問題一覧
1
Rivetとは?
板と板を結合するもの
2
Shearによる影響は?
rivetのせん断破壊 板の面圧破壊
3
航空機においてrivetがせん断破壊するのと、板が面圧破壊するのではどっちがマシ? 理由も
rivetがせん断破壊するほうがマシ 理由 rivetがせん断破壊して飛んでも打ち直せばいいから
4
Rivetの種類は? その中でも一般的に使われるものは?
solid shank rivet blind rivet solid shank rivetが一般的に使われる
5
Blind rivetはどういう時に使用する?
板の片側のみでしかriveting出来ない時に使用 ボックス構造のところとか
6
Solid shank rivetは何用と何用で最も普通に用いられる?
航空機の構造の固定用、修理用で最も普通に用いられている
7
Solid shank rivetの材質は? 特殊な場合は?
一般的にはAL合金 特殊な場合には モネル 耐食鋼 炭素鋼 耐熱鋼
8
Solid Shank Rivetは何と何に分類される?
Universal Head Rivet Flash Head Rivet
9
Universal Head Rivetの使用箇所と理由
低速機のskinの接合 →抗力が少ないから 機体の内部構造 →空気抵抗うけないから
10
Universal Head Rivetは従来の何を修正したもの?
従来のラウンドヘッド、ブレイザーヘッド、フラットヘッドのヘッド形状を修正したもの
11
Flash Head Rivetの使用箇所とその理由
高速機のskin →有害抗力の減少のため
12
C172PでFlash Head Rivetを使っているとこは?
static portの周辺
13
Flash Head Rivetの標準的な皿の角度は?
100°
14
各部名称
① Manufacture Head ② Shank(中央軸) ③ Driven Head(成頭加工)
15
Rivetの型式 MS20470AD4-5A それぞれ何?
MS: MS規格(Military Standard)米軍規格 20470: 頭部形状 20470: ユニバ 20426: フラッシュ AD: 材料 AD(2117) 4: Rivet径 1/32''単位 分子の数字を表示 5: Rivet長さ 1/16''単位 分子の数字を表示 A: 表面処理 Aは陽極処理(地肌)
16
Rivet径とRivet長さはノギスのどこで測る?
Rivet径: 外径測定のツメ Rivet長さ: デプスバー
17
このリベットの材料記号とその特徴と使用箇所は?
材料記号 A(1100) 特徴 強度が低い 耐食性がいい 使用箇所 1100, 3003, 5056などの軟らかいAL合金で作られた非構造部あるいはFRP部品等の非構造部
18
このリベットの材料記号と特徴と使用箇所 使用箇所に関してはその理由も
材料記号 B(5056) 特徴 再熱処理なしでそのままRiveting可能 使用箇所 Mg合金の構造部材→異種金属との電界腐食防止
19
このリベットの材料記号と特徴と使用箇所
材料記号 AD(2117) 特徴 再熱処理なしでそのままriveting可能 使用箇所 一般構造部材のAL合金部材に最も普通に用いられる
20
このリベットの材料記号と使用箇所と特徴は? 特徴についてはその根拠 また、最近は強度上の問題から何をしないことも増えているか?
材料記号 D(2017) 特徴 直径が3/16"以上は再熱処理をして使用 根拠はAC43 使用箇所 一次、ニ次構造部材 最近は強度上の問題から再熱処理をしないで使用することも増えている
21
このリベットの材料記号と特徴と使用箇所
材料記号 DD(2024) 特徴 ALのRivetの中で最も強度がある 全ての径で必ず再熱処理をしてから使用すること 使用箇所 主要構造部、胴体Keel Beam、wing spar などの強度部材
22
製造時に熱処理がしてあるリベット?
AD(2117) D(2017) DD(2024)
23
Riveting時に再熱処理が必要なリベットは?
D(2117) 直径が3/16"以上のもの DD(2024) 全ての直径
24
D(3/16"以上)とDDに再熱処理が必要な理由は?
再熱処理なしでは硬すぎてriveting時にdriven headにcrackが入る恐れがあるから
25
時効硬化とはどういう現象?
熱処理後に常温で放置すると時間の経過とともに硬くなっていく現象
26
直径3/16"以上のD(2017)とDD(2024)の再熱処理後からそれぞれriveting可能な時間は?
Dは再熱処理から1時間ほど DDは再熱処理から15分ほど
27
再熱処理直後の軟らかい状態を維持したい場合はどうする?
アイスボックスを使用 ドライアイスを入れたアイスボックスの中に再熱処理直後のrivetを入れ、-20℃以下で低温保存し、rivetの時効硬化の進行を遅らせる。riveting時にアイスボックスから取り出してrivetingする
28
Rivet防食法の種類は?
陽極処理 化成皮膜処理
29
防食処理後の色には何がある? また、処理方法を色で判断する時の注意点は?
黄土色や地肌 色だけで処理方法を判別するのは難しいのでParts Numberで確認すること