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まとめ
  • あかり

  • 問題数 194 • 12/13/2024

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    問題一覧

  • 1

    飼料自給率の低さが引き起こす問題とその解決策

    輸入飼料に依存しているため、価格変動の影響を受けやすく、輸送費がかかってしまい、生産コストが増加する。解決策は食品廃棄物のリサイクルや副産物の活用を行い、飼料の多様化をすることだと考える。

  • 2

    特用家畜

    特用家畜とは、ウシ、ブタ、ニワトリ以外の家畜および家禽で、ヒツジ、ヤギ、ウズラなどのこと。

  • 3

    三圃式農業

    三圃式農業とはヨーロッパで行われている農業で、夏作、冬作、放牧を組み合わせた輪作体系である。

  • 4

    現代の馬生産の目的

    現代の日本の馬生産は、競走用が最も多く、次に肥育用、乗馬用の目的で生産されている。

  • 5

    生産立地と動物生産

    家畜生産は飼料作物生産と家畜飼養環境の両面から規定され、大きく遊牧型、放牧型、複合型、加工型の4つに分類できる。

  • 6

    日本の家畜生産の特徴

    土地への依存性が比較的高い大家畜生産においても飼料生産基盤が脆弱で輸入濃厚飼料に依存した飼養形態が多く、中小家畜経営においてはさらに飼料自給率が低い状況である。

  • 7

    日本の畜産の歴史

    明治時代に使役を目的とした役畜の飼養が行われるようになった。明治以降、欧米の畜産技術が導入され食生活のなかに畜産物が利用され始める。第二次世界大戦後、畜産が本格的に発展した。

  • 8

    家畜

    家畜とはその生殖がヒトの管理のもとにある動物のこと。

  • 9

    家畜化による動物の変化

    家畜化により繁殖能力が増加し、自然淘汰されないため変異が増加し、自己防衛能力が低下した。

  • 10

    Bakewellの改良技術

    Bakewellは改良目標を定めて、目標に近い個体を選抜してこれを繁殖に用いた。また、親子関係を記録し、子孫の能力を調査するなど後代検定に近いようなことも行っており、当時避けられていた近親交配を行って形質の固定を図っている。

  • 11

    ゲノミック育種価

    SNPなどのゲノム情報から予測された育種価。

  • 12

    量的形質

    泌乳や産肉など表現型値が量的に表されて、ほぼ正規分布の連続変異を示す形質。各効果は小さい複数の遺伝子に支配されている。

  • 13

    質的形質

    毛や角の有無などのように、非連続的な変異で、単純なメンデル遺伝をする形質。

  • 14

    ホルスタイン種

    黒白斑、白黒斑の被毛を外皮上の特徴とする。泌乳能力を重点的に改良したアメリカ型と、産肉能力にも配慮したヨーロッパ型に大別される。

  • 15

    ジャージー種

    被毛が褐色で、乳脂率が高い。日本では岡山、熊本、北海道で飼育されている。

  • 16

    黒毛和種

    被毛が黒褐色で、脂肪交雑の高い霜降り牛肉をつくり出す特徴がある。

  • 17

    褐色和種

    被毛が褐色で、黒毛和種に比べ肉質は劣るが増体能力に優れている。熊本系と高知系がある。

  • 18

    日本短角種

    被毛が濃赤褐色であり、泌乳能力に優れている。肉質はやや劣るものの、山地での放牧適性が高い。

  • 19

    無角和種

    被毛は黒色で、肥育が進むと脂肪が厚くなりすぎる傾向にあるが、赤肉としての肉質は良好である。

  • 20

    ヘレフォード種

    被毛は濃赤褐色で、筋繊維が荒く、肉の締まりに欠けるが、体質は強健で幅広い環境条件によく適応する。

  • 21

    アバディーンアンガス種

    被毛は黒色で無角。飼料の利用性は高く早熟で、脂肪交雑をはじめ肉質に優れている。

  • 22

    ブラーマン種

    被毛は灰色、褐色、黒色と様々であり、耳が垂れているのが特徴である。晩熟で肉質は良くないが、ダニ熱をはじめとして抗病性が高く、耐暑性、耐乾性に優れている。

  • 23

    アラブ

    優美な体型を持ち、運動性、強健性、持久性に優れている。

  • 24

    サラブレッド

    競走能力の向上を目標に改良されてきた。経済的価値の最も高い品種。

  • 25

    クォーターホース

    1/4マイルの競走用の馬として用いられる。多目的の乗用馬であり、短距離のダッシュ力はサラブレッドをしのぐ。

  • 26

    スタンダードブレッド

    繋駕速歩用の競走馬で非常にスタミナがある。

  • 27

    ブルトン

    中量級の輓用馬で、優雅なトロッコが特徴的である。

  • 28

    ペルシュロン

    軽快な輓用馬である。日本では第二次世界大戦前に軍用に改良され多用された。

  • 29

    シェトランド・ポニー

    1800年代にはイギリス北部の炭鉱でマインホースとして盛んに用いられた。現在では子供の乗馬として用いられている。

  • 30

    日本在来馬

    北海道和種、木曽馬、対州馬、トカラ馬、御崎馬、与那国馬、宮古馬、野間馬の8品種がある。

  • 31

    大ヨークシャー種

    毛色は白色で耳は大きく立っている。産子数は多く、泌乳能力と産肉能力も高いため、三元交雑に利用されている。

  • 32

    ランドレース種

    毛色は白、耳は大きく前方に下垂している。ベーコン型であり、産子数は多く、泌乳能力も高い。三元交雑における雌系品種として利用されている。

  • 33

    デュロック種

    毛色は赤褐色、黄褐色、黒褐色で、顔は僅かにしゃくれている。耳は立っているが先端が前に折れている。発育が早く、飼料効率が優れており、赤肉割合と筋肉内脂肪含量が高い。ミート型である。三元交雑の雄系品種として利用されている。

  • 34

    バークシャー種

    毛色は黒色だが、鼻端、尾端および四肢端が白い。顔は僅かにしゃくれている。ミート型であり、枝肉割合は高く、肉質は繊細で柔らかく良好である。

  • 35

    中ヨークシャー種

    毛色は白、耳は立っており、顔はしゃくれている。発育は遅く皮下脂肪が厚い。肉質は良いとされている。ミート型である。

  • 36

    ハンプシャー種

    毛色は黒で、肩から前足にかけて白帯がある。耳は立っている。ミート型である。

  • 37

    梅山豚

    中国の在来種である。毛色は黒色で四肢は白い。顔はしゃくれており、耳は大きく垂れている。産子数は非常に多く、産肉性は低い。

  • 38

    ゲッチンゲンミニブタ

    ドイツのゲッチンゲン大学で小型化を目指して作出したミニブタである。有色系統と白色系統がある。主に医学分野で利用されている。

  • 39

    日本在来豚

    沖縄在来豚のアグーと奄美諸島の奄美豚の2種がある。黒色でラード型である。

  • 40

    豚の三元交雑

    三品種あるいは三系統を用いた交雑法。二品種間の交雑種を雌として、3番目の品種を雄として交配する。ヨークシャー、ランドレース、デュロックの三品種を交配する。

  • 41

    レグホーン

    卵用品種である。白色、褐色、黒色など12の内種が存在する。単冠、白耳朶、黄脚をもち、白色卵を産む。

  • 42

    コーニッシュ

    肉用品種である。赤色コーニッシュと白色コーニッシュが存在する。赤耳朶、黄脚を持ち、褐色卵を産む。

  • 43

    プリマスロック

    卵肉兼用品種である。横斑、白色、バフなどの品種がある。単冠、赤耳朶、黄脚を持ち、褐色卵を産む。

  • 44

    ロードアイランドレッド

    卵肉兼用品種である。尾羽と主翼羽の一部は黒色であるが、体幹の羽毛は赤味を帯びた濃褐色である。単冠、赤耳朶、黄脚をもち、褐色卵を産む。

  • 45

    ニューハンプシャーレッド

    卵肉兼用品種である。ロードアイランドレッドをもとにして選抜育種によって作出された品種である。体幹の羽毛色は黄褐色である。単冠、赤耳朶、黄脚を持ち、褐色卵を産む。

  • 46

    実験動物

    目的にあった遺伝的な性質を持つように育種され、計画的な交配で維持された系統がある。遺伝的制御によって、近交系、ミュータント系、クローズドコロニーなどに分類される。

  • 47

    性腺の分化

    哺乳類では、性決定遺伝子であるY染色体上にあるSRY遺伝子の発現やその下流におけるSOX9遺伝子の発現などによって未分化性腺が精巣に分化する。一方で、SRY遺伝子がないとき、未分化性腺はX染色体上にあるDAX-1遺伝子などの発現を受け卵巣に分化する。

  • 48

    生殖器の分化(内部生殖器)

    未分化性腺が精巣に分化した雄性では抗ミュラー管ホルモンがミュラー管を退化させ、テストステロンがウォルフ管を発達させる。ウォルフ管は精巣上体、精管、精嚢腺に発達する。未分化性腺が卵巣に分化した雌性では抗ミュラー管ホルモンやテストステロンが分泌・合成されないため、ミュラー管が発達し、ウォルフ管が退化する。ミュラー管は卵管、子宮部に発達する。

  • 49

    生殖器の分化(外部生殖器)

    尿生殖洞が雄性において前立腺、尿道球腺、膀胱に、雌性において膣前庭、尿道、膀胱に分化する。生殖結節は雄性において陰茎に、雌性において陰核に分化する。前庭襞が雄性において陰嚢に、雌性において陰唇に分化する。

  • 50

    脳の性分化

    雄性では精巣から合成・分泌されるテストステロンを介した雄性化、雌性では基底状態のままとなり雌性化が起こる。

  • 51

    間性

    解剖学的に完全な雌性または雄性を示さず、両性の特徴を伏せもつ異常である。

  • 52

    フリーマーチン

    ウシの異性多胎において、雌胎児の約9割が性の分化に異常を生じ、絶対的不妊症となることである。

  • 53

    半陰陽

    真性半陰陽と仮性半陰陽がある。真性半陰陽は、1個体の性腺において、卵巣と精巣の両方の性腺をもつか両性の組織が混在した卵精巣をもつ。仮性半陰陽は、卵巣か精巣の一方の性腺をもつが、表現型である外部生殖器が性腺と反対の性を示すものである。

  • 54

    潜在精巣

    一側性あるいは両側性の精巣が正常に陰嚢内に下降しない先天異常であり、精子形成が阻害される。

  • 55

    性の人為的区別

    性を人為的に区別する技術は、配偶子段階で性を選別する方法と接合子の性を判別する方法がある。

  • 56

    性成熟

    動物が繁殖活動期を迎えること。雌雄ともに配偶子を生産し性行動のすべてを表し、交配することで雌が妊娠し、雄は妊娠させられる状態に達したことをいう。性成熟過程の開始の時期を春機発動期、性成熟に達する時期を性成熟期という。

  • 57

    雄畜における性成熟期

    雄では春機発動とともにGTHの分泌増加がテストステロンレベルを上昇させ、精巣の容積が増大し、精細管内に精子が発現する。

  • 58

    雌畜における性成熟期

    雌の春機発動は初期排卵がはじまる時期である。排卵可能な大卵胞が発育しはじめ、生殖機能を獲得し、発情行動を伴った排卵によって性成熟に達する。

  • 59

    ライフサイクル

    繁殖非活動期の後、春機発動、性成熟を経て生殖能力を持つ繁殖活動期、性腺機能停止までの繁殖活動の変化のこと。

  • 60

    完全生殖周期、不完全生殖周期

    繁殖活動期の生殖周期中に妊娠、分娩、哺育を含む場合を完全生殖周期、妊娠が入らない周期をくり返す場合を不完全生殖周期という。

  • 61

    季節周期

    決まった季節に繁殖活動が出現する動物を季節繁殖動物、年間を通じて繁殖活動が出現する動物を周年繁殖動物という。季節繁殖動物は春から初夏に交配する長日繁殖動物と秋から冬に交配する短日繁殖動物がある。

  • 62

    自然排卵と交尾排卵

    排卵に交尾刺激が必要ない動物を自然排卵動物、交尾刺激によって排卵する動物を交尾排卵動物という。

  • 63

    発情周期

    一発情周期は発情、排卵、黄体形成、黄体退行、卵胞発育。卵胞期と排卵後の黄体期からなる発情周期を完全発情周期、黄体期がない発情周期を不完全発情周期という。単発情動物は一繁殖期の発情周期が1回であり、無発情期が長く持続する。多発情動物は受胎しない限り発情をくり返す。

  • 64

    発情期の挙動

    雌牛の発情判定は通常はスタンディングの確認によって行う。雄牛の発情判定はフレーメンによって確認する。

  • 65

    妊娠認識物質

    インターフェロンtは胚のうち胎盤を形成する栄養膜細胞が産生するタンパク質。

  • 66

    卵胞刺激ホルモン(FSH)

    視床下部からのGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)の刺激により、合成と分泌が促進される。雌では未成熟卵胞の発育を促し、雄ではABP(アンドロジェン結合タンパク)の産生を刺激する。

  • 67

    黄体形成ホルモン(LH)

    視床下部からのGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)の刺激により、合成と分泌が促進される。雌においてサージにより排卵と卵胞の黄体化を誘起し、雌雄両方で性腺の性ステロイドホルモン産生を促進する。

  • 68

    プロラクチン

    雌において乳腺の分化や発達、乳汁の合成と分泌を促進する。雄ではアンドロジェンとともに前立腺、精嚢腺などの副生殖腺の発育を促す。

  • 69

    エストロジェン

    雌の二次性徴の発達、発情兆候の発現、副生殖器の発育と機能の亢進。また、妊娠後期には胎盤性のエストロジェンにより乳腺の発達が促される。

  • 70

    アンドロジェン

    雄において、生殖器と中枢の雄性化、二次性徴の発達と性機能の維持をおこなう。精嚢腺、前立腺など副生殖器を発達させ、精細管での精子形成を進展させる。また、タンパク質同化作用により筋肉量を増加させて雄型の体型をつくり、雄性行動と攻撃性を亢進する。

  • 71

    ジェスタージェン

    妊娠の成立と維持に重要なホルモンである。子宮の蠕動運動を抑制する。また、全身の代謝を亢進し、基礎体温を上昇させる。

  • 72

    リラキシン

    妊娠の維持と円滑な分娩に必要なホルモンであり、妊娠中期には子宮筋を弛緩させて子宮を拡張し、分娩期には頸管の拡張と骨盤靱帯の弛緩により分娩を助ける。

  • 73

    インヒビン

    下垂体におけるFSHの合成と分泌を抑制する。

  • 74

    アクチビン

    下垂体におけるFSHの合成と分泌を促進する。また、雄では精子形成を、雌では卵胞のステロイドホルモン産生を促進する。

  • 75

    人工授精の利用効果

    ①家畜改良の促進 ②遺伝的能力の早期判定 ③生殖器感染症の防止 ④種付け業務の省力化と経費の節減 ⑤繁殖成績の向上

  • 76

    人工授精による留意点

    ①種雄畜が不良遺伝子を所有している場合、不良形質の遺伝子を短時間に拡散する可能性がある。 ②精液中に病原体が含まれている場合、自然交配に比べ拡散速度も早く、被害の範囲が拡大する。 ③消毒が不十分な器具類や未熟な技術により、生殖器の感染症の誘発や生殖器の損傷により繁殖障害を引き起こすことがある。 ④自然交配よりも受精操作に時間がかかることがある。 ⑤技術者の養成と特別な施設が必要である。 ⑥故意あるいは不注意による人為的な注入精液の取り違え事故が発生することがある ⑦特定の種雄畜による産子生産に偏りすぎると、遺伝的多様性が急速に消失して、将来の育種改良が困難になる場合がある。

  • 77

    人工授精を取り巻く近年の問題

    受胎率が低下し、それに伴い分娩間隔が延長している。

  • 78

    胚移植

    ある雌畜の体内からとり出された発情初期の胚、あるいは卵子を体外受精させ発育させた胚から良質なものを選抜し、他の雌畜の卵管または子宮内に移して妊娠させ子畜を得ること。

  • 79

    胚移植の意義

    ①育種改良の迅速化 ②特定品種の増殖 ③多子生産技術への利用 ④繁殖における伝染性疾患の防止 ⑤輸送・流通における利点 ⑥ジーンバンク・学術研究への利用

  • 80

    胚の2分法

    胚を2分離して、それぞれを移植し、遺伝的に相同な一卵性双子を生産する方法。クローン生産技術としても位置づけられる。

  • 81

    胚の性判別

    胚の一部の細胞を採取し、性染色体像を観察する染色体検査法および雄特異的DNAの検出、LAMP法による方法がある。

  • 82

    臓器移植用遺伝子組換えブタ

    ブタの臓器は大きさや解剖学的・生理学的特徴がヒトに類似している。ブタ臓器をヒトに移植したときに超急性拒絶反応が発生しないように遺伝子組み換えをしたブタ。

  • 83

    疾患モデルブタ

    マウスでは再現出来ないヒトの病態を遺伝学的、生理学的にヒトに近いブタを用いて再現したブタのこと。

  • 84

    家禽の生殖系列キメラの作出法

    ニワトリの生殖系列キメラは、杯盤葉細胞や始原生殖細胞を宿主胚へ移植することにより作出できる。

  • 85

    遺伝情報であるゲノムDNAを保有し、3種類のRNAの合成の場となる。核の構成は、核膜、核小体、染色質(クロマチン)、核質からなる。

  • 86

    細胞膜

    脂質二分子層からなり、細胞内部を外部から区画して保護する。

  • 87

    ミトコンドリア

    ATPを産生するが、最近では、カルシウム貯蔵、アポトーシスにも深く関与することが指摘されている。

  • 88

    小胞体

    外表面にリボソームが付着している粗面小胞体と付着していない粗面小胞体がある。粗面小胞体ではタンパク質翻訳が行われ、滑面小胞体ではリン脂質の合成が行われている。

  • 89

    ゴルジ体

    粗面小胞体から送られてきたタンパク質をシス面で受け取り、タンパク質を修飾・分別して、トランス面で、分泌顆粒、分泌小胞の形成を行う。

  • 90

    リソソーム

    加水分解酵素を含み、細胞の外から取り込んだ異物の分解処理や、細胞自身の老廃物を消化する作用をもつ。

  • 91

    リボソーム

    細胞質内に散在する遊離型リボソームと粗面小胞体の表面に付着する付着型リボソームがある。タンパク質合成を行っている。

  • 92

    細胞骨格

    細胞の形の保持に役立つほか、細胞小器官の配置、細胞内の物質輸送、分泌、吸収、細胞増殖、細胞間相互作用などに関与する。

  • 93

    神経細胞の機能

    神経には軸索が髄鞘に覆われている有髄神経と、髄鞘に覆われていない無髄神経がある。髄鞘はシュワン細胞が軸索に巻き付いて出来たもので、ミエリンという電気的抵抗性の高い脂質に富み、軸索を周囲から絶縁している。

  • 94

    末梢神経による調節

    体性神経系と自律神経系がある。体性神経は運動神経と感覚神経からなり、骨格筋の随意運動および感覚の受容を行い中枢神経系と連絡している。自律神経は交感神経と副交感神経からなり、内臓諸器官を二重に拮抗的に支配している。

  • 95

    脳幹における調節機構

    脳幹は動物が生命を維持するための自律的な中枢機構であり、また、終脳からの遠心性神経や感覚神経の通路あるいは中継点となっている。

  • 96

    延髄・橋

    各部位間の伝導路であると共に、呼吸運動、血液循環、消化器官、眼の運動など、生命の維持に重要な自律神経が存在する。

  • 97

    中脳

    体位を正常に保つための姿勢反射における中枢が存在する。

  • 98

    小脳における調節機構

    平衡機能の調節や姿勢反射の調節、随意運動による推尺調節などを行う。

  • 99

    大脳皮質における調節機構

    辺縁系は視床下部と協調して自律性反応、摂食行動、性行動、情動行動および生体リズムの発現に関与している。新皮質は各細胞群の部位に特有の機能を営んでいる。

  • 100

    体液の構成

    体液とは体内の液体成分の総称であり、細胞内液と細胞外液に大別される。細胞内液は体重の約40%を占める。細胞外液は体重の約5%の血漿と15%の間質液で占められている。