問題一覧
1
今こむと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ちいでつるかな の作者は?
素性法師
2
今こむと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ちいでつるかな の長月はどんな意味?
9月のこと
3
今こむと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ちいでつるかな の歌意は?
すぐに行こうとあなたが言ったばかりに毎夜待っているうちに、いつしか9月の明け方の月を待ち迎えることになってしまったことだ。
4
今こむと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ちいでつるかな の特徴は?
なし
5
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ の作者は?
文屋康秀
6
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ の歌意は?
吹くとたちまちに秋の草木がしおれてしまうので、なるほど山から吹きおろす風を、嵐というのであろう。
7
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ の特徴は?
嵐が荒らしと嵐で掛詞
8
月みれば 千々に物こそ 悲しけれ 我が身ひとつの 秋にはあらねど の作者は?
大江千里
9
月みれば 千々に物こそ 悲しけれ 我が身ひとつの 秋にはあらねど の歌意は?
月を見ると、さまざまに物みなが悲しく感じられることだ。私一人のための秋ではないのだけれど。
10
月みれば 千々に物こそ 悲しけれ 我が身ひとつの 秋にはあらねど の特徴は?
ない
11
このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに の作者は?
菅家(菅原道真)
12
このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに の歌意は?
今度の旅はぬさもささげることができません。とりあえずこの手向山の錦織のような美しい紅葉を神の御心のままにお受け取り下さい。
13
このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに の特徴は?
たびが度と旅で掛詞。 とりあへずがとりあえずと用意できずで掛詞。
14
名にしおはば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くるよしもがな の作者は?
三条右大臣(藤原定方)
15
名にしおはば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くるよしもがな の歌意は?
「逢って寝る」という名を持っているのならば逢坂山のさねかずらよ、そのつるを手繰るように人に知られずに来る方法があってほしい。
16
名にしおはば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くるよしもがな のよし(由)と、がなはそれぞれどんな意味?
方法と、ほしい
17
名にしおはば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くるよしもがな の特徴は?
ない
18
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ の作者は?
貞信公(藤原忠平)
19
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ のみゆきとはどんな意味?
天皇が外出すること
20
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ での、みゆきは○○法皇が子の○○天皇にもこの紅葉を見せたいというので、その思いを詠んだ歌。
宇多 醍醐
21
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ の歌意は?
小倉山の峰のもみじ葉よ、もしお前に心があるのならば、もう一度、今度は行幸があるはずだからそれまで待っていてほしいものだ。
22
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ の特徴は?
ない
23
みかの原 わきて流るる みづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ の作者は?
中納言兼輔(紫式部のひいじいちゃん)
24
みかの原 わきて流るる みづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ の歌意は?
みかの原をわけて水が湧いて流れるという「いづみ川」の「いつみ」という音のように、いつ逢ったというのでこんなに恋しく思われるのだろうか。
25
みかの原 わきて流るる みづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ の特徴は?
わきが湧きと分きの掛詞。
26
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば の作者は?
源宗于朝臣
27
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば の歌意は?
山里は冬は格別にさびしさがまさって感じられることだ。人の訪ねて来ることもなくなり、草も枯れてしまうと思うと。
28
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば のかれぬとはどんな意味?
かれないという意味ではない!
29
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば の特徴は?
かれぬが離れぬと枯れぬの掛詞。
30
心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 の作者は?
凡河内躬恒
31
心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 の歌意は?
当て推量に折るならば折ろうか。初霜が置いて、見分けもつかなくなっている白菊の花を。
32
心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 の特徴は?
ない
33
ありあけの つれなくみえし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし の作者は?
壬生忠岑
34
ありあけの つれなくみえし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし の歌意は?
明け方の月が無情に空に残っていったように、あなたが冷たく見えたあの別れ以来、夜明けほど私につらいものはありません。
35
ありあけの つれなくみえし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし の特徴は?
なし
36
六歌仙全てあげよ
大友黒主・喜撰法師・小野小町・僧正遍昭・文屋康秀・在原業平
37
古今和歌集は醍醐天皇の命によって選ばれた最初の勅撰和歌集。 撰者は、○○・○○・○○・○○。
紀貫之・凡河内躬恒・壬生忠岑・紀友則
38
今こむと 言ひしばかりに 長月の
有明の月を 待ちいでつるかな
39
吹くからに 秋の草木の しをるれば
むべ山風を 嵐といふらむ
40
月見れば 千々に物こそ 悲しけれ
我が身ひとつの 秋にはあらねど
41
このたびは ぬさもとりあへず 手向山
紅葉のにしき 神のまにまに
42
名にしおはば 逢坂山のさねかづら
人に知られで くるよしもがな
43
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ
44
みかの原 わきて長るる いづみ川
いつみきとてか 恋しかるらむ
45
山里は 冬ぞさびしさ まさりける
人めも草も かれぬと思へば
46
心あてに おらばや折らむ 初霜の
おきまどはせる 白菊の花
47
ありあけの つれなく見えし 別れより
暁ばかり 憂きものはなし