 一 ( 3 )に対応する意思を欠く錯誤 二 表意者が( 4 )とした事情についてのその認識が真実に反する錯誤

    1法律行為の目的、2取引上の社会通念、3意思表示、4法律行為の基礎

  • 42

    第9・10回-8 次の条文の空欄( ア )に入る語を答えなさい。 【民法第95条第2項】前項第2号の規定による意思表示の取消しは、その事情が法 律行為の基礎とされていることが( ア )されていたときに限り、することができる。

    表示

  • 43

    第9・10回-9 次の条文の空欄( 1 )と( 2 )に入る語の組み合わせとして、最も適切 なものを選びなさい。 【民法第95条3項】錯誤が表意者の( 1 )によるものであった場合には、次に掲げ る場合を除き、第1項の規定による意思表示の取消しをすることができない。 一 相 手方が表意者に錯誤があることを知り、又は( 1 )によって知らなかったとき。 二 相手方が表意者と( 2 )に陥っていたとき。

    1重大な過失、2同一の錯誤

  • 44

    第9・10回-10 次の条文の空欄( ア )に入る語句を答えなさい。 【民法第95条第4項】第1項の規定による意思表示の取消しは、( ア )に対抗する ことができない。

    善意でかつ過失がない第三者

  • 45

    第9・10回-11 次の文章を読み、95条1項第 1 号が定める錯誤に当たる場合をすべて選びなさ い。

    Aは、Bから「マルちゃんのうどん」を箱買いすることにした。ところが、久しく食べて いなかったAは、すっかり「赤いきつね」がうどんだと思い込んで、注文票にそのまま 「赤いきつね(12個入り)×10箱」と書いてしまった。 しかし、実際には、マルちゃん の「赤いきつね」はそばで、「緑のたぬき」がうどんである。, Aは、ネット通販で洋服を買うことにした。個数の部分に1と入力した。しかし、Aは、 数日前に同じ洋服を見ていたときに、すでにカートに 1 着入れていた。このため、A は、気づかずに同じ服を2着注文してしまっていた。その後、Aは、ポップアップで確認 画面が出てきた時にも、それをよく確認せず、そのまま購入手続を進めてしまった。 後日、商品発送の確認メールが届き、そこではじめて同じ洋服を2着も注文していた ことを知った。

  • 46

    第11回-3 ≪本件≫ 大学生のAさんは、新型ウィルスの拡大による外出自粛要請に疲れてしま い、少しでも癒しを求め、これまで貯めてきたお年玉を使ってエスプレッソマシン(以 下、甲とする)を3万円で購入し、代金全額を前払いした。 《本件》において、甲は契約の5日後にAさんの自宅に配達されることになって いた。甲は、契約通り、契約から5日後に届けられた。Aさんは、早速、甲を使ってエ スプレッソを淹れようとしたが、甲の電源が入らなかった。このように、一応履行はさ れたが、それが不完全な場合をなんというか。

    不完全履行

  • 47

    第11回-4 ≪本件≫ 大学生のAさんは、新型ウィルスの拡大による外出自粛要請に疲れてしま い、少しでも癒しを求め、これまで貯めてきたお年玉を使ってエスプレッソマシン(以 下、甲とする)を3万円で購入し、代金全額を前払いした。 《本件》において、甲は、契約の5日後にAさんの自宅に配達されることにな っていたが、業者Bが発送ミスをしたために、甲が届いたのが契約から一カ月後であ った。Aさんは、結局、その間、甲を使うことができず、パックコーヒーセット(4,800 円) を購入して済ませることになった。このように、履行が可能であるのに、期日通りに履 行されないことをなんというか。

    履行遅滞

  • 48

    第11回-5 ≪本件≫ 大学生のAさんは、新型ウィルスの拡大による外出自粛要請に疲れてしま い、少しでも癒しを求め、これまで貯めてきたお年玉を使ってエスプレッソマシン(以 下、甲とする)を3万円で購入し、代金全額を前払いした。 《本件》において、業者Bは甲の発注をかけた。しかし、甲は、通常であれ ば、発注から約2~3週間で日本に届くはずであったが、製造国において外出禁止令 が出されたせいで、エスプレッソマシンの部品の一部の製造がストップしてしまった。 そうこうするうちに、部品の製造会社が倒産してしまった。このため、Aさんは、甲を受 け取ることができなくなってしまった。このように履行が不可能な場合を何というか。

    履行不能

  • 49

    第11回-6 ≪本件≫ 大学生のAさんは、新型ウィルスの拡大による外出自粛要請に疲れてしま い、少しでも癒しを求め、これまで貯めてきたお年玉を使ってエスプレッソマシン(以 下、甲とする)を3万円で購入し、代金全額を前払いした。 《本件》において、甲は契約の5日後にAさんの自宅に配達されることになって いた。甲は、契約通り、契約から5日後に届けられた。Aさんは、早速、甲を使ってエ スプレッソを淹れようとしたが、甲の電源が入らなかった。 この場合において、Aさんは、甲を修理してもらうか、あるいは電源の 入る新しいエスプレッソマシンが欲しい。このとき、Aさんは、どのような権利を行使す ることが考えられるか。

    履行請求権

  • 50

    第11回-7 ≪本件≫ 大学生のAさんは、新型ウィルスの拡大による外出自粛要請に疲れてしま い、少しでも癒しを求め、これまで貯めてきたお年玉を使ってエスプレッソマシン(以 下、甲とする)を3万円で購入し、代金全額を前払いした。 《本件》において、甲は、契約の5日後にAさんの自宅に配達されることにな っていたが、業者Bが発送ミスをしたために、甲が届いたのが契約から一カ月後であ った。Aさんは、結局、その間、甲を使うことができず、パックコーヒーセット(4,800 円) を購入して済ませることになった。 この場合において、Aさんは、甲の使用の代わりに購入したパックコ ーヒーセットの代金を取り返したい。Aさんは、どのような権利を行使することが考えら れるか。

    損害賠償請求権

  • 51

    第11回-8 ≪本件≫ 大学生のAさんは、新型ウィルスの拡大による外出自粛要請に疲れてしま い、少しでも癒しを求め、これまで貯めてきたお年玉を使ってエスプレッソマシン(以 下、甲とする)を3万円で購入し、代金全額を前払いした。 《本件》において、業者Bは甲の発注をかけた。しかし、甲は、通常であれ ば、発注から約2~3週間で日本に届くはずであったが、製造国において外出禁止令 が出されたせいで、エスプレッソマシンの部品の一部の製造がストップしてしまった。 そうこうするうちに、部品の製造会社が倒産してしまった。このため、Aさんは、甲を受 け取ることができなくなってしまった。 この場合において、契約から1カ月半がたち、外出自粛要請が解か れたため、Aさんは、そもそも甲がいらなくなってしまった。Aさんは、どのような権利を 行使することが考えられるか。

    解除権

  • 52

    第11回-9 私人が権利を実現するために自己の自力を行使することは、社会秩序の乱れにつ ながるため禁止される。このことを何というか。

    自力救済の禁止

  • 53

    第11回-10 「間接強制」の説明として、もっとも適切なものを選びなさい。

    債務者が履行をしない間、債務者に一定の金額を支払わせることによって債務の 履行を債務者に心理的に強制し、間接的に権利実現行為をさせようとする方法。

  • 54

    第11回-11 民法541条に基づいて、契約を解除する場合、債権者が債務者に対してまずしな ければならないものとして、最も適切なものを選択しなさい。

    催告

  • 55

    第11回-12 民法415条によると、債務者が、例外的に、債権者に対する損害賠償責任から免 れることができる場合が定められている。そのような場合の例として、適切なものを次 のアからエから選択しなさい(複数選択可)。 なお、次のアからエのすべての場合に おいて、当事者は契約で特段の定めを置いていなかったものとする。

    Aは、Bとの間で、甲建物を売却する契約を締結した。契約では、1カ月後に引き渡 す予定であった。ところが、契約締結から3週間後に、50年に一度といわれるような 巨大台風が接近し、これまでほとんど台風の被害がなかった甲建物の地域で洪水お よび暴風が生じ、甲建物が滅失した。このため、Aは甲建物を引き渡すことができなく なってしまった。, 歌手Aは、B劇場との間で、オペラに出演し、Bがこれに出演料を支払う内容の契 約を締結した。ところが、公演日の前日に、B劇場が第三者のたばこの不始末による 火災のため半焼し、当日講演をすることができなくなってしまった。このために、Aは、 出演義務を果たすことができなかった。

  • 56

    第12回-3 次の文章の空欄( 1 )と( 2 )に入る適切な語の組み合わせとして、最も適切なものを答え なさい。 ある行為により悪い結果が生じることを知っていたのにあえて行動した、あるいは悪い結果が 生じうることを知っていたのにこれを回避するための行動をとらなかったということを理由に、損害 賠償責任を認める考え方を( 1 )の原則という。これにより、個人の( 2 )が保障される。

    1過失責任、2活動の自由

  • 57

    第12回-4 下記の文章の空欄( 1 )から( 4 )に入る語および数字の組み合わせとして、最も適切な 語ものを選択しなさい。 民法( 1 )条によれば、故意または( 2 )によって他人の( 3 )または法律上保護される 利益を侵害した者は、これによって生じた( 4 )を賠償しなければならない。

    ①709、2過失、3権利、4損害

  • 58

    第12回-5 下記の文章の空欄( 1 )と( 2 )に入る語および数字の組み合わせとして、最も適切な語も のを選択しなさい。 損害には、財産上の不利益である( 1 )と精神上の不利益である( 2 )がある。

    1財産的損害、2精神的損害

  • 59

    第12回-6 次の文章の空欄( ア )に入る適切な用語を答えなさい。 ある者が他人に損害を与えた場合でも、その加害者が5歳の幼児であり、( ア )を備えていな かったときは、その者は損害賠償義務を免れる。

    責任能力

  • 60

    第12回-7 以下の【設例】を読み、AがBに対して不法行為責任を負う場合をすべて選びなさい。 【設例】A が自転車に乗って走っていたところ、その前を B が歩いていた。A の自転車が B にぶつ かり、B のスマートフォンが壊れた。さらに、B は転んで怪我をし、2 か月間病院に通わなければな らなかった。

    A が日ごろから B をよく思っておらず、B が歩いてくるのを見て、B に自転車をぶつけてやろう と考えて自転車をぶつけた場合, A が反対側にいた友人 C に気を取られて B にぶつかってしまった場合