問題一覧
1
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:うちうなづきて、御顔を《まもりて》、涙の落つべかめれば立ちておはしぬ。 訳:匂の宮はうなずいて、紫の上のお顔を【 】、涙が落ちて来そうなので立って、部屋の外へいらっしゃった。
見つめて
2
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:むかし、男、後涼殿のはさまを《渡りけれ》ば、 訳:昔、男が、後涼殿と清涼殿のすき間を【 】ところ、
通った
3
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:いかなる人、蝶《めづる》姫君につかまつらむ。 訳:どのような人が、蝶を【 】姫君にお仕えしているのだろう。
愛する
4
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:(紫の上を)二条の院に《渡し》奉り給ひつ。 訳:(紫の上を)二条院に【 】申し上げなさった。
移し
5
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:後の矢を《たのみて》、初めの矢になおざりの心あり。 訳:あとの矢を【 】、最初の矢を射るのにいい加減な気持ちが起こる。
当てにして
6
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:《たのめし》をなほや待つべき 訳:あなたが私に【 】ことをやはり待つべきでしょうか。
当てにさせた
7
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:後ろ見《ありき》給ふめる。 訳:世話をし【 】なさっているようだ。
続け
8
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:あとに《呼ばふ》声あり。かへりみれば人なし。 訳:後ろで【 】声がする。振り返ってみると誰もいない。
呼び続ける
9
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:少し《おぼえたる》ところあれば、子なめりと見給ふ。 訳:少し【 】ところがあるので、尼君の子であろうと光源氏はご覧になる。
似ている
10
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:中納言、たちまちに御《ここち》も止みてめでたし。 訳:中納言は、たちまちにご【 】も治り、素晴らしいことだ。
病気
11
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:世の中にまた類ある事とも《おぼえ》ず。 訳:世の中にまた類例があることとも【 】ない。
思われ
12
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:もし《ありくべき》ことあれば、自ら歩む。 訳:もし【 】ことがあると、自分の足で歩く。
出歩かなければならない
13
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:めでたしと《みる》人の、心劣りせらるる本性見えむこそ、口惜しかるべけれ。 訳:すばらしいと【 】人が、思っていたより劣っている人だと感じられるような本性が見えるのは、残念であるに違いない。
思う
14
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:《きこえぬ》ことども言ひつつよろめきたる、いとかはゆし。 訳:年をとった法師が、【 】ことを言ってはよろめいているのは、とても見るに堪えない。
分からない
15
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:この少将をばよき婿として《かしづき》、 訳:この少将をよい婿として【 】、
大切に世話をし
16
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:都の中とも《見えぬ》所のさまなり。 訳:都の中とも【 】場所の様子である。
思われない
17
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:はやく《みし》女のこと、ほめ言ひ出でなどするも、程経たることなれど、なほにくし。 訳:以前【 】女性のことを、ほめて口に出したりするのも、時が経ったことであってもやはり気にくわない。
関係を結んだ
18
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:「こぼれてにほふ花桜かな」と《ながめ》ければ、その声を院聞こしめさせたまひて、 訳:誰かが「咲きこぼれて美しい桜の花よ」と【 】ので、その声を院がお聞きになって、
口ずさんだ
19
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:女のえ得まじかりけるを、年を経てよばひ《わたり》けるを、 訳:妻にしたくてもできなかった女を、何年間も求婚し【 】いたが、
続けて
20
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:《よばふ》人もいと多かりけれど、かへりごともせざりけり。 訳:【 】人も実に多かったが、返事もしなかった。
求婚する
21
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて《ときめき》給ふありけり。 訳:それほど高貴な身分ではない方だったが、際立って帝の【 】いらっしゃる方があった。
寵愛を受けて
22
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:うちある調度も昔《おぼえて》、 訳:ちょっと置いてある調度も昔が【 】、
思い出されて
23
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:よき人は、ひとへに《すける》様にも見えず、 訳:身分が高く教養がある人は、ひたすら【 】ようにも見えず、
風流を好んでいる
24
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:禄に大袿《かづきて》、 訳:褒美として大袿を【 】、
頂いて
25
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:夕霧立ち《わたり》て、 訳:夕霧が【 】立って、
一面に
26
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:(光源氏は僧都に若紫の素性を聞こうとしている)《すきずきしき》方にはあらで、まめやかに聞こゆるなり。 訳:「(姫君のことは)【 】気持ちからではなく、まじめに申し上げるのである。
好色な
27
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:蛍のとび《ありき》けるを 訳:蛍が飛び【 】いたのを
まわって
28
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:抱きて寝たるに、《おどろきて》児を見るになし。 訳:抱いて寝たのに、【 】子供を見るといない。
目を覚まして
29
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:(娘に恋しい人ができたので)親も《見ず》なりにけり。 訳:(娘に恋しい人ができたので)親も娘の【 】なってしまった。
面倒を見なく
30
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:(夕霧は自分のことを棚に上げて説教する父を)「かかる《すき》はいでや」と見奉り給ふ。 訳:「(父上もご自身の)このような【 】はさあどうだろうか」と思い申し上げなさる。
色好み
31
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:故姫君は、十ばかりにて殿に《おくれ》給ひしほど、 訳:亡くなった姫君が、十歳ぐらいで父君に【 】なさったとき、
先立たれ
32
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:さて、出でて行くと《見え》て、前栽の中に隠れて、 訳:そして、男は出ていくと【 】、庭の植え込みの中に隠れて、
見せて
33
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:女、をとこの家にいきて《かいまみける》を、 訳:女は、男の家に行って【 】ところ、
覗き見た
34
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:まいて海女の《かづけ》しに入るは憂きわざなり。 訳:まして海女が【 】をしに海に入ることはつらいことである。
潜り
35
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:親たち《かしづき》給ふことかぎりなし。 訳:親たちが姫君を【 】なさることこの上ない。
大切に育て
36
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:身にやむごとなく思ふ人の《なやむ》を聞きて、 訳:自分にとって大事に思っている人が、【 】のを聞いて、
病気で苦しむ
37
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:(中納言は)御衣脱ぎて《かづけ》給うつ。 訳:(中納言は)お召し物を脱いで、褒美として【 】なさった。
お与え
38
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:「《おこたり》申しにまうでたるなり」といひて 訳:「【 】を申し上げに参上したのです」と言って
おわび
39
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:山にこもりて《おこなはむ》。 訳:山に籠って【 】。
仏道修行をしよう
40
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:この頃もののけにあづかりて《こうじに》けるにや、 訳:験者はこのごろもののけの退治にかかわって【 】しまったのだろうか、
疲れて
41
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:この歌に《めでて》あひにけり。 訳:女はこの歌に【 】男に逢ってしまった。
感嘆して
42
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:傍らなる足鼎を取りて、頭に《かづきたれ》ば、 訳:そばにある三本足の鼎を取って、頭に【 】ところ、
被った
43
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:鶴はいとこちたきさまなれど、鳴く声雲居まで《きこゆる》、いとめでたし。 訳:鶴はとても大げさな姿であるが、鳴く声が天まで【 】のは、実にすばらしい。
聞こえる
44
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:高倉の宮の御子の宮たちのあまた《わたらせ給ひ》候ふなる。 訳:高倉の宮のお子様の宮たちが大勢【 】そうです。
いらっしゃる
45
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音に《おどろかれ》ぬる 訳:秋が来たと目にははっきりと見えないが、風の音に自然と【 】しまった。
気づいて
46
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:宮仕へに次ぎては、親王たちにこそ《見せ》奉らめ。 訳:(大切に育てている娘の将来は)宮仕え(をさせるか、それ)に次いでは親王たちと【 】申し上げるのがよかろう。
結婚させ
47
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:日ごろ《いたはる》ところ侍りて、 訳:数日来【 】ことがございまして、
病気で苦しむ
48
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:世の中に《ときめき》給ふ雲客、桂より遊びて帰り給ふが、 訳:世の中で時流に乗って【 】なさっている殿上人が、桂から遊んでお帰りになっていたが、
栄え
49
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:むかし、《すき》者ども集まりて、歌よみけるに、 訳:昔、【 】人たちが集まって、歌を詠んだのだが、
風流
50
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:暮れがたき夏の日ぐらし《ながむれ》ば 訳:なかなか暮れない夏に、一日中【 】と、
もの思いに沈んでいる
51
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:いかならむ人にも《みえ》て、身をも助け、幼き者どもをもはぐくみ給ふべし。 訳:相手がどのような男でも【 】て、自身の身を守り、幼い子供たちを大切に育ててください。
結婚して
52
次の空欄に入る、《 》内の古語が意味する現代語は何か、答えなさい。 本文:都に《きこえたる》白拍子の上手一人出で来たり。 訳:都で【 】の白拍子の名人が一人出て来た。
噂