問題一覧
1
整形外科における情報収集するべき基礎情報にはどんなものがあるか。(12)
氏名, 年齢, 保健, 住所, 社会歴, 家屋構造, 交通, 環境, 入院前の生活, 趣味, 嗜好, 病棟や家庭でにおける情報
2
整形外科における情報収集するべき医学的情報にはどんなものがあるか。(12)
診断名, 現病歴, 既往歴, 家族歴, 合併症, 検査所見, X-P所見, Ope所見, 投薬, 安静度, 治療方針, Risk因子
3
整形外科疾患における関節可動域障害の制限因子にはどのようなものがあるか。(5)
筋の短縮, 骨の強直, 皮膚の可動性の低下, 軟部組織の癒着・短縮, 疼痛
4
装具の目的(6)
固定, 矯正, 予防, 免荷, 支持, 運動の制限
5
( )上から順に。
股継手, 大腿上位半月, 大腿下位半月, 膝継手, 下腿半月, 支柱, 足継手, 足板
6
杖の種類(6)
T字杖・C字杖, 松葉杖, ロフストランドクラッチ, プラットフォームクラッチ, 多点杖, オフセット字型杖
7
物理療法の定義は?
物理的なエネルギーを外部から人体に応用し、疼痛の寛解、循環の改善、リラクセーションを目的とする治療法。温熱療法、水治療法、光線療法、電気治療に分類。
8
【物理療法の臨床的意義】 物理療法は疾病や障害の原因を取り除く根治治療ではなく、発生した症状や病態の軽減・改善を目的とした何か。
対症療法
9
自然治癒能力は加えられる何によって影響を受けると考えられているか。
物理的エネルギーの質と量
10
理学療法士に求められるものとして、患者の臨床症状の特性に適した何の選択が重要か。
物理的エネルギーの種類とその性質、強度・時間
11
物理的エネルギーを加える量が小さいとどうなるか。
治療効果が得にくい。
12
物理的エネルギーの選択が不適切であったり、刺激量が大きすぎると何を伴うか。
生体を悪化させる危険性
13
物理療法における臨床判断として必要なことは何か。
患者の臨床症状の特性を理解すること, 物理療法の分類、生理的効果、目的、治療法、適応、禁忌などの基本的知識の習得, 介入効果に対する検証結果としてのエビデンスなどに基づいた総合的なは意思決定
14
物理療法の分類(6)
温熱療法, 水治療法, 寒冷療法, 光線療法, 電気刺激療法, 力学的機器を用いた治療法
15
温熱療法の種類(6)
ホットパック, パラフィン, 赤外線, 温水浴, 極超短波, 超音波
16
赤外線は(①)、極超短波は(②)、超音波は(③)によるエネルギーが生体内で熱に変換される温熱作用である。
①光, ②電磁波, ③音波
17
【光線療法】 赤外線=(①)作用 紫外線=(②)作用 レーダー=(③)作用
①温熱, ②光化学, ③光化学
18
温熱療法の血行動態への効果は、局所の(①)を伴う(②)
①充血, ②血管拡張
19
温熱療法の代謝への効果は代謝の( )。
増大
20
温熱療法の神経・筋への効果は?(3)
筋リラクセーション, 鎮痛作用, 結合組織の伸張性増大
21
温熱療法の血行動態への効果と代謝への効果は何の促進か。
組織治癒
22
温熱療法の神経・筋への効果は(①)のコントロールと、(②)の抑制に繋がる。
①疼痛, ②筋スパズム
23
寒冷療法の血行動態への効果はなにか。
初期の血流減少
24
寒冷療法の代謝への効果は?
代謝率の低下
25
寒冷療法の神経・筋への効果は?
疼痛閾値の上昇, 神経伝導速度の低下
26
寒冷療法の血行動態への効果と代謝への効果は何のコントロールに繋がるか。
炎症と浮腫
27
寒冷療法の神経・筋への効果は何のコントロールに繋がるか。
疼痛
28
電気刺激療法の生理的効果は何か。(3)
感覚神経の脱分極, 運動神経の脱分極, 筋組織の脱分極
29
電気刺激の生理的効果は(①)のコントロールと(②)の促進に繋がる。
①疼痛, ②筋収縮
30
適応とはなにか。
治療により効果的な結果が得られるもの。
31
禁忌とは何か。
治療の実施により症状悪化あるいは悪影響を生じるもの。
32
絶対禁忌とはなにか。
すべての治療法が禁忌となるもの。
33
相対的禁忌とは何か。
刺激媒体の種類によって禁忌となるもの。
34
高齢者の4大骨折はなにか。
橈骨遠位端骨折, 上腕骨近位端骨折, 大腿骨折頸部骨折 ・転子部骨折 ・大腿骨頸部内側骨折, 腰椎圧迫骨折
35
整形外科疾患における痛みの評価で必要な情報はどんなものか。(10)
痛みの部位, 安静時痛, 運動時痛, 荷重(歩行)時痛, 圧痛, 痛みの特徴, VAS, 持続時間, 日内変動, 疼痛発生からの経過
36
プロトコール、ルーチンとはなにか。
理学療法を進める手段のこと。
37
整形外科疾患の浮腫の予防にはどんなものがあるか。(6)
弾性ソックス, 弾性包帯, カフパンピング, 患肢挙上, 求心性マッサージ, メドマー(空気圧の利用)
38
歩行の評価を行う際に必要な情報はなにか。(13)
荷重制限, 歩行手段, 装具, サポーター, 足底板, 歩容, スピード, 持続時間, 歩幅や遊脚時間の左右差, 筋電図, 三次元動作分析装置, 床反力計, 等速運動計測器
39
大腿骨頸部内側骨折は骨癒合が不利である理由(5)
栄養血管の断裂, 荷重により、剪断力が働くため, 関節内に骨膜がなく、骨新生しにくいため, 滑液が存在し、血腫が凝固しにくいため, 高齢者に多いため、新陳代謝が不良であるため
40
単純骨折とは
外界との交通がない(皮下骨折)
41
複雑骨折とは
開放骨折 骨折が外界と交通し、皮下創がある
42
複雑骨折は感染の危険がある。そのため、感染・壊死組織を除去し、創を清浄化する。これをなんというか。
デブリードマン
43
デブリードマンは創を削るため、( )不良となる。
骨癒合
44
骨癒合不良の治療法にはどんなものがあるか。(2)
創外固定, 免荷装具
45
人口骨頭置換術(FHR)はGarden分類が何だと必要となる手術か。
3.4
46
変形性股関節症の1次性の原因はなにか。
原因は不明, 退行性変化と荷重
47
変形性膝関節症の2次性の原因はなにか。(5)
先行する原因, 大腿骨頸部内側骨折, 臼蓋形成不全, すべり症, ペルテス病
48
変形性膝関節症の病期分類、前期股関節症はどんなものか。(2)
臼蓋形成不全等の解剖学的変化, 関節裂隙の狭小化や荷重時の骨硬化像などは見られない。
49
変形性膝関節症の病期分類、初期股関節症はどんなものか。(2)
関節裂隙のわずかな狭小化あり, 軟骨下組織の骨硬化像が見られる。
50
変形性膝関節症の病期分類、進行期股関節症はどんなものか。(2)
関節裂隙は明らかに狭小化あり、一部の関節裂隙の消失, 荷重部の骨硬化像、骨棘形成が見られる。
51
変形性膝関節症の病期分類、末期股関節症はどんなものか。(3)
関節裂隙は完全に消失。, 著しい骨棘形成, 骨破壊による骨頭変形が形成される。
52
人口骨頭置き換え術の略語は?
FHR
53
人口股関節全置換術の略語は?
THA
54
FHRの対象となる疾患は?
大腿骨頸部骨折
55
THAの対象となる疾患は?
変形性股関節症
56
前方アプローチの脱臼肢位は?
伸展, 内転, 外旋
57
後方アプローチの脱臼肢位は?
屈曲, 内転, 内旋
58
腰椎椎間板ヘルニアの根症状とは、(①)が脱出し、(②)や(③)が刺激され、さらに(④)を圧迫すること。
①髄核, ②繊維輪外層, ③後縦靭帯, ④神経根
59
腰椎椎間板ヘルニアはどんな人に多いか。
20-40歳の男性
60
腰椎椎間板ヘルニアの症状はどんなものがあるか。(6)
腰痛, 下肢の放散痛, 下肢のしびれ, 感覚障害, 筋力低下, 腱反射減弱, 排尿障害
61
腰椎椎間板ヘルニアの好発部位は?
L4.5, L5.S1
62
腰椎椎間板ヘルニアの非抱合型とはなにか。
後縦靭帯を穿破し、硬膜外腔に脱出
63
腰椎椎間板ヘルニアの抱合型とはなにか。
後縦靭帯を突破しない。
64
腰痛を呈する疾患(12)
腰椎椎間板ヘルニア, 脊柱管狭窄症, 腰椎分離症, 腰椎すべり症, 腰椎関節症, 変形性脊椎症, 筋筋膜性腰痛, 姿勢性腰痛, 腰痛捻挫, 腫瘍, 内部障害, 椎間板変性症
65
腰部脊柱管狭窄症はどういう疾患が原因か。(4)
変形性脊椎症, 脊椎すべり症, 黄色靭帯肥厚, 椎間板膨隆
66
ACL損傷の症状(5)
関節血腫, 関節腫張, 疼痛, 関節可動域制限, 不安定性
67
肩関節周囲炎は関節の(①)と(②)である。 また、(③)や(④)の炎症である。
①疼痛, ②運動障害, ③上腕二頭筋長頭腱, ④ローテーターカフ
68
肩関節周囲炎の急性期はどんな時期か。
疼痛を主症状とする時期
69
肩関節周囲炎の急性期は、わずかな動きでも(①)(②)を生じる。
①疼痛, ②夜間痛
70
肩関節周囲炎の急性期にはすべての運動が制限されるが、どんな運動が制限されるか。
髪を乾かす、髪をとかす、背中を洗うなど
71
肩関節周囲炎の慢性期はどんな時期か。
拘縮が完成する時期
72
肩関節周囲炎の慢性期は(①)の軽減に伴い、(②)が進行する。
①疼痛, ②拘縮
73
肩関節周囲炎の慢性期はどんな動きが制限されるか。
挙上、外転、内外旋
74
肩関節周囲炎の慢性期は何が消失するか。
肩甲上腕リズム
75
肩関節周囲炎の回復期はどんな時期か。
拘縮が緩解する時期。
76
肩関節周囲炎の回復期には何が改善されるか。
疼痛と可動域
77
切断とは
関節を除く四肢の一部での切断
78
離断とは
関節での切断
79
断端とは
切断後残された肢
80
切断の原因はなにか(7)
外傷, 悪性腫瘍, 循環障害, 熱傷・凍傷, 糖尿病, 先天性奇形, 著名な脚長差
81
自助具の種類(8)
折り曲げスプーン, 折り曲げフォーク, 形状配慮スプーン, らくらく箸, ケンジースプーン, グラスホルダー, リーチャー, 柄つきブラシ
82
自助具の目的はなにか
ADL動作と家事動作を可能な限り自分で行えるようにすること。
83
デュジャンヌ歩行の説明(100%)
歩行時、患側の立脚中期に現れるトレンデレンブルグ徴候を代償するために生じる、患側への体幹側屈を伴う異常歩行
84
転倒時に手のひらから着地し、手首が反って起こる骨折で、手首付近で橈骨が骨折し、折れた橈骨の下端側の骨片が手手の甲側にずれる骨折をなんと言うか。
コーレス骨折
85
転倒時に手の甲を地面につき、手首が曲がって起こる骨折で、橈骨の下端側の骨片が手のひら側にずれる骨折をなんと言うか。
スミス骨折
86
反張膝とはなにか。
立脚時に膝が過伸展してしまう現象
87
間欠性跛行とはなにか。
歩行時にふくらはぎなどの筋肉が痛み、歩き続けることができない状態。しばらく休息すると治まるものの、また歩き続けると再び痛みだすという症状。
88
間欠性跛行の神経性は何という疾患が原因か。
腰部脊柱管狭窄症
89
神経性の間欠性跛行はどうすると症状が軽くなるか。
前かがみで休息する
90
血管性の間欠性跛行は何によるものか。
閉塞性動脈硬化症
91
血管性の間欠性跛行は何が原因で脚に痛みが生じるか。
閉塞性動脈硬化症による、筋肉の酸素不足
92
切断部位 1/3以下→(①) 2/3以下、1/3より上→(②) 2/3より上→(③)
①短断端, ②中断端, ③長断端
93
切断を英語で
Amputation
94
断端を英語で
Stump
95
装具とは
四肢・体幹の機能障害を軽減するため、外部から支持、補助する器具
96
物理的エネルギーの質とは
熱・光・水・電気・超音波・徒手など生体に加えられる物理的なエネルギーの種類と性質である。
97
物理的エネルギーの量とは?
強度や時間のこと