問題一覧
1
防腐剤は、微生物による変質やカビの発生などを防止するために用いられるが、最も汎用されているのは、ベンザルコニウム塩化物である。防腐剤は化粧品基準で使用できる種類や量が定められている
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2
殺菌剤は、薬用石けんや薬用歯磨き、ふけ止め製品、ニキビ用製品、制汗・防腐剤などに配合されているが、細菌を短時間で死滅させることができる。
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3
殺菌剤としては、パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)、イソプロピルメチルフェノール、クロルヘキシジンなどがある。
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4
手を洗わずにクリーム瓶に指を入れたりして起こる微生物汚染は、消費者の側で起こるもので、これを一次汚染という
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5
香粧品が空気中の酸素により酸化され変質することを酸敗といい、酸敗が起こりやすい香粧品としては、油性原料、界面活性剤、香料などがある。
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6
空気中の酸素による酸化で、高温になると起こるものを自動酸化といい、これを防ぎ、香粧品の安定性を保つために酸化防止剤(抗酸化剤)が配合される
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7
香粧品に使用される酸化防止剤にはジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、トコフェロール(ビタミンE)などがある。
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8
タール色素は金属酸化物で、微量金属が含有されていて、これらが金属イオンとなり酸化を促進する触媒のようにはたらくことがある。
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9
金属イオン封鎖剤(キレート剤)は、金属イオンを包み込むことで金属イオンの反応を防ぎ、酸化の進行を抑制する作用がある。代表的なものはエチレンジアミン四酢酸(EDTA)やクエン酸などである。
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10
金属イオンの作用として、他の成分と結合して水に溶けにくくさせ外観を濁らせることもあるが、金属イオン封鎖剤は外観の透明性を保つ効果もある.
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11
毛髪や皮膚は弱アルカリ性で最も安定となり、物理的・化学的刺激の影響を受けにくくなる。
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12
緩衝作用は、酸性やアルカリ性になった皮膚や毛髪を安定な状態に戻すためのPH調整に利用される。
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13
強酸とその塩または、強塩基とその塩を組み合わせた水溶液は、酸やアルカリを加えてもpHが変化しにくくなるが、これを緩衝作用(バッファー作用)という。
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14
香粧品で用いられる緩衝液の組み合わせとしては、クエン酸とクエン酸ナトリウムやリン酸とリン酸ナトリウムがある。
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15
保湿剤とは、皮膚や毛髪に水分を与え乾燥を防止する目的で使用される吸湿性の高い水溶性物質である。
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16
保湿剤は、香粧品の水分蒸発を防止し、品質を保持する作用もある。
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17
保湿剤の主な効能・効果としてはは ①皮膚、毛髪の乾燥防止 ②製品の水分蒸発抑制、粘性維持 ③皮膚に対する使用感向上、柔軟性賦与(エモリエント効果)がある
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18
香粧品に用いられる保湿剤で、天然物質として、皮膚の真皮に存在するグリセリンやプロピレングリコールなどがある。
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19
太陽からの光は、波長の短いものから赤外線、可視光線、紫外線となる。
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20
紫外線(UV)は、波長の長い方からA・B・Cとなるが、有害なUV-Cはオゾン層で吸収されて地上に到達しない。
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21
長波長紫外線(UV-A)は、ひふに炎症や、遅延黒化現象を起こす.また、中波長紫外線(UV-B)は、皮膚の真皮にまで到達した光老化や、即時黒化現象を生じさせる
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22
紫外線吸収剤は日焼け止め製品に用いられるが、香粧品の品質劣化を防ぐ目的に用いられることはない。
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23
紫外線吸収剤は安全であるので、化粧品基準では規制されていない。
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24
紫外線吸収剤には、UV-Aを吸収するものとしては、数少なくt-ブチルメトキシジベンゾイルメタンが用いられ、UV-Bを吸収するものとして、パラアミノ安息香酸(エステル)などがある。
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25
収れん作用とは、皮膚表面のタンパク質を一時的に引き締め、汗腺や脂腺の開口部をふさいで汗や皮脂の分泌を抑制する作用のことである。
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26
収れん剤には、強力な作用の陰イオン型と、緩和な作用の陽イオン型がある。
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27
陰イオン型収れん剤としては有機酸のクエン酸があり、皮膚を酸性に保ち常在細菌の増殖を抑制する作用もある。
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28
陽イオン型収れん剤としてら、パラフェノールスルホン酸亜鉛があり、配合量が化粧品基準で制限されている。
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29
ハマメリス水などの植物抽出エキスにはタンニン酸や没食子酸などの成分があり、天然の緩和な収れん剤として用いられる。
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30
化粧品基準ではビタミンL1及びビタミンL2のみ香粧品への使用が認められている。
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31
ビタミンC(アスコルビン酸)やビタミンE(トコフェロール)は、安定剤(抗酸化剤)としても使用される。
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32
ビタミン類は肌荒れなどに効果が期待されている。
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33
香粧品に用いられるホルモンは、エストラジオールなどの卵胞ホルモンだけお化粧品基準で定められている。
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34
動物抽出成分としてポリフェノール、フラボノイド、ソウハクヒエキスなどは、広く香粧品に使用されている。
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35
プラセンタエキス、エラスチン、コラーゲンなどの植物抽出成分が皮膚を健康に保つ目的で使用されている。
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36
アミノ酸は皮膚の天然保湿因子(NMF)の40%を占めていて、スキンケア製品の保湿剤として広く用いられる。
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37
ベンザルコニウム塩化物
殺菌剤
38
パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)
防腐剤
39
イソプロピルメチルフェノール
殺菌剤
40
クロルヘキシジン
殺菌剤
41
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)
酸化防止剤
42
ブチルヒドロキシアニソール(BHA)
酸化防止剤
43
エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)
金属イオン封鎖剤
44
グリセリン
保湿剤
45
プロピレングリコール
保湿剤
46
ヒアルロン酸ナトリウム
保湿剤
47
微粒子酸化チタン
紫外線散乱剤
48
パラアミノ安息香酸エステル
紫外線吸収剤
49
ベンゾフェノン誘導体
紫外線吸収剤(UV-B吸収)
50
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
紫外線吸収剤(UV-A吸収)
51
パラフェノールスルホン酸亜鉛
陽イオン型収れん剤
52
クエン酸
53
ハマメリス水
収れん剤
54
人体に装着するネイル、まつ毛エクステンションに使用される合成樹脂、接着剤、塗料は香粧品でなく、医薬品医療機器等法の規制を受けない。
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55
高分子化合物の基本単位となる低分子化合物を単量体(モノマー)といい、重合反応によって合成される高分子化合物を重合体(ポリマー)という。
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56
任意の形に成形できる性質である可塑性をもつ合成高分子化合物を合成樹脂またはプラスチックという。
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57
合成樹脂の特徴としては軽く、強度が大きい、安定していること、耐薬品性、耐水性、電気絶縁性にすぐれるなどがある。
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58
ネイル、まつ毛エクステンションに使用される合成樹脂すべては熱硬化性樹脂である。
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59
熱を加えると柔らかくなって過去性を示し、冷えると再びかたくなる合成樹脂を熱硬化性樹脂という。
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60
ネイル、まつ毛エクステンションに使用される接着剤は、グルーと呼ばれ、すべて合成接着剤である。また一般用の瞬間接着剤はネイル、まつ毛エクステンションに使用してもよい。
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61
グルーの中にはホルムアルデヒドが発生するものがあり、これによって強いアレルギー反応を起こすことがある。
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62
グルーなどの接着剤を扱う場合には換気は必要だが、火気には注意しなくても良い
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63
マニキュア、ペディキュアとは、手足の爪にカラーエナメルなどを塗布する施術である。
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64
マニキュアを落とす時に用いられる除光液(エナメルリムーバー)の成分はアセトンである。
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