問題一覧
1
月は隈なきをのみ見るもの"かは"
反語
2
咲き "ぬ" "べき" ほどの梢
強意, 推量
3
"花"は盛りに の意味
桜
4
月は"隈なき"をのみ見るものかは の意味
影がない
5
"咲きぬべき"ほどの梢 の意味
咲きそう
6
月の傾くを"慕ふ"ならひはさることなれど の意味
愛惜する
7
"殊に" "かたくななる" 人を の意味
特に, 情趣を解さない
8
男女の"情け"も の意味
恋愛
9
雨に"対ひて"月を恋ひ
むか
10
歌の"詞書"にも
ことばがき
11
"殊"にかたくななる人ぞ
とく
12
"男女"の情けも
おとこおんな
13
"浅茅が宿" に昔をしのぶこそ
あさじがやど
14
「花見にまかれ "り" "ける"に。
完了, 過去
15
早く散り過ぎ "に" "けれ" ば」
完了, 已然
16
「障ることありてまからで」なども書け"る"は、
存続
17
月の傾くを慕ふならひはさること"なれ"ど
断定
18
「この枝、かの枝散り"に" "けり"。
完了, 過去
19
今は見どころなし。」などは言ふ"める"
婉曲
20
あはでやみ"に" "し" 憂さを思ひ
完了, 過去
21
色好むとはいは"め".
推量
22
「花見に"まかれ"りけるに、の意味
出かけました
23
「"障る"ことありてまからで」の意味
差し支える
24
ひとへに"あい見る"をばいふものかは の意味
契りを結ぶ
25
あたなる契りをかこち の意味
儚い約束を嘆いたり
26
"遠き雲居"を思ひやり の意味
はるかかなた
27
"浅茅が宿" に昔を "しのぶこそ" の意味
荒れ果てた家, 懐かしく
28
"色好む"とはいはめ の意味
恋の情趣がわかる
29
望月の隈なきを"千里の外"までながめたるよりも
ちざとのほか
30
"木の間"の影
このま
31
うちしぐれたる"群雲隠れ"のほど
むらくもがく
32
"椎柴"、"白樫" などの濡れたるやうなる
しいしば, しらかし
33
月の夜は"閨"のうちながらも思へるこそ
ねや
34
"連歌"して
れんが
35
"望月" の隈なきを "千里の外" までながめたるよりも の意味
満月, はるか遠いところ
36
木の間の"影" の意味
光
37
うちしぐれたる"群雲隠れ"のほど の意味
一群の雲
38
またなくあはれなり の意味
この上なく趣深い
39
椎柴、白樫 の意味
椎の木, 白樫の木
40
"心"あらん友もがなと の意味
情趣のわかる
41
"さのみ"目にて見るものかは
そうむやみに
42
月の夜は"閨"のうちながら思へるこそ の意味
寝室
43
暁近くなりて待ち出で"たる"が
完了
44
青みたる"やうに"て
比況
45
心あら "ん" 友 "もがな"と
婉曲, 願望
46
月の夜は閨のうちながらも思へ"る"こそ
存続
47
"よき人は" の意味
身分が高く教養のある
48
ひとへに"すける"さまにも見えず の意味
風流にふける
49
"興ずる" さまも "なほざりなり" の意味
物事を面白がる, あっさり
50
"色濃く"よろづはもて興ずれ の意味
しつこく
51
"ねぢ寄り"立ち寄り の意味
身をねじる
52
"あからめもせず"まもりて の意味
わき見もせずじっと見つめて
53
"心なく"折り取りぬ の意味
分別をわきまえず
54
心なく折り取り"ぬ"
強意
55
月は隈なきを"のみ"見るものかは
限定
56
月は隈なきを見"たる"よりも
完了
57
花は盛りをのどかに見"まほしく"
希望
58
月は隈なから"ん"ことを思ふ心のせちなるからこそ
婉曲
59
さもえあらぬを嘆きたる"なれ"
断定
60
月に雲を願ひたるはあら"ん"
推量
61
かの法師が言へる"ごとくなる"は
例示
62
人の心に逆ひ"たる"
完了
63
いかにぞや の意味
いかがなものか
64
花のもとには風を"かこち"
嘆き
65
月の夜は雲を"厭い" の意味
嫌がり
66
待ち惜しむ"心づくし"を詠めるぞ多くて の意味
気をもむ
67
花は盛りをのどかに"見まほしく" の意味
見たがり
68
心の"せちなる"からこそ の意味
切実である
69
"さもえあらぬ"を嘆きたるなれ の意味
そうはなり得ない
70
かの法師が言へる"ごとくなる"は の意味
ような
71
後の世の "さかしら心" の作り "雅び" にして の意味
利口ぶった, 風情
72
まことの"雅び心"にはあらず の意味
風流心
73
月の夜は雲を"厭ひ"
いと
74
人の心に"逆ひたる"
さから
75
なべての人の願ふ心に"違"へるを雅びとするは
たが
76
人のまことの"情"ならめや
こころ
77
"なべて"の人の願ふ心に違へるを雅びとするは の意味
一般
78
うれしきことは "さしも" 深くは "おぼえぬ" ものにて の意味
それほど, 感じない
79
心にかなはぬことぞ深く身にしみては"おぼゆるわざ"なれば の意味
感じることであるから
80
"すべて" の意味
およそ
81
心にかなはぬ"筋"を悲しみ憂へたるに の意味
事柄
82
しかりとて の意味
だからといって
83
"わびしく" の意味
つらく
84
なべての人の願ふ心に違へ"る"を雅びとするは
存続
85
作りことぞ多かり"ける"
詠嘆
86
あへ"る"を喜ぶ歌は心深からで
完了
87
うれしきを詠め"る"歌には
完了
88
心にかなはぬ筋を悲しみ憂へ"たる"に
完了
89
あはれなるは多き"ぞかし"
念押し
90
わびしく悲しきを雅びたりとて願は"ん"は
婉曲
91
人のまことの情 "なら" "めや"
断定, 推量
92
人は"四十"に足らで死なんこそ
よそぢ
93
命長からんことを願ふをば心"汚"きこととし
ぎたな
94
"めやすかるべけれ" の意味
見苦しくないであろう
95
"中ごろよりこなた"の人の の意味
平安時代後期以降
96
"たとひ" の意味
仮に
97
"まれまれには"まことにしか思ふ人のアランも の意味
たまには
98
仏の教へに"惑へる" の意味
迷っている
99
めやかすかる"べけれ"
推量
100
仏の道にへつらへ"る"ものにて
完了