問題一覧
1
スポーツ理学療法に関する以下の記載で不適切なものはどれか?
スポーツ理学療法の対象はスポーツを行う若年者に限られる。
2
次の選択肢のうち、スポーツ外傷に分類されないのはどれか?
脛骨過労性骨膜炎
3
スポーツ障害に関する以下の記載の中で最も適切なものはどれか?
柔軟性や筋力などの選手の身体特性がスポーツ障害の発生に関与することがある
4
アスレティック・リハビリテーションに関する以下の記載の中で最も適切なものはどれか2つ選べ
復帰するスポーツの競技特性を踏まえてトレーニングを処方する, スポーツ外傷においても再発予防プログラムは重要である
5
右脛骨疲労骨折と診断された患者(18歳、女性、陸上短距離選手、競技暦10年、全国大会出場レベル)に対するスポーツ理学療法として不適切なものはどれか?
競技暦が長く、競技レベルも高いので患者自身の判断で早期から積極的に自主トレを行うよう助言した
6
炎症の5徴として不適切なものはどれか?
下痢
7
HOPSの説明として不適切なものはどれか?
スペシャルテストはPTが確定診断を得るために行う
8
柔軟性の評価について適切な記載はどれか?2つ選べ。
SLRテストでは股関節外転・外旋の代償運動の出現に注意する, 視床間距離では特定の筋のタイトネスを評価するのではなく、体幹・下肢後面の筋のタイトネスを複合的に評価する目的で行う
9
筋力の評価として適切な記載はどれか?2つ選べ。
パフォーマンステストは純粋な筋力測定には向かない, 等速性運動装置による測定では低速での運動や高速での運動など筋の速度依存性を評価できる
10
持久力・敏捷性・身体組成りの評価に関して最も適切な記載はどれか?
体組成は脂肪と除脂肪で構成され、除脂肪が多いほど筋量が多いことを示す
11
アライメントについて誤っているのはどれか?2つ選べ。
投球動作中の骨配列を観察することはStatic Alignment観察である, 不良姿勢は必ず筋力定価やROM制限などの身体機能の問題によって引き起こされる
12
代表的な不良アライメントについて誤っているのはどれか?2つ選べ。
扁平足とは足部のアーチが低下した状態であり、後脛骨筋などの伸展性低下によって引き起こされることがある, 凹足は別名ハイアーチとも呼ばれ、側部の過剰な回内によって内側縦アーチが上昇した状態である
13
足関節と足部について正しいのはどれか?2つ選べ。
回外とは底屈ー内転ー内返しの複合運動を指す, トラス機構やウィンドラス機構が効率よく機能するためには内側たてアーチの機能が重要である
14
代表的な動的不良アライメントについて誤っているのはどれか?2つ選べ。
胸椎の過剰な後弯が膝関節の内反を引き起こすことがある, 繰り返しの足関節捻挫などで足関節が不安定になっている症例では、代償的に足関節外転位での動作が多くなり、この足関節外転に伴う足部の外返しがKneeーout&toeーinの原因となることがある
15
代表的な動的不良アライメントについて正しいのはどれか?2つ選べ。
Kneeーout&toeーinでは足関節が回内しやすく、底屈に伴って距腿関節の関節適合性が低下するので内反捻挫の誘引となることがある, 腓骨筋など足関節の外返しに作用する筋が機能低下を起こすと、足関節が内返ししやすくなりKneeーout&toeーinの原因となることがある
16
ROMーexerciseについて誤っているのはどれか?2つ選べ。
ROMーexは筋を伸長させることだけを意味する, 過度のROMーexは修復組織の短縮や癒着を引き起こし、関節の不安定性を招く可能性がある
17
ストレッチングについて正しいのはどれか?2つ選べ。
ストレッチングは大きく分けるとスタティックストレッチとダイナミックストレッチに分けられる, ダイナミックストレッチはコントロールした動きの中で筋を徐々に伸ばしていく方法である
18
スタティックストレッチの具体的な手技に関して正しいのはどれか?2つ選べ。
小円筋を伸長するには肩関節を屈曲ー外転ー内旋位とする, 腓腹筋を膝関節伸展位で足関節を背屈する
19
筋力exerciseについて誤っているのはどれか?
アキレス腱縫合術後の筋力exとして、術後早期より足関節底屈運動を行うことが推奨される
20
筋力exに関して正しいのはどれか?2つ選べ。
一般に等張性収縮よりも等尺性収縮の方が損傷組織に対する負荷が少ない, SLRよ運動様式はOKCに分類される
21
腱板の解剖や機能に関してただしいのはどれか?2つ選べ。
棘上筋と肩甲下筋の間を上腕二頭筋長頭が通過している, 通常、腱板によって肩甲上腕関節内は陰圧に保たれている
22
腱板損傷について誤っているのはどれか?2つ選べ。
肩甲胸郭関節や肩甲上腕関節内で繰り返される棘上筋・棘下筋付着部の衝突やインピンジメントが原因で非外傷性腱板損傷が引き起こされることが多い, 肩甲骨の上方回旋と前傾が不足すると肩峰下の狭小化が生じ、インピンジメントが発生する
23
腱板断裂の症状について正しいのはどれか
painful arc signでは大結節が肩峰下を通過する外転60~120°で疼痛が出現しやすい
24
腱板断裂の治療・ リハビリテーションに関して誤っているのはどれか? 2つ選べ。
関節鏡下手術は侵襲が少ないが、十分な初期固定力が得られない, 術直後は縫合腱板に負担が加わるため、体幹や骨盤トレーニングのような患部外トレーニングは行わない
25
腱板断裂の治療・リハビリテーションに関して誤っているのはどれか?2つ選べ。
棘上筋の選択的トレーニングでは、肩関節内旋位で外転運動を行う, 術後6ヶ月以降にMRIで縫合した腱板の修復が確認できれば競技復帰の時期を検討する
26
投球フェーズの順番として正しいのはどれか?
ワインドアップ期→早期コッキング期→後期コッキング期→加速期→フォロースルー期
27
各投球フェーズについて誤っているのはどれか?2つ選べ。
早期コッキング期:最大挙上したステップ脚投球方向に踏み出し、投球側の肩関節が最大外旋するまで, 後期コッキング期:ステップ脚が接地し、ボールをリリースするまで
28
肩関節と肩甲骨の運動について正しいのはどれか?2つ選べ。
肩関節が水平伸展すると肩甲骨は内転する, 肩関節が外旋すると肩甲骨は上方回旋かつ後傾する
29
各投球フェーズと関節運動について誤っているのはどれか?2つ選べ。
後期コッキング期における肩関節は水平伸展・外転・最大外旋位になり、上腕骨頭の後方移動に伴い肩関節前方に大きな張力が加わる, 加速期では肩関節の運動が外旋から内旋に切り替わり、肘関節に内反ストレスが加わる
30
投球フォームのチェックポイントについて正しいのはどれか?2つ選べ。
トップポジションで手が頭から離れすぎていると、肘下がりのフォームに繋がりやすくなる, 肘下がりのフォームでは肩関節外旋の可動域が狭くなるため、肘関節に過剰な外反ストレスが加わる
31
投球障害肩について正しいのはどれか?2つ選べ。
肩峰下インピンジメント症候群が進行すると腱板損傷に移行することがある, Bennet病変は肩甲骨関節窩後方に骨棘が形成される
32
投球障害肘について誤っているのはどれか?
離断性骨軟骨炎は上腕骨小頭に発生することが多く高校生以上の野球選手に多い
33
投球動作のフェーズと投球障害の関係について正しいのはどれか?2つ選べ。
コッキング期から加速期において肩峰下インピンジメント症候群が発生しやすい, Bennett病変はフォロースルー期にも発生する
34
投球障害におけるリハビリテーションについて正しいのはどれか?
投球障害は保存療法で改善することが多い
35
投球障害に対する手術療法について誤っているのはどれか?2つ選べ。
手術療法が第一選択となる, MCL損傷に対しては浅指屈筋の腱を肘に移植するTommy John手術が行われる
36
腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか?2つ選べ。
腰椎椎間板ヘルニアの好発部位はL4/5、L5/S1である, 体幹屈曲に伴う慢性的な椎間板の前方への負荷が原因となる
37
椎間板ヘルニアの治療について誤っているのはどれか?2つ選べ。
脱出したヘルニアは吸収されないので手術療法が必要となる, 体幹を前屈した際に、胸腰椎の屈曲が制限されていることが多く、改善を要する
38
腰椎分離症について正しいのはどれか?
体幹進展時の疼痛が主症状である
39
腰椎分離症の治療について誤っているのはどれか?2つ選べ。
骨盤後傾のアライメントを呈していることが多い, ハムストリングスの柔軟性が低下している症例が多い
40
筋・筋膜性腰痛症について誤っているのはどれか?
体幹屈曲時に疼痛を認めるが比較的軽度である
41
前十字靭帯の解剖と機能について謝っているのはどれか?
ACLは膝関節伸展位では捻れ、屈曲位では直線上になる
42
ACL断裂の受傷機転について正しいのはどれか?2つ選べ。
膝外反損傷では、膝関節は屈曲・外反、脛骨は内旋することで受傷する, 本科目担当の澤村彰吾は外反損傷で不幸の三徴候を受傷した
43
ACL断裂について誤っているのはどれか?2つ選べ。
Kneeーout&Toeーinのダイナミックアライメントで受傷することが多い, 受傷直後から疼痛が強く、数日間は歩行が困難となる
44
ACL断裂の診断について正しいのはどれか?
前方引き出しテストでは受傷直後では実施困難なこともある
45
ACL断裂の治療について誤っているのはどれか?2つ選べ。
ACL断裂後でもテーピングなどで膝関節を固定すれば受傷前と同様のパフォーマンスを発揮できる, ACLは血流が豊富で自然回復するケースが多いので基本的に保存療法が選択される
46
ACL再建術後のリハビリテーションについて誤っているのはどれか?2つ選べ。
膝関節完全屈曲能力を獲得することが重要となる, 再建した靭帯の強度を回復させるため、急性期からしっかりと負荷をかける
47
ACL再建術後のリハビリテーションプロトコルについて誤っているのはどれか?
急性期から競技復帰を視野に入れ、スポーツ動作を行っていく
48
ACL再建術後の急性期リハビリテーションについて誤っているのはどれか?2つ選べ。
患部の回復を促すため急性期はROMーexは行わない, セッティングを行う際は膝蓋骨をしっかり固定する
49
ACL再建術後の回復期におけるリハビリテーションについて誤っているのはどれか?2つ選べ。
外乱刺激や非予測的刺激は再建術後に過剰な負荷がかかる可能性があるので基本的には行わない, 適切なアライメントを獲得するため、動的な動作トレーニングは行わない
50
ACL再建術後8ヶ月のラグビー選手で対人・コンタクトプレーへの復帰を目指している。この時期に行うトレーニングとして最も不適切なものはどれか?
両足でのジャンプ着地動作トレーニング