問題一覧
1
植物プランクトンの主要栄養成分を答える
窒素(N),ケイ素(SI),リン(P)
2
これらを合わせて何というか? また、単位は?
栄養塩(μg/l)
3
栄養塩は、それぞれどのような形で存在しているか?
窒素 ↓ •硝酸態窒素(NO3-N) •亜硝酸態窒素(NO2-N) •アンモニア態窒素(NH-M)
4
栄養塩の中で、ケイ素はそれぞれどのような形で存在しているか?
ケイ素 ↓ ケイ酸(Si2O)を主体とする溶存ケイ素
5
栄養塩の中で、リンはそれぞれどのような形で存在しているか?
リン ↓ リン酸態リン(PO4-P)
6
微量要求成分である鉄や亜鉛、銅など合わせて何というか?
微量金属(ng/l)
7
海水中に豊富にある元素の中で、海水中濃度の高い元素は?
塩素、ナトリウム
8
植物プランクトンが必要とする元素のうち、多量に必要とする元素は何か?
酸素、炭素(O,C)
9
植物プランクトンが必要とする溶存成分で、海水中で不足しているのはなにか?
ケイ素、リン、窒素
10
このグラフから分かることは何か?
栄養塩は深層に豊富である
11
リン酸の鉛直変化から何が分かるか?
冬場は鉛直混合が盛ん(よく混ざる)なため、リン酸塩濃度が上昇 ↓ 春先から光強度が高くなる(明るくなる) ↓ 夏にリン酸塩は、植物プランクトンに消費される ↓ 成層化
12
ある水温、塩分、圧力下で、海水に平衡状態で溶け込むことができる気体量を何というか?
飽和値(それ以上は溶け込めない)
13
溶液中に溶け込んでいる気体の数値を何というか?
溶解度
14
大気に対して海洋で多く溶けている気体は何か?
二酸化炭素
15
海水中への気体の溶解度は、気体の種類によって変わるか?
変わる
16
海水中への気体の溶解度は、気体の種類のほかにどのような条件で増加するか?
•水温の低下 •塩分の低下 •圧力の上昇
17
二酸化炭素を例にすると、海洋表面ではどのような状態か?
大気-海洋間ガス交換が平衡状態 ↓ 気体は飽和状態
18
次に、水の中ではどうなっているか?
下の方へ行くほど、水温が低下、圧力が上昇 しかし、塩分も低下 ↓ 塩分低下よりも水温の低下と、圧力上昇の影響が強い ↓ 溶解度増加するため、色々な気体が溶け込む
19
大気のソース、シンクをそれぞれ何というか?
ソース→供給源 シンク→吸収源
20
酸素のソースとシンクは?
ソース •大気からの拡散 •植物の光合成 シンク •有機物分解(バクテリアの呼吸) •海洋生物の呼吸
21
光合成、呼吸の過程では 6CO2+6H2O □ C6H12O6+6O2 の□はどうなるか?
光合成→ 呼吸←
22
酸素の鉛直分布の特徴は?
表層では豊富 ↓ 150~1500m付近で少なくなる ↓ それより下(深層)は豊富
23
この、150~1500mの酸素が少ない層を何というか?
酸素極小層
24
酸素極小層は、どの付近に形成されるか?
密度躍層
25
酸素極小層が生じる理由は?
密度躍層→下ほど密度が高い •密度躍層の存在によって、酸素豊富な表層水が躍層以深に拡散しにくい(混合しにくい) •密度躍層によって、粒子沈降速度が減速 →粒状有機物がたまりやすい ↓ •それを餌のする動物プランクトンの呼吸量が増える •バクテリアが有機物を分解する事で、酸素消費量が増える
26
密度躍層以深で酸素が増える理由は?
•密度躍層以深では、生物量、有機物量が少ない •高緯度で冷却された表層海水が沈み込み、中、深層水として赤道方向に緩やかに移流 •※圧力が高くなって気体が溶け込みやすくなる
27
移流する水は何というものがあるか?
北大西洋深層水 南極深層水 南極中層水
28
海水の二酸化炭素のソースとシンクは?
ソース •大気からの拡散 •有機物分解(バクテリアの呼吸) •海洋生物の呼吸 シンク •植物の光合成 •炭酸カルシウムの形成
29
炭酸カルシウムの形成をする生き物は?
サンゴ、貝類、円石藻、有孔虫
30
二酸化炭素、炭酸水素イオン、炭酸イオンは、全部合わせて何というか?
全炭酸,DIC
31
海水中での全炭酸の存在比率は?
二酸化炭素→1% 炭酸水素イオン→91% 炭酸イオン→8%
32
PHが1下がると、水素イオン濃度はどうなるか?
10倍になる
33
PHの定義は?
水素イオン濃度を、逆数の常用対数で表したもの
34
海洋表面の平均的なPHの値は?
およそ8.0
35
海のPHは、近年どうなってきたか?
大気の二酸化炭素が増えた ↓ PHが下がってきた
36
このような、人為活動などで増加した大気中の二酸化炭素が海水に溶け込み、海水のPHが低下する(弱アルカリから中性へ)ことを何というか?
海洋酸性化現象