問題一覧
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1. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ①骨格筋を構成しているのは筋線維と呼ばれる収縮機能をもつ細長い単核細胞である。 ②筋束とは筋線維が集まったものであり、その周囲は筋周膜によって覆われている。 ③筋線維はサルコメアという、さらに細い線維から構成されている。 ④ 横行小管は筋形質膜が陥没してできた管状の膜で筋節を取り巻くように内部に通じている。
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2. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①筋線維は運動終板を介して自律神経線維に繋がっている。 ②運動神経線維は筋線維へ電気的信号を伝える重要な役割を担う。 ③筋原線維のおもな構成要素は、ミオシンフィラメントとアクチンフィラメントである。 ④z線から隣の線までを筋節あるいはサルコメアと呼ぶ。
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3
3. 以下のa)-d)の文章で、正しい組み合わせを1つ選択しなさい。 a) 骨格筋線維は大きくは速筋線維と遅筋線維の二つに分類できる。 b) 運動単位とは、脊髄にある運動神経細胞とそれが支配する骨格筋群を示す。 c) a運動神経細胞はサイズが小さいと興奮しやすく、サイズが大きいと興奮しにくいという特性があり、 これをサイズの原理と呼ぶ。 d) 脊髄の運動神経細胞には、上位にある脳からの情報が伝達され、特に一次運動野と脊髄では、多くの 筋線維によって情報が伝達される。 ①.aとc ②. bと ③. aとd ④.bとd
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4. 以下の①~④の文章の中から、正しいを1つ選択しなさい。 ①AMPは筋収縮のためのエネルギー源である。 ②短時間で大きなパワーを発揮する運動の際に多く利用されるのがATP-PCr系である。 ③ ATP-PCr系は、ATPと同じ高エネルギーリン酸化合物であるクレアチンリン酸がCrとPiに分解され る際に発生するエネルギーを利用して、AMPとPiからATPを生成する。 ④ ATP-PCr系で最も重要となる反応が、ホスホフルクトキナーゼによって触媒されるCK反応である。
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5
5. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ① グルコースやグリコーゲンといった糖質を用いてATPを生成する仕組みが解糖系である。 ②ミオグロビンにおいて、酸素を利用したATP生成を行うのが有酸素系である。 ③有酸素系で糖質が用いられる場合は、解糖系で乳酸が生成されたあと、アセチルCoAに変換されてTCA回 路に進む。 ④有酸素系で脂質が用いられる場合は、トリグリセリドが遊離脂肪酸に分解され、ミトコンドリア内にお ける酸化によって最終的にマロニルCoAに変換されてTCA回路に進む。
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6
6. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①電子伝達系では水素イオンと電子を利用した酸化還元反応が行われ、結果として水と大量のATPが生 成される。これらの一連の反応を酸化的リン酸化と呼ぶ。 ②筋力・筋パワーの増大や筋肥大を主な目的とするトレーニングが筋力トレーニングである。 ③ スプリントトレーニングは、スピードやパワーの向上を主目的として、短時間に最大、または最大 に近い強度の運動を繰り返し行うトレーニングである。 ④持久性トレーニングは、無酸素的能力の向上を目的とするものであり、一定強度の運動を長時間継 続するトレーニングや休憩を挟んで高強度の運動を繰り返すインターバルトレーニングなどが代表 的なものである。
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7
7. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ①持久性トレーニングは筋力トレーニングよりも筋力を向上させる。 ② スプリントトレーニングにより筋内での緩衝能力が向上する。 ③ 筋力トレーニングにより筋体積が増加し、筋に含まれるAMPや乳酸の総量は増加する可能性が高い。 ④ 有酸素運動によりミトコンドリアの数や大きさ、密度が減少する。
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8
8. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ① Type I線維の特徴は収縮時間が遅いが疲労耐性が高くミトコンドリア密度が高いことである。 ② Type IIb線維の特徴はTypeI線維とTypeIIa線維の中間的なものである。 ③ TypelとTypeII線維間でのタイプ移行は起きるが、TypeIIaとTypeIIb間でのタイプ移行は起きない。 ④ 持久的トレーニングによりType IIa線維はTypeIIb線維にタイプ移行する。
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9
9. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①ATP-PCr系が主に動員される運動種目としてマラソンが挙げられる。 ②解糖系が主に動員される運動種目として400m走が挙げられる。 ③有酸素系が主に動員される運動種目として10000m走が挙げられる。 ④ボクシングやレスリングは解糖系と有酸素系が動員される種目である。
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10
10. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①肺の中に含まれる空気の量を肺気量という。 ②呼吸運動によって肺に空気が出入りする1分間の総量を毎分換気量という。 ③呼吸の深さは1回換気量で、呼吸の速さは呼吸数で表される。 ④運動に必要なエネルギーを無酸素性エネルギーのみでまかなうことができなくなり、有酸素性エ ネルギーが動員され始める点を換気性作業閾値という。
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11
11. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ①運動強度に対して、血中乳酸濃度が曲線的に増加し始めるポイントをOBLAという。 ②血中乳酸濃度が4mmol/Lの時の運動強度は換気性作業閾値と呼ばれる。 ③内呼吸とは、空気が気道により肺胞まで送られ、肺胞と毛細血管との間で酸素および炭酸ガスが交換さ れることである。 ④骨格筋、関節、肺、呼吸筋には、収縮や動きなどの機械的刺激に応答する機械受容器や化学刺激に応答 する代謝受容器がある
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12
12. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ① 動脈血中の酸素や二酸化炭素、その他の化学物質を感知する受容器は機械受容器と呼ばれる。 ②1分間あたりに体内で摂取される酸素の量を最大換気量という。 ③ kcalは運動時や身体活動の代謝量を、座位安静時の代謝量の何倍であるかを示す指標である。 ④身体に取り込まれる酸素の量の限界値を最大酸素摂取量といい、酸素摂取量のレベリングオフが得 られた値となる。
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13
13. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①呼吸運動時、ガスを取り込むのを吸息、ガスを排出するのを呼息という。 ② 呼吸運動を行えるのは胸腔と腹腔を隔てる腹直筋が存在しているためである。 ③ 肺自体には膨らんだり、縮んだりする能力はない。 ④ 運動には肋間筋や胸鎖乳突筋、腹直筋などが胸腔容積の拡大・縮小を補助する。
2
14
14. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ①運動時には一回換気量と呼吸数の両方が低下する。 ②中強度運動までは呼吸数の増加が大きい。 ③中強度運動以上になると呼吸数よりも一回換気量の増加が主体となる。 ④ 換気性作業閾値と乳酸性作業閾値での運動強度はおおよそ一致する。
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15
15. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ① 呼吸商とはエネルギーを生成するのにどの栄養素がどれだけ消費されたかを示す指標である。 ② 糖質のみのをエネルギー源として消費した場合、呼吸商は0.8になる。 ③運動初期における酸素の不足分を酸素借と呼ぶ。 ④運動後の酸素借と酸素負債の関係性は体温上昇や代謝亢進の影響もあり「酸素借く酸素負債」である。
2
16
16. 次の4つの文章の中で正しい文章の組み合わせを①~④の中から選びなさい。 a. 血流の流れが良くなった場合、血管コンダクタンスが大きくなるという。 b. 血流の流れが良くなった場合、血管コンダクタンスが小さくなるという。 c. 血流の流れが良くなった場合、血管抵抗が大きくなるという。 d. 血流の流れが良くなった場合、血管抵抗が小さくなるという。 ①. aとc ②. bとc ③. aとd ④. bとd
3
17
17. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ① 心拍出量は心拍数と1回拍出量の積により求める。 ②予測最大心拍数は220-年齢(歳)により求めることができる。 ③下肢の筋が収縮し、それらの圧迫をうけて静脈血が心臓方向へ送り出される作用を筋ポンプ作用という。 ④ ウエイトトレーニング中は収縮期血圧も拡張期血圧も低下する。
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18
18. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ① アスリートにおける肥大した心臓をスポーツ心臓という。 ② 持久系アスリートにおけるスポーツ心臓のタイプは遠心性肥大である。 ③パワー系アスリートにおけるスポーツ心臓のタイプは求心性肥大である。 ④持久性トレーニングにより弾性動脈の伸展性が増大し、血圧の上昇を緩衝するクッション機能が改善するが、これを動脈コンプライアンスが低下するという。
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19
19. 以下の①~④の文章の中から。正しい文章を一つ選択しなさい。 ①運動時には。静脈に貯留されていた血液が血圧により心臓に還流し。血液循環量が増加する。 ②心臓が血管壁に加える圧力を血圧という。 ③左心室拡張時の最高値を最高血圧または拡張期血圧。左心室収縮期の最低値を最低血圧または収 縮期血圧という。 ④有酸素性運動を行うことにより。弾性動脈の伸展性が増大し。血圧の上昇を緩衝する動脈コンプ ライアンスが改善する。
4
20
20. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①栄養素が生体内で変化する過程を中間代謝という。 ② グルコースを細胞内に取り込む際は、グルコーストランスポーターといわれる糖輸送体タンパク質群が 活躍する。 ③ 肝臓では細胞膜にあるGLUT2が糖を取り込む。 ④骨格筋や脂肪組織のGLUT4は、通常状態では細胞膜上に存在する。
4
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21. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①一定量のインスリンに対する糖の取り込みやすさをインスリン感受性という。 ②最大酸素摂取量の3割程度のごく軽い運動ではおもに血中のグルコースをエネルギー源としている。 ③ 筋力トレーニングは筋線維の微小な損傷を引き起こし、損傷した筋は休息中に筋タンパク質を合成 することによってトレーニング前よりも肥大するが、これを超回復という。 ④最近では運動との関連において、バリン、ロイシン、イソロイシンの総称であるBCAAが注目されて いる。
2
22
22. 以下の①~④の文章の中から。誤った文章を一つ選択しなさい。 ①代謝では異化反応と同化反応の二つが繰り返されている。 ② 中間代謝経路は吸収期と空腹期で異なる経路である。 ③吸収期ではグリコーゲンや中性脂肪などの合成が高まり、同化反応が亢進する。 ④ 吸収されたBCAAは主に脳において代謝される。
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23. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ①空腹期には血糖値の維持のためにグリコーゲン合成が高まる。 ② 絶食期の期間が長くなると骨格筋でのケトン体合成が高まりほぼ全ての組織でのエネルギー源となる。 ③運動中はAMPKの活性化によりGLUT1の細胞膜トランスロケーションを促し、インスリン非依存的な経路で 糖取り込みを促進する。 ④消費エネルギー量が同じであれば10分×3回の運動もまとめて30分の運動も脂質消費量は同じである。
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24. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①筋力トレーニング後、筋損傷が起きるが、その後、筋合成によりトレーニング前よりも筋肥大する ことを超回復という。 ② 筋肥大にはタンパク質摂取が有効で、筋合成にはタンパク質摂取量による上限はない。 ③ タンパク質と糖質を一緒に摂取することにより筋合成を促進させることができる ④脂肪細胞への過剰な中性脂肪の蓄積はTNF-aやIL-6などの分泌を高めてしまう。
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25. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を一つ選択しなさい。 ① GLUT4は運動すれば細胞内での発現量が増加するが一定の量で頭打ちになる。 ② AMPKは細胞内ATP濃度の増加に合わせて活性化する。 ③ アディポサイトカインは脂肪細胞から分泌される生理活性物質である。 ④高強度運動では脂質利用の割合が減少する。
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26. 以下のa~dの文章の正しい組み合わせを1つ選択しなさい。 8. TNF-aはインスリン抵抗性を誘導する。 b. レプチンは摂食促進に働くアディポサイトカインである。 c. IL-6はコレステロールから作られる生理活性物質である。 d. 過剰な脂肪蓄積はアディポネクチンの分泌を減少させる。 ①aとb ②aとc ③aとd ④ bとc
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27
27. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ① テストステロンやエリスロポエチンなど、多くのホルモンはドーピングの規制対象となっている。 ② ホルモンが血液を介さずに近くの標的細胞へ作用することを傍分泌という。 ③ ホルモンが分泌した細胞自身に作用することを自己分泌という。 ④アミンホルモンは数十個の多数のアミノ酸が結合して作られる。
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28
28. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ①全身の細胞・器官を協調させることはホメオスタシスを維持するために極めて重要であり、外分 泌系がその中心的役割を担っている。 ② ホルモンの作用の発現にはトランスポーターが関与しており、受容体 の有無は関係しない。 ③アミンホルモンとペプチドホルモンは脂溶性であり、ステロイドホルモンは水溶性である。 ④ホメオスタシスを維持するために引き起こされる身体的、心理的な適応反応をストレス反応と呼 ぶ。
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29
29. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ① 自律神経系は生体の内部環境を調節するための神経系であり、遠心性の交感神経と副交感神経からなる。 ② 神経系を構成する最小単位はシナプスであり、ニューロンとニューロンのつなぎ目を細胞体と呼ぶ。 ③ヒトの脳は、脳幹、間脳、大脳、小脳の四つの部位に分けられる。 ④ 意識的に行う運動を随意運動という。
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30. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①DNAはアデニン、グアニン、チミン、シトシンの4種類の塩基の配列によって、さまざまなタンパク質の 情報を規定している。 ② ヒトゲノムの99.9%は各個人間で共通しているが、残りの0.1%は異なりこの違いを遺伝子多型と呼ぶ。 ③赤血球の産生と関連するエリスロポエチンの遺伝子多型は、多血症と関連していることが知られている。 ④a-アクチニン3遺伝子は有酸素能力に影響を与える遺伝子多型といわれている。
4
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31. 以下の①~④の文章の中から、内分泌器官とホルモンの正しい組み合わせを1つ選択しなさい。 ①下垂体前葉-成長ホルモン ②膵臓β細胞-グルカゴン ③ 胃-レプチン ④ 小腸-グレリン
1
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32. 以下の①~④の文章の中から、内分泌器官とホルモンの誤った組み合わせを1つ選択しなさい。 ①下垂体前葉-副腎皮質刺激ホルモン ②副腎皮質-ミネラルコルチコイド ③腎臓-コレシストキニン ④ 精巣-テストステロン
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33. 以下の①~④の文章の中から、ホルモンの名称と働きで正しい組み合わせを1つ選択しなさい。 ① グレリン-摂食抑制 ② エリスロポエチン-増血促進。 ③ バソプレシン-利尿作用 ④ レプチン-摂食促進
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34. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①運動時、インスリンの分泌は抑制され、グルカゴンの分泌を上昇させることで肝臓におけるグリコー ゲン分解と糖新生を促進する。 ②長期に渡る過剰な運動ストレスは血中グルココルチコイドの慢性的な増加を招き、心身を健康にする。 ③ ストレス反応は体内で視床下部下垂体-副腎皮質系の体液性と視床下部-自律神経-副腎髄質系の神経 性の二つの経路によって調節されている。 ④ ホメオスタシスを乱すような刺激のことをストレッサーと呼ぶ。
2
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35. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ①適切な運動により認知能力が低下する。 ② 適切な運動により主要な栄養因子が脳内で低下する。 ③適切な運動により脳内神経新生が促進される。 ④ 運動のプログラムを行うのが一次運動野、運動の最終指令を出すのが二次運動野である。
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36. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ① ACEやエリスロポエチン、ミトコンドリアDNAの遺伝子多型は持久系の運動能力に関与しない。 ②ミトコンドリアDNAは父親から遺伝する片親由来のものである。 ③ 遺伝子多型は運動能力だけでなく、トレーニング効果にも影響を及ぼす可能性がある。 ④遺伝子情報はトレーニング効果の観点から「オーダーメイド運動処方」の作成などに有用であるため 倫理・人権問題は考えずともよい。
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37. 以下の①~④のサイトカインの中で、アディポサイトカインではないものを1つ選択しなさい。 ① レプチン ② インターロイキン (IL) -6 ③ アディポネクチン ④ グルカゴン様ペプチド (GLP)-1
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38. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ① ストレス反応には 体液性の視床下部-下垂体-副腎皮質系が存在する。 ② ストレス反応には神経性の視床下部-感覚神経-副腎皮質系が存在する ③ グルカゴンは同化ホルモンとしてグリコーゲン合成を進める。 ④ストレス反応によるグルカゴンの慢性的な増加は心身の健康を増進する。
1
39
39. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①白色脂肪組織の主の働きはエネルギー貯蔵とサイトカイン分泌である。 ② 褐色脂肪組織はミトコンドリアを大量に含む。 ③ 褐色脂肪組織に存在する脱共役タンパク質 (UCP) 1はATP産生を促進する。 ④ 褐色脂肪組織は新生児の熱産生に重要で年齢と共に退縮する。
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38. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①基礎代謝量は年齢と性別を加味した基礎代謝基準値に体重を乗じて計算する。 ②試合に備えてタンパク質中心の食事を摂取し、骨格筋にエネルギーを蓄積させる食事法をグリ コーゲンローディングという。 ③ ビタミンCとE、カロテノイドの不足を補うことで、活性酸素を消去し、酸化による生体組織の損 傷を防ぐ効果がある。 ④貧血症は、単位容積血液中の赤血球数とヘモグロビン濃度とヘマトクリット値が正常より低下し た状態である。
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39. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ① BMIは身長(cm)を体重(kg)の二乗で除したものである。 ② 体組成は脂肪とそれ以外の骨格筋と骨に大別できる。 ③加齢に伴う筋量の減少をサルコペニア、運動不足による筋量の減少を廃用性萎縮と呼ぶ。 ④ 体組成を変化させる要因として、遺伝、ホルモン、加齢、運動と栄養などがあるが、一般的には脂肪を 減らすにはレジスタンストレーニングが、除脂肪を増やすには有酸素性トレーニングが有効とされる。
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40. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を2つ選択しなさい。 ① 暦年齢は生理学的な発育発達の遅速を基準にした分類であり、生理学的年齢は学校での学年などを 基準にした分類である。 ②発育パターンを神経型、一般型、生殖型、リンパ型の4種類に分類したものをスキャモンの発育曲線 という。 ③ 教育や訓練により能力が向上する可能性をトレーナビリティという。 ④ PHV前では骨の先端部にある骨端線が閉じていないため、成長期における筋力トレーニングは大人と 同様の負荷・頻度で行う必要である。
2, 3
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41. 以下の①~④の文章の中から、正しいを1つ選択しなさい。 ①1日に必要なエネルギー量は基礎代謝量と活動代謝量の総和である。 ② アスリートの推定エネルギー必要量はBW (kg) ×28.5 (kcal/kg/日)×PALで算出できる。 ③利用可能エネルギー量の低下はアスリートの健康問題につながる。 ④ ビタミンDの過剰摂取はカルシウムの吸収を阻害する。
3
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42. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ① 体組成の測定法であるDXA法は身体の体積を測定し、密度を算出することにより体脂肪率を算出する。 ②生体電気インピーダンス法は四肢に当てた電極から1種類以上の周波数の電気を身体に流し、電気抵抗を 測定することで体水分量を推定し、体組成を把握する。 ③ キャリパー法では測定値の正確性が検者の熟練度に左右される。 ④ 筋の横断面積や内臓脂肪など局所の体組成を見分けるにはCTやMRIなどの画像法が優れている。
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43. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ①身長の伸びのピークを示す最大発育速度(PHV) は女子の方が2年ほど早い。 ② ゴールデンエイジの時期に一つの運動種目を専門とすることで運動スキルの向上につながる。 ③体力の要素には身体的要素と精神的要素があり、さらにそれぞれ行動体力と免疫体力に分けられる。 ④ 中学生では運動による消費エネルギーの多いものほど骨密度が低い。
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44. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ① ヒトの体温は部位により異なるが、核心温は37℃に保たれている。 ②最も熱に弱い器官である脳は、運動時においても40℃を超えることがないように調節されている。 ③発汗には、精神的発汗と温熱性発汗があり、温熱性発汗は体温を調節するために全身の皮膚にあ る汗腺から出る。 ④ 寒冷環境下での運動は熱射病や熱痙攣などの熱中症を引き起こしやすく、また二次脱水の防止も 重要である。
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45. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ① コンディショニングという言葉は世の中で広く、頻繁に使用されており、一般には、身心の状態をより よい方向に整えることを指す。 ② 尿からは尿比重計を用いることにより脱水状態の把握なども可能である。 ③唾液、尿、血液(静脈から)のうち、ヒトから採取する際に医療資格が必要なのは血液のみである。 ④ スポーツ選手は激しいトレーニングに伴う発汗により鉄が失われやすくなるため、一般人よりも再生不 能性貧血になりやすい。
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46. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ① 慢性的な低酸素状態では、腎でエリスロポエチンが産生される。 ② 有酸素性の持久的パフォーマンスに関係する要因には、最大酸素摂取量、乳酸性作業閾値、骨密度 の三つが大きく関係する。 ③高所・低酸素トレーニングにより、骨格筋内で脂肪を除去する機能である筋緩衝能の増加が期待で きる。 ④ 低酸素環境にて短時間のエネルギー供給指標である最大酸素摂取量が増加したという報告もある。
1
49
47. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ① ヒトの体温はサーカディアンリズムによって変動する。 ②体温調節には服を着脱するような行動性体温調節反応と血管拡張や発汗、ふるえによる自律性体 温調節反応がある。 ③ 暑熱環境下でも常温環境下でも湿度は核心温に影響を及ぼさない。 ④体液量の減少は運動パフォーマンスを低下させるとともに意識混濁にもつながる。
3
50
48. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を1つ選択しなさい。 ① コンディショニングという言葉は世の中で広く、頻繁に使用されており、一般には、身心の状態をより よい方向に整えることを指す。 ② SIgAとコルチゾールは貧血をモニタリングするのに有用なバイオマーカーである。 ③血中尿酸値とクレアチニン値はコンデションニング評価時、貧血のチェックに用いられる。 ④ 早朝尿は一過性のストレスを調べるのには適しておらず、日々のコンディションを評価するには有用で ない。
1
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49. 以下の①~④の文章の中から、正しい文章を2つ選択しなさい。 ① エリスロポエチンは肝臓で生成される造血ホルモンで骨髄に作用する。 ②最大酸素摂取量が同じでもOBLAの高い選手の方が持久的パフォーマンスに優れている。 ③ エリスロポエチン製剤は貧血の治療に使用されるため無断使用してもドーピングとはならない。 ④高所・低酸素トレーニングは一様にパフォーマンス向上のタイミングが同じである
1, 2
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50. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①身体不活動に関する知見は運動不足を始め、宇宙医学のような研究分野に応用できる。 ② 身体不活動により影響を受ける生体の機能には、最大筋力、呼吸循環系などがある。 ③ 身体不活動中に生じる筋機能低下や筋萎縮に対しては、ストレッチが効果的である。 ④ 身体不活動による呼吸循環系機能の低下には、心機能の低下と骨格筋量の減少が大きく関与する。
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51. 以下の①~④の文章の中から、誤った文章を1つ選択しなさい。 ①身体不活動により萎縮する割合は筋の種類によって異なる。 ②身体不活動モデルにはベッドレストや片脚サスペンション、ギプス固定などがある。 ③ 宇宙滞在により骨密度の低下が起きる。 ④宇宙滞在後も筋力発揮や骨格筋量へ影響はない。
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