問題一覧
1
急性期の患者の特徴で適切なのはどれか。2つ選べ。
身体の恒常性が崩れやすい。, 生命の危機状態になりやすい。
2
急性期患者の生体反応で正しいのはどれか。
異化が亢進する。
3
人工肛門を造設した患者へのストーマケアの指導内容で適切なのはどれか。2つ選べ。
装具をはがしたと時は皮膚保護剤の溶解の程度を観察する。, 装具を貼る時は腹壁のしわを伸ばす。
4
Aさん(60歳、男性、会社員)は息子2人が独立して遠方で暮らしており、2年前に妻と死別して以来、1人暮らし。直腸癌と診断され、副会陰式直腸切断術、人口門造設術を行うと外来で説明を受けた。Aさんは看護師に対して「人工肛門を作ると聞いています。便が出てくる場所がどこなのかよくわからなくてイメージできない」と話した。 Aさんの人工肛門が造設される位置はどれか。
③
5
Aさん(60歳、男性、会社員)は息子2人が独立して遠方で暮らしており、2年前に妻と死別して以来、1人暮らし。直腸癌と診断され、腹会陰式直腸切断術、人工肛門造設術を行うと外来で説明を受けた。Aさんは看護師に対して「人工肛門を作ると聞いています。便が出てくる場所がどこなのかよくわからなくてイメージできない」と話した。 術後10日、Aさんは退院日が決まり、「落ち着いたら仕事に復帰します。1人暮らしなので、自分で人工肛門を管理しないといけないですね。」と述べた。 Aさんの退院に際し、人工肛門の管理に関する看護師の指導で正しいのはどれか。
「定期的に人工肛門の大きさを確認してください。」
6
慢性疾患をもつ成人の自己管理を促進する援助はどれか。
行動の習慣化を促す。
7
現在の日本の終末期医療において、患者の将来の自己決定能力の低下に備えて、患者・家族と医療者が今後の治療・療養についての気がかりや価値観を定期的に話し合って共有し、患者の意向に沿った医療を提供することが望ましいとされている。 この内容を示すのはどれか。
アドバンス・ケア・プランニング
8
A君(小学6年生)は病院に併設された院内学級に通いながら骨肉腫の治療を続けていた。現在、肺転移があり終末期にある。呼吸障害のため鼻腔カニューレで酸素(2L/分)を吸入中である。A君の食事摂取量は減ってはいるが意識は清明である。1週間後に院内で卒業式が予定されている。A君は「卒業式に出席したい」と話している。 看護師のA君への対応として適切なのはどれか。
出席できるように準備しようと話す。
9
Aさん(34歳、女性)は、気管支喘息で定期的に通院をしている。朝から喘息発作があり呼吸困難が生じたため、救急外来を受診した。経皮的動脈血酸素飽度〈SpO2〉95%、動脈血液ガス(room air)で動脈血酸素分圧〈PaO2〉90Torr、動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉55Torr、pH7.30、HCO3 25mEq/Lであった。 Aさんの状態で考えられるのはどれか。
呼吸性アシドーシス
10
Aさん(58歳、女性)は、3年前に慢性閉塞性肺疾患と診断された。3日前に38.0℃の発熱があった。市販の総合感冒薬を内服して様子をみていたが、昨晩から黄色痰がみられ、息苦しさが増強した。外来を受診したところ肺炎と診断され、入院した。入院時の状態は、体温38.2℃、呼吸数28/分、脈拍92/分、血圧138/72mmHg。 現時点の症状として考えられるのはどれか。
呼吸の断続性副雑音
11
Aさん(58歳、女性)は、3年前に慢性閉塞性肺疾患と診断された。3日前に38.0℃の発熱があった。市販の総合感冒薬を内服して様子をみていたが、昨晩から黄色痰がみられ、息苦しさが増強した。外来を受診したところ肺炎と診断され、入院した。入院時の状態は、体温38.2℃、呼吸数28/分、脈拍92/分、血圧138/72mmHg。 1週間後、Aさんは肺炎が改善し、酸素吸入(1L/分)を行っている。病棟内での歩行が許可されたが、Aさんは歩くとすぐ息切れがすると言ってベッド上で過ごすことが多い。
「息切れがあるときに血液の酸素飽和度を測定してみましょう」
12
Aさんは、酸素吸入(1L/分)を行いながら入浴することが許可された。看護師は経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉と脈拍を測定しながら浴室の見守りを行った。測定時の結果と状態とを表に示す。 次回入浴時の対策で適切なのはどれか。
身体を洗った後に休憩してから髪を洗う。
13
慢性心不全患者の生活指導で、心臓への負担を少なくするのはどれか。
排泄後の休息
14
体位とその目的の組合せで正しいのはどれか。
心不全時の起坐位 ー 静脈還流量の減少
15
解離性大動脈瘤の破裂直後に出血性ショックとなった患者の症状として正しいのはどれか。
呼吸不全
16
自動体外式除細動器〈AED〉による電気的除細動の適応となるのはどれか。
心室細動
17
自力での摂取が困難な成人患者の食事介助で適切なのはどれか。
患者に食事内容が見えるよう食事内容が見える位置に食器を配置する。
18
血漿蛋白質の大部分を合成しているのはどれか。
肝臓
19
中心静脈栄養法を受けている患者の看護について適切なのはどれか。
カテーテルの固定位置を毎日確認する。
20
成人に経鼻経管栄養の胃管を挿入する方法で適切なのはどれか。
胃管が咽頭に達したら嚥下を促す。
21
膀胱の蓄尿と排尿反射で正しいのはどれか。
蓄尿時に内尿道括約筋は収縮する。
22
成人の急性腎盂炎で正しいのはどれか。
原因菌はGram〈グラム〉陰性桿菌が多い。
23
尿失禁の種類と対応の組合せで正しいのはどれか。
反射性尿失禁↔︎間欠的自己導尿
24
高齢者の活動と休息のリズムの調整について最も適切なのはどれか。
午前中に日光を浴びる機会をつくる。
25
高齢者の睡眠で正しいのはどれか。2つ選べ。
中途覚醒の回数が増加する。, 入眠するまでに時間がかかる。
26
成人の睡眠中に分泌が増加するホルモンはどれか。
成長ホルモン
27
関節運動はないが筋収縮が認められる場合、徒手筋力テストの結果は( )/5と表記する。 ( )に入るのはどれか。
1
28
Aさん(24歳、女性)は、2ヶ月前に交通事故で受傷した。それ以来、事故の夢を見たり、事故の様子が突然よみがえるようになり、怖くて仕事が手につかないと訴えている。 最も考えられる障害はどれか。
外傷後ストレス障害〈PTSD〉
29
Aさん(53歳、女性)は休日に公園を散歩中、階段から落ちて頭部を強打し、意識を消失した状態で病院に救急搬送された。病院到着時のAさんは開眼せず、声発しているが理解不能である。痛み刺激には逃れようとする動作が見られる。 グラスゴー・コーマ・スケール〈GCS〉によるAさんの意識レベルの評価はどれか。
E1 V2 M4
30
Aさん(66歳、男性)はレビー小体型認知症であるが、日常生活動作〈ADL〉は自立している。介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を初めて利用することとなった。施設の看護師は、同居している家族から、「以前、入院したときに、ご飯にかかっているゴマを虫だと言って騒いだことがあったが、自宅ではその様子は見られない」と聞いた。 入院当日の夜間の対応で適切なのはどれか。
細かい模様のある物は片付ける。
31
Aさん(66歳、男性)はレビー小体型認知症であるが、日常生活動作〈ADL〉は自立している。介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を初めて利用することとなった。施設の看護師は、同居している家族から、「以前、入院したときに、ご飯にかかっているゴマを虫だと言って騒いだことがあったが、自宅ではその様子は見られない」と聞いた。 幻肢痛について正しいのはどれか。
切断し喪失した部位に生じる。
32
細菌が体内に初めて侵入したときに最初に産生される免疫グロブリンはどれか。
IgM
33
転倒・転落を起こすリスクを高める薬はどれか。
降圧薬
34
高齢者に現れやすいのは歩行の特徴はどれか。
すり足歩行になる。
35
皮膚の構造と機能について正しいのはどれか。
皮膚表面は弱酸性である。
36
Aさん(28歳、女性)は、サーフィンが趣味で休日は海岸にいることが多い。Aさんは数ヶ月前から前胸部や腕に皮疹が見られ、日焼け後の疲労も強くなり、先月からサーフィンに行くことができなくなっていた。また数週間前から関節痛、微熱、倦怠感があり、2日前から39℃台の発熱が続いたため受診した。血液検査の等結果、全身性エリテマトーデス〈SLE〉を疑われ、緊急入院となった。 Aさんの症状が進行したため、メチルプレドニゾロンによるパルス療法が開始された。 Aさんのパルス療法による副作用への看護師の対応で適切なのはどれか。
病室の外でのマスク着用を勧める。
37
前腕から点滴静脈内注射中の患者の寝衣交換をする際、輸液ボトル・セットの袖の通し方で適切なのはどれか。
着衣時はボトルよりも腕を先に袖に入れる。
38
抗癌剤の点滴静脈内注射中の患者が刺入部の腫脹と軽い痛みを訴え、看護師が確認した。 ただちに行うのはどれか。
注入を中止する。
39
放射線治療による放射線宿酔について正しいのはどれか。
食欲不振が出現する。
40
Aさん(43歳、女性)は夫と2人暮らし。身長150cm、体重98kg。既往歴はない。先日、庭で転倒し右腓骨を骨折し、膝関節から足関節までの固定ギプスをしている。来週、プレート固定術を受けることになっており、本日は夫と一緒に術前オリエンテーションに来院した。来院時のAさんのバイタルサインは、体温36.8℃、呼吸数16/分、脈拍80/分、血圧138/80mmHgであった。夫によると「妻は、寝ているときはいつも大きないびきと、時々無呼吸があるので、慌てて起こしている」という。 問題: Aさんは入院し、手術を受けた。手術室から病室への帰室後1時間、Aさんのバイタルサインは、体温35.9℃、呼吸数16/分、脈拍60/分、血圧145/87mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%(鼻カニューレ 3L/分酸素投与下)。大きな声で呼ぶと開眼し、簡単な指示に従うことができる。尿量は70mL/時、血糖値128mg/dLであった。 看護師が優先して対処すべきAさんの症状・徴候はどれか。
いびき様呼吸
41
術前の検査値で創傷治療の遅延因子となるのはどれか。
血清アルブミン低値
42
ムーア.F.D.が提唱した外科的侵襲を受けた患者の生体反応で正しいのはどれか。
転換期では循環血液量が増加する。
43
安静臥床による廃用症候群で生じるのはどれか。
骨吸収の亢進
44
手術後に発症する肺血栓塞栓症で正しいのはどれか。
離床数日後の発症が多い。
45
輸液ポンプを使用する目的はどれか。
薬液の注入速度の調整
46
感染を伴わない創傷の治癒を促進させる方法で適切なのはどれか。
洗浄
47
成人の静脈血採血の穿刺部位で適切なのはどれか。
肘正中皮静脈
48
MRI検査室に持ち込んで良いのはどれか。
耳栓