問題一覧
1
薬物の結晶多型間で同一なのはどれか。
化学構造
2
腸内細菌によりアゾ基の還元を受けて、5-アミノサリチル酸が生成される薬物はどれか。
サラゾスルファピリジン
3
軟膏などの半固形製剤の展延性を測定するのはどれか。
スプレッドメーター
4
体内動態が線形 1−コンパートメントモデルに従う、消失半減期 2 時間の薬物 100 mg を静脈内投与したときの投与 2 時間後の血中濃度が 5 µg/mL であった。この薬物の分布容積(L)に最も近い値はどれか。
10
5
核酸の高次構造形態はどれか。
ダブルヘリックス状高分子
6
アルブミン分子上のサイトIIに最も結合しやすい薬物はどれか。
ジアゼパム
7
エキソサイトーシスに分類されるのはどれか。
膵臓からのインスリン分泌
8
コロイド粒子が周囲の熱運動をする分子や流体分子の衝撃によって不規則に動く現象をなんと言うか。
ブラウン運動
9
イオン性界面活性剤のみがもつ固有の値はどれか。
クラフト点
10
メトトレキサートの尿細管分泌に関わるトランスポーターはどれか。
有機アニオン輸送体
11
血漿タンパク非結合率が高い薬物はどれか。
リチウム
12
がん化学療法後に増悪した卵巣癌に適応がある、受動的ターゲティング製剤はどれか。
ドキシルⓇ注20 mg (ドキソルピシン塩酸塩)
13
血中薬物モニタリング(TDM)が必要な薬物のうち、自己代謝誘導を起こす薬物はどれか。
フェニトイン
14
ボリコナゾールによるシトクロム P450(CYP)の阻害機構はどれか。
CYP のヘム鉄に配位結合する
15
図のように錠剤の上部が剥離する打錠障害はどれか。
キャッピング
16
w/o 型エマルションの性質として正しいのはどれか。
水を加えたとき粘度が増加する。
17
図の1~5のうち、イヌリンの血漿中濃度と腎クリアランスとの関係を示すのはどれか。
3
18
日本薬局方製剤総則において、「皮膚にすり込んで用いる液状または泥状の外用液剤である」と規定されているのはどれか。
リニメント剤
19
肺胞からの薬物吸収において、最適な吸入粒子径はどれか。
0,5 μm 〜 1 μm
20
分布容積が全体液量を大きく超える薬物はどれか。
アミオダロン
21
次のうち、固形又は液体の異物の侵入を防ぐために気密容器に規定されているのはどれか。2つ選べ。
SP 包装, PTP 包装
22
人が無意識に、または悪意をもって扱った場合にも、危険を生じないように工夫を施した包装はどれか。
タンパレジスタント包装
23
腸溶性コーティング剤はどれか。
メタクリル酸コポリマー
24
固形薬物の溶解が拡散律速で進行するとき、薬物の溶解速度を増大させるのはどれか。
溶解の粘度を小さくする。
25
油脂性の軟膏基剤はどれか。
プラスチベース
26
内因性の免疫反応陽性物質が存在することがあり、測定法によっては実際の薬物濃度以上の値を示すことがある薬物はどれか。
ジゴキシン
27
エマルションの分散媒と分散相の密度差により、分散相が浮上したり、沈降したりする現象はどれか。
クリーミング
28
サスペンション中の薬物粒子の粒子径を 1/2 にするとき、薬物粒子が一定距離を沈降するのに要する時間はもとの何倍になるか。
4 倍
29
ある薬物を同一被検者に静脈内投与及び経口投与したところ、下表のデータが得られた。この薬物 300 mg を経口投与したときのバイオアベイラビリティ(%)に最も近い値はどれか。
75
30
全身作用を目的として経皮投与される薬物はどれか。
ニトログリセリン
31
ダイラタント流動を示す物質はどれか。
デンプンの 60% 水性懸濁液
32
無菌試験法を実施する必要がある製剤はどれか。全て選べ。
眼軟膏剤, 注射剤, 点眼剤
33
服用によりフェノバルビタールの尿中排泄量を増加させるのはどれか。
アセタゾラミド
34
エチルセルロースでコーティングする目的として正しいのはどれか。
徐放化
35
ツロブテロールの経皮吸収型製剤に関して、正しい記述はどれか。
気管支喘息の発作を予防する。
36
微生物の発育を阻止するために加えられる添加剤はどれか。
保存剤
37
腸溶性コーティング剤はどれか。
セラセフェート
38
一般に薬物の血液中から乳汁中への輸送機構はどれか。
単純拡散
39
シメチジンによるCYPの阻害機構として、正しいのはどれか。
CYPのヘム鉄に配位結合する。
40
次のうち、肝抽出量が最も大きいものを2つ選べ。
リドカイン, プロプラノロール
41
安息香酸が受ける抱合反応はどれか。
アミノ酸抱合
42
肝初回通過効果を最も受けやすい薬物はどれか。
プロプラノロール
43
アルブミンに最も結合しやすいのはどれか。
フェニトイン
44
エステラーゼが関与する代謝反応はどれか。
加水分解
45
サスペンションを長時間放置することで、振とうしても容易に再分散されない状態になる現象はどれか。
ケーキング
46
熱に不安定な薬物の水溶液を滅菌するのに最も適しているのはどれか。
ろ過法
47
血漿中濃度が高くなると腎クリアランス値が増加し糸球体ろ過速度(GFR)に近づくのはどれか。
グルコース
48
テガフールの代謝に関与するシトクロムP450(CYP)分子種はどれか。
CYP2A6
49
肝初回通過効果を最も受けやすい薬物はどれか。
ニトログリセリン
50
物理的な方法により薬物の経皮吸収を促進する技術はどれか。
マイクロニードル
51
イオン交換樹脂を用いて、放出を制御している製剤はどれか。
レジネート
52
ある薬物を体重 50kg の患者に静脈内持続点滴を行い、定常状態における血中薬物濃度を 200 ng/mL にしたい。この患者の全身クリアランスが 8,0 mL/min/kg であったとき、点滴投与速度(mg/h)として最も近い値はどれか。
5
53
体内動態が線形 1−コンパートメントモデルに従う薬物を点滴速度 100 mg/h で点滴したところ、定常状態血中濃度は 20 µg/mL であった。この薬物の全身クリアランス(L/h)に最も近い値はどれか。
5
54
主として未変化体のまま体内から尿中に排泄されるのはどれか。
ジゴキシン
55
PEPT1の基質として消化管から吸収されるセフェム系抗生物質はどれか。
セファレキシン
56
分子空間配列の規則性を失って分子が集合した固体状態はどれか。
非晶質
57
錠剤の側面に縦に傷がつく打錠障害はどれか。
バインディング
58
投与した薬物の体内移行量の指標となるパラメータはどれか。
血中濃度時間曲線下面積
59
一般に、消化管以外からの薬物吸収に関与する膜透過機構はどれか。
単純拡散
60
アルブミン分子上のサイトIIに最も結合しやすい薬物はどれか。
イブプロフェン
61
ワルファリンカリウムを経口投与したとき、コレスチラミンとの併用により吸収が低下する理由として最も適切な記述はどれか。
コレスチラミンに吸着するため。
62
陰イオン性界面活性剤はどれか。
ラウリル硫酸ナトリウム
63
点眼剤の水性溶剤として用いられるのはどれか。
精製水
64
一般に、粉体を粉砕することで低下するのはどれか。
オリフィスからの流出速度
65
懸濁性点眼液中に含まれる医薬品の粒子の大きさとして規定されているのはどれか。
75 μm 以下
66
日本薬局方散剤に規定される試験はどれか。
溶出試験
67
弱酸性薬物の溶解度(Cs)式として最も適切なのはどれか。
Cs = [分子形] × (1 + 10 pH-pKa乗)
68
治療薬物モニタリング(TDM)において、全血試料が用いられる薬物はどれか。
シクロスポリン
69
腎クリアランスが糸球体ろ過速度に相当するのはどれか。
イヌリン
70
体内動態が線形 1-コンパートメントモデルに従い、肝と腎でのみ消失する薬物の腎クリアランス(L/h)はいくつか。ただし、全身クリアランスは 1,0 L/h 、肝クリアランスは 0,3 L/h とする。
0,7
71
体内動態の変動要因において、薬物の血中濃度が低下する主要な原因はどれか。
尿細管再吸収の阻害
72
リザーバー型の経皮吸収システム(経皮吸収型製剤)に用いられる放出制御膜の基剤はどれか。
エチレン-酢酸ビニル共重合体
73
滑沢剤として用いられるのはどれか。
タルク
74
ほとんどが未変化体として尿中に排泄される薬物はどれか。
リチウム
75
リポソーム製剤をポリエチレングリコール(PEG)で化学修飾する目的はどれか。
主薬の血中滞留性の向上
76
薬物代謝における第 II 相反応に関わる酵素はどれか。
UDP-グルクロン酸転移酵素
77
テオフィリンの代謝において、寄与の大きいシトクロムP450 分子種はどれか。
CYP1A2
78
図に示す流動の名称として正しいのはどれか。
ダイラタント流動
79
次の記述は日本薬局方通則の一部である。□ に入れるべき字句はどれか。 「□ 容器とは、通常の取扱い、運搬又は保存状態において、固形または液状の異物が侵入せず、内容医薬品の損失、風解、潮解または蒸発を防ぐことができる容器をいう。」
気密
80
リンパ管に移行しやすい薬物と投与経路として、適切なのはどれか。
分子量約 5,000 以上の薬物を皮下投与
81
乳汁へ移行しやすい要因として正しいのはどれか。
高脂溶性
82
大豆油をレシチンで乳化させたターゲティング製剤はどれか。
リピッドマイクロスフェア
83
擬塑性流動を示す物質はどれか。
メチルセルロースの2%水溶液
84
局所作用のみを目的とした製剤はどれか。
トローチ剤
85
DDS(放出制御型経口投与製剤)の利点について誤っているのはどれか。
初回通過効果を回避できる。
86
脂溶性を増大させることで、消化管での吸収を改善したプロドラッグはどれか。
フルスルチアミン
87
難溶性薬物と溶解補助剤が水溶液中で複合体を形成し、見かけ上難溶性薬物の溶解度が増大する機構はどれか。
抱接化合物形成
88
両性界面活性剤はどれか。
レシチン
89
高濃度デンプン(50%)水性懸濁液が示す流動はどれか。
ダイラタント流動
90
肝臓を1回通過した際の薬物濃度の減少率を表すのはどれか。
肝抽出率
91
腸溶性皮膜を施したものの外側を速放性の薬物で包んだのはどれか。
レペタブ
92
日本薬局方製剤総則において、「口腔内で徐々に溶解または崩壊させ、口腔、咽頭などの局所に適用する口腔用錠剤」と規定されているのはどれか。
トローチ剤
93
主に腎排泄により消失する薬物はどれか。
ファモチジン
94
ある薬物の血漿タンパク質との結合は Langmuir 式に従い、図に示す直線が得られた。直線の勾配である □ にあてはまるものとして、正しいのはどれか。ただし、[Df] は非結合薬物濃度、r は血漿タンパク質 1 分子あたりの結合薬物分子数、n は結合部位数、K は結合定数である。
1 / n・K
95
徐放化が薬物治療に対し有効な手段となる薬物はどれか。
消失半減期の短い薬物
96
投与後の薬物が肝初回通過効果を受けやすい剤形はどれか。
経口液剤